最新更新日:2020/03/31 | |
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桜の花が教えてくれること毎年、新緑まぶしい頃になると、私は校庭をまわって、 「まだ桜の花は残っていないかな・・」とさがしてまわります。 理科の観察スケッチを行っている4年生の子どもたちにまじって、桜の花を探しました。すると・・ ありました。ありました今年も枝先を見ると、鮮やかなグリーンの葉にまじってピンクの桜の花が・・・・しかも、その花はとても誇らしげに堂々と咲いています。 毎年、この時期になると私はホームページ上で“遅咲きの桜の花”について、次のような記事を書くようにしています。 どこの学校へ行っても校庭や周囲に桜の木を見かけます。学校に桜の木が植えてあるのは、新年度に満開の時期を迎えて子どもたちの進級に「花を添える」という意味がありますが、桜が校庭に植えてあるのには別の意味があるように感じます。 新学期、子どもたちはそれぞれに今年の目標など抱負を発表します。目標が達成できたときの喜びは本人だけでなく、周囲の人にとっても何事にもかえられません。 ハイハイしていた赤ちゃんが一人で立ち上がった時、はじめて“おむつ”から“パンツ”にかわったとき、言葉をはなせた瞬間、生まれて初めて自転車に乗れた日のこと、親(大人)にとって感激した日のことはわすれません。 人間は生きていく中で、「大きい、小さい」、「早い 遅い」、「長い、短い」、「できる、できない」・・といつしか人と比べてしまいます。また、「小さかったり、遅かったりすること」に焦ったりもします。「大きい、小さい」などは人が勝手に決めた“ものさし”でしかありません。 一つ一つの花にはその生長のスピードや開花の時期があるように、子どもはその子どもなりに確実に成長しています。 「遅咲き」なんていう言葉は人間が勝手につくったものかもしれません。 撮影した桜の花からは「だいじょうぶ!だいじょうぶ!」という子どもたちへの励ましのメッセージが今年も聞こえてきそうです・・・ |
瀬戸市立深川小学校
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