最新更新日:2024/09/21 | |
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これでいいのか考えよう以前,私の先輩とこんな会話をしました。「祝祭日の日に国旗を掲げていますか?」「やっていません」「私は掲げています。理由は,周りがやっていないから。でも,周りが掲げ始めたらやめようと思っています」 へそ曲がりな人だなあと思いましたが,よくよく話を聞いてみると,みんながやっていないことをあえてやる,また,やっていることをあえてやらない,とのこと。そして,その根っこにある考え方を聞き,納得したことを憶えています。 先日の集会で,戦後70年について触れ,あの戦争に日本が突入していった理由を自分なりに考えてみようと投げ掛けました。様々な理由が考えられますが,その一つに,世の中の雰囲気があります。多くの人たちが,もう戦争しかないと考え,雰囲気を作っていきました。もちろん,戦争に反対する人もいました。しかし,その声はあまりにも小さく,国の圧力もあり,雰囲気を変えるほどの大きな力となることはありませんでした。そして,あの悲惨な戦争へと突入していったのです。 みんながやっていることが,必ずしもいいとは限りません。また,みんながやっていないことを悪いと言い切ってしまうのも,果たして本当にそうかと思います。 戦争前の雰囲気ほど大きなことではないにしても,皆さんの周りにも,みんながやっているからやっている,みんながやらないから自分もやらない,といった雰囲気は結構あるのではないでしょうか。そこで,少し考えてみて欲しいのです。そのことは本当に正しいのか正しくないのか。そして,「これって本当にいいの?」と声に出してみることです。声にすることによってみんなが考えます。話し合いが始まります。その結果,そのことの正しさや意味が見えてきます。あるいは,本当は正しくなかった,ということもあるでしょう。いずれにしても,ちょっと立ち止まって考えてみることです。 そして,さらに大切なこと。自分がやるかやらないかの判断を,みんながやっているかどうかで決めないこと。みんながやっていても自分が正しくないと判断したらやらない。みんながやっていなくても,自分が正しいと判断すればやってみる。そうじゃないと自分を見失ってしまいますね。 2月23日 集会での講話より |
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