令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2014.10.18 成長する学童の脳が求めている育脳の脳科学

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昨日の東海北陸地区連合小学校長会教育研究大会富山大会での記念講演は、日本大学大学院総合科学研究科名誉教授の林成之先生による「成長する学童の脳が求めている育脳の脳科学〜教育の難問を脳科学が答える〜」というもので、興味深く拝聴しました。
専門の脳科学の内容を平易な言葉におきかえて、プレゼンテーションを駆使し、ノンストップで90分間話される林先生の年齢を75歳と聴き、驚きました。全く、そんな年齢を感じさません。
講演会では、学校や家庭で見られる身近な例を用いながら、脳科学から見た才能を発揮する子どもの育て方についてお話がありました。
ここでは、印象に残ったフレーズを紹介します(文責・校長)。

・解決策を明確にし、実行することが大切。ダメという議論だけではいけない。そんなことを医者がしていたら、目の前の命を失ってしまう。物事を解決することを考えることが大切。
・子どもの教育には「気持ちが伝わる脳」「勉強ができる脳」「勝負に強く才能を発揮する脳」「考え・心を深くする脳」の4つの脳を適例年齢で、育むことが大切。
・小さい子が同じ遊びを繰り返したり、同じ本ばかり何度も読んだりしているのは、いいこと。正しく判断・理解する能力や微妙な違いが分かる能力、間違いがすぐ分かる能力などが身に付く。小さい頃に「英才教育」と称して色々教えても忘れ、不正確になる。環境を整えることが大切。
・勉強しても成果が上がらないのは、次々と勉強することが忘れる仕組みを生み出しており、「だいたい解った」を認めず、最後までしっかりと理解し、繰り返し確認することを習慣化することが大切。「だいたいできた」は、脳にとってよくない仕組みが生まれる。
・脳が育つために止めたい10の習慣「だいたいできた」「途中でちがったことを考える」「無理・勝てない・大変などの否定語を使う」「後回しにする」「自分の欠点・弱点が言えない」「後片付けがしっかりできない」「何事にも同期発火(脳が刺激を受ける)しない」「素直に全力投球しない」「損得で手を抜く」「言われたとおりの優等生」
・理解する成功体験が大切。「優しい問題をたくさん解く」「だいたいできたを認めない」「後でを禁止」「間違いを目の前で直す」「できるまでやり抜く」と、できない子ができるようになる。
・「興味をもつ」「人と同じ考えを求めず、微妙な違いが判断できるようにする」「自分で考え、最後までやり遂げる」「友だちや先生と共に学ぶ」と、集中力が高まる。
・達成能力や勝負強さは最後までやり抜くことで鍛えられる。力を発揮するのは「自分で成し遂げる」「直ちに実行する」「達成の仕方にこだわる」「最後までやり切る」習慣をつけること。逆に「無理・できないなどの否定語を使う」「決断が遅く迷う」「勝ち負けを意識する」「途中で終わりや結果を考える」ことをしているとダメ。よって、後片付けができない(最後までやり切れない)子どもは、才能を発揮させることができない。

・・・続きは、また。
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