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2016.10.15 「叱らない」子育て

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10月10日(月)付の「みやざき中央新聞」に、自戒をこめ(笑)て「やっぱりそうか」と思う記事がありました。 

記事は、ミリオンセラーを記録した「嫌われる勇気」の著書の一人である、哲学者・心理学者の岸見一郎氏が行った講演会の一節です。
「幸せになる子育て」と題したシリーズの「その1」に、「親子の関係をよくする『叱らない』子育て」という旨の講演内容が記載されていたのです。

以下に、その箇所を引用いたします。

 子どもが問題行動を起こしたら親は何をするか。きっと「叱る」という行動に出ると思います。
 ところが叱っているにもかかわらず、子どもは行動を改善しません。毎日毎日、同じように子どもは問題を起こして親は叱ります。
 この時、何度叱っても子どもが行動を改善しないのであれば、それは叱り方の程度が足りないのではなくて、「叱る」という方法そのものを改善したほうがいいと考えてください(中略)
「叱る」という行為には二つの問題点があります。一つは、親と子どもの関係が遠くなってしまうことです。関係が遠くなると、子どもはもっと言うことを聞いてくれません。
 もう一つは、子どもが親の顔色をうかがうようになることです。
 親の顔色を見て行動するかどうかを決めるようになります。自分から何かをしたり、独創的なことをしたりするような子どもにはなりません。
 叱られるか叱られないかで行動するのを決めるのでなくて、自分で自分の行動の適否を判断して行動できる子どもになってほしいです。
 これら二つの問題があるので、親は子どもを叱っても意味がないというわけです。
 では、叱らないのであれば親は何をすればいいのでしょうか。
 息子が2歳の時、ミルクの入ったマグカップをもって歩きながら飲もうとしていました。次の瞬間に何が起こるか予想できますかね。(中略)
 僕は何も言わず見ていると、息子はミルクをこぼしてしまいました。
 この時、僕は叱らずに「どうしたらいいと思う?」と聞きました。息子は「雑巾で拭く」と言って、床を拭き始めました。
 このような時、親が子どもの代わりに雑巾で拭くことがありますが、そうすると子どもは「自分が何をしても親が尻ぬぐいをしてくれる」ということを学んでしまいます。
 そして僕は、同じ失敗を何回も繰り返されては困るので、息子に「次からこぼさないようにするにはどうしたらいいと思う?」と聞きました。
 息子はしばらく考えて「座って飲む」と答えました。僕は「じゃあ、これからは座って飲んでね」と言いました。これで一件落着です。
 この間、全く叱っていませんし、自分の失敗は自分できちんと取れるというわけです。

…と。岸見さんのおっしゃること、よくわかります。同じ子育て経験者として、分かっていてもついつい叱ってきたことが思い起こされます。しかし、この意識はやはり大切ですね。
頭の片隅に起きつつ、子どもに接したいものです。
この「その1」では、「感情的に叱ると、子どもも同じようなことをします」「言葉でお願いすることをやっていけば、子どもたちもやがてまなんでくれるはずです」と結んでいます。
分かっているのですがねぇ…。いやいや、この意識、大切にしていかねば…ですね。
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