３日（水）、２年生の野外活動の２日目、あいにくの天気になってしまいました。電話連絡によると、予定を変更して、朝は宿屋でのんびりしたそうです。遊漁船体験の後、大鍋料理をいただいて、島内ハイキングに出かけます。ハイキングまでには天気も回復しそうです。
　１時間目、１３組は社会でした。地理的分野に区切りをつけて、歴史的分野の学習が始まったようです。小学校では、６年生社会で歴史上の人物を中心に学習します。黒板に縄文・弥生…昭和・平成まで時代ごとのカードが掲示してあります。その下に、卑弥呼・聖武天皇・フランシスコ＝ザビエルなどの名前と似顔絵が記載されたカードが貼ってあります。コの字隊形で、周りと相談しながら、人物カードを活躍した時代の下に貼っていきます。前に出てきた生徒は、その人物について知っていることを発表します。付け足したい子は挙手をして付け加えます。板垣退助のカードには、少し違いますが「自由権民運動」という説明もあるなど、なかなか知識が豊富で驚きました。楽しみな１年生です。

　今日の集会では，学校生活は要約できないことについて話をしました。

　私は本が好きで，よく小説を読みます。好きな作家がたくさんいますが，その中の一人，伊坂幸太郎の作品から，印象に残った文章を紹介します。
　「モダンタイムス」の中に，次のような一節があります。登場人物の台詞です。

　「人ってのは毎日毎日，必死に生きているわけだ。つまらない仕事をしたり，誰かと言い合いしたり。そういう取るに足らない出来事の積み重ねで，生活が，人生が出来上がってる。だろ。ただな，もしそいつの一生を要約するとしたら，そいういった日々の変わらない日常は省かれる。結婚だとか離婚だとか，出産だとか転職だとか，そういったトピックは残るにしても，日々の生活は削られる。地味で，くだらないからだ。でもって，『だれそれ氏はこれこれこういう人生を送った』なんて要約される。でもな，本当にそいつにとって大事なのは，要約して消えた日々の出来事だよ。子供が生まれた後のおむつ替えやら立ち食いソバ屋での昼食だ。それこそが人生ってわけだ。つまり」
　「人生は要約できない？」
　　　　 伊坂幸太郎　「モダンタイムス」より引用

　このことを学校生活に置き換えてみましょう。
　皆さんは学校で，毎日いろいろな活動をします。授業に参加し，クラスメイトと学び合ったり先生の話を聞いたりします。給食の準備や掃除に一生懸命取り組みます。朝や帰りには部活動の練習もあります。また，友達との関わりで，ホッとしたり，ちょっとしたトラブルがあったりすることもあるでしょう。
　こういう何気ない出来事の積み重ねで，学校生活が成り立っています。しかし，その学校生活を要約するとしたら，そういった変わらない日常は省かれてしまいます。入学式や卒業式，宿泊行事や校外学習，体育祭や文化祭といった行事は残るにしても，日々の学校生活は削られてしまいます。そして，「あなたはこれこれこういう学校生活を送った」なんて要約されてしまいます。しかし，あなたにとって本当に大切なのは，要約して消えた日々の出来事なのです。つまり，学校生活は要約できない，ということです。
　行事はもちろん大切。本番に向けて様々な準備をし，練習もします。行事を通して大きく成長します。しかし，学校生活は，日々の何気ない多くの出来事の積み重ねなのです。
　少し前に修学旅行が終わりました。そして，今週は２年生の野外活動があり，１年生は校外学習があります。これらの行事で感じ，学んだことを，是非とも日々の学校生活で生かして欲しい。そんなことを願い，あえてこの時期に書いてみました。

　２０日（水）、暑い日になりました。３年生は、東京班別研修２日目です。警視庁本部から「生徒さんがまだ到着しません」という電話が中学校にありました。桜田門の駅の目の前のはずです。大丈夫でしょうか。
　中学校では、午後、教育委員さん２名が学校訪問をしてくださいました。品中の進める「学び合い」授業、生徒や学校施設の様子を見ていただきました。「自然に囲まれ、落ち着きますね」「生徒さんものびのびしていますね」と感想をいただきました。
　運動場では、１年生がボール投げをしています。「それっ！」本当にゆったりと時間が流れています。明日の夕方には３年生が帰ってきます。

　１９日（火）、３年生は無事修学旅行に出かけました。天気も上々だそうです。残った１・２年生はやっぱり先輩がいないせいか、朝練習も盛り上がりません。学校もいつもより静かな気がします。そんな中、２年生の有志がトーチの練習をしていました。小学校でもやってきたのでしょうか、基本技はできています。あと２週間、しおりもできてきました。プレゼントに持っていく招き猫も素焼き待ちです。一つひとつの準備は大変ではありますが、やはり人を成長させます。２年生もがんばれ！

　今日の集会では，本番に向けての「準備」について話をしました。

　衣替えの季節になりました。集会でも夏服を着ている生徒がずいぶんと増えました。まさに初夏。新緑が目に鮮やかですが，次第に深い緑に変わっていく樹々の姿も楽しみです。
　さて，明日から３年生は修学旅行に出かけます。２週間後には，２年生が野外活動で佐久島へ，１年生も校外学習で，瑞浪市のサイエンスワールドに出かけます。それぞれ，準備は進んでいるでしょうか。「備えあれば憂いなし」。準備をしっかりしておけば心配はない，といった意味です。逆に，心配なく事を進めるためには，きちんとした準備が必要だ，という戒めでもあります。３年生については，明日出発ですので，準備は万端ですね。
　３年生は，明日からの修学旅行の準備として，係の人を中心に，様々なことを決めてきました。修学旅行の目的は何か，ルールやマナー，持ち物は？　時には仲間同士で衝突したこともあったでしょう。こういった準備を通して，修学旅行について，何が大切なのかを深く考えたり，仲間との絆や学年や学級の和を深めたりしてきたと思います。準備とは，本番を心配なく迎えるだけではなく，準備することを通して様々なことを考えたり感じたりする，成長の場でもあります。
　先日行われた中間テストでも，皆さんは，準備の計画を立て，それをもとに準備（勉強）をしてきたはずです。中間テストなどの定期テストは，現在の学力を測るといった目的があります。しかし，テストに向けて準備することで，それまでの学習内容を振り返り，学力の伸びと定着をさせる，といった大切な目的もあります。何も準備せずにテストを迎えても，テストを受ける意味はあまりありません。
　また，部活動でも，大会で成果を残すために，一生懸命準備(練習）をします。ここでも，準備を通して，その種目の技能を高めたり，体力や精神力を増強したり，あるいは部員同士の絆を深めたりします。何も準備をすることなく大会を迎えても，やはり意味はありません。
　「努力は報われるか？」とよく言われます。準備に力を入れ，努力することで多くのことが得られるわけですから，テストや大会などの本番で，結果が思わしくなくても，「努力は報われる」と言い切ることができます。
　日々の授業でも，予習や復習は次の授業の準備です。はやり，ここにも力を入れたいですね。
　中学校では，様々な活動を行います。いかに備えるか，その内容や質，量が，本番のでき具合を左右します。と同時に，準備そのものが，皆さんの成長にはなくてはならないのです。是非，準備に力を入れ，一人一人が伸びていってくれることを期待しています。

　１５日（金）、１７日（日）、品中の陶芸教室「つくろう会」が始まりました。まずはＰＴＡ本部役員のみなさんが集まり、作陶の手順を確認しながら、制作を楽しみました。これから７月の末まで水曜・金曜・日曜に行います。陶の都、品野の伝統を楽しく体験しながら、作品は事前販売で購入したり、「せともの祭」廉売市で販売したりします。ぜひ、ご参加ください。

　１５日（金）、新緑が鮮やかです。朝学習の時間に合唱練習の歌声が聞こえます。２年生です。２年生は、６月に出かける野外活動で、地元の中学校と交流をする予定です。その時に披露する合唱を練習しています。佐久島中学校は全校で１１名しかいないそうです。校歌の斉唱なら１１名でも十分ですが、合唱はさすがに難しそうです。「平和の鐘」という曲を歌います。合唱できる喜び、聴いてもらえる幸せも野外活動の思い出にしたいですね。

　１４日（木）、６時間目に全校で「ＱＵアンケート」を実施しました。やる気のあるクラスをつくるためのアンケート「人と仲よくしたり、友人関係をよくしたりする方法を知っている」など２０問、いごこちのよいクラスにするためのアンケート「自分を頼りにしてくれる友人がいる」など２０問に対して、「とてもそう思う・少しそう思う・どちらとも言えない・あまりそう思わない・全くそう思わない」で答えるものです。このアンケート結果を表にすると、クラスの雰囲気がだいたいわかります。そして、１年かけて「いごこちがよく、やる気のわいてくるクラス」にするために役立てていきます。２年生の教室の廊下に掲示物がありました。「１年生に信頼される先輩になりたい」「みんなのために役に立ちたい」楽しみですね。

　１３日（水）、朝の６時ごろ、東北地方で大きな地震がありました。品中では、何事もなかったように中間テストの最終日を迎えました。もしも、その地震が東海地方で発生していたら…。震度５など、体験したことがありません。家屋は大丈夫だったでしょうか。家族にけが人はなかったでしょうか。地震は避けられません。しかし、備えることで、被害を最小限にすることはできます。４時間目に地震を想定した避難訓練を実施しました。「緊急地震速報」のアラームが全校に流れます。すぐに机の下にもぐり、頭部を守ります。直後、大きな揺れの音が鳴り響きます。揺れが収まりました。「避難を開始しなさい」の訓練放送を聞き、避難を開始し、運動場に整列し、点呼をとり、報告をします。２分４５秒かかりました。震度５だったら、どうだったでしょうか。ご家庭でも十分に備えていただきたいものです。

　１２日（火）、台風６号の影響でしょうか、強い風が吹いています。中間テストは２日目、１時間目の自習は効果がありそうです。黙々と前夜学習した内容を振り返ります。生徒達は、少しあやふやな、不安な漢字・英単語・語句を中心に確認をしていました。風が強いので、窓は閉まっています。おやっ、中庭を猛スピードで飛び交う鳥がいます。「帰ってきたよ」ツバメです。昨年は完成できなかった巣を今年は上手に積み上げています。今年は子育ても見られそうです。

１１日（月）、よく晴れました。風が少し冷たく感じられます。今日から１学期の中間テストが始まりました。１時間目の様子です。自習をしています。今年度から、テスト日の１時間目は自習にしました。記憶は、前夜、学習したことを朝、学習することで、長期記憶に移行すると言われています。全国に、この時間を設けることで効果をあげた学校があります。そして、これまで中間テストは５教科を２日間で実施していましたが、これに音楽・体育（１時間）を加えて、７教科を３日間としました。期末テストも同様に、技術・家庭（１時間）を加えて、６教科を３日間で実施します。学力をつけるための新しい取り組みです。もちろん、毎日の家庭学習が基本です。授業で１回、その日の家庭学習で１回、１週間以内にもう１回、そしてテスト前に１回振り返ることにより４回学習できます。成果が楽しみです。

　２日（土）、国道の温度計は２９度です。今日は夏日になりそうです。瀬戸市民公園体育館で、バスケットボール協会の大会がありました。第１試合、品野中の女子が旭中と対戦しました。第１・２クォーターまでは１０点以上差をつけられていましたが、スイッチが入り、逆転に成功しました。しかし、最後の最後で追いつかれて、惜敗しました。本当にいい試合でした。あきらめずに攻め続ける姿は格好よかったです。男子は第２試合で、祖東中と対戦しました。女子とは逆に、第１・２クォーターまではリードしていました。本当に上手になりました。知らない間にスピードもついてきました。しかし、３年生がみんな５ファールで退場してしまうと、もういけません。それでも、いい試合でした。確実に戦力をつけています。夏の大会まで、もう１か月しかありません。悔いのないように頑張ってほしいですね。

　５月になりました。１日（金）、今日もよい天気に恵まれました。５時間目、連休前の最後の授業です。２２組は教室で、電気分解の実験をしていました。みんな実験器具の周りに集まって、試験管の電極から発生する気体が酸素か水素かを話し合っています。やはり実験はワクワクします。１２組は家庭科で、わが家の衣食住について話し合っています。１年生は、随分、リラックスしてきました。さかんに意見が出ています。明日から、連休、部活動は５日まであります。上手に時間を使ってほしいですね。

　３０日（木）、早いもので、４月も終わりです。１年生は、今日から正式入部になりました。運動場も体育館も生徒の数が増えました。気合いの入ったかけ声が聞こえます。ぎこちのない動きが初々しいです。昨日、ソフトテニス部が男女ともに大会で活躍しました。先輩のように強くなりたい。１年生の期待に応えられるよう、上級生も頑張っています。

　２８日（火）、連日、初夏を思わせる暑さに、部活動をする子どもたちはまいり気味です。それでも、時折吹いてくる爽やかな風に５月の到来を感じます。「おはようございます」「緑の羽根の募金にご協力ください」福祉委員会とＡ組の生徒が募金活動を行っています。桜も新緑の葉を大きくしてきました。もうすぐツバメも帰ってきそうです。

　昨日の集会では，室長，議員，委員長の認証を行い，その後，部活動で優秀な成績を収めた生徒の表彰を行いました。名前を呼ばれたときには，はっきりとした返事が聞かれ，とても頼もしく感じました。また，認証状や表彰状を受け取った生徒全員にインタビューをしましたが，誰もが自分の言葉で堂々と決意や感想を述べてくれました。
　さて，昨日の集会では，「陰口とアドバイス」について話をしました。
　陰口とは，陰で人の悪口を言うことです。アドバイスとは，その人に，直した方がいい点や意見などを教えてあげることです。陰口とアドバイスの違いは何でしょうか。それは，その人本人に，直接言うか言わないかです。
　例えば，嘘ばかりを言い，ほとんど信用されていない人がいたときに，本人のいないところで「あの子は嘘ばかりつくよね。だから信用できないよね」と，何人かで言っていたとしたら，それは陰口です。しかし，「君の言うことは嘘ばかりだ。そんなことでは信用されないよ」と，本人に向かって言ったとしたら，それはアドバイスです。
　アドバイスは，本人に直すべき点を教え，よい方向に向かわせることができます。また，何かの事情があってそのようになっていれば，本人の弁解を聞くことができ，互いに納得することができます。
　しかし，陰口は何も生み出しません。生むとすれば，陰口を言っている者同士の，陰湿な仲間意識ぐらいでしょうか。
　ただ，何でもかんでも本人に言った方がいいのかと言えば，決してそうではありません。本人の努力では何ともできないような内容。例えば身体的なことです。また，人を傷つけてしまうような，「死ね」「うざい」といった言葉。また，意地悪な言葉です。また，本人に言えないような内容は，本人のいないところでも言うべきではありませんね。
　同じ内容でも，本人に向けて言えばそれはアドバイスとなり，本人のいないところでの悪口は，それは陰口ということです。そして，内容によっては決して本人には言わない方がいいものもあるということです。
　言葉は，人を幸せにすることもあれば不幸にすることもあります。言葉には力があります。だからこそ，思いやりの心を持って言葉を遣い，誰もが温かい気持ちになれるよう心がけたいものです。

　２０日（月）、春嵐というのでしょうか、ひどい雨と風の中、授業参観・ＰＴＡ総会・学年ＰＴＡが開催されました。足下の悪い中、たくさんの保護者の方が来校してくださいました。授業参観では、品野中の「学び合い」の様子を見ていただきました。班での学び合いだと、生徒の学習活動が生き生きしてきます。ＰＴＡ総会にも多くの方に参加をいただき、無事、２６年度の活動報告と２７年度の活動方針が承認されました。その後の学年ＰＴＡでは修学旅行や野外活動の説明がありました。いよいよ２７年度が本格的にスタートしました。楽しみです。

　１７日（金）、昼から晴れました。絶好の外部活日和です。運動場のテニスコートでは、男子ソフトテニス部が顧問の先生からボール出しをしていただいて、ボレーの練習をしています。ソフトボール部は１年生と２・３年生がペアをつくりキャッチボールをしています。小学校で野球部だった子もいるようです。動きが違います。外部活ではありませんが、科学部が畑で説明を受けています。ここも人数が多いです。いろいろな部活動を体験して、３年間意欲をもって続けられる部を選べるとよいですね。

　１６日（木）、久しぶりに晴れました。今日は外部活も体験入部ができそうです。それでも運動場はぬかるんでいます。そこで、体育館部活を見学に行きました。まずは卓球部。男子も女子も１年生がたくさんいます。男子は先輩からボールを軽く打ち出してもらい、それを防球ネットにむかって打つ練習をさせてもらっています。女子は、素振りと、ラケットの上でボールをはずませる練習を教えてもらっています。少し汗がにじんでいます。バスケットボール部では、１年生の男子は股のボール送りをしています。かなり低い姿勢で続けています。きつそうです。やる気を感じました。

　１３日（月）、今日も雨になりました。５時間目に「離任式」を行いました。今年度、他校に異動した職員は１名だけでした。Ｍ先生がステージに上がりました。２６年度、１２組の学級担任、卓球部男子の顧問をされました。「わずか２週間ですが、長く感じます。品野中の生徒、自然が本当になつかしく思われます…」やはり、お別れはつらいです。生徒たちは、合唱のプレゼントをして、最後になる品中校歌を大声で歌いました。