令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2015.7.20 くちびるに歌を

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今日は、江南市民文化会館に、江南市女性連絡協議会が主催する映画会で上映された、映画「くちびるに歌を」を見てきました。

中学校の合唱部を物語の柱としている映画だったため、今年3月に劇場公開されていたときに見に行きたかったのですが、行く機会を逸していました。今回、こうして見ることができてラッキーでした。

原作は、全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」の作者アンジェラ・アキさんのテレビドキュメンタリーをもとに作家・中田永一さんが書きおろし、読書メーターおすすめランキング第一位にも輝いたベストセラーです。

あらすじは以下の通りです。

東京から柏木ユリ(新垣結衣)が、長崎県五島列島にある中五島中学校へ音楽の臨時教員として赴任してくる。彼女がこの青い海に囲まれた故郷へ帰ってきたのは、数年ぶりのことだった。生徒たちの間では美人でピアニストとして活躍していた柏木の話題でもちきりに。当の柏木はそっけない態度で生徒たちに接し、生徒からせがまれてもいっこうにピアノを弾こうとしない中、嫌々ながら合唱部の顧問を引き受ける。女子しかいないところに男子が入ってきた上に全国コンクールへ混声で出場することが決まり、合唱部の部員たちは混乱する。コンクールの課題曲は『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』。柏木は部員たちに15年後の自分へ手紙を書くよう言う。そこには、普段明るく見せていてもそれぞれ悩みや苦しみを抱え、だからこそ仲間とひとつになって歌う合唱に救いを求める生徒たちの姿があった。遠ざかっていたピアノにも生徒たちにも向き合うようになっていく柏木。そして迎えた本番当日、ある事件が起きる…。(※Movie Walkerより引用)

これからレンタルなどでご覧になりたい(9/2発売)、という方にネタバレするといけないので、内容については触れませんが、純粋に感動し、爽やかな気分になれる映画でした。
途中、観客の皆さんが一斉に涙をぬぐうシーンがあったり、「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」の合唱シーンでジーンと来たりと、単純に「見てよかった」と思える映画でした。

市内の中学校では、各学校が、秋に合唱コンクールを開催します。
良く歌う合唱曲も登場し、自分が担任なら、練習が始まる前に、この映画を学級で見て、合唱コンに対するモチベーションを上げようとするかもしれないな、とふと思いました。
先生や中学生にお勧めかもしれません。

映画「くちびるに歌を」公式HP

2015.7.19 岩倉市食育シンポジウム

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今日は、岩倉市総合体育文化センターで行われた、「岩倉市食育シンポジウム」に参加しました。
三部構成のシンポジウムは、第一部が「講演会」、第二部が「岩倉市食育推進計画の概要説明」、第三部が「パネルディスカッション(以下、PD」というものでした。

講演会の講師には、「奇跡のリンゴ」でおなじみの木村秋則さんと、木村さんの作られたリンゴを使ったスープを考案した山崎隆シェフ。
お二人の軽妙な掛け合いに、会場は笑いに包まれることも多く、楽しく拝聴しました。
食に対する思いが、人一倍強いお二人の言葉は、共感すると共に、新しく知る内容の話も多く、興味深いものでした。

講演やPDから、印象に残ったいくつかの言葉を紹介します(文責:校長)。

・必要なもの以外は摂取しないのが植物。無農薬で育てたリンゴの木の下でトマトを作ったら、脚立で届かないほどの背丈のトマトができた。
・大根は毎日動いている。葉っぱをちぎって棒を刺しておくと、葉の位置が変わっていることが分かる。大根は、日の出から日没まで時計方向に回って土に入っていく。だから、横に伸びる根がない。
・荒らされていたトウモロコシ畑の罠に子ダヌキがかかった。棒をにぎって叩こうとすると親と思われるタヌキが子の前に現れ、ジッとこっちを見ている。その目を見て叩くのをやめ、罠を外してやった。すると逃げずに親が子のキズをなめている。タヌキの住み処に畑を作っていたことに気付いた。そこで、トウモロコシを積んでおいたら、きれいになくなっていた。それから畑は荒らされなくなった。『タヌキの恩返し』と思った(笑)。
・死因1位がガンというのは、毎日食べている食事が影響しているのではないか。作る人、加工する人、買う人が食に関心をもつ環境作りができるといい。『人を良くする』ためにあるのが『食』である。
・汗を流すことが大切。『喜びの汗』に変わったとき、その経験が大きな支えとなる
・日本の農業が世界の基本になる時代が来るのではないかと思っている。日本人としての誇りをもとう。
・社会で一番小さい組織が家族。食育に対する効果が一番あるのは、家族ではないか。

また、PDでは、お二人に加え、「JA」「消費生活モニター」「給食センター運営委員」「栄養職員」の代表の方を交えてのものでした。
「食と家族」「賞味期限と消費期限」「スローフードとファストフード」「栄養とサプリメント」「好き嫌い」など、様々な食に関する事柄について意見が交わされ、自分自身が食に対して振り返ることができました。
今日は、「食の大切」について大いに考えさせられたひとときでした。

(講師のお二人の関係HPはこちら↓)
木村興農社【木村秋則オフィシャルホームページ】
レストラン山崎ホームページ

2015.7.18 本と遊ぼうこどもワールド2015

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昨年度も紹介しましたが、今年度も見出しの「本と遊ぼうこどもワールド2015」というイベントが下記のように開催されます。
この展示会は、会場に児童向けの図書が会場いっぱいに並び、実際に手に取り、本を選び、購入することができます。

また「世代を超えて愛されて ミリオンセラー絵本&読物」「戦後70周年」「いくつのえほん」「心にのこる子どもの本」「学校がすすめる夏休み子どもの本」「第61回課題図書」「よい絵本」など、読書活動の啓発を図るさまざまなテーマのコーナーを設け、図書を展示します。
この他にも、以下のように、絵本作家による講演会・サイン会など、楽しいオリジナルイベントや、オリジナル企画のコーナーが展開されます。

■日時 8月8日(土)〜10日(月)10:00〜17:00
■場所 名古屋市公会堂 4Fホール (名古屋市昭和区鶴舞1丁目1番3号)
■オリジナルイベント
*8/ 8 ・蟹江篤子さん 読み聞かせトークライブ
    ・朴玲奈さんの「親子いっしょにバランスボールでエクササイズ」
*8/ 9 ・スイートハンドの音楽と遊ぼう〜フリーライブ〜
*8/10 ・くぼたまさとさんの工作ショウ
    ・深谷圭助先生の「親子いっしょに辞書引き学習を体験しよう」

我が家では、子ども達が幼い頃は、毎年のように出かけていました。会場に入ると、子供向けの物語から、絵本、図鑑、しかけ絵本など、見ていて飽きない本が、ズラリ!時間を忘れて、読みあさる子どもたちがいました。
また、私自身にとっても、教材を開発するのに、参考になるものでした。教師にとっても、有意義な空間です。

会場は、名古屋市公会堂(鶴舞公園)と、やや遠いのですが、期間は3日間あるので、興味のある方は、足を運んではいかがでしょうか。

本と遊ぼうこどもワールド

2015.7.17 1学期を終えて

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495名が、大きな事故等に遭うこともなく、全員がそろって、1学期の最終日を迎えることができました。不運にも、流行性耳下腺炎の流行や発熱等に伴い、一部の古北っ子が、最終日の今日に登校することはかないませんでしたが、病状も落ち着き、順調に回復に向かっているということを聴き、安心をしました。

さて、今学期も、「子ども達が通いたい・家族が通わせたい・教師が勤めたい」学校づくりをめざし、子ども達が安心して学校に通えるよう、本校の教育活動に取り組んできました。

昨日の「終業式式辞」の記事(参照:2015.7.16 終業式式辞)でも触れていますが、本校の合言葉にしている「ABCを大切に」した子ども達の行動は、様々な場面で確実に定着すると共に、昨年度より、さらに進化をした場面も見ることができました。
全校の児童に「ABC」がきちんとできる姿勢があれば、落ち着いた環境の中で、勉強に行事に、様々なことが取り組みやすくなります。そして力がつけば、さらに次のステップに対するモチベーションも高まります。「ABC」=「+(プラス)のスパイラル」になると考えています。
事実、ゲストティーチャーやお客様が本校に見えると、口を揃えて「落ち着いていますね」「話しがしやすいです」などと言っていただけます。多くの学校を回って見える方々であるだけに、間違いではないようにも思います。うれしいことです。

また、そんな評価をいただけるのも、日頃から、本校の教育活動にご理解・ご協力をいただいている家族の皆様、そして、ご支援いただいている地域の皆様のおかげと感じています。
何よりも、家庭や地域が落ち着いており、多くの目で子ども達を見守り、育んでいただけているからこそ、と感じ、感謝するばかりです。

明日から、45日間の長期休業となります。プールや出校日に、子ども達と顔をあわせることはありますが、その時間は、学校がある1学期間と比較すれば、かなり少なくなるのは察しの通りです。
この間は、それぞれのご家庭の力に頼ることになります。命にかかわるような大きな病気・事故に遭うことなく、出校日や2学期始業式に、一回り成長し、たくましくなった元気な古北っ子に再会できることを楽しみにしています。
1学期は、ありがとうございました。夏休みの間は、どうぞよろしくお願いいたします。

ABCを大切に

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1学期の最終日は、あいにくの天気に。
雨の日の下校は、グランドコンディションが悪いため、運動場の周りのアスファルト部分を取り囲むようにして、各通学班が集合・整列をしますが、お互いにちょっかいをかけあったりして集団を乱すことなく、今日も整然と集まり、並ぶことができています。

これもやっぱり「ABC」の一つ。1学期もさわやかに締めくくることができました。いいね! 

夏休みの間の古北っ子は、ぜひ、家の中での「ABC」をしっかりとね!

2015.7.16 終業式式辞

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台風11号が近づいているため、明日、臨時に学校をお休みにしなければならないかもしれません。そこで、1日早いですが、1学期の終業式を行います。

さて、1学期始業式にどんな話しをしたか覚えていますか。
2〜5年生には、昨年のABCの取組を振り返り、自己採点してもらいました。すると、80点の人が多かったので、「では100点じゃなくてもいいので、90点をめざしましょう」と確認しました。そこで「古北進化計画キラキラ古北」を発令しました。

では、1学期、皆さんは進化するために、どんなABCをしてきましたか。
色々あると思います。今日は、校長先生が「進化したな」と思った様子を写真で紹介したいと思います。

・多くの学年で、水筒のヒモを垂らさず、安全に配慮し、巻き付けた写真
・教室移動をした後の整えられた教室。次の時間の授業の用紙がしてある教室。着替えが椅子の上にまとめてある教室
・柄の向きが揃えられ、きれいに並んだ傘立て
・校外学習や修学旅行先でも整えられたものの数々
・高学年は、作業の音しか聞こえない完璧な「黙掃」
・聴き手の方を向いて話す発言者と、話し手の方を見ながら聴く聴き手
・止まってくれた車にお礼のあいさつをする班長・副班長


多くの進化した跡が見られ、とてもうれしく思いました。

さて、明後日18日からの夏休みは、何日あるでしょうか。45日間です。1学期、学校に通った日にちが71日でした。それと比べると、随分多いと思いませんか。

そんな夏休みは、ぜひ、家の中でも「ABC」をしっかりしてほしいと思います。
そして、夏休みは、もう一つしっかりしてほしいものがあります。
それは「TBS」です。何の頭文字でしょう。テレビ局じゃないですよ(笑)。

T:とくべつなことも B:ばかにしないで S:しんけんに

です。夏休みの特別なことには、どんなことがありますか。
そうですね、いつもより「たくさんある宿題」は特別ですね。しかし、1学期の降り返りをしたり、できなかったことをできるようにするためのものです。真剣に取り組みましょう。
また、「ポスター・作文」もありますね。得意じゃない人もいるでしょう。しかし、時間はあります。丁寧に真剣に取り組んでみましょう。
家にいる時間が長いので、「お手伝い」も増えるかもしれません。しかし、真剣に取り組めば、きっと自分の力になります。
まとまった休みもとれる家が多いかと思います。「家族とお出かけ」したら、その時間を大切にし、旅先では多くのことを学んできてください。

最後に、45日間の夏休み中、交通事故・水の事故に遭わないようにしましょう。命を大切にして過ごしてください。また、これから熱くなってきます。病気や熱中症にも気をつけ、「ABC」と「TBS」で充実した夏休みを過ごしてください。

以上で、1学期終業式の式辞といたします。

2015.7.15 「非連続型テキスト」を読み取る力

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「テキスト」には、文章で表された「連続型テキスト」(物語、解説、記録など)と、データ等を視覚的に表現した「非連続型テキスト」(写真、イラスト、地図、図、チャート、グラフ、表など)があります。

この「連続型テキスト」と「非連続型テキスト」を総合的に読み取る場面は、日常でも数多くあります。「料金表を比較して駅で切符を買うとき」「料金プランから携帯電話の契約方法を考える」「地図から最適な旅行プランを考える」など、比較的、身近にあることに気づかされます。

最近では、そんな二つのテキストを総合的に読み取る力を測るために、「PISA(国際的な学習到達度に関する調査)」や「全国学力学習状況調査」において、図やグラフなどの「非連続型テキスト」を用いた出題が一般的になってきています。

そんな中、社会科の授業では、そんな力を付けるための方法がたくさんあります。
写真は、3年生の「校区探検」から分かることをまとめる授業「資料を基に古北小校区の特徴を書こう」ですが、様々な資料から、その特徴を拾い出している様子です。さらに、それらの資料を元に、明確な根拠を導き出す、ということをしています。

これらの力をつけるためには、やはり、日頃から、そういった読み取りができるよう、新聞を読んだり、読書(図鑑、事典など)をしたり、ニュースを見たりすることが有効だと思います。

夏休みは、そんなことを意識した、時間の使い方をするのも、一つの過ごし方かもしれませんね。

2015.7.14 熱中症にご注意を その2

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台風11号の接近に伴い、気温が一気に上昇し、大変暑いが続いています。
既にご存じの通り、全国各地で「熱中症」に関するニュースを、いくつも見聞きするここ数日間となっています。

今朝は、運動会の練習(合唱練習)を運動場にて実施する予定でしたが、朝から気温・湿度が共に高かったことから、運動場に出るのを中止し、各教室で、一斉放送による練習に切り替える措置を執りました。

今後は、「熱中症指数」を、専用の測定器によって測定し、運動場・体育館等の状況の把握をします。
基本的には、長放課・昼放課の運動場での「遊び」は、短時間であるため、中止にはしませんが、「帽子の着用」「事後の水分補給」を確実にするよう指導をします。

また、各家庭には、
・適切なお茶の量の持参
・タオル・ハンカチ等、汗の処理ができるものの持参

について、協力をよろしくお願いいたします。

今朝も、登校し、門に入るやいなや、すぐにお茶をおいしそうに飲んでいます。
「今日1日の分を考えて飲むんだよ」と言うと、「信号待ちでも飲んだよ。もう半分くらいかも」と・・・(汗^^;)。
自分のお茶が無くなっても、計画的に飲んでいる友だちからもらうことはできません。ぜひ、その点も、各家庭でひと言添えていただけると幸いです。

体調を崩すことなく、1学期の残りの日数を元気に通うことができれば、と思います。
よろしくお願いいたします。

※関係WEBサイトは以下をクリック↓
日本スポーツ振興センター(熱中症を予防しよう:啓発資料)

2015.7.13 夏休みはチャレンジできるチャンス!

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6月〜7月は、学校に様々な団体から文書が届きます。
「ポスター・作文募集」「体験講座・教室募集」など
、それはそれはすごい量です。

児童数分の配布文書が送付されれば、各家庭に配布・案内もできますが、「一枚」だけしか送られてこない文書は、申し訳ないですが、そこから情報を拾い上げ、まとめ、再度各家庭に案内をするということはできません。その作業をしていたら、優先順位の高い仕事に支障をきたすからです。また、「原本を印刷して配布」なんてしていたら、どれだけ紙があっても足りません。それくらい、すごい数が届きます。よって、中学・高校では、校内の掲示板に、まとめて貼られたりするのです。

そんな中、「入賞したら、こんな副賞があるのか」「これは楽しそうだなぁ。自分ならやってみたいな」などと思いながら文書を見ています。「こんな企画なら、チャレンジしようと思う家庭もあるのでは」と思うこともしばしばです。

すると、ありました。ネットに「まとめサイト」があるのです。「夏休み作品募集」「夏休み体験講座」で検索すると、それぞれの企業や団体が募集しているサイトはもちろん、それらのリンク集があるサイトもヒットしました。

できそうなことにチャレンジするもよし、ちょっと背伸びしてチャレンジするもよし、時間がある夏休みだからこそ、様々なことにチャレンジできるチャンスです。
そこから世界が広がったり、副賞で何かを得ることができたりすれば、なおグッドです。

そんな我が家も、子ども達が小・中学生の頃は「数打ちゃ当たる」くらいの勢いで、楽しくチャレンジしていた時代がありました・・・(笑)。

「これはどうかなぁ」と家族会議するのもいいかもしれませんね。
ぜひ、充実した夏休みになることを願っています。

2015.7.12 夏休みの過ごし方

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「子とともに ゆう&ゆう7月号」の特集は「わが子のスケジュール帳」というもの。
子どもたちは、どのような時間の過ごし方をしているのか。また、その時間の使い方について、子ども自身や親はどう思っているのか。などについてまとめられていました。

すると、小学校5年生によると(アンケート118名)、以下のように、「自由時間がある」と回答しています。

■平日:5時間以上31%、4時間27%、3時間26%、2時間以下16%
■休日:9時間以上69%、8時間11%、7時間9%、6時間以下11%

意外と多くの「自由時間」が確保されていることが分かりました。夏休みは、さらに自由時間が増えそうです。そこで、誌面では、愛知教育大学の野田敦敬副学長が、次のような時間の使い方を提案しています。



●自由時間がそこそこ確保されているのは、お手伝いをしていないのでは。金沢工業大学虎ノ門大学院主任教授の三谷宏治氏は著書の中で「お手伝いの効用は、ずばり就職力のアップである。段取り力や意志決定力が培われる」と述べている。上手な時間の使い方を身につけるには、お手伝いをさせるのもよい方法。

●「自分自身でやることや時間を決めて過ごしている」小・中学生が多くなっていることはよいこと。「思考力」「判断力」の育成にもつながる。しかし、その過ごし方で気になるのは「体験」が少ないこと。身近な自然とふれ合うなどの自然体験、ボランティア活動や地域活動への参加などの社会体験を取り入れてほしい。

●もう一つきになるのは「家族との会話」がそれほど多くないこと。知っている家庭では、朝はいちばん早く家を出る人に合わせて家族一緒に朝食をとることにしているところもある。また、一人でゲームをしたり、動画を見たりするのではなく、同じテレビ番組やDVDなどを家族で一緒に見ることも、会話のベースをつくることになる。みんなで楽しむ自由時間に。



45日もある夏休み。誰もが同じだけの時間があります。しかし、その時間の使い方次第では、子どもたちにとって、「+」にも「−」にもなるでしょう。ぜひ、夏休みの過ごし方について、夏休みに入る前に、家族で方向性を決められてはいかがでしょうか。

2015.7.11 管内大会始まる!

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中学校では、いよいよ陸上大会に続き、その他の多くの種目で「管内大会」こと、「尾北支所中学校総合体育大会」が始まりました。

本日行っている種目は、軟式野球、ソフトボール、サッカー、バスケットボール、ソフトテニス(個人戦)、水泳、卓球(個人戦)の計7種目です(バレーボール、ソフトテニス団体戦、卓球団体戦、剣道、柔道などは、来週末より実施)。

多くの保護者の皆様も経験してきたと思われる夏の大会。懐かしく思われることでしょう。私自身も、北部中学校を皮切りに3校の中学校でバスケットボールの顧問として指導をしてきました。17年間の指導は、それぞれのチームごとの思い出があり、結果が残せたときの喜び、そうでなかったときの悔しさと申し訳なさなど、数々の思い出がよみがえってきます。

今日は、どの中学校のホームページを見ても、大会の実況中継が目白押し。応援に行けなかった保護者の方や他の部の仲間が、大会の途中経過や結果について速報で知ることができます。

便利な時代になったものです。修学旅行の1日目に同様な記事を掲載しましたが(参照:2015.6.2 今は学校ホームページで)、部活動の大会の様子も知ることができる時代になったのです。

しかし、まだどの学校も実施しているわけではありません。ここまで小まめな発信をしているのは、全国でもこの尾張地区の学校がほとんどです。よって、この地区の中学生の保護者の方は、自分の学校HPに関係する途中経過や結果が載っていないと、対戦相手校の学校HPを見て、関係する途中経過や結果を知ろうとすることも珍しくなくなってきました。すごい地区です(笑)。そんなこともあり、今日は、どこの中学校のHPもアクセス数がうなぎ登りです。

元古北っ子が通う北部中学校も、いくつかの部の結果を掲載しています。
「尾北支所中学校総合体育大会」は、今日から、来週末にかけて行われます。
どの中学生もがんばってほしいところですが、特に、北中の皆さんにエールを送ります!「北中、頑張れ〜!」

2015.7.10 AをさせたいならBと言え

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見出しの「AをさせたいならBと言え」とは、岩下修先生(立命館小学校・名進研小学校講師)の著書ですが、この手法を上手に活用することで、子ども達の動きが随分と変わってきます。
つまり「『A』させたいときに、より伝わるよう、どんな『B』という指示を出すか」で、子ども達の動きや理解度、吸収力が変わってくるというものです。

写真は、水泳の授業です。クロールの泳ぎ方の指導をしています。「手は小指から水面を出し、親指から水面に入れます」「目はおへそを見ます」など、具体的な指示が並びます。
これこそ、「AをさせたいならBと言え」です。
先の言葉を使わず「手のひらを立てるように水面から出し、水面に入れます」「顔は下を向きます」という指示と比べ、「小指から…」「おへそ…」と言った方が、イメージしやすいのは明白です。

「先生の方を向きましょう」→「おへそをこちらに向けましょう」
「大きな口をあけて歌いましょう」→「熱いジャガイモをほおばるように口をあけて…」
「速く書きなさい」→「鉛筆から煙が出るくらい速く書きなさい」
「ゴミをたくさん拾いましょう」→「ゴミを10個拾いましょう」
「静かに歩きましょう」→「忍者のように音を立てずに歩きましょう」
「腰を落としましょう」→「膝を曲げましょう」→「足首を曲げましょう」
「膝を柔らかくして着地しましょう」→「音を立てないように着地しましょう」


…などなど、様々な場面で、様々な「AをさせたいならBと言え」があります。
この手法をたくさん持っている先生の話は、子ども達の表情は柔らかく、安心して先生の聴くことができます。
よって、どうしたら「A」ができるかを考え、明確な「B」の指示が出せたときは、うれしいものです。

様々な場面で使えるこの手法。家庭の子育てにも、応用できるかもしれませんね。

2015.7.9 自動車への挨拶 〜古北進化計画〜

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最近、KSVや、地域の方からこんな声を聴くことが多くあります。
「横断歩道や、押しボタン信号のある横断歩道を渡った後、止まってくれた車に『ありがとうございました』と言って、礼をする班長をよく見かけます。いいですね。」
というものです。登下校の見守りをしていただいているKSVの方だけでなく、実際に、横断歩道前で停車をして、あいさつをされた地域の方も同様なことを言っていただけるなど、何人かの方から同様な声を拝聴しました。うれしいことです。

「押しボタン信号を押せば止まってくれる」「KSVの方が『横断中』の旗を出してくれれば、止まってくれる」のは、決して当たり前のことではなく、特に朝の急いでいる通勤・通学途中の人の中には、苛立つ方もいるかもしれません。
そういうわけで、「止まっていただいた車には、きちんとお礼をしよう」という意思統一を図った結果が、上記のような姿です。

これは、何も言わなくてもできるとよかったのですが、昨年の登下校の様子を見ていると、惜しいかな、そういった自主的な行動は見られなかったので、新しい通学班長・副班長さんに切り替わったこの4月から取り組んでいるものです。4月からの「古北進化計画」の取組の一つです。

古北っ子は、多くの大人の理解や協力を得られて、学校に通い、元気に楽しく過ごすことができています。
これからも、そんな方々に対して、感謝の姿勢を見せられる古北っ子であってほしいと思います。 

2015.7.8 IT眼症

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まだ成長過程の子どもの目には、必要以上の刺激を与えると、「IT眼症」という症状を引き起こす恐れがあると言われます。最近、そんな症状の子どもが増えているというのです。

「IT眼症」とは、「IT機器を長時間あるいは不適切に使用することによって生じる目の病気、およびその状態が誘引となって発症する全身症状」を言います。
単なる「目の病気」だけでなく、「全身症状」と言うのですから、穏やかではありません。

長時間のテレビの視聴、ゲーム、パソコンやタブレットなどの使用により、目は疲れ、ピントがあわなかったり、目の周辺が痛んだりし、それらが、さらに頭痛や吐き気をともなわせるようになります。
そして、長時間、同じ姿勢であることは、体の節々に緊張感を持たせることになると共に、ひどくなると、自律神経(循環、呼吸、消化、発汗・体温調節など無意識に働いている神経系)にまで影響を及ぼすようになるのです。

IT眼症を防ぐには、

・長時間のIT機器の使用を避ける。最長でも1時間以内。
・IT機器は50cm以上離れても、良く見えるものにする。(近づかないと見えないものにしない)
・IT機器から50cm以上離れて、電磁波の影響をなくす。


などに心がけるとよいとのこと。気をつけたいものです。

しかし、何より、大切なのは、子どもがIT機器につからなくてもよい家庭環境を作ることだと思います。
親子の会話を積極的にもつようにしたり、本を読む環境にしたり、IT機器以外に頼らない様々な体験をしたりすることで、依存も減り、「IT眼症」のリスクも減ると思われます。
特に、これから過ごす夏休みは、自由な時間が増えるだけに、気をつけたいところです。
IT機器の適切な使用を心がけ、健康的な目や心身を維持したいものです。

以下のサイトに、詳細が記されています。
公益社団法人 日本眼科医会「子どものIT眼症」
※画像は、上記サイトから引用しました

2015.7.7 大人の振る舞いが・・・

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朝日新聞(7月6日付)の投稿欄「ひととき」に以下の文章が掲載されていたので、引用・転載させていただきます。

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 日曜日の昼下がり、スーパーの食品売り場は家族連れで混み合っていた。豆腐の棚に通りかかった時、若いお母さんが手を滑らせて、パック入りの豆腐を床に落とすのを見てしまった。
 パッケージ自体は破損してしないようだったが、二つのパックを留めてあったテープが、衝撃で外れたらしい。そばにいた3歳と5歳ぐらいの2人姉妹が「だめよ、だめよ」としきりに騒いでいる。
 一体どうするのかと様子をうかがっていると、お父さんらしき人物が「奥の方へ」とささやいた。お母さんは一瞬ちゅうちょしたものの、その商品を棚の一番奥に戻して、手前の品を手にして去った。
 子どもというのは案外記憶がいい。ある日、何かをごまかして親に注意された時、「お母さんもやったことがあったじゃない」とぶり返される日が来るかもしれない。
 ささいなことではあるけれど、なんだかとても残念な気がした。
 そして、そんな場面に居合わせながら気の利いた言葉をかけられなかった自分も、まだまだ大したことないなと、無力感にかられたできごとだった。(東京都 主婦)

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 「子どもというのは案外記憶がいい」というのは、自分も心当たりがあります。どうでもいいような幼少の頃の一場面を随分と詳細に覚えていたりするものがあります。

先日、ちょうど同じような場面を見かけたのです。
買い物をした商品を同じように落とした主婦がいました。そしてやはり商品をもとに戻し、交換しようとしていたのです。
しかし、その瞬間、一緒にいた旦那さんが、「やめておいたら」と言ったのです。すると、落とした商品を持って、二人はレジに並びました。

大人が範を示し、そんな大人を見ながら、子どもが健やかに成長していくよう、私たち大人は心がけていきたいものです。

(※写真は、イメージです)

2015.7.6 学校HPから学び合う

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先日、他校の先生方数名から、「古北小のホームページを見ていますよ」と声をかけていただくことがありました。
そして、その言葉の次に「ABCの取組を真似しています」「記事を引用させていただきました」「心に留めておきたい言葉で使われた名言を教室で紹介しました」などなど、多くの先生方から、本校のホームページを見ていただき、学校・学年・学級経営に取り入れていただいていると言われるのです。それらの学校HPを拝見すると、確かに、全く同じ文章が載っていたりすることがあります(笑)。驚くと共に、うれしく思うばかりです。

その昔、学級経営や授業実践など、他校の実践を知ろうと思ったら、書籍を購入するか、該当する先生のレポートなどを手に入れる、あるいは、実際に学校にお邪魔し自分の目で確かめたりして情報を得るしかありませんでした。
しかし、便利な世の中になったものです。現在では、こうして学校HPから情報を得ることができ、実践に取り入れることができます。

過去にも本HPの記事で紹介しましたが(参照:真似る)「学ぶ」(まなぶ)という言葉は、「真似る」(まねる)と同じ語源であり、「学ぶ」には、まず「真似る」ことが有効です。

私自身、北は北海道から南は沖縄まで、多くの学校HPが「お気に入り」に登録されています。定期的に拝見し、多くの刺激を受けながら、学校経営のヒントを得ています。

今後も、古北っ子のための教育活動を愚直に取り組んでいきたいと思います。そして、それらが結果的に、他校に真似していただけるような実践となれば幸いです。同じように、本校も、健やかな子ども達の成長のために、引き続き多くの学校から学ばせていただこうと思います。

ABCを大切に

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朝礼後、始業前までの時間を使って、5年生が学年集会を実施。
その後ろで、授業が始まるまで、その集会の様子を見ている4年生。
4年生にとって、一見、自分たちとは「関係ない」ことかもしれませんが、そうではなく、1年後の自分たちの姿を重ね、しっかりした態度で、5年生の集会の様子を見ています。
こういう積み重ねが、よき伝統を作っていくのですね。すばらしい「ABC」です。

2015.7.5 遥かなる甲子園

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たまにこのカテゴリで紹介している「おすすめ漫画」。今日もその一つを紹介したいと思います。

夏の高校野球の季節となり、全国の各地から予選が始まりつつあります。
今日は、そんな高校野球に関わる「遥かなる甲子園」という漫画です。

「遥かなる甲子園」は、今から30年近く前に出版されたものですが、沖縄県に実在した、風疹聴覚障害児のための聾学校を舞台に、高校野球にあこがれる少年達が、幾多の困難を乗り越え硬式野球部を作り、甲子園を目指すというものです。

作者は、障がい者をテーマにした作品をいくつか描かれている山本おさむさん。
漫画は実話を基にしながら描かれたフィクションであるため、実際にあった様々な事柄を知ることができ、また、考えさせられる漫画です。

その昔、「特殊教育学校野球部」(現在の特別支援学校野球部)は、都道府県内の大会に限り、特別に参加を認められるものであり、全国大会の甲子園への出場は叶わなかったのです。ここが、問題となり、物語は進んでいきます。
事実、1974年に、「福井ろう学校軟式野球部」が、全国高校軟式野球大会の福井県予選で優勝し、全国大会の出場権を獲得しながらも認められず、全国から高野連に抗議が殺到し、急遽、全国大会への出場が認められたということがありました。
この漫画のモデルとなった「北城ろう学校」は、1978年に設立されており、福井ろう学校の件の何年か後のことです。「福井ろう学校」は「軟式野球」であり、「北城ろう学校」の「硬式野球」とは異なりますが、同様な問題が起きていたのです。

読み進めると、障がい者に対する理解を深めることができるとともに、思わず、「福里ろう学校」(北城ろう学校をモデルとした漫画の中の学校名)のナインを思わず応援してしまう漫画です。

現在、初版の大判サイズの漫画(写真)は、定価より高い値段でしか手に入らない貴重なものになっています。かつて、学級文庫に並べていたため、若干、痛みがあり、そんあレアな一品になっていることを知り驚きました。現在は、文庫版で初版より安く販売されており、手に入れることができます。

「遥かなる甲子園」。家族で読める漫画として、おすすめです。

2015.7.4 「なでしこ」決勝進出に思う

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サッカー女子W杯で、日本代表の「なでしこ」が、2日(木)に、決勝進出を決めました。
これまで、いずれの試合も先制をし、1点差で確実に勝ち上がるという「強いチームだからこそできる勝ち上がり方」を見せているように思います。

そして、勝敗のみならず注目するところは、「ファール数が少ない」ということ。これまでの試合で、最もファール数が少ないのが「なでしこ」。前回の優勝したW杯でも、最もファールや警告数が少ないチームとして、「フェアプレー賞」を受賞しているチームならでは、です。

サッカー男子の国際試合を見ていると、足がかかっていないのに倒れこんだり、時間稼ぎのために転んだまま立ち上がらなかったり、といった場面が見られ、残念に思うこともしばしばありますが(それもサッカーの一つと言われはしますが…)、なでしこはそういうことはなく、微妙な判定にも抗議することなく、すぐに切り替えてプレーをします。

このなでしこのプレースタイルは、日本サッカー協会が掲げる「フェアで強い日本を目指す」という目標に合致しています。
日本の国民性にマッチした目標に大いに賛同します。こうした精神が、サッカー以外にも広がることを願うばかりです。もちろん古北っ子にも・・・。

決勝戦は、日本時間で7月6日午前8時から。ぜひ、フェアプレーで、頂点をめざしてほしいですね。 

(※写真は、決勝戦会場のBCプレイス・スタジアム wikipediaより引用)

2015.7.3 タブレットPCを購入しました

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先日、本校は、タブレットPC(iPad Air)を「計6台」購入しました

たったの「6台」ですが、この数には、意味があります。

 ・各学年1台ずつ配当できる。
 ・特別支援学級1学級当たりの児童数が6人である。
 ・1学級でグループ活動をしたとき、6班で活用できる。


というものです。
国は、2020年に1人1台のタブレットを導入しようと計画をしています。
おそらく、そのタイミングで、私たちが使用を始めようとしても、急な話で、とても対応できないと思います。そこで、まず、教師が触り、すでに国の指定を受けるなどして先進的な実践を重ねている学校の「入り口」的な部分を参考にして取り入れていこうとするものです。
今月から夏休みにかけて機器に触れて慣れ、同時に授業での活用方法を練り、2学期からの実践につなげていきたいと考えています。

教師1台では、今までの「ノートパソコン」が「タブレット」に変わったに過ぎないと思います。しかし、教育用に特化した「アプリ」の数は既にノートパソコンをしのぎます。「タブレットでなければならない」というわけではないですが、それらを教科や場面に応じて活用することで、その良さや手軽さが分かり、活用の幅も広がるというものです。そして、ゆくゆくは、「タブレットならでは」という実践ができればと考えます。

先日関連する記事を掲載しましたが(参照:2015.6.20 学びの一日、私が所属する自主研究会でも、その研究を図っているところです。何か、ヒントが得られれば、それらの実践も図っていければ、と考えています。
2学期には、本HPにて、活用例を紹介できれば、と考えています。

(※左の二つの小箱は、ディスプレイに行事する際の「中継所」の働きをする「Apple TV」です)
★今までどおり電話での連絡も受け付けています。
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