令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2015.2.12 岩倉北小学校の授業公開に参加して

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10日(火)は、午後から、岩倉市立岩倉北小学校の研究発表会におじゃましました。
研究主題は「進んでかかわり合い、共に学ぶ喜びを感じる子どもの育成」というもので、子ども達が「積極的に学ぼうとする姿勢」を様々な授業で見ることができました。

授業は、どの学級も、子ども達と交流がしやすいように、全体の座席が「コの字隊形」になっており、自然なかかわり合いが見られました。また、ペアやグループによる学習場面が意図的にいくつか設定してあり、子ども達が穏やかな表情でかかわり合う場面も見られました。意思表示をはっきりするために、赤白帽を使った場面も多く、そんな中からかかわりも広がる場面もありました(写真)。

全体講演会では、愛知教育大学教育実践研究家の中妻雅彦教授が「なぜ、『かかわり合い』『共に学ぶ』がキーワードなのか」というテーマで、その実践に迫る意味についてお話いただきました。本校でも行っている実践も耳にする場面がいくつかあり、本校の取組の良さを改めて確認できました。

世の中は、世界的に「個人追求」から「共同の学び」へ世界的にシフトしていくと言われています。国内でも、その理論は随分定着してきていますが、まだ「1(教師)×多(生徒)」という講義形式の授業から抜け切れていない教師や学校も中にはあります。

特に、「アクティブ・ラーニング」(講義形式とは異なる、能動的な学習法の総称)という言葉をよく耳にするようになりました。「総合的な学習の時間」等で、既に意識的に実践している現場は数多くありますが、ディスカッションやグループワークなど、「かかわり合い」を大切にする場面が数多くあり、「共同の学び」は、ますます大切になってくるでしょう。

本校も、「かかわり合う」ことで、効果的な学びが達成できるように、日々の研鑽を深めて行きたいと考えています。岩倉北小学校からは、今後の方向性について改めて確認することができました。ありがとうございました。

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音楽の授業のため、音楽室へ移動した後の空き教室。
机が整えられていて気持ちがいいものです。

「あれ?このクラスは、いつも次の授業の用意を机の上にしていたのでは」

と思いつつ、ふと見ると、机の下に用意があるではないですか。

準備もOK!見た目もOK!まさに、「一石二鳥」です。 

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2015.2.11 抜萃のつゞり

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毎年、この時期になると「株式会社クマヒラ」さんから、「抜萃のつゞり」(ばっすいのつづり)が届きます。

これは何かというと、書籍や雑誌、新聞から心に残る文章・記事を抜粋し、まとめた書物です。株式会社クマヒラ創業者の熊平源蔵氏が社会への感謝、報恩のために昭和6年に創刊されたそうで、戦時中を除いて途絶えることなく、毎年1回、創業周年記念日である1月29日に発行され、今年で「その七十四」となっています。非売品ですが、45万部も発行され、官公庁、教育機関、一般企業と幅広く、配布されています。保護者の中にも、ご覧になられた方があるかもしれません。

中には、約35の「心に残る文章・記事」が、毎号「修養」「自然と文化」「宗教」「青少年」「職業奉仕」「健康・医療・介護」「笑い・ユーモア」の7つのジャンルごとにまとめられています。
文章の元は、実に様々な人が執筆しています。大学教授、主婦、住職、作家、会社社長、医者、教師、落語家、芸能人・・・。本当に様々な立場の人の文章がまとめられています。
一つの話は3〜4ページにまとめられているため、読みやすく、内容によっては、小学生高学年の国語や道徳の教科書に登場しそうな話もあります。

心が温まる文章の数々。個人でも、無料で手にすることができます。まだご覧になられたことがない方で、興味のある方は、手にされてはいかがでしょうか。

2015.2.10 1日7時間?

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何のことかと思ったら、「女子高校生の携帯電話・スマホの1日の平均使用時間」というから衝撃です。
これは、「デジタルアーツ株式会社」が2月9日に、報道関係に発表したものですが、衝撃的な数字が並んでいます(中日新聞2/10付にも掲載)。

上記の1日の使用時間については、こうまとめられています。 
「1日の平均使用時間では、小中学生は2時間未満、男子高校生は4.1時間。女子高校生は平均時間が7時間で、「15時間以上」が9.7%と高く、使用時間帯を見ると「0時〜3時」が24.3%に及ぶ。」と。

1日24時間という枠には、学校に行く時間があり、睡眠・食事等の時間がある中で、「15時間以上」が10人に1人というのは、「衝撃」を通り越して「おかしなこと」に思えてきます。

また、時代は変わりつつあるようで、「0歳〜3歳の保護者の約21%が「契約の切れた中古のスマートフォン」を持たせており、「携帯ゲーム機」より高い。」とあります。そんな幼いときから、スマホを触っている子は、どうなるのだろうと想像できません。

これに対して、記事中で、玉川大学大学院教育学研究科准教授近藤昭一氏は、こう言っています。

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人格形成の一番大事な多感な時期に、メディアを介した間接的なコミュニケーションがメインとなってしまい、人と人との多様で直接的なコミュ二ケーションの機会が失われつつあることを非常に危惧しています。そのことは、相手の気持ちを感じ取ったり、適切な言葉で相手に伝えたりする情緒交流の能力やコミュニケーションスキルの未発達を招く恐れがあります。
(中略)保護者の皆さんには、お子さまの周囲に多くの“大切な人”と出会いの場を作っていただき、しっかりと人と向き合える交流をさせてほしいと思います。その体験が子ども達にとって生きていく自信になります。幼少期から、ネット中心の生活を送らせないで、親子での会話や遊び、地域活動や自然との触れ合いをさせて、バランス良く、多くの体験をさせてあげてください。そして、インターネットを使う時は、端末の制限機能や家庭内でのルールづくり、フィルタリングソフトの活用など、環境整備をお願いしたいと思います。お子さんがインターネットを道具として使いこなす逞しい大人へと成長されることを期待しております。

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学校でも、そうあることを願うところです。

■デジタルアーツ株式会社 プレスリリース(2015年2月9日)
 http://www.daj.jp/company/release/data/2015/020...

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大勢の児童が一斉に利用する体育館用のシューズ棚。混雑するため、棚に置くバレーシューズが雑になりがちです。

しかし、5・6年生の棚は、きれいに整えられています。

さすが、本校を牽引していく高学年。
4年生以下の古北っ子もまねしていきたいですね。

2015.2.9 「挨拶」ひとつで人生が変わる!

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読もうと思いながらも、購入が遅くなってしまった「No.1トヨタのおもてなし レクサス星ヶ丘の奇跡」(志賀内泰弘著 PHP発行)を購入し、週末、読了しました。

自分にそんな財力はないので無理ですが(笑)、読了後は「レクサス星ヶ丘店で車を買いたい!」と思ったものです。数々のエピソードは、読んでいる側も心が温かくなると同時に、私たちの世界に足りないものを感じさせるものでした。

第一章にある「『お辞儀』ひとつでファンになる、『挨拶』ひとつで人生が変わる!」は、警備員の方のエピソードを綴ったものですが、ただただ感心させられるものでした。
暑い日も寒い日も、年中入り口に立つ警備員ですが、その仕事の姿勢から、顧客を増やしていきます。
1,000人のお客様の名前と車を覚え、自店で購入されたレクサスでなくても、店舗前を通る全てのレクサスの車にお辞儀をする。その数も1,000台…。
そんな対応は、お辞儀に対してお礼の手紙が届いたり、真夏にメロンのプレゼントをいただいたり、クレームのピンチを救ったりするのです。
見返りを求めているものではないのに、結果的に高評価をいただき、店舗のイメージを変えるだけでなく、売り上げにも貢献しているというのです。なかなかできることではありません。

しかし、このことは本校が取り組んでいる「ABCを大切に」にもつながるものだと思います。見返りがあるわけではありません。しかし当たり前のことを愚直に続けることで身に付くことがあると思います。中でも「挨拶」「返事」「お辞儀」といった「ABC」は、まさに、警備員の振る舞いにつながるものでしょう。
「『挨拶』ひとつで人生が変わる!」かもしれません。大切にしたい部分です。
これからも、力を入れて指導していきたい部分であることを再確認しました。

雪ニモ負ケズ

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右の写真では分かりにくいですが、左の写真のように、昼前は吹雪のような雪が。
そんな中、5年生がギリギリまで体育のサッカーをしていました。
「寒いよぉー」の声はもちろんありますが、「雪が強くなってきたので教室に…」と先生が言うと「えーっ!まだサッカーやりたいー!」の声も。

さすが、子どもです。 元気が一番! でも、風邪には気をつけてね!

2015.2.8 「良い友達を作っていきたい」

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今日は、朝から天気が安定しないため、録りだめしてあったテレビを消化。その中の一つに、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が出演していた、「徹子の部屋」(2/5放送)を見ました。

番組中には、黒柳さんが、山中教授の小学生の頃の卒業文集を紹介していましたが、とてもいい内容が書かれていたので、以下に紹介します。

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   「友達」     山中伸弥
 この六年間をふり返って見て、一番心に残っているのは、修学旅行で、その時は、あまり印象付けられなかったが、今、考えてみると、将来の参考に必ずなると思う。
 それはこの修学旅行の時に六年生の内、最も深く友達と付き合えたから、社会における、複雑な人間関係に入る時、それが参考になると思うのである。
 今ぼくには、数人の「親友」と呼べる人がいるが、これらの相手は、中学、高校と進学するにつれて変わっていく。だが一度作られた人間関係は、滅多なことでは、失われない。
 だから小学生の時に良い友達を作らなければならない。友達の良い悪いでその人の将来が決まってしまうのではないか。
 ぼくが、この六年間での一番の収穫は学問を身につけたということで無くて、人間関係とか、友達と友達の心のふれあいを自分で経験したことだ。
 これからも良い友達を作っていきたい。

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文中の「一度作られた人間関係は、滅多なことでは、失われない」「友達の良い悪いでその人の将来が決まってしまうのではないか」などという下りは、小学生の感性としては、とても鋭いものだと思います。さすが山中教授です。小学校の一番の収穫は、「人間関係とか、友達と友達の心のふれあいを自分で経験したことだ」と言う山中教授。きっと、友達に恵まれ、充実した小学校生活だったのでしょう。

古北っ子の皆さんも、良い友達を作り、その人たちとのふれあいを大切にしてほしいと思います。

2015.2.7 ボードゲーム

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少し前の話ですが、平成18年、東京大学教養学部で「教養教育への囲碁の活用研究部門」が設立され、研究が行なわれました。大手学習塾や「日本棋院」が協力して行われた研究は、その日本棋院が、囲碁という頭脳ゲームについて次のような効果があると説明しています。
 ・集中力が身につく
 ・創造力を育む
 ・発想が豊かになる
 ・判断力を高める
 ・ストレス解消の効果がある
など・・・。
何百年と残った「ゲーム」です。その効果は、こんな程度では済まないくらい、奥が深いものがあるでしょう。

さて、いわゆる囲碁のような「ボードゲーム」は、その他にもいくかあります。
オセロ、将棋、チェス・・・。五目並べでもいいでしょう。
そして、それらは、どれも同様な効果があると思います。

デジタルゲームをしているときと、ボードゲームをしているときの脳の働いている様子を調べると、ボードゲームの方が、はるかにその働きく箇所が広く、活発化していると言います。

今では、「どうぶつしょうぎ」など「将棋の入門編」や、「9路」「13路」などの盤面が小さくなった「囲碁の入門編」もあります。また、オセロほどルールが単純なものはありません。取り組みやすいものから楽しんではいかがでしょうか。親子で対戦すれば、お父さん、お母さんの脳の若返りかも図れるかもしれません(笑)。
我が家にも、「オセロ」「将棋」「囲碁」「チェス」の4つが揃っています。おすすめです。

(※写真は、我が家にある「LEGO」製の「チェス」です。普通の盤もありますよ)

2015.2.6 学校HPのアクセス数を検証すると…

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何の順位でしょう。

1位:宮田中、2位:布袋中、3位:犬山市立栗栖小、4位:古北小、5位:藤里小

これは、尾北地区(3市2町)内の学校ホームページの1日当たりの平均アクセス数から児童数を割った数の順位です(期間:平成26年4月1日〜12月31日)。
内訳は以下のようになっています。
(※左から順に、「26年度アクセス数」「1日平均アクセス数」「児童生徒数」「1日平均/児童生徒数」)

 1 宮田中 415,160 1509.7 596 2.533
 2 布袋中 354,816 1290.2 589 2.191
 3 栗栖小   6,138  22.3  18 1.240
 4 古北小 123,757  450.0 471 0.955
 5 藤里小  89,356  324.9 384 0.846

これは、学校規模に応じたアクセス数の目安となります。児童生徒数が多ければ、当然アクセス数も多くなりますが、大切なのは自校の児童生徒・保護者に「確実にアクセスをしてもらう」ことであり、本校は、この数値(表の最も右にある値)が、「1」になることを一つの目安にしています。単純に「児童生徒が1日1回アクセスする数」になるからです。しかし厳密に言えば「1」になっても、「児童生徒が1日1回…」とは限りません。閲覧者は、主なところだけでも「保護者」「児童生徒」「その親戚」「地域住民」「所属職員」「教育関係者」「その他」と実に多くの人がいるからです。そうすると、「1」に近いからと言っても、まだまだ自校の関係者がアクセスしてくれているとは限らないのです。そういう視点で考えれば、「宮田中」「布袋中」は、生徒数を遥かに上回り、多くの幅広い人にアクセスされていることが分かります。すごいことです。

ありがたいのは、まったく本校と関わりの無い方でも、小まめに本校HPにアクセスしていただき、「学校とは」ということを知っていただいたり、「教育界の不易と流行」のようなものも知っていただいたりする方がいるということです。本校と関わりの無い方にも、本校の教育実践を応援していただいているようで、うれしくなります。

常に「アクセス数増」の努力をしていますが、むやみに増やそうとしているのではなく、上記のような目標値を掲げていることを知っていただければ、と思います。

わがままではなく・・・

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あるクラスにある、今話題の、松岡修造さんのカレンダー。
今日の言葉は、「わがままではなくあるがままに」。

自分の思いだけを押し通す「わがまま」とは異なり、自分の思いをしっかりを相手に伝え、相手の思いもきちんと尊重する。そんな「あるがまま」が、より良い人間関係につながると書かれています。

授業中の「学び合い」にもつながるひとことですね。

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教室移動の後の空き教室。
机が縦横にきれいに並び、余分なものが机上に置かれていません。
5年生の教室は、いつもこんな状態に整えられてから移動します。いいね!

整え・・・忘れかな

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校内の一部のトイレのスリッパが乱れていました。
また、図工室の椅子の一部が机にあがっていませんでした。
どちらも、多くはきちんとできていますが・・・。

「ABC」を続けることで得ることがあります。
特に、上記の作業は「3〜5秒」のこと。
「5秒」を自分のために、人のために使いましょう。
そして、470人の古北っ子の心を一つにしていきましょう!

2015.2.5 新聞を読むと・・・

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2月3日の「共同通信」による発表によると、以下のことが分かったそうです。

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新聞17紙が読者を対象に行ったアンケートで、昨年12月の衆院選について「投票した」と答えた人は83・8%に上った。参加各社が3日までに発表した。総務省発表の投票率52・66%を大きく上回った。
 新聞広告の効果を共同で調査するシステム「ジェイ・モニター」を利用し、選挙後の12月15日〜25日にインターネット上で実施。首都圏、中京圏、近畿圏と北海道、宮城、静岡、広島、福岡各県の20代から60代の有権者5193人が回答した。
 年代別の投票に行った人の割合は、60代が最も高く92・4%だった。次いで50代が84・6%。最も低いのは20代の73・8%だった。

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とのことで、この記事は中日新聞(2/4付)にも掲載されていました。
新聞を読んでいるから投票に行くのか、投票する人だから新聞を読んでいるのか、それはどちらが先かは分かりませんが、少なくとも、新聞を読んでいる人は、世の中の動きに関心が高いようです。最も低いとされる20代でさえ、総務省発表の投票率より20%以上も高いのですから。

また、ネットを活用した選挙運動が解禁されて2回目の国政選挙でしたが、政党や候補者のホームページを参考にしたと回答したのは「5・7%」、ソーシャルメディア・SNSも「4・0%」と、高くはありません。

世界的には、ネットの普及により「新聞社が倒産」なんていうニュースも聞かれますが、新聞を読む人は読んでおり、やはりニーズは高いようです。

本HPでもたびたび話題にしていますが、古北っ子の皆さんも、子どものうちから、新聞を読む習慣をつけるといいですね(と言いつつも、最近では購読していない家庭もあるようで・・・汗)。

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次の授業の準備をして教室移動。

先の先を考えての行動です。

机の右端に揃えられた教科書。

2年生でもバッチリ。

「心」も整えられています。いいね!

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今日は、微妙な天気予報でした。

温かいのに、本当に雪?雨?

判断に迷いながら傘を持ってきた人も。

しかし、そんな傘もご覧の通り。

一人一人の意識がそろうと、気持ちがいいですね。

2015.2.4 普通ではできない経験ができたから

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本日(2/4)付の中日新聞の県内版にあるコラム「ペーパーナイフ」に以下の記事がありました。 

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 あの時、走り出した自分に向かって大会関係者が「待って」と叫ぶのは聞こえていた。「でも止まれなかったんです。少しでも早くたすきをつながなくちゃって」。
 広島県で18日に開かれた全国都道府県対抗男子駅伝競走大会で、中継地点でたすきを投げ渡したとして失格になった県代表。大会の4日後、2区走者として「たすきを受け取った側」の江南市立古知野中学校の蝦夷森章太君(15)が当時のことを語ってくれた。
 「投げたことは分かったか」と問うと「うーん」と言葉を濁す。中継地点直前で倒れた高校生の1区走者に「あと少し」と声を掛け続けたことは覚えているが、「とにかく焦っていたので」。
 自身も遅れを取り戻そうと前半にペースを上げすぎて、後半に失速。不本意な走りで3区走者にたすきをつないだ。失格と知ったのは、ゴール地点に向かうバスの中。周囲は「おまえのせいじゃない」と声を掛けてくれたが、悔しさと申し訳なさが込み上げた。
 だけど、「今は前向きに捉えています。普通の中学生ではできない経験ができたから」。春からは高校に進学し、長距離を続ける。苦い思い出は、今後の競技人生の糧になる。

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中継所まで500mの地点で、愛知県はトップ集団に位置しており、そこまではプラン通り。そしてその後は、2区の蝦夷森君、3区の大石選手でトップに立つという算段だったようです。

改めて、何が起こるか分からないのがスポーツだと思いました。このことは誰も責めることはできません。そんな中、蝦夷森君は「今は前向きに捉えています」と言うところが立派です。出場したことも、失格というつらい経験をしたことも、全てが今後に生きると確信しているからでしょう。中学生でこのひと言が発せられることに、ただただ感心します。

私たちは「経験すること」の大切さを子ども達に伝えていく必要を改めて感じました。そして、蝦夷森君の今後の活躍を心から願っています。「がんばってください!」。

2015.2.3 学校保健統計調査から見えてくること

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1月末に、「平成26年度学校保健統計調査(速報値)」が報道発表されました。
この調査は、幼・小・中・高の各園・学校が、4月〜5月に行う、身体測定を始めとした各種健診結果を文科省がまとめたものです。
調査結果の主なポイントは、以下のようになっています。

【発育状態調査】
(1) 身長の平均値の推移は,平成6年から13年度あたりをピークに,その後横ばい傾向である。
(2) 体重の平均値の推移は,平成10年から18年度あたりをピークに,その後減少傾向がうかがえる。
(3) 肥満傾向児の出現率の推移は,平成18年度以降減少傾向にあったが,23年度以降はほぼ横ばいである。

【健康状態調査】
(1) むし歯に関しては,ピーク時(昭和40〜50年代)より減少傾向が続いている。
(2) アトピー性皮膚炎に関しては,5歳で過去最低である。
(3) 裸眼視力が1.0未満の者は増加傾向にある。

特に、「むし歯(う歯)のある者」は、親の世代と比べて、半分程度に激減しています。昭和54年の小学生がピークで「94.76%」となっていた反面、平成26年では「52.54%」となっています。子育て期の歯磨きを中心とした口腔ケアの重要性が浸透した結果だと思います。今後、ますます減っていくことでしょう。いいことです。

しかし、「裸眼視力1.0未満の者」は、親の世代と比べて、小中学生は「5割増し」になっています。昭和56年の小学生が最低で「14.93%」だったのが、平成26年では「26.53%」となっています。ディスプレイが氾濫し、それを見ることによる弊害は否定できないでしょう。個人的にも「ファミリーコンピューター」の登場が昭和58年だった事実に着目しています。

いずれにしても、自身の生活習慣で健康的な数値を維持できるのであれば、可能な限り気をつけていきたいものです。

■平成26年度学校保健統計調査(速報値)の公表について
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__...
(図は、上記URLの調査結果に掲載されていたものです)

2015.2.2 朝礼講話

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中般若の通学班の皆さんは立ってください。この班は、毎日、片道約35分前後をかけて登下校をしています。大変ですね。

今日は、「足るを知る者は富む」という言葉について学びたいと思います。

次の映像を見てください(※映画「世界の果ての通学路」の予告編を視聴)。
ケニアの友達は15kmを2時間かけて、またアルゼンチンの友達は、馬に乗って18kmを1時間30分かけて、モロッコの友達については、22kmという山道を4時間かけて学校に通っています。インドの友達は、車いすのため、4kmの道のりですが、1時間15分かけて通っています。
どうですか・・・?

さて、「足るを知る者は富む」という言葉はどういう意味でしょうか。
「今を満ち足りたものとして、不満をもたなければ、豊かに生きていける」という意味です。
もう少し具体的に言うと、「おいしいものをたくさん食べたいな」と思うかもしれません。しかし、皆さんは、3食を普通に食べることができます。世界では、1日1回の食事もままならない人がいます。
「もっと広い子ども部屋がほしいな」と思う人がいるかもしれません。しかし、世界では、10人以上の家族が、狭い部屋で寄り添って生活している人たちもいます。
みなさんの現状は十分に満ち足りているのです。そういうことを知った上で生活をすると、少しくらいのことが気にならなくなり、考え方が豊かになっていきます。

中般若の通学班のみなさんも、「学校がもっと近いといいな」と思ったことがあるかもしれません。しかし、低学年の頃は大変だった登下校も、やがて慣れてきたことでしょう。それどころか、体力がつき、時間に対する意識も高くなっているはずです。きっと「これくらいなら…」と「足りている」ことが分かってきたから、大変だったことがプラスに変わってきたのだと思います。

象などの野生動物もいない、崖もない、安全な通学路です。みなさんは十分に足りています。車が多いのはありますが、KSVの皆さんが、皆さんを守ってくれます。やはり十分に足りているのです。
この現状に感謝をし、日々の生活を送っていきましょう。
そして、先日の「感謝の会」でも言いましたが、ぜひ、ボランティアの皆さんには、これからもあいさつなど、具体的な言葉で感謝の気持ちを伝えていきましょう。

2015.2.1 北方町学校づくり研究会

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昨日は、「器楽クラブ交流会」の後、午後から岐阜県本巣郡北方町で行われた「北方町学校づくり研究会第1回フォーラム」に参加しました。
ちなみに、会場に近づくと、気温を示す路上の表示板は「3度」。どおりで雪が舞うはずです。

会には、北方町の先生をはじめ、近隣の地区の先生、丹葉地区(尾北の3市2町)の先生もたくさん参加していました。割合でみると、全参加者のうち江南市の先生の割合が最も高いくらいです。遠くからは、福井県の先生もみえていました。本校からは、私の他に、井戸先生、増田先生が参加しました。

今回は、岐阜市にある東長良中学校で教鞭をとった経験のある3人の先生方が講師として「学級づくり」のポイントを説いてくれるものです。
東長良中学校は、岐阜市の公立中学校でありながら、生徒の学習規律の良さ、学び合いをベースにした学力定着を図る授業スタイルは特筆するところがあります。そんな校風から学ぼうと、毎年行われる東長良中学校及び隣接する長良東小学校の研究発表会には、全国から多くの教員が参加します。江南市の小中連携や、学習規律も長良東小学校・東長良中学校をモデルにしているところがあります。
そんな校風を築くベースとなるのが「学級づくり」なのです。

3人の先生の「学級づくり」に共通しているのは、「いかに子どもに寄り添う時間を多くするか」「いかに一人一人をとらえるか」「いかに褒め・認め・はげますか」というところに集約されているように思いました。
どの先生も、自分なりの「教育理念」が確立されており、その実践を重ねる理由や重ねるとどうなるかという理論が、よく分かりました。
外の寒さとは真逆の、語る側と聴く側の熱い思いが会場内に充満していました。

自分自身、教員になった理由に、担任となって子どもたちと触れ合いながら、それぞれの成長を助けていきたい、というものがありました。今思えば、勢いだけでやっていたような部分もあり、恥ずかしい限りですが、子どもたちや保護者の方に支えてもらいながら、自分は随分と成長でき、少しずつ学級づくりが形になっていったように思います。

教科指導や行事の際の指導も、「学級づくり」がいかにしっかりされているかで、その伸び率は随分と異なってきます。それほど大切な「学級づくり」です。
「古北小の学級づくり」をさらによりよくするために、これからも本校職員と共に学び続けたいと思います。
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2/17 出迎え週間(〜20日)
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