１１月２日（水）の午後、修学旅行から帰ったばかりの６年生（女の子）と担任の佐藤教諭が車いすをきれいに磨いています。
　この車いすは「瀬戸市社会福祉協議会」（やすらぎ会館内）からお借りしたもので、本日の返却にあたり、はじめのようなきれいな状態にするために、感謝の気持ちをこめて磨いています。
　女の子は修学旅行前に足を骨折して、松葉杖（まつばづえ）をつかった生活をしなければいけませんでした。修学旅行中、いろいろな史跡をめぐるにあたって、車いすの方が移動で足に負担がかからないなどの理由で、社会福祉協議会から二日間だけ車いすをお借りしました。
　車いすのサイドには、「社会福祉協議会」のステッカーと、「水南小学校　寄贈」というプレートが光っています。
　実はこの車いす、私（校長）にとっては７年ぶりの再会でした。
　７年ほど前、私は水南小学校で勤務していました。当時は児童会と福祉委員会の子どもたちがアルミ缶のプルタブ回収運動に精力的に取り組んでいて、５年間の運動の成果として車いす２台を購入して社会福祉協議会に寄贈しました。そのうちの１台が今回お借りした車いすでした。
　深川小学校の子どもたちは、１０月３１日〜１１月１日、京都・奈良へ修学旅行に出かけました。この車いすのおかげで足を骨折した女の子は友だちといっしょに見学地をまわり、楽しい思い出をつくることができました。

　車いすのシートのチェック柄や水南小学校の名前が書かれたプレートを見て、“足の不自由な人が安全かつ快適に移動できるように、ブレーキ付きのグレードの高い車いすを買おう！"と児童会の子どもたちが話し合っていた当時のことを思い出しました。

　これからも福祉実践教室やちょっとした移動などで、この車いすがいろいろな人のお役に立つことと思います・・・