最新更新日:2024/05/11
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【連載9 学校経営方針】「安全・安心な学校づくり」をどう進めるか。

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今回は、本年度の実践課題3として、「安全・安心な学校づくり」をどう進めるかについて、お話しします。

 学校生活には、いじめ問題、熱中症対策、感染症予防、交通事故、不審者対応など、子どもの安全・安心に係る様々な課題が生じます。こうした課題に対して大切なのは、「問題と正しく向き合う」ことだと考えます。
 
 問題と正しく向き合うとは、「それくらいのことなら大丈夫」「よくあること」と安易に断じず、また、問題を過小評価せずに、丁寧に受け止めることだと考えます。また、学校組織として共有・対応することが不可欠です。こうした理解や実践力が高まるよう職員研修に努める必要があります。

 とりわけ、いじめ問題に対しては、その未然防止に向けての具体的な教育活動を行っていきたいと考えています。
 

【連載8 学校経営方針】児童同士の人間関係を築く力をどう高めるか。

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 今回は、本年度の実践課題2として、「児童同士の人間関係を築く力」をどのように高めていくのかについて、お話しします。

 子どもたちが他者と協働しようとする意思を持つためには、「個」の確立が必要です。自分にはよさがある。自分には強みがある。自分には得意なことがある。こうした自己肯定感が「個」を確立するための土台になります。

 私たち教師は、目の前の子のよさを知ろうと努めることが必要です。そして、そのよさが発揮される場面を見逃すことがないように、子どもを見つめていなければなりません。そして、そのときはしっかりと褒めたいと思います。

 こうした教師の児童理解の深まりが、児童同士の人間関係を築く力の向上につながっていくものと考えます。自分を大切にできる子を育てることは、他者も大切にできる子を育てることにつながっていくと思います。
 


【連載7 学校経営方針】言葉を大切にした学校づくりをどう進めるか。(その3)

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 前回に引き続き、「言葉を大切にした学校づくり」(その3)を本年度の実践課題1として、お話しします。

 「言葉を大切にした学校づくり」は、教職員だけにあてはまるものではなく、子どもたち自身においても、考えさせたい事柄であります。自分を高める言葉、他者と協働するための言葉には、どんなものがあるのか。また、子どもたちの人生を支える宝物となる言葉を見つけさせてあげたい。

 本年度、児童会活動、学級活動などの場で、子どもたちが言葉の力を実感できるような教育活動を行っていきたいと考えます。  

【連載6 学校経営方針】言葉を大切にした学校づくりをどう進めるか。(その2)

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 「言葉を大切にした学校づくり」(その2)としてお話しします。今日は本年度の実践課題1「言葉を大切にした学校づくりをどう進めるか」について説明します。

 昨年度、子どもの呼名の仕方について「男の子も女の子も分け隔てなく○○さん、とさん付けをする。」として取り組んできました。これは、男女共同参画教育の観点からも重要ですが、教職員の言葉づかいを整えるというねらいもありました。ただ、○○さん、とさん付けをするという行為は、その一手段にはなるけれども、それをもって「言葉を大切にした学校づくり」につながっていくわけではありません。

「言葉を大切にした学校づくり」とは何なのか、教職員全員で考え、合意形成を図っていくことが重要です。そのプロセスこそが重要であると思います。考え続けたい課題としてとらえていきたいと思います。
 

【連載5 学校経営方針】言葉を大切にした学校づくり とは…。(その1)

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 連載5回目の今回は、教育目標サブタイトルにある「言葉を大切にした学校づくり」についてお話しします。このテーマに関して3回に分けてお話ししますので、今日は(その1)としてお読みください。

 前回までの記事で、教育目標に表した子どもへの願いについてお話ししましたが、これを叶えるための手段は、「言葉の力」だと考えます。
 とりわけ、教師が発する言葉の力は大きいです。その言葉により、子どもは、自分のよさ、強みを知り、ときには、人生を支えたり可能性を開いたりするきっかけを得る場合もあります。

 まず、日常に使う教師の言葉が、このような意味を持つことを私たち教職員は十分に自覚し、言葉の力をもって、子どもたちの真性を引き出すこと、高めることを、心に刻みたいです。

【連載4 学校経営方針】 教育目標 「共に生きる学び舎を創る 」とは…。

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今回は、教育目標にある「共に生きる」とは、どのような意味なのか、掘り下げてお話しします。

 前回の記事では、「個」についてお話をさせていただきました。「個」が確立した子は、「他」の存在を理解することができます。当然、「他」は、自分とは違う。自分を大切にするのと同じように、だから、他の「違い」も尊重しなければならない、と考えると思います。

 そして、自分とは違う他者と協働することで、新しい価値を創り出すことができる。学校は実社会の縮図だと思います。様々な子どもが集う学校。

 違いを理解、尊重し、他者と協働することの素晴らしさを、体験できる学校でありたいという願いを、「共に生きる学び舎を創る」という言葉に表しています。

【連載3 学校経営方針】 教育目標 「個」とは…。

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 今回は、教育目標にある「個」とは、どのような意味なのか、掘り下げてお話しします。

 子どもたちには、自らの人生を、自らの意思と判断によって切り開いていく力を育ててほしいと願っています。人はつい、他の誰かと比べたがります。何かと比較することで、自らの今の力を相対的に確認するという意味はありますが、比較の中でもっともいけないのは、実体のないものと自分を比べることです。実体のない“普通”という幻惑。私たちは、この幻惑に、自らの立場を乱高下させてしまいがちです。

 子どもたちには、自らの人生の「主人公」として生きてほしいと思います。それには自分のよさや強みを知っていることが重要です。そして、これを高めようとする意思と努力が必要です。
 
 自己のよさを知り、自らを高めようとする存在になってほしいという願いを、「個」という一文字に表しています。
 


【連載2 学校経営方針】 教育目標 「自律」とは…。

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 連載記事の2回目として、今日は、教育目標にある「自律」とは、どのような意味なのか、掘り下げてお話ししたいと思います。

 10年後の2030年、子どもたちが成人して社会で活躍する頃、世の中はどのような変化を遂げているものでしょうか。その変化の一つとして、人工知能(AI)の飛躍的な進化があげられます。いまでも、インターネットやスマートフォンが普及して、何でも手軽に調べられるようになりました。自分で考えなくても、すぐに答えが手に入る。さらに、人工知能によって、最適な答えが目の前に提示される。そんな時代がもう間近に来ています。

 でも、私たち人間は、答えを知ることだけで、この世の中を生きていくことができるものでしょうか。私はそうは思いません。なぜなら、答えは知るものではなく、はたまた、与えられるものでもなく、自らの様々な体験と努力を通して見つけていくものだと思っているからです。

 そのような中、「自ら考え、判断し、行動する力」を、子どもたちに身に付けさせたい。こうした願いを、「自律」という2文字に込めています。

【連載1 学校経営方針】 教育目標を新たにしました。

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 本日から、古知野西小学校の学校経営方針について、連載記事を掲載します。まずは、本校の教育目標です。

 教育目標とは、学校経営の一丁目一番地に位置するものであり、すべての教育活動がこの目標につながって行われていきます。ですので、教育目標は硬く、普遍的な性格なものとして、代々受け継がれていくことが多いです。しかし一方では、ともすれば“お題目”として気に留まることなく流れてしまいがちであることも否めません。

 教育目標は、本校の基盤となる大事な目標です。そこで、本年度の始まりにあたって、教育目標を新たにしました。

 次週月曜日は、この教育目標について、掘り下げてお話ししたいと思います。



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