最新更新日:2024/06/21
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

結果がすべてか

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 今日の集会では,学校の目的を再確認しながら,努力を続けることの大切さについて話しました。

 先週の集会で,自転車の練習を例に挙げ,努力を続けることの大切さを話しました。しかし,どれだけ一生懸命努力し続けても,思うような結果が出ないことがあります。ひょっとしたら,結果が出ないことの方が多いかも知れません。では,その努力は無駄なのでしょうか。
 現実の社会を見てみましょう。
 例えばプロ野球の選手。打率が3割のバッターと2割のバッター,どちらが評価されるでしょうか。当然3割の方です。この二人がどの程度の努力をしていたか,その努力の量が評価されることはなく,結果のみが評価されます。また,例えば営業マン。年間の売り上げを一千万円あげた人と百万円しかあげなかった人。その企業にとって,どちらが有能な社員か。当然一千万円の人です。ですから,給料もそちらの人の方が多くて当たり前です。この場合も努力の量が給料に反映されることはありません。
 このように,現実の社会では結果のみによってその人が評価されます。このことについて皆さんはどう思うでしょうか。努力も評価して欲しい,と思う人もいるかも知れません。
 しかし,プロ野球はチームが勝つことを要求されています。ですから,その人がチームが勝つことに貢献できているかどうかで評価されるのは当然です。また,企業は利益をあげることを要求されています。ですから,その人が企業の利益に貢献できているかどうかで評価されるのは当然です。現実の社会は厳しいものです。結果がすべてと言っても過言ではありません。
 しかし,どんな世界でも,結果を残すには努力が必要です。努力のないところには結果もありません。
 かの天才バッターイチロー選手の言葉に次のようなものがあります。
 「努力せずに何かできるようになる人のことを天才というのなら,僕はそうじゃない。努力した結果,何かができるようになる人のことを天才というのなら,僕はそうだと思う」
 要するに,イチロー選手が結果を残せているのは,努力があったからこそ,ということです。結果を残すためには,必ず努力が必要なのです。現実の社会では,結果を残すことを目的として人は努力するのです。
 では,学校はどうでしょうか。学校でも,学習成績や部活動などで結果を残すために皆さんは努力します。しかし,学校は結果を残すことだけを目的としているわけではありません。学校は,生徒が人間的に成長することを最大の目的としています。その成長の中には,努力することも含まれます。学校では,努力できる人を育てることも大切で大きな目的です。通知票の成績を,テストの結果だけではなく,普段の努力の様子も含めて評価しているのはそのためです。
 努力しても結果が出ないことは必ずあります。これは,勉強に限らず,部活動なども含めてです。しかし,今は結果を出すことが目的ではなく,将来のために努力できる自分を作っているのだと考え,努力を続けて欲しいと思います。そして,その先に結果が残せれば最高ですね。

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