最新更新日:2024/04/26
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【連載2−9完】 スマイルアップ宣言〜児童会の取組〜

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 本年度、児童会の取組として、「スマイルアップ宣言」が行われました。まず、運営委員会の児童が話し合って、仲間を大切にするためのスローガンを決めました。そして、全校児童一人一人が、このスローガンを受けて、自分自身の誓いとして「スマイルアップ宣言」を書き、各学級で掲示し合いました。
 「みんながないていたら、どうしたのってこえをかける」
 「みんなをたいせつにする。はなしをちゃんときく。」
 「クラスのもくひょうが笑顔いっぱい。だから、わたしもみんなが笑顔いっぱいになるように、みんなが笑顔になるような楽しいことをします。」
 「みんなが気持ちよく、生活できるように、おそうじのプロになる。」

 全校児童の力を合わせて、「安全・安心な学校づくり」を進めていきたいと思います。

(連載記事2 シリーズ「安心安全な学校づくり」をお読みいただき、ありがとうございました。本連載はこれでいったん完結とします。連載記事は、画面左のカテゴリ「校長メッセージ」をクリックしていただくと、連続して閲覧することができます)

【連載2−8】人権感覚を高める

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 もう一つ、見逃してはならないことは、現在のいじめの定義の中に、「故意」という動機は含まれないことです。無意識に無自覚に発した言動によって、相手が「苦痛」を感じている。この「無意識」「無自覚」から生まれているいじめ。だからこそ、誰もが当事者になり得る問題であり、自分事として皆が協働して考えなければならない問題だと言えます。

 いじめ問題に向き合うと言うことは、私たち一人一人の人権感覚を問うていく取組と同じ事が言えると考えます。子どもばかりでなく、教師も同様です。子どもは、教師の温かな言葉掛けから、他者へのかかわり方を学んでいます。このことを自覚し、教師は言葉を選びたいと思います。

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【連載2−7】学校の主な取組例

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 学校のいじめ対応に関わる主な取組を挙げていきたいと思います。詳細は、「学校いじめ防止基本方針」を学校HPの右側バナー欄に掲載していますので、そちらで確認いただきますようお願いします。

 まず、子どもの声をよく聴いて、苦痛に思っている事実をしっかり捉えたいと思います。そして、この問題を解消するために、担任はじめ、学校組織として対応していきます。

 いじめ事案は、対応・指導したら、即、解消することばかりではありません。解消したかに思える場合でも、3ヶ月間を見守り期間とし、本人や保護者に改善がなされているか確認していきます。

 また、日頃からの観察はもちろんですが、定期的にアンケートやチェックシートを用いて、早期の発見に努めます。これらについては、担任はじめ、生徒指導係、役職者が重ねて確認するようにします。

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【連載2−6】 いじめにきちんと向き合う学校とは

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 本連載の冒頭に、「いじめにきちんと向き合う学校を目指す」との思いを記しました。

 安心・安全な学校づくりを進めるためには、児童生徒が「嫌な思い」「苦痛」を感じている場合、いじめとして積極的に認知し、その問題解決を図っていくことが、何よりも児童生徒の利益につながるものと考えます。

 スライドに記したように、いじめの認知件数が多い学校=生徒指導上問題のある学校、ではなく、子どもの命を守るためにきちんと対応した「証」として、認知件数を捉えていくことが必要だと考えます。

 「『いじめゼロの学校』よりも、『いじめにきちんと向き合う学校』を目指します。」と述べたのには、こうした考え方が土台になっています。

【連載2−5】捨てるべき、間違った考え方

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 いじめ問題に対して、捨てるべき、間違った考え方があると思います。
 
 一つは、問題を過小評価することです。「それくらいのことなら、大丈夫」「よくあること」という言葉を捨てたいと思います。
 もう一つは、問題に正対しないことです。「お互い様だ」「いじめられている子にも原因がある」「一回きりだから」という言葉は使いたくありません。

 日常生活における子どもの様子・言動の観察から、子どもの心情の変化に気づく観察力、受け止める人権感覚、感性を持ち得たいと思います。

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【連載2−4】 いじめの定義が変わりました

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 いじめの認知件数が年々増加している背景には、平成17年度に「いじめの定義」が変更されたことが、大きく影響していると考えます。

 平成17年度以前は、いじめについて、「一方的」「継続的」「深刻な苦痛」という“キーワード”がありました。これに対し、平成18年度に定義が変わり、「いじめ」に当たるか否かの判断は、いじめられた児童生徒の立場に立って行うことになりました。さらに、行為の継続性、反復性は削除され、現定義では、一回限りでも「いじめ」ととらえます。さらに、被害の軽重には無関係であります。

 それから、15年近くが経っています。しかし、いまだに過去のいじめ定義に引きずられ、いじめを見落としている現実がある。決して、同じ轍を踏まない。そう心に誓うものです。

【連載2−3】認知件数の全国調査から、考えること

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 グラフは、「1000人当たりの認知件数」を示した文科省の調査結果です。これによると、全国平均で40.9件のいじめ認知があったことが分かります。約24人に、1件の計算になります。このことからも、「いじめはどこにでも起きる可能性がある」という認識に立つ必要があると思います。

 さて、報道などにより、いじめ認知件数が年々増加傾向にあることはよく知られているところですが、その背景にどのような変化があったのか、また、その中でどのような考え方をする必要があるのかについて、次回、述べていきたいと思います。

【連載2−2】いじめ認知に対する考え方

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 国立教育政策研究所生徒・進路指導センターが行ったいじめ追跡調査2013-2015によると、小学校6年間で「仲間はずれ、無視、陰口」を「された経験がある」と9割の児童が回答しています。また、この調査では、「した経験がある」という児童の割合についても調べていますが、その数値は、前者と同様に9割を示しています。

 このことからは、いじめ問題は、一部の子どものみに関わる問題ではなく、どの子にも起こりうる、皆が共有しなければならない問題であるととらえることが、まずもって必要であると考えます。

(次回に続きます。)

【連載2−1】 いじめに対する考え方と、その対応について

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 【校長メッセージ 連載企画第2章】として、本年度の実践課題である「安全・安心な学校づくり」をどう進めるか、についてお話ししたと思います。その中でも、「いじめ問題」をテーマに取り上げ、いじめに対する考え方と、その対応について述べていきます。

 はじめに、学校の目指す姿として掲げた、「いじめ“ゼロ”の学校よりも、いじめにきちんと“向き合う”学校を目指します」、という基本的な考え方について、説明します。

(次回に続きます。本連載は、各日、更新していきます。)



熱中症への予防について

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 写真は、暑さ指数「WBGT値」という熱中症指数を示す数値を測定する機械です。(気温だけでなく、湿度や太陽光などの条件を加味します)午前11時30分の時には、24.7度を示していました。
 この数値が28度以上になると「厳重警戒」、そして、31度以上になると「危険」レベルにあると考えます。

 熱中症対策として、暑さ指数(WBGT値)をこまめに計測し、計測結果を全ての教育活動に直ちに反映させていきます。





感染症対策下における熱中症対策について

 学校生活におけるマスク着用を含め、感染症対策にご協力いただき、誠にありがとうございます。一方で、熱中症が心配される高温の日々が続いております。とりわけ登下校時のマスク着用によって、体温上昇を招く恐れがあり、こうした観点から対策を講じる必要があります。
 つきましては、下記のような熱中症対策を講じていきたいと考えております。引き続き、ご家庭や地域での見守りにお力添えを賜りますよう重ねてお願い申し上げます。


1.登下校の場面において、児童に次のことを学校から指導します。
 ア 登下校の途中に、給水タイムを設ける。
 イ 日傘としての傘の使用を可とする。
 ウ ネッククーラーの使用を可とする。(既にお知らせ済み)
 エ スポーツドリンクを可とする。(既にお知らせ済み)
 オ マスクは、暑いと感じた時には、あごにかけるなどして、体温を発散する。
 カ 体調が悪くなった子は、周りの子に申し出る。
 キ 体調が悪い子がいないか、互いに気をかける。(特に高学年の子には低学年の子に気をかけるようお願いする)
 ク 歩く速さを、下級生のペースに合わせる。

2.学校内での生活において、次のことを配慮します。
 ア 放課が終了した時など、水分補給をするよう声をかける。
 イ 冷房、扇風機を適切に利用する。
 ウ 児童昇降口前に、ミストを設置する。

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【連載12(最終) 学校経営方針】教育目標と令和2年度の実践課題

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 連載記事として、本記事を含め12回にわたって学校経営方針についてお話しさせていただきました。ここまで読み進めてくださり、誠にありがとうございました。

 新たにした教育目標の下、5つの実践課題を掲げ、令和2年度の教育活動を行って参ります。臨時休校に伴って大きな影響が生じていますが、子どもたちのひたむきさ、健やかさ、元気さに力を借りて、学校再開の日を待ち、そして迎えたいと思っております。
 
 今後も、本連載記事に示した内容に関する具体的な教育活動の場面を紹介して行きたいと考えています。ご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いします。

【連載11 学校経営方針】「学校における働き方改革」をどう進めるか

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 今回は、本年度の実践課題5として、「学校における働き方改革」をどう進めるかについて、お話しします。

 どの業種、職場においても「働き方改革」が求められています。同様に、学校における教職員の多忙化の現状はいまだ解消されず、大きな課題となっています。私たちはこれまで、「時間をかけて仕事をすることが、子どものためになる」と信じてやってきました。ですが、この信じてきたことを、私たち教員は自ら省みて、保護者や地域社会の理解を得ながら、変えていかなければなりません。「働き方改革を進め、自分自身と子どもに向き合う時間を作ることが、教育活動の質を高めることになる」という方向で考えを立てていくことが必要だと考えます。

 この流れを作っていく仕組みとして、「学校支援ボランティア活動」を、本年度の実践課題として組織していきたいと思います。この計画・運営については、学校運営協議会の場で協議を進めていきたいと考えています。

【連載10 学校経営方針】新しい学習指導要領の具体化をどう進めるか

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今回は、本年度の実践課題4として、「新しい学習指導要領」の具体化をどう進めるかについて、お話しします。

 「新しい学習指導要領」が本年度から完全実施されます。学習指導要領はほぼ10年ごとに改定される国の教育方針を示したものと解していただければと思いますが、参考資料として、文部科学省の保護者向け解説ページをご覧ください。
こちらをクリックしてください。

 このたびの改定で様々な変化がありますが、なかでも、ICT利活用能力の「プログラミング教育」が新しい時代を象徴するものと思います。本校では、「プログラミング的思考を育む授業づくりの工夫」と題する研究主題を掲げて取り組んでいきます。本年度の実践課題として、今後、その具体をお伝えしていきたいと思います。

 一番大切にしたいことは、授業の準備をよく行ってから子どもたちに向き合う教師の姿勢です。これは、いつの時代においても、第一原則のものと思っています。

【連載9 学校経営方針】「安全・安心な学校づくり」をどう進めるか。

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今回は、本年度の実践課題3として、「安全・安心な学校づくり」をどう進めるかについて、お話しします。

 学校生活には、いじめ問題、熱中症対策、感染症予防、交通事故、不審者対応など、子どもの安全・安心に係る様々な課題が生じます。こうした課題に対して大切なのは、「問題と正しく向き合う」ことだと考えます。
 
 問題と正しく向き合うとは、「それくらいのことなら大丈夫」「よくあること」と安易に断じず、また、問題を過小評価せずに、丁寧に受け止めることだと考えます。また、学校組織として共有・対応することが不可欠です。こうした理解や実践力が高まるよう職員研修に努める必要があります。

 とりわけ、いじめ問題に対しては、その未然防止に向けての具体的な教育活動を行っていきたいと考えています。
 

【連載8 学校経営方針】児童同士の人間関係を築く力をどう高めるか。

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 今回は、本年度の実践課題2として、「児童同士の人間関係を築く力」をどのように高めていくのかについて、お話しします。

 子どもたちが他者と協働しようとする意思を持つためには、「個」の確立が必要です。自分にはよさがある。自分には強みがある。自分には得意なことがある。こうした自己肯定感が「個」を確立するための土台になります。

 私たち教師は、目の前の子のよさを知ろうと努めることが必要です。そして、そのよさが発揮される場面を見逃すことがないように、子どもを見つめていなければなりません。そして、そのときはしっかりと褒めたいと思います。

 こうした教師の児童理解の深まりが、児童同士の人間関係を築く力の向上につながっていくものと考えます。自分を大切にできる子を育てることは、他者も大切にできる子を育てることにつながっていくと思います。
 


【連載7 学校経営方針】言葉を大切にした学校づくりをどう進めるか。(その3)

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 前回に引き続き、「言葉を大切にした学校づくり」(その3)を本年度の実践課題1として、お話しします。

 「言葉を大切にした学校づくり」は、教職員だけにあてはまるものではなく、子どもたち自身においても、考えさせたい事柄であります。自分を高める言葉、他者と協働するための言葉には、どんなものがあるのか。また、子どもたちの人生を支える宝物となる言葉を見つけさせてあげたい。

 本年度、児童会活動、学級活動などの場で、子どもたちが言葉の力を実感できるような教育活動を行っていきたいと考えます。  

【連載6 学校経営方針】言葉を大切にした学校づくりをどう進めるか。(その2)

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 「言葉を大切にした学校づくり」(その2)としてお話しします。今日は本年度の実践課題1「言葉を大切にした学校づくりをどう進めるか」について説明します。

 昨年度、子どもの呼名の仕方について「男の子も女の子も分け隔てなく○○さん、とさん付けをする。」として取り組んできました。これは、男女共同参画教育の観点からも重要ですが、教職員の言葉づかいを整えるというねらいもありました。ただ、○○さん、とさん付けをするという行為は、その一手段にはなるけれども、それをもって「言葉を大切にした学校づくり」につながっていくわけではありません。

「言葉を大切にした学校づくり」とは何なのか、教職員全員で考え、合意形成を図っていくことが重要です。そのプロセスこそが重要であると思います。考え続けたい課題としてとらえていきたいと思います。
 

【連載5 学校経営方針】言葉を大切にした学校づくり とは…。(その1)

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 連載5回目の今回は、教育目標サブタイトルにある「言葉を大切にした学校づくり」についてお話しします。このテーマに関して3回に分けてお話ししますので、今日は(その1)としてお読みください。

 前回までの記事で、教育目標に表した子どもへの願いについてお話ししましたが、これを叶えるための手段は、「言葉の力」だと考えます。
 とりわけ、教師が発する言葉の力は大きいです。その言葉により、子どもは、自分のよさ、強みを知り、ときには、人生を支えたり可能性を開いたりするきっかけを得る場合もあります。

 まず、日常に使う教師の言葉が、このような意味を持つことを私たち教職員は十分に自覚し、言葉の力をもって、子どもたちの真性を引き出すこと、高めることを、心に刻みたいです。

【連載4 学校経営方針】 教育目標 「共に生きる学び舎を創る 」とは…。

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今回は、教育目標にある「共に生きる」とは、どのような意味なのか、掘り下げてお話しします。

 前回の記事では、「個」についてお話をさせていただきました。「個」が確立した子は、「他」の存在を理解することができます。当然、「他」は、自分とは違う。自分を大切にするのと同じように、だから、他の「違い」も尊重しなければならない、と考えると思います。

 そして、自分とは違う他者と協働することで、新しい価値を創り出すことができる。学校は実社会の縮図だと思います。様々な子どもが集う学校。

 違いを理解、尊重し、他者と協働することの素晴らしさを、体験できる学校でありたいという願いを、「共に生きる学び舎を創る」という言葉に表しています。
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