令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2014.9.30 お弁当

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今日のお昼は、給食ではなくて「お弁当」です。忙しい中、お家の方が愛情を込めて作っていただいたのが伝わってきます。ありがとうございました。

さて、「運動会」後に実施した「オンライン・アンケート」には、「どうして、予備日は弁当なのか。給食にしてほしい」というご意見が数件ありました。きっと、忙しい中、お弁当を作らなければならず、そんなところから出たご意見だと思います。お気持ちはよく伝わってきます。

まず、給食の発注について説明いたします。
学校は、学期ごとに、「大量欠食の日」(学校・学年単位で給食をカットする日)を教育委員会(給食センター)に報告しています。例えば、2学期分の報告であれば、7月初旬までです。献立が2〜3ヶ月前に確定することから、材料の発注の関係で、そのタイミングになります。ですから、あらかじめ運動会予備日に給食を実施するか、弁当にするかを早い段階で決定しておかなければなりません。「予定通り土曜日に運動会が実施できたから、3日後の予備日は給食にします」というわけにはいきません。

次に、本校が弁当にしている主な理由は、次の通りです。
運動会を実施すると、子ども達の控え席は、教室で使用している椅子を持ち出して座ることになります。仮に、予備日に運動会を実施することになった場合、昼食をとるために教室に戻ると、椅子が無くて机のみになります。よって、その場合は、「立ち食い」か、複数の皿、牛乳瓶等を床のナフキン上に並べることになり、マナー面や衛生面、安全面に問題が伴います。
また、本校のプログラムは、昼食時間が45分間になっています。もう少しゆとりがあるといいかもしれませんが、これ以上になると、食後の児童が時間を持て余してしまったり、閉会が遅くなったりするため、この時間に設定してあります。しかし、この45分間は、弁当だから可能な時間であり、給食にすると、運動場から教室への移動の時間に準備・会食・片付け・移動の時間が加わり、非常に厳しい時間になります。

以上のようなことから、本校は、予備日を弁当にしています。
お家の方は大変だと思いますが、食べているときのうれしそうな表情は、やはりお弁当でしか見られないものです。また、本日は、6年生のように体育館で一堂に会してみんなでお弁当をいただきました。そんな楽しさもお弁当ならでは、と思います。

お弁当がもたらすメリットや、予備日に運動会を開催し給食にしたときのデメリット、さらには、台風接近時のように急な対応でないこともふまえていただきながら、お弁当持参にご理解いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

2014.9.29 決めたことを継続する

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「みやざき中央新聞」という、週刊の新聞を定期購読しています。
文字通り「宮崎県」に会社があり、週に一度、郵便で届きます。
この新聞は、各種講演会を取材し、感動した話、心温まった話、ためになった話など、1号につき5人程になりますが、講師の許可を得て、その内容を掲載している新聞です。

少し前ですが、9月15日号に、二人の講師の講演内容に、同じような言葉が使われていたので、紹介したいと思います。

一人は、プロ野球オリックスブルーウェイブ時代に、イチロー選手のチームメイトだった、奥村幸治氏。奥村氏は、引退後、ヤンキースで活躍している、田中将大選手が所属していたクラブチームの監督もしてみえました。
その奥村氏が、イチロー選手を引き合いにし、「彼は、継続できる天才。やろうと決めたことはずっとやる。自分の心をコントロールして、毎日コツコツ努力を続けているから、超一流と呼ばれる。」と述べています。

もう一人は、元中学校体育科教師の原田隆史氏。荒れた中学校を立て直し、全国中学校陸上大会で数々の素晴らしい成績を収めるなどしながら、途中で教師を退職し、現在は人材育成会社を設立している人です。
その原田氏が、「目標達成のためにやるべきことを決めたら、正月だろうが、インフルエンザだろうが、決めたことをやり切る。いつでも、どんなときでもやり切ろうとする自立型人間こそが達成や成功を掴む」と述べています。

二人とも「継続」「やり切る」という「続けることの大切さ」を説いています。
奥村氏の講演を前任校で直接拝聴したことがありますが、その講演でも、同じことを言ってみえました。(参照:http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...

「継続こそ力なり」とは、使い古された言葉ですが、第一線で活躍している人ほど、そのシンプルな考えを大切にしています。といっても、考えはシンプルでも、実践はなかなか大変なものです。それだけに、やり切った時に、光が見えてくるのでしょう。

古北っ子も心がけられたら・・・。イチロー選手みたいになれるかもしれませんね。

2014.9.28 余韻残る中で

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運動会が終わり、次の日の朝に。まだ昨日の余韻が残っているようです。
そんな中、うれしいメールを頂戴しました。

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本日の運動会は十分楽しませていただきました。
特に今年は直前になって雨の日が続きましたから、練習時間にも影響は少なくなかったと思います。それにもかかわらず、長い一日を規律よく進行されたことに感心しました。このことは日頃の子ども達の努力はもちろんですが、それと同時に先生方のご尽力のおかげだと思います。改めて敬意を表します。
各論では、特に高学年の種目が印象的でした。5年生の騎馬戦のワイルド性、6年生の組立体操の統率・独創性は見事でした。
最後になりましたが、校歌斉唱はいつ聴いても感動します。歌詞は多少時代遅れかもしれませんが、何十年も変わらずに歌い継ぐことはとても価値ある素晴らしいことです。思わず私は、半世紀前の自分を重ねた次第です。

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過分な言葉を頂戴し、恐縮します。
しかし、私たちの指導がこうした形でお認めいただけ、大変ありがたく思います。
全力でがんばる子ども達がいて、私たちも指導ができます。
引き続き、子ども達のために、頑張る所存です。

なお、余韻に浸っていただくべく、昨日の運動会の様子を、時系列で紹介する記事を、この後、追って掲載します。お楽しみに!

また、オンライン・アンケートに多くの回答をいただき、ありがとうございます。
ご意見・ご感想を数多く頂戴しています。
まだ回答されていない方は、明日29日(月)まで受け付けておりますが、余韻に浸っている今だからこそ答えやすいところがあるかと思います。
ぜひ、回答へのご協力をよろしくお願いいたします。

2014.9.27 全力児童

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絶好の運動会日和の中、運動会を実施することができました。
また、多くのご来賓の皆様、地域・保護者の皆様に、早朝よりお越しいただき、温かい声援や拍手をたくさんいただき、誠にありがとうございました。

運動会を終えると、とても清々しい気持ちでいっぱいでした。
それも、2学期のキーワードである「全力児童」をしっかりと表現してくれたからです。
職員のこれまでの指導、家庭での後押しなどがあってのことですが、それ以上に、子ども達の「がんばるぞ!」という意欲が大きいように思いました。

笑顔で入場する児童。
徒競走で、転んでもすぐに立ち上がって全力で走り出す姿。
どの競技にも、声がかれるほどの応援をしている姿。
赤白の優勝がかかった騎馬戦で、敗れたときに涙を見せていた児童。
帽子を取られた騎馬のグループに拍手で迎える児童。
仲間を信じて難易度の高い技を決めた6年生。
緊張感の高まる中、大ピラミッドを成功させた誇らしそうな顔・・・。

他にも、多くのさわやかな場面を見ることができました。
ひたむきに頑張る姿、心から仲間を励まし称える姿。
自然にそれらの振る舞いができる古北っ子は、さらに高みをめざして、成長できることと思います。
これからの古北っ子の成長が楽しみです。

引き続き、「全力児童」の古北っ子に、エールをお願いします!

2014.9.26 インターネット上の地図の活用

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現在の校内は、どの教室にもインターネットにアクセスするための「LANケーブル」が接続できるような環境になっています。
よって、教室から、インターネットにつなげ、教材を提示したりすることができます。

写真は、そうした環境を利用して、社会科の授業で、大型ディスプレイに航空写真の地形を表示しているところ。
3年生から学習が始まる社会科は、3年生で江南市の学習を、4年生で愛知県の学習を、5年生で日本国土の学習を、とエリアが広がっていきます。しかし、学習には、「虫の目と鳥の目」が必要であり、地域学習をする際は、その土地のある一点について学ぶことと、その周辺について俯瞰(ふかん)しながら学ぶことで、互いの関係性が見え、学習に深まりが出てきます。

川の流れなどの地形、人口が密集している地域、施設の大きさ・・・など、そういったものを具体的に示すことができる、ネット上の地図は、便利なツールの一つです。

さらに、一瞬でズームイン・ズームアウトができ、地図や航空写真、地形図に切り替えられます。4年生の社会の授業にぴったりな「水域図」なんていうものも表示できます。
昭和の時代には考えられなかった授業スタイルですね。

地図帳とあわせて、こうしたツールを使用することで、わかりやすい授業を組み立てることができます。 

2014.9.25 市長さんらによる授業見学

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昨日、堀市長、石井教育長、武馬教育課長がおみえになり、授業を見学し、5年2組で給食交歓会を行いました。

3・4時間目を使って、全学級の授業を参観していただき、授業のみならず校内環境についてもつぶさにご覧いただきました。
見学中や見学後には、堀市長から、以下のようなお言葉をいただくことができました。

・全員が授業に集中して参加しており、表情がいい。
・整理整頓が行き届き、気持ちがいい。
・清掃がしっかりされており、きれいな学校である。

堀市長は、教室に入ると、まず子どもの姿勢や表情に着目されます。そして、さりげなく、ロッカーの整理整頓や、教室環境をご覧になります。
廊下や階段を歩いていても、掃除の状況やトイレのスリッパの整頓状況、空き教室の整頓状況・・・、もです。
すると何度か、「このロッカーの整頓、いいねぇ」と直接、指をさされて話していただいたり、廊下を歩きながら「掃除が行き届いているねぇ」と話していただけたりする場面がありました。「これならスポ少も強くなるはずだ」とも・・・。
過分なお褒めの言葉をいつくかいただきましたが、毎年、市内全小中学校を回られての言葉ですから、確かな言葉として、受け止めました。

この日は、「来客があるから」と、特別に朝の掃除をしたり、子ども達に「しっかりするのだよ」と声をかけたりしていたわけではありません。あくまでも普段通りの様子を見ていただいての評価です。
これらの評価を得られる学校になるには、一朝一夕でできるものではありません。
今まで本校に勤めていただいた先生方による何年もの実践の積み上げや、継続された日頃の指導の成果だと思います。加えて、保護者や地域の皆様の常日頃からの指導の賜物と感じています。

しかし、「作り上げる」のに時間がかかるに対し、「崩れていく」のは速いものです。
今の良き校風を維持できるよう、職員一丸となって、教育活動に邁進していきます。保護者・地域の皆様におかれましても、引き続き、本校教育活動にご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

ABCを大切に

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座席がグループ隊形になり、机が黒板に対して“横向き”になっても、先生の話を聴くときは、“おへそ”を前にした聴く姿勢

体の向きをしっかりと整えることで、集中して聴くことができます。

授業の基本の一つは、まず「話を聴くこと」から。
こうした「ABC」を大切にすることで、学力も付き、社会性も身に付いていくものと考えています。

2014.9.24 地球温暖化が進むと・・・

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2050年9月23日の気候は、どうなっているのでしょう。
国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の最新報告書に基づいて、研究者が予測した、この日の日本の天気予報は驚くことになっています。
NHKが製作したYouTubeの動画で、その天気予報を見ました。すると・・・。

最高予想気温は、仙台が32度、東京が35度、名古屋は36度です。真夏日(最高気温が30度以上)も連続50日以上、熱帯夜(最低気温が25度以上)は60日以上となっています。東京の8月の最高気温は、40.8度、熱中症で亡くなった人は過去最高の6500人となり、50年前の2倍以上になっています。この暑さは、10月上旬まで続きそうです。この影響で、沖縄の珊瑚がピンチになったり、京都の紅葉の見頃は、クリスマス頃になったりします。台風は、900hpaを切るスーパー台風となり、上陸時の風速も65m/時と予想されています。その影響で、ライフラインが寸断され、停電や断水が起きます。

これは、私たちが今のペースで二酸化炭素を出し続け、地球温暖化が進んだ場合に考えられたものです。今から平均気温が2度あがっただけで、ここまで大きな変化が起きると予測されています。

世界的にも、海面上昇により40cmも海面が上昇し、海に沈む地域が出てきます。さらに、食糧難になり、住むところを追われる事態も起き、各地では紛争なども起きるかもしれないと言われています。

2050年と言えば、古北っ子が40歳代です。そんなに遠くない、未来です。
私たちは、環境問題に、もっと高い意識をもつ必要があるようです。

ちなみに、「WMO Weather Report 2050」という形で、各国の2050年の天気予報が見られます。日本以外は全て英語(あるいは各国の言語)ですが、映像を見るだけで、大変な状況であることがよくわかります。
■How will climate change impact our weather in the year 2050?
 Watch “weather reports from the future”
 http://www.wmo.int/media/climatechangeimpact.html

2014.9.23 どろだんご作ろう♪

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「雪だるま作ろう〜♪」ならず、「どろだんご作ろう〜♪」。
きめの細かい田んぼや畑の黒い土に水を湿らせ、どろだんごを作ったことがあるという古北っ子は多いと思います。

しかし、そのどろだんごを「芸術作品レベル」にまで仕上げられるところがあります。場所は、常滑市にある「INAXライブミュージアム・土どろんこ館」。
やきもの用の粘土と、専用の道具を使って作るため、形はまん丸で、乾燥しても割れることがありません。そして、自由に着色して磨くため、まるで惑星のようなきれいなどろだんごになります。
写真は、我が子が作ったどろだんご。作ってからしばらくは定期的に磨いていたため、常に輝きを保っていましたが、今は、勉強机の片隅にポツンと・・・。しかし、約5年前のどろだんごがご覧のように、しっかりと形をキープしています。きょうだいで色や模様が異なり、個性が表れ、おもしろいものです。

作成は1時間以上。じっくり作るため、完璧なものが仕上がります。予約・料金が必要ですが、敷地内・建物内には、企画展や展覧会が開催されており、「土について」の、ちょっとした勉強にもなります。
行楽の秋の季節に、知多半島に出かけたときには、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2014.9.22 運動会下見

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いよいよ、今週末は運動会です。台風が近づいており、天候が気になるところですが、前日の準備から当日は、今のところ、実施できそうな雰囲気です。

さて、そんな一週間後に迫る時期になると実施するのが、「下見」です。
各学年が本番と同様な流れで実施をし、全体の動きの確認はもちろん、時間の計測、道具や服装の確認、安全面の確認、係児童の一挙手一投足などを確認する時間です。

子ども達もそれなりの緊張感をもって動きます。しかし、どの学年も変な堅さはなく、伸び伸びと笑顔で、そして「全力」で実施をします。

演技終了後の助言で、細かい点の指導はしますが、どの学年も合格点をあげられる出来映えです。
そして、どの学年にも共通して言えるのは、仲間の声援が実に自然にできているということ。低学年の「○○君、がんばれ〜!」「赤がんばれ〜!」「白勝て〜!」は、もちろんですが、高学年は、もうワンランク上の声援となります。
負けても「ドンマイ、ドンマイ!」「次がんばろうぜ!」という声が自然と交わされ、人間関係の良さを見ると共に、人がもつ、純粋な優しさや温かさを見ることができました。

競技なので、勝敗はつきます。しかし、勝敗にこだわりつつも、ベストを尽くした仲間に、勝敗に関係なく、惜しみないエールを送れる古北っ子を大変うれしくおもいます。
本番はもちろん、古北っ子が大人に成長しても、いつまでも、この温かさを大切にしてほしいと思います。

2014.9.21 宇宙開発

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またまた、宇宙ネタですみません。
今日は、一宮地域文化広場にて、国立天文台に勤めてみえる宇津巻竜也さんの「君も宇宙に行こう!」と題した講演を聴きました。

内容は、宇宙開発にまつわる話を、スライドや動画を交えて、分かりやすく説いていただいたものです。「宇宙に行く方法」「なぜ宇宙に行くのか」「はやぶさ2について」「JAXAの主な地球観測衛星」「日本人宇宙飛行士について」など、興味深い話ばかりでした。

「なぜ宇宙に行くのか」は、「宇宙に行かなければ見えないものがあること」「宇宙の環境だから研究できること」などがあげられます。しかし、宇宙に行く方法は、現在は「ロケット」しかありません。ロケットに積み込めるものに限りがあるため、人口衛星や観測機の大きさも制限があります。そこで、人工衛星・観測機の開発にも、大きさ、重さを考えた上で、必要な機能を持たせる工夫が必要となります。そんな機器を開発する人類の知恵に感心するばかりでした。
特に、「はやぶさ2」は、「はやぶさ」より進んだプロジェクトになっており、その動画は、「それはすごい!」と思うものでした。
飛び立つのは、この12月。期間予定は2020年末だそうです。プロジェクトが成功すれば、世界初となるもので、ぜひ、成功させて地球に帰還してほしいと思いました。
ちなみに、天文マニアの人は、すでに、「はやぶさ2」が帰還する2020年末のスケジュールを立てているとか。「はやぶさ」同様に、オーストラリアに帰還するとのことで、オーストラリアへ行く計画を立てているそうです。すごい人が世の中にはいるものです。

現在、宇宙に行ったことがある人は、全世界で500人を超えます。しかし、日本人はまだ9名です。日本の人口の割合からするとまだまだ少ない人数です。毛利衛さんらの「科学者」や、若田光一さんや山崎直子さんらのような「エンジニア」や、向井千秋さんらの「医者」など、様々な職種の人がいましたが、狙い目は「医者」だとか。医者は、過去5回の選考会のうち、3回で選ばれているからだそうです。

間もなく、民間人でも宇宙に行けるという時代が来るそうです。
古北っ子の中からも、ひょっとしたら、そんな人が出るかもしれません。
そんな日を楽しみに待ちたいと思います。

2014.9.20 山の絵画展

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本校校区に住んでみえる、元教員の栗木基晴先生が描かれた油彩画の個展に行きました。
校長先生を最後に退職され、その4年後、今から12年前に、病気のために、右半身が不自由になり、今は車いすで生活をされてみえます。

驚くのは、利き手ではない左手で数多くの絵を描かれているということ。展示されている作品は、過去におとずれた山々や、静物画などを描いた新作の47点。
ちょうど、ギャラリーにみえた栗木先生に伺うと、1ヶ月に4点ほどを平行して描き、キャンバスに1日2〜4時間向かわれているということ。その力強さにただ敬服するばかりです。
三保の松原から望む「富士山」の絵を鑑賞していると、「富士山は難しい。富士山がしっかり描けたら、プロだよ」と言われ、芸術家ならではの、印象に残るひとことでした。

絵は季節感にあふれ、見ていると、心が和むものばかりです。

絵画展は、江南駅前の「ギャラリーみわ」にて、明日(〜17:00)まで、見ることができます。古北っ子のみなさんも、時間があったら、鑑賞に行かれてはいかがでしょうか。

(※栗木先生の個展に関する記事が、9月12日付の「尾北ホームニュース」に掲載されています)

2014.9.19 「はいどうぞ」「ありがとう」

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プリントなどを列ごとに配るワンシーン。
席が前の児童が、後ろの児童へプリントなどを回す(配る)ときに、その人の方を向いて「はいどうぞ」と言います。受け取る側は「ありがとう」と言いながら受け取ります。

これだけのことですが、このシーンには、色々な意味が隠されています。
前を向いたまま、プリントだけ持った手を後ろへ「ホイ」と渡す児童がいると、プリントが後ろの児童の顔などに当たり、当たれば「クシャッ」と紙が傷みます。紙の角が目に入れば大変なことです。後ろを見て、丁寧に渡すことで、紙は傷まず、事故もおきません。
そして、「はいどうぞ」「ありがとう」というだけで、お互いが気持ちよくなり、思いやりや優しさの気持ちを芽生えさせることができます。

プリントを列の一番後ろの児童が回収するときも、集められる側が「お願いします」と言い、集める側が「はい」や「いいですよ」というのも同様な効果があります。

小学校では、よく行われる手立てですが、低学年から、こういう小さなことを徹底することで、学級や集団が温かい雰囲気になります。もちろん、この手立てだけで、そうなるわけではないですが、このことをきっかけに、小さな事をきちんと大切にし、思いやりあふれる行動を大切にした意識が広がります。

これは、教育業界では著名な故有田和正先生の実践です。
私自身、何回か、有田先生の講演などを拝聴したことがありますが、ユーモラスで、それでいて授業のツボをしっかりと押さえていて、多くのことを学んだものです。残念ながら、今年の5月にお亡くなりになりました。
優れた実践家の手立てには、大きな意味があり、私たちもそれらから学び、それらを継承・実践していきたいものです。

2014.9.18 新幹線から思うこと

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先週末の帰りの東京駅で、新幹線に乗ろうとホームにあがり、東北・上越・山形・秋田・長野行き新幹線ホームを見ると、E7系「あさま」、E5系「はやぶさ」、E2系「はやて」が並んでいるではないですか(写真下は、「はやぶさ」発車後、はっきり見える「はやて」)。男子の多く(?)がちょっとうれしい瞬間です。

しかし、こうした数々の新幹線を開発することができるのは、日本ならでは、と言えるでしょう。技術力の高さに加え、緻密さは、世界が認めるところです。

外国人の利用者は、新幹線に高い評価をしています。「車両が静か」「シート間も飛行機のように狭くなく快適」「車両内がとにかく清潔」「液晶パネルでアナウンスしてくれる」という車両そのもの評価に加え「1分以上遅れない」「安全面に優れている」「ホームも快適」など、新幹線のシステム全体を高く評価する声があります。中には、「乗車時に乗務員が礼をしてくれる」なんて評価も。
アジアやヨーロッパ各国の“新幹線”に詳しい人々が、そう評価するのですから、間違いはないでしょう。

また、新幹線だけではなく、自動車などの工業製品や電化製品など、世界でその品質の良さは認められるところであり、世界で最も古い木造建築物(法隆寺)があったり、世界一長いトンネルや橋を作ったりしているところからも、同様に世界から高い評価を受けています。

「日本の若者は自己評価が低く、将来を悲観している」という国の調査結果が少し前にありましたが、同時に「『自国の役に立ちたい』と考える若者の割合はトップ」という結果も出ています。「役に立ちたい」−ここが重要なポイントだと思います。だから、こうして発展し、便利で安心・安全に暮らせるのだと思います。

「謙虚」で「まじめ」な日本人気質に対して、私たちは、もっと自信をもっていいと思います。それだからこそ、世界で評価されているのです。
古北っ子には、ぜひ、謙虚でありながらも、自分に自信をもてる人になってほしいと願っています。また、そう思えるような指導をしていきたいと考えます。
「新幹線」から、やや大きな話になってしまいました(笑)。

ABCを大切に

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5時間目の授業の用意をきちんとして、「あおぞらタイム」に出かける児童たちが多数。

これも「ABC」ですね。いいぞ。 

2014.9.17 コンピュータの活用

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コンピュータルームには、「国語」の授業の5年生が・・・。
インターネットを使って、一生懸命に何かを探している様子です。
「『国語』の授業なのに・・・?」と思うところがあることでしょう。
そうです。国語の授業なのにインターネットを活用しているのです。

この国語の単元では、「『豊かな言葉の使い手』とは、どういう人のことか」という課題に対して、「該当する人」や「その豊かさ」についてインターネットを使って調べます。単元の中には「インターネットを使って調べる」という、その調べ方のポイントについて解説されたページもあるのです。昭和の小学校の国語の時間には、考えられないような内容です。

これは、以下のように、学習指導要領における情報教育及び教科指導でのICT活用の充実について、きちんと触れられています。

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「児童がコンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段に慣れ親しみ、コンピュータで文字を入力するなどの基本的な操作や情報モラルを身に付ける」とともに、情報手段を「適切に活用できるようにするための学習活動を充実する」こと。

各教科等においては、国語科における言語の学習、社会科における資料の収集・活用・整理、算数における数量や図形の学習、理科の観察・実験、などの学習活動などでコンピュータや情報通信ネットワークなどを活用すること。(一部略)

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文中に「国語科における言語の学習」とありますが、ちょうど、この部分で今回の活用があてはまるのです。

児童の様子を見ていると、キーボードの扱いや、WEBサイトのページ送りなどは、手慣れたものです。多くの児童が日頃から触れていることが分かります。
今後、益々発展していく情報機器だと思いますが、学校では、それらを適切に活用できる力を身につけられるよう、指導をしていきます。

2014.9.16 テニスボール

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本校の教室の机と椅子の脚には「硬式テニスボール」がはまっています。
本校にお客さんがみえ、それに気づくと、驚かれます。
机や椅子を移動しても、あの「ガガガガ」「ゴゴゴゴ」といった音がせず、「スーッ」と移動するからです。これは静かで、ありがたいものです。

元々は、10年ほど前、本校に耳の不自由な児童が通っていたところにさかのぼります。机を引きずったり、椅子を引きずったりすると、大きなノイズとなり、必要な音を聴き取ることができなかったことから、余分な音がしないようにと、地域の方のご厚意により、使えなくなったテニスボールをいただき、机・椅子の脚にテニスボールを取り付けたのが始まりです。その児童が使用する教室のみならず、全校に広げ、やがて、校内の全ての机・椅子に取り付けることができました。
おかげで、校内は随分と静かになり、学校生活が送りやすくなったということを聞いています。
児童は卒業しましたが、その後も、定期的に、使えなくなったボールを届けて下さるので、傷んだボールを取り替えるなどし、維持することができています。

こういうところからも、地域に支えていただいているのを実感します。大変、ありがたく、感謝するばかりです。そんな力に応えられるよう、今後も、教育活動に取り組んでいきます。

2014.9.15 宇宙博

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今日は、昨日に続いて、「宇宙三昧」。
千葉の幕張で開催されている宇宙博に行ってきました。7月19日~9月23日開催となっており、夏休みは随分と盛況だったそうで、その質の高さから、9月は、リピーターや期限内に駆け込む人もいるのだとか。おかげで、開館時間には、千人はこえるほどの列が。驚きでした(ちなみに、開館40分前に並んだので、200人位に位置していました)。

内容は、NASA(アメリカ航空宇宙局)とJAXA(宇宙航空研究開発機構)のコラボだけあって、素晴らしく、約500点の貴重な資料は、目を見張るものが数多くありました。

アポロ17号の着水時に使用されたパラシュートの実物、歴代の宇宙服、スペースシャトル「アトランティス」のキャビン(操縦室)、アポロ月面車や火星探査車「キュリオシティ」の実物大モデル、触れる隕石、日本が作製した数々の人工衛星のレプリカや模型、今後の宇宙プロジェクトの紹介などなど…、好きな人なら、どれだけ時間があっても足りないくらいでしょう。

家族連れも多く、お父さんが小学生位の子供に熱く語っている場面や、中学生から高校生位の男の子のグループが、宇宙談義をしているのは、なんとも微笑ましいものでした。

いつも思うのは、こういう貴重な展示博は、東京で開催されることが多いということ。大阪、名古屋などに巡回する事もありますが、ないことの方が多くあります。そんな状況をいつもうらやましく思います。

ということで、我が家では、チャンスがあれば、こうした展示博や、博物館の企画展に、可能な範囲で見て回ります。今回の学びが、今後の学びの広がりにつながるものになればいいな、と思いました。そして、少しでも多くの国内の箇所を巡回展示される日が来ることを願うばかりです。

2014.9.14 筑波宇宙センター

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今日は、私用で茨城県つくば市にある「筑波宇宙センター」に来ています。

最先端分野の研究・開発をしているだけあり、東京ドーム12個分という広い敷地には、数多くの研究棟や施設が建ち並んでいます。約2,000人が働いているというのですから、その施設の大きさが、よく分かります。

主な業務として、ロケット等の宇宙輸送システムや人工衛星、国際宇宙ステーションに係る研究開発をはじめとする、宇宙航空分野における基礎・基盤的な研究開発があります。
また、宇宙飛行士の養成・訓練などもします。

そんな施設内には、宇宙に対する興味関心や理解を深めてもらおうと、見学スペースかいくつかあります。

屋外には、H−2ロケットの実機があります。
また、数々の人工衛星が並ぶ「スペースドーム」には、実際に打ち上げられなかったものの、予備機(トラブル等で代わりにうちあげられるもの)として製作された本物の人工衛星が並びます。国際宇宙ステーションにある日本の実験棟「きぼう」はロボットアーム付きの実物と同じ大きさの試作品が展示されるなど、宇宙がより身近に感じられるものばかりが並び、なんだか、ワクワクしてきます。
さらに、種子島発射場から、一般人が立ち入ることができる最も近い、3km地点のロケット発射時のエンジンの爆音を体感する事もできました。約120デシベルと、飛行機のエンジン音を間近で聞くか、雷を間近で聞くようなすごい轟音でした。

茨城県つくば市と、江南市からは遠いところにあるので、なかなか見学に立ち寄ることは難しいかもしれませんが、近くに行った際には、予約無しで見学できるので、ぜひ、立ち寄ってはいかがでしょうか。

なかなか、楽しいひとときでした。

2014.9.13 発明くふう展覧会

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午前中、今日・明日と、「一宮スポーツ文化センターにて」開催されている「発明くふう展覧会」を見学してきました。

本地区(3市2町:丹羽郡、江南市、一宮市、稲沢市)の各学校から選ばれた作品及び、入賞作品を見ることができます。古北小からも2点が展示されました。また、昨年度の全国展覧会入賞作品も特別展示されています。

実は、全国大会、世界大会にもつながっているこの展覧会(参照:発明くふう展覧会)。今年も、「なるほどぉ」と思う作品がいくつもありました。きれいに描かれたポスターも同時に展示されています。

11月1日(土)・2日(日)には、名古屋市西区にある「トヨタ産業技術記念館」にて、愛知県の入賞作品を見ることができます。

本校からは、惜しくも入賞は果たせませんでしたが、学校からの代表作品として、5年生の今井海成君、4年生の鈴木佑奈さんの作品が展示されています。

一宮スポーツ文化センターの展示は、今日・明日とも16時まで。
興味がある人は、ぜひ、出かけてみては。
★今までどおり電話での連絡も受け付けています。
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学校行事
3/6 卒業生を送る会
3/9 通学班集会
3/10 あいさつの日
委員会(最終)
PTA活動
3/9 常任・学級委員会(10:00〜)
地域行事
3/5 北部中学校卒業式
江南市立古知野北小学校
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