最新更新日:2024/09/21 | |
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理科の授業から授業の始まる前に教室に行くと,全員が各自,あるいは友達同士で原子記号や化学式を一生懸命覚えていました。この日は小テストがあり,それに備えての勉強のようです。高得点を取ろうとする意欲がかなり高いと感じました。 テストプリントを配付するときに,先生は,列の先頭の生徒に「お願いします」と言いながら渡し,渡された生徒は「ありがとうございます」と言って受け取り,後ろの生徒に回していました。些細なことかも知れませんが,大切な一言であり,こういった言葉のやりとりを見ている生徒は,自然にその大切さを感じ,身に付けていくのではなでしょうか。そして,そのことが当たり前になっていくように思います。 テスト時間はおよそ10分。テスト開始時に時間を決めてあったのではなく,「まだ時間の欲しい人は?」と確認しながら終了時間を決めていました。テスト時間があまり間延びしてもいけませんが,生徒に納得のいくまで取り組ませたいという配慮を感じました。 9割以上の生徒が,解答欄の全てを埋めており,正解かどうかの結果はともかく,こういった生徒の姿勢が素晴らしいです。 テスト終了後,すぐに3〜4人グループで答え合わせが始まりました。答案用紙を互いに交換し,教科書などを見ながら回答の横に小さく○付け。一通り終わったところでさらに交換。3人グループなら小さな○が2個,4人なら3個付くことになります。グループのメンバー全員が,他の答案全てを見て確認,ということです。その後,答案用紙を本人に返却し,確認と間違い直しに入りました。 この一連の流れを見ていて,互いにみんなで覚えていこうという雰囲気を感じました。間違い直しのときに,「O(酸素)の書き方は〜だよ」「いつもこれを間違えちゃう」「しっかり覚えなきゃ」「C(炭素)は大文字だよ」「aを付け忘れてるね」といった教え合いの声が,いたるところから聞こえてきました。 普通,小テストも回収して先生が採点します。しかし,この授業のように,テスト後すぐに答え合わせをすることによって,すぐに結果が分かります。そして,すぐに間違い直しをすることで記憶に残りやすいのではないでしょうか。さらに,グループで一緒に活動することで,みんなで,といった雰囲気や教え合いが生まれます。もちろん,指導は入っているでしょうが,生徒たちは実に自然に取り組んでいました。 一通りの活動が終わったグループは,テストプリントの「練習」の欄に,原子記号や化学式を書いていました。しかも,先生からの指示は一切ありません。とにかく何もせずにぼーっとしている生徒はいないのです。授業でのよい習慣がかなり身に付いている印象を持ちました。 |
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