最新更新日:2024/05/14
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【連載2−9完】 スマイルアップ宣言〜児童会の取組〜

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 本年度、児童会の取組として、「スマイルアップ宣言」が行われました。まず、運営委員会の児童が話し合って、仲間を大切にするためのスローガンを決めました。そして、全校児童一人一人が、このスローガンを受けて、自分自身の誓いとして「スマイルアップ宣言」を書き、各学級で掲示し合いました。
 「みんながないていたら、どうしたのってこえをかける」
 「みんなをたいせつにする。はなしをちゃんときく。」
 「クラスのもくひょうが笑顔いっぱい。だから、わたしもみんなが笑顔いっぱいになるように、みんなが笑顔になるような楽しいことをします。」
 「みんなが気持ちよく、生活できるように、おそうじのプロになる。」

 全校児童の力を合わせて、「安全・安心な学校づくり」を進めていきたいと思います。

(連載記事2 シリーズ「安心安全な学校づくり」をお読みいただき、ありがとうございました。本連載はこれでいったん完結とします。連載記事は、画面左のカテゴリ「校長メッセージ」をクリックしていただくと、連続して閲覧することができます)

【連載2−8】人権感覚を高める

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 もう一つ、見逃してはならないことは、現在のいじめの定義の中に、「故意」という動機は含まれないことです。無意識に無自覚に発した言動によって、相手が「苦痛」を感じている。この「無意識」「無自覚」から生まれているいじめ。だからこそ、誰もが当事者になり得る問題であり、自分事として皆が協働して考えなければならない問題だと言えます。

 いじめ問題に向き合うと言うことは、私たち一人一人の人権感覚を問うていく取組と同じ事が言えると考えます。子どもばかりでなく、教師も同様です。子どもは、教師の温かな言葉掛けから、他者へのかかわり方を学んでいます。このことを自覚し、教師は言葉を選びたいと思います。

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【連載2−7】学校の主な取組例

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 学校のいじめ対応に関わる主な取組を挙げていきたいと思います。詳細は、「学校いじめ防止基本方針」を学校HPの右側バナー欄に掲載していますので、そちらで確認いただきますようお願いします。

 まず、子どもの声をよく聴いて、苦痛に思っている事実をしっかり捉えたいと思います。そして、この問題を解消するために、担任はじめ、学校組織として対応していきます。

 いじめ事案は、対応・指導したら、即、解消することばかりではありません。解消したかに思える場合でも、3ヶ月間を見守り期間とし、本人や保護者に改善がなされているか確認していきます。

 また、日頃からの観察はもちろんですが、定期的にアンケートやチェックシートを用いて、早期の発見に努めます。これらについては、担任はじめ、生徒指導係、役職者が重ねて確認するようにします。

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【連載2−6】 いじめにきちんと向き合う学校とは

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 本連載の冒頭に、「いじめにきちんと向き合う学校を目指す」との思いを記しました。

 安心・安全な学校づくりを進めるためには、児童生徒が「嫌な思い」「苦痛」を感じている場合、いじめとして積極的に認知し、その問題解決を図っていくことが、何よりも児童生徒の利益につながるものと考えます。

 スライドに記したように、いじめの認知件数が多い学校=生徒指導上問題のある学校、ではなく、子どもの命を守るためにきちんと対応した「証」として、認知件数を捉えていくことが必要だと考えます。

 「『いじめゼロの学校』よりも、『いじめにきちんと向き合う学校』を目指します。」と述べたのには、こうした考え方が土台になっています。

【連載2−5】捨てるべき、間違った考え方

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 いじめ問題に対して、捨てるべき、間違った考え方があると思います。
 
 一つは、問題を過小評価することです。「それくらいのことなら、大丈夫」「よくあること」という言葉を捨てたいと思います。
 もう一つは、問題に正対しないことです。「お互い様だ」「いじめられている子にも原因がある」「一回きりだから」という言葉は使いたくありません。

 日常生活における子どもの様子・言動の観察から、子どもの心情の変化に気づく観察力、受け止める人権感覚、感性を持ち得たいと思います。

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【連載2−4】 いじめの定義が変わりました

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 いじめの認知件数が年々増加している背景には、平成17年度に「いじめの定義」が変更されたことが、大きく影響していると考えます。

 平成17年度以前は、いじめについて、「一方的」「継続的」「深刻な苦痛」という“キーワード”がありました。これに対し、平成18年度に定義が変わり、「いじめ」に当たるか否かの判断は、いじめられた児童生徒の立場に立って行うことになりました。さらに、行為の継続性、反復性は削除され、現定義では、一回限りでも「いじめ」ととらえます。さらに、被害の軽重には無関係であります。

 それから、15年近くが経っています。しかし、いまだに過去のいじめ定義に引きずられ、いじめを見落としている現実がある。決して、同じ轍を踏まない。そう心に誓うものです。

【連載2−3】認知件数の全国調査から、考えること

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 グラフは、「1000人当たりの認知件数」を示した文科省の調査結果です。これによると、全国平均で40.9件のいじめ認知があったことが分かります。約24人に、1件の計算になります。このことからも、「いじめはどこにでも起きる可能性がある」という認識に立つ必要があると思います。

 さて、報道などにより、いじめ認知件数が年々増加傾向にあることはよく知られているところですが、その背景にどのような変化があったのか、また、その中でどのような考え方をする必要があるのかについて、次回、述べていきたいと思います。

【連載2−2】いじめ認知に対する考え方

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 国立教育政策研究所生徒・進路指導センターが行ったいじめ追跡調査2013-2015によると、小学校6年間で「仲間はずれ、無視、陰口」を「された経験がある」と9割の児童が回答しています。また、この調査では、「した経験がある」という児童の割合についても調べていますが、その数値は、前者と同様に9割を示しています。

 このことからは、いじめ問題は、一部の子どものみに関わる問題ではなく、どの子にも起こりうる、皆が共有しなければならない問題であるととらえることが、まずもって必要であると考えます。

(次回に続きます。)

【連載2−1】 いじめに対する考え方と、その対応について

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 【校長メッセージ 連載企画第2章】として、本年度の実践課題である「安全・安心な学校づくり」をどう進めるか、についてお話ししたと思います。その中でも、「いじめ問題」をテーマに取り上げ、いじめに対する考え方と、その対応について述べていきます。

 はじめに、学校の目指す姿として掲げた、「いじめ“ゼロ”の学校よりも、いじめにきちんと“向き合う”学校を目指します」、という基本的な考え方について、説明します。

(次回に続きます。本連載は、各日、更新していきます。)



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