最新更新日:2020/03/31 | |
本日:1
昨日:9 総数:237816 |
桜の花が教えてくれること離任式をむかえた本日(15日)、窓の外には花が散って、新緑の桜の木がありました。 桜の花が終わりかけた頃になりましたので、今年もつぎの記事を書こうと思います。 どこの学校へ行っても校庭や周囲に桜の木を見かけます。学校に桜の木が植えてあるのは、新年度に満開の時期を迎えた桜の花には、子どもたちの進級に「花を添える」という役割があります。でも年を重ねるごとに私は、桜が校庭に植えてあるのは別の意味があるように感じてきました。 新学期、子どもたちはそれぞれに今年の目標など抱負を発表します。目標が達成できたときの喜びは本人だけでなく、周囲の人にとっても何事にもかえられません。 ハイハイしていた赤ちゃんが一人で立ち上がった時、はじめて“おむつ”から“パンツ”にかわったとき、言葉をはなせた瞬間、生まれて初めて自転車に乗れた日のこと、親(大人)にとって感激した日のことはわすれません。 人間は生きていく中で、「大きい、小さい」、「早い 遅い」、「長い、短い」、「できる、できない」・・といつしか人と比べてしまいます。また、「小さかったり、遅かったりすること」に焦ったりもします。「大きい、小さい」などは人が勝手に決めた“ものさし”でしかありません。 一つ一つの花にはその生長のスピードや開花の時期があるように、子どもはその子どもなりに確実に成長しています。 「遅咲き」なんていう言葉は人間が勝手につくったものかもしれません。 撮影した桜の花からは、今年も「だいじょうぶ!だいじょうぶ!」という子どもたちへの励ましのメッセージが聞こえてきます・・・ |
瀬戸市立深川小学校
〒489-0074 愛知県瀬戸市宮脇町53 TEL:0561-82-2272 FAX:0561-82-2362 |