高学年になると体育の授業では、運動(スポーツ)だけでなく、教室で勉強する「保健」の授業も行われます。
7月7日(月)の5時限、5年1組(担任:片野教諭)の教室ではちょうど「保健」の授業が行われていました。雨のため水泳(プール)の授業が中止となり、子どもたちはちょっとテンション低めです。
1学期の保健のテーマは“心の健康”です。子どもたちは自分の生活の中で経験したことやその時の体の変化について話し合う中で、心のはたらきと体には関係があること、思春期になると誰もが不安や悩みをもつこと、そんなときにどのように対応したらよいかを考えます。
今日の授業では、子どもたちが最近の生活の中で、次のような場面を経験したことがあるか、そんな時にどんな気持ちになったり、体にどんな変化が起きたりしたのかを話し合いました。
・リーダーに選ばれた
・習いごとをはじめた
・思い切り 運動した
・なかよしの友だちと けんかした
・なかよしの友だちに新しい友だちができて あまり遊べなくなった
・たいせつにしていたペットが死んでしまった
どの子どもにも一つや二つは経験しそうな内容です。子どもたちからは、緊張したり、悲しんだりした時には、頭痛、食欲不振や気力の低下、睡眠不足など体調に影響が出る。そして、うれしいことや楽しいスポーツをしたときは、それとは反対に気分が軽くなったり、ごはんが美味しいなど食欲が増進する・・・などの意見が出ました。
片野教諭は子どもたちの素直な意見をみとめ、最後に“心のはたらきは体と深く関係していること、心は生活経験をとおして、感情の発達、思考力の発達、社会性の発達の3つと関係しながら発達すること”をまとめ、“成長とともに不安や悩みが出てくるときにどのように向き合ったらよいか、次の保健の学習で考えていきましょう”と予告して今回の授業を終わりました。