最新更新日:2024/09/24 | |
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働くこと今週は,いよいよ入試が本格的に始まります。これまでに蓄えてきた力を十二分に発揮し,悔いの残らないように頑張って欲しいと思います。 2年生も,今週はいよいよ職場体験に出かけます。明日は事前訪問。準備は着々と進んできました。店や事業所に実際に出かけ,働くことを通して,いろいろな体験をし,多くのことを感じ,学んで欲しいと思っています。 ところで,人はなぜ働くのでしょうか。働く理由,意義は何でしょうか。この問いを生徒たちに投げかけ,職場体験を間近に控えた2年生の生徒を指名しました。「収入を得て,生きるため」といった内容を答えてくれました。周りの2〜3名の生徒も皆同じ考えだったようです。同じだという人に挙手してもらったところ,ほぼ全員が手を挙げました。そして,他にないかと聞くと,「人の役に立ち,喜びを得るため」といった発言がありました。こんなに大勢の中で挙手をして発言できるのは立派です。 私は,働く理由,意義は,三つあると思っています。 一つは,収入を得るためです。これは生徒の皆さんの誰もが考えたことです。人が生きていくためには,ある程度のお金が必要です。そのためには働かなくてはなりません。 あとの二つは,生き甲斐や喜びを得るため,そして,人や社会の役に立つため,だと思っています。今日の集会で,二人目の生徒が発言してくれた内容は,この二つを含んでいます。 人は収入を得るために働きますが,収入を得るためであればどんな仕事でもいいかというと,そうではありません。夢をかなえるためであったり,好きなことであったりする仕事に就き,生き甲斐や喜びを得たいと,誰もが思うのではないでしょうか。ですから,働くことの理由や意義として,生き甲斐や喜びを得ることも,その一つだと思うのです。 また,働くことによって,何らかの形で人や社会の役に立っています。例えば,今着ている服や食べ物。これらは,作ったり捕ったり,あるいは運んだりして働いている人がいるからこそ,皆さんの元に届くのです。もしも,そういった仕事をする人がいなかったとしたら,服や食べ物が皆さんのところに届くことはありません。そして,手に入れるためには,自分でなんとかしなくてはなりません。これは現実的には不可能です。物を作ったり運んだりする仕事以外,例えば銀行員や芸能人も,お金に関するサービスや楽しみを人に提供しています。このように,どのような仕事についても,働くことによって人や社会の役に立っているのです。 将来,皆さんが社会人となって働くとき,夢がかなわなかったり,好きな仕事に就けなかったりする場合もあるでしょう。しかし,その仕事で働くことによって,必ず人や社会の役に立っているのです。そこに生き甲斐や喜びを見いだして欲しいと思います。 働くことに関して,これまであまり考えたことはなかったかも知れません。今回の話をきっかけに,是非一度,改めて考えてみて欲しいと思います。 |
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