最新更新日:2024/05/31 | |
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卒業生 「別れのことば」 【卒業式】続けて、指揮 馬場君、伴奏 多賀さんで 「仰げば尊し」を合唱しました。 【別れのことば】 厳しい寒さも和らぎ、正門横の桜の枝々が心なしか桜色に色づきはじめ、春の訪れを感じます。本日このよき日に、私たち179名は卒業します。先程より、校長先生を始め、ご来賓の皆様、在校生の皆さんから心温まる祝福のお言葉をいただき、卒業生一同、感激で胸がいっぱいです。 今、こうして「卒業」という大きな節目を迎え、中学校での三年間が私たちにとって、いかに、かけがえのない時間だったのかをかみしめています。 三年前、着慣れない制服に袖を通し、少しの不安と多くの希望を胸に臨んだ入学式のことを、今でも鮮明に覚えています。中学校での生活は初めてのことばかりで、慣れるまでには、少しだけ時間がかかりました。 三年間、ともに練習し、ともに戦い、かけがえのない仲間に出会えた部活動。「嬉しい、楽しい」の一言では言い表せない、充実した時間でした。仲間と笑い合い、結果に喜び、自分の不甲斐なさに涙し、時にはぶつかることもありました。しかし、そのような日々を仲間と乗りこえてきたからこそ、互いを大切にし、技術や精神を高め合えたのだと思います。最後の夏の大会や駅伝など、数々の部活動で輝かしい成績を残した仲間が私たちの学年にいるということを、とても誇りに思っています。 一年生のときに目の当たりにした体育大会での力強いロックソーラン。合唱コンクールでの迫力ある歌声。先輩方の姿に感動し、「北中生のよき伝統を自分達も」と心に誓ったことが思い出されます。 二年生の自然教室では、普段できない経験をし、生きることのすばらしさを強く感じました。霧雨の中、全員で山頂を目指した登山。かまどから上がる煙に涙しながら作ったカレーと郡上鍋。みんなで楽しみ盛り上がったキャンプファイヤー、学年レク。先生方からのサプライズイベント、打ち上げ花火。大自然の中で過ごした三日間は、私たちの絆を一層強いものにしました。 三年生の修学旅行は、半年前から計画を進めました。最初に訪れた国会議事堂では、日本を動かす政治の中枢部に足を踏み入れ、その重々しさに身が引き締まる思いをしました。東京ディズニーランドでは、仲間と夢のような時間を思いっきり楽しむことができました。また、都内分散学習で訪問した企業では、産業や伝統文化、働くことの意義を学びました。クラスごとに都内や横浜まで足を伸ばした学級別活動や代々木体育館で行った学年レク。修学旅行で深めた、クラスや学年の心の絆は、この先も決して切れることはありません。 そして、私たちの心に深く刻まれた、中学校生活最後の体育大会、合唱コンクール。北中の伝統をどのように後輩に伝えるか、どう団結し、見ている方々の心に響かせるかと、本番まで試行錯誤したことが思い出されます。ロックソーランでは、ブロックが一体となった団結力やそこで得た爽快感は忘れられません。合唱コンクールでは、最高の歌声をホールに響かせ、三年生の歌声、心に響く合唱とはどういうものなのかを感じていただけたのではないでしょうか。 こうして今、三年間の中学校生活を振り返ってみますと、楽しいこともたくさんありましたが、辛く苦しいこともありました。困難を乗り越えるのは、一人では無理だったと思います。家族や先生方、地域の方々、そしてかけがえのない仲間に支えられ、私たちは今日という日を迎えることができました。 お世話になった先生方。熱心にご指導くださり、ありがとうございました。迷惑をかけたこともあったと思います。私たちが、この三年間を充実した日々にできたのは、先生方がいつも私たちのことを大切に思い、支えてくださったからだと思っています。先生方からたくさんのことを教わりました。それは、社会に出るにあたって必要なことばかりでした。本当に感謝しています。 在校生の皆さん。私たちに、ついてきてくれてありがとう。四月から、二年生のみなさんは最高学年として、一年生のみなさんは先輩として、北中の伝統を守り、新しい風をとりこみ、良き北部中学校の歴史をさらに築きあげてください。 三年生のみんな、今まで本当にありがとう。もう、みんなと教室で笑い合ったり、行事に熱くなったりできないと思うと、寂しく辛いけれど、みんなと過ごした三年間は、とても幸せなものでした。本当に本当にありがとう。 そして、お父さんお母さん、ここまで育ててくれてありがとうございます。素直になれず、困らせたこともたくさんありましたが、いつも温かい愛情で見守り、ずっと私たちを支え、応援してくれました。「ありがとう」の一言では言い表せないくらい感謝しています。まだまだ心配をかけることがあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。 私たちはこれから待ち受ける困難にも、決して挫けることなく、日々努力し、明るく輝く未来を私たちの手で創るため、前へ前へ、そして前へと強く歩んでいきます。 終わりになりましたが、皆様方の御健康と御多幸、そして北部中学校の発展を心よりお祈りして、お別れの言葉とさせていただきます。 平成30年3月6日 卒業生代表 林本華凜 |
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