【校長講話】
　おはようございます。
　先週は厳しい寒さが続きました。この中で、開催を心配しました校内部活動駅伝大会は、雪のために、一日延びましたが、先週金曜日　日差しのある中で、３８チーム２２８人の人が参加して無事終えることができました。笑顔で走る選手のみなさんの姿、そして、仲間を応援する姿がとてもさわやかでした。

　また、昨日は、江南市民駅伝競争大会が行われました。本校を代表して、１４チーム８４人が参加しました。沿道の皆さんの声援を受けて、他校のチームの皆さんと競いあいました。選手のみなさん、厳しい寒さの中、最後まで襷を繋いでくれました。よく頑張りました。お疲れ様でした。また、吹奏楽部の人も開会式で演奏して、大会を盛り上げてくれました。寒い中、ありがとうございました。こんなふうに、地域の行事に中学生の皆さんがたくさん参加することでさらに地域は盛り上がっていきます。江南市の駅伝が愛知県８位になったのは、みなさんのように市内中学生の活躍があるからです。

　さて、先月１月１５日の日曜日、東海地方にもたくさんの雪が降りました。三重県の伊賀地方では、４０ｃｍほどの降雪がありました。みなさん、その日のことを覚えているでしょうか？この冬一番の寒波がやってきたとき、京都では全国都道府県対抗女子駅伝大会が行われました。そして、なんと３区で、となりの宮田中学校の野津選手が都大路を走ったのです。皆さんは、その様子をテレビで見ましたか？この日の京都の天候も大変でした。猛吹雪です。激走する選手の頭の上には、雪が積もり、前もはっきりと見られないような状態でした。気温がグンと下がった激寒の中、懸命に走る選手たちを見て、本当によく頑張っているなぁと感動をもらうことができました。

　ここで、皆さんにこの言葉を紹介します。
「耐雪梅花麗」です。
（雪に耐えて梅花麗しく）と読みます。これは西郷隆盛が甥の市来政直に送った漢詩の一節です。
　この言葉の意味は、梅の花は冬の雪や厳しい寒さを堪え忍ぶからこそ、初春に美しい花を咲かせ、かぐわしい香りを発するというものです。
　春は、すぐそこまできています。しかし、今しばらくは、冬の寒さとまだまだ立ち向かって行かなくてはなりません。今のこの厳しい寒さの練習・努力を大切にしてほしいと思います。