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最新更新日:2024/06/18 |
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数学の授業から![]() ![]() 単項式と単項式のかけ算の方法を理解することとその練習がねらいの授業でした。 授業のはじめに次のようなやりとりがありました。「この前は何をやった?」「たし算とひき算」「じゃあ今日は何をやると思う?」「かけ算と割り算」。 生徒は,次に学習すべき内容は先生が示してくれると思っています。しかし,このようなやりとりを行うことによって,生徒自らが次の学習内容を意識するようになると思います。生徒は学校を離れると,学習すべきことは自分で考えなければなりません。些細なことかも知れませんが,次の学習内容を予想する場面を作ることは非常に大切です。 「+」×「−」→「−」といったように,2数の符号によって,積の符号がどうなるのかを確認した後,図を使って2a×3bの求め方を,生徒とのやりとりを通して理解させていきました。 2a×3bの求め方を,数の部分をかけて6,文字の部分をかけてab,合わせて6abと,方法だけ教え,あとは練習,といった指導もあります。もちろん,それもありだと思いますが,この授業はそうではありませんでした。 2a×3bは,大きな長方形の縦×横なので,大きな長方形の面積を表しています。これは,中の小さな長方形の面積abが6個分。ですから6ab。よって,2a×3b=6abとなります。このことを先生は,図を使って理解させようとしていました。また,いきなりa,bといった文字で考えさせるのではなく,具体的な数で進め,その後に文字で考えさせました。まだまだ文字に抵抗のある生徒もいます。このようなていねいな指導は,生徒が文字を使いこなせるようになるためにはとても大切です。 このような図を使った手法には,同じ物(大きな長方形の面積)を,別な二つの方法(縦×横と小さな長方形6個分)で表し,これら二つをイコールで結ぶ,といった考え方が根底にあります。これは,等しいことを説明するために,今後も活用できる非常に有効なものです。計算ができればよしとするのではなく,生徒がこういった考え方を身につけてくれれば最高です。改めてそんなことを感じました。 その後,プリントを使って計算練習を行いました。このとき,何問かあるうちの初めの5問ができた段階で,3〜4人グループで確認をさせました。そして,確認ができたところで次の問題に入らせていました。また,a×a=a(2乗) ,−a×a=−a(2乗) を確認した上で,(−a)(2乗) の計算についてグループで確認させ,その方法と結果を発表させていました。 練習のでき具合を見てみるとかなりよかったです。やはり,グループでの活動が有効に機能していると感じました。 |
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