最新更新日:2020/03/31 | |
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卒業記念ランチ (2日目)会食している時の話題は、中学校へ進学した時に入りたい部活動のことや、将来の夢についてでした。 食後は、「空中に浮遊するコマ」にチャレンジしました。 チャレンジする前に、重いコマを浮かせるには、コマの重量と黒い色をした台の水平が「成功のカギ」となりますので、その準備が意外とたいへんなのです。 まず、コマにリング型の重りをいろいろ試行錯誤しながら乗せていきます。黒い台もできるだけ水平になるように二本の“くさび”を入れながら、丁寧に調整します。 今日もなんとかコマは空中をフワフワと浮かんでくれました。そのようすをながめているうちにランチタイムは終了となりました。 【空中浮遊の瞬間を動画でどうぞ!】 http://www.city.seto.aichi.jp/education/school/... 実際にこの実験(遊び?)を体験した子どもたちにはわかるのですが、コマにも、台の中にも磁石らしきものが埋め込まれています。 コマをじょうずに浮上させる原理は、「重力と磁気力のつりあい」です。うまくつりあいがとれるポイントに近づくと、コマは自然に浮遊して空中で安定します。 コマが下に変位すると磁気力が増し、その反対に上に変位すると磁気力が減少します。浮かんだ状態でそのまま安定するためには、常につりあいのポイントに向かって復元力が働かなければなりません。 黒い台の表面からは「N」の磁力線が出ています。いっぽう、コマの底面は「N極」なので、反発します。でも、上側が「S極」ですから逆立ちして台に貼りついてしまうのが一番安定した状態です。空中に浮かぶのが回転するコマだから、ジャイロ効果によって軸方向を保って、この上下反転が起こらないようになります。 このように回転運動は長く浮遊するためには、ぜひとも必要で、回転が鈍るとコマは不安定になり逆さに墜落します。 コマが浮遊する原理を追求しはじめると、子どもたちには、ちょっとややこしい実験(遊び?)であります・・・ |
瀬戸市立深川小学校
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