令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2015.7.9 自動車への挨拶 〜古北進化計画〜

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最近、KSVや、地域の方からこんな声を聴くことが多くあります。
「横断歩道や、押しボタン信号のある横断歩道を渡った後、止まってくれた車に『ありがとうございました』と言って、礼をする班長をよく見かけます。いいですね。」
というものです。登下校の見守りをしていただいているKSVの方だけでなく、実際に、横断歩道前で停車をして、あいさつをされた地域の方も同様なことを言っていただけるなど、何人かの方から同様な声を拝聴しました。うれしいことです。

「押しボタン信号を押せば止まってくれる」「KSVの方が『横断中』の旗を出してくれれば、止まってくれる」のは、決して当たり前のことではなく、特に朝の急いでいる通勤・通学途中の人の中には、苛立つ方もいるかもしれません。
そういうわけで、「止まっていただいた車には、きちんとお礼をしよう」という意思統一を図った結果が、上記のような姿です。

これは、何も言わなくてもできるとよかったのですが、昨年の登下校の様子を見ていると、惜しいかな、そういった自主的な行動は見られなかったので、新しい通学班長・副班長さんに切り替わったこの4月から取り組んでいるものです。4月からの「古北進化計画」の取組の一つです。

古北っ子は、多くの大人の理解や協力を得られて、学校に通い、元気に楽しく過ごすことができています。
これからも、そんな方々に対して、感謝の姿勢を見せられる古北っ子であってほしいと思います。 

2015.7.8 IT眼症

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まだ成長過程の子どもの目には、必要以上の刺激を与えると、「IT眼症」という症状を引き起こす恐れがあると言われます。最近、そんな症状の子どもが増えているというのです。

「IT眼症」とは、「IT機器を長時間あるいは不適切に使用することによって生じる目の病気、およびその状態が誘引となって発症する全身症状」を言います。
単なる「目の病気」だけでなく、「全身症状」と言うのですから、穏やかではありません。

長時間のテレビの視聴、ゲーム、パソコンやタブレットなどの使用により、目は疲れ、ピントがあわなかったり、目の周辺が痛んだりし、それらが、さらに頭痛や吐き気をともなわせるようになります。
そして、長時間、同じ姿勢であることは、体の節々に緊張感を持たせることになると共に、ひどくなると、自律神経(循環、呼吸、消化、発汗・体温調節など無意識に働いている神経系)にまで影響を及ぼすようになるのです。

IT眼症を防ぐには、

・長時間のIT機器の使用を避ける。最長でも1時間以内。
・IT機器は50cm以上離れても、良く見えるものにする。(近づかないと見えないものにしない)
・IT機器から50cm以上離れて、電磁波の影響をなくす。


などに心がけるとよいとのこと。気をつけたいものです。

しかし、何より、大切なのは、子どもがIT機器につからなくてもよい家庭環境を作ることだと思います。
親子の会話を積極的にもつようにしたり、本を読む環境にしたり、IT機器以外に頼らない様々な体験をしたりすることで、依存も減り、「IT眼症」のリスクも減ると思われます。
特に、これから過ごす夏休みは、自由な時間が増えるだけに、気をつけたいところです。
IT機器の適切な使用を心がけ、健康的な目や心身を維持したいものです。

以下のサイトに、詳細が記されています。
公益社団法人 日本眼科医会「子どものIT眼症」
※画像は、上記サイトから引用しました

2015.7.7 大人の振る舞いが・・・

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朝日新聞(7月6日付)の投稿欄「ひととき」に以下の文章が掲載されていたので、引用・転載させていただきます。

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 日曜日の昼下がり、スーパーの食品売り場は家族連れで混み合っていた。豆腐の棚に通りかかった時、若いお母さんが手を滑らせて、パック入りの豆腐を床に落とすのを見てしまった。
 パッケージ自体は破損してしないようだったが、二つのパックを留めてあったテープが、衝撃で外れたらしい。そばにいた3歳と5歳ぐらいの2人姉妹が「だめよ、だめよ」としきりに騒いでいる。
 一体どうするのかと様子をうかがっていると、お父さんらしき人物が「奥の方へ」とささやいた。お母さんは一瞬ちゅうちょしたものの、その商品を棚の一番奥に戻して、手前の品を手にして去った。
 子どもというのは案外記憶がいい。ある日、何かをごまかして親に注意された時、「お母さんもやったことがあったじゃない」とぶり返される日が来るかもしれない。
 ささいなことではあるけれど、なんだかとても残念な気がした。
 そして、そんな場面に居合わせながら気の利いた言葉をかけられなかった自分も、まだまだ大したことないなと、無力感にかられたできごとだった。(東京都 主婦)

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 「子どもというのは案外記憶がいい」というのは、自分も心当たりがあります。どうでもいいような幼少の頃の一場面を随分と詳細に覚えていたりするものがあります。

先日、ちょうど同じような場面を見かけたのです。
買い物をした商品を同じように落とした主婦がいました。そしてやはり商品をもとに戻し、交換しようとしていたのです。
しかし、その瞬間、一緒にいた旦那さんが、「やめておいたら」と言ったのです。すると、落とした商品を持って、二人はレジに並びました。

大人が範を示し、そんな大人を見ながら、子どもが健やかに成長していくよう、私たち大人は心がけていきたいものです。

(※写真は、イメージです)

2015.7.6 学校HPから学び合う

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先日、他校の先生方数名から、「古北小のホームページを見ていますよ」と声をかけていただくことがありました。
そして、その言葉の次に「ABCの取組を真似しています」「記事を引用させていただきました」「心に留めておきたい言葉で使われた名言を教室で紹介しました」などなど、多くの先生方から、本校のホームページを見ていただき、学校・学年・学級経営に取り入れていただいていると言われるのです。それらの学校HPを拝見すると、確かに、全く同じ文章が載っていたりすることがあります(笑)。驚くと共に、うれしく思うばかりです。

その昔、学級経営や授業実践など、他校の実践を知ろうと思ったら、書籍を購入するか、該当する先生のレポートなどを手に入れる、あるいは、実際に学校にお邪魔し自分の目で確かめたりして情報を得るしかありませんでした。
しかし、便利な世の中になったものです。現在では、こうして学校HPから情報を得ることができ、実践に取り入れることができます。

過去にも本HPの記事で紹介しましたが(参照:真似る)「学ぶ」(まなぶ)という言葉は、「真似る」(まねる)と同じ語源であり、「学ぶ」には、まず「真似る」ことが有効です。

私自身、北は北海道から南は沖縄まで、多くの学校HPが「お気に入り」に登録されています。定期的に拝見し、多くの刺激を受けながら、学校経営のヒントを得ています。

今後も、古北っ子のための教育活動を愚直に取り組んでいきたいと思います。そして、それらが結果的に、他校に真似していただけるような実践となれば幸いです。同じように、本校も、健やかな子ども達の成長のために、引き続き多くの学校から学ばせていただこうと思います。

ABCを大切に

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朝礼後、始業前までの時間を使って、5年生が学年集会を実施。
その後ろで、授業が始まるまで、その集会の様子を見ている4年生。
4年生にとって、一見、自分たちとは「関係ない」ことかもしれませんが、そうではなく、1年後の自分たちの姿を重ね、しっかりした態度で、5年生の集会の様子を見ています。
こういう積み重ねが、よき伝統を作っていくのですね。すばらしい「ABC」です。

2015.7.5 遥かなる甲子園

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たまにこのカテゴリで紹介している「おすすめ漫画」。今日もその一つを紹介したいと思います。

夏の高校野球の季節となり、全国の各地から予選が始まりつつあります。
今日は、そんな高校野球に関わる「遥かなる甲子園」という漫画です。

「遥かなる甲子園」は、今から30年近く前に出版されたものですが、沖縄県に実在した、風疹聴覚障害児のための聾学校を舞台に、高校野球にあこがれる少年達が、幾多の困難を乗り越え硬式野球部を作り、甲子園を目指すというものです。

作者は、障がい者をテーマにした作品をいくつか描かれている山本おさむさん。
漫画は実話を基にしながら描かれたフィクションであるため、実際にあった様々な事柄を知ることができ、また、考えさせられる漫画です。

その昔、「特殊教育学校野球部」(現在の特別支援学校野球部)は、都道府県内の大会に限り、特別に参加を認められるものであり、全国大会の甲子園への出場は叶わなかったのです。ここが、問題となり、物語は進んでいきます。
事実、1974年に、「福井ろう学校軟式野球部」が、全国高校軟式野球大会の福井県予選で優勝し、全国大会の出場権を獲得しながらも認められず、全国から高野連に抗議が殺到し、急遽、全国大会への出場が認められたということがありました。
この漫画のモデルとなった「北城ろう学校」は、1978年に設立されており、福井ろう学校の件の何年か後のことです。「福井ろう学校」は「軟式野球」であり、「北城ろう学校」の「硬式野球」とは異なりますが、同様な問題が起きていたのです。

読み進めると、障がい者に対する理解を深めることができるとともに、思わず、「福里ろう学校」(北城ろう学校をモデルとした漫画の中の学校名)のナインを思わず応援してしまう漫画です。

現在、初版の大判サイズの漫画(写真)は、定価より高い値段でしか手に入らない貴重なものになっています。かつて、学級文庫に並べていたため、若干、痛みがあり、そんあレアな一品になっていることを知り驚きました。現在は、文庫版で初版より安く販売されており、手に入れることができます。

「遥かなる甲子園」。家族で読める漫画として、おすすめです。

2015.7.4 「なでしこ」決勝進出に思う

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サッカー女子W杯で、日本代表の「なでしこ」が、2日(木)に、決勝進出を決めました。
これまで、いずれの試合も先制をし、1点差で確実に勝ち上がるという「強いチームだからこそできる勝ち上がり方」を見せているように思います。

そして、勝敗のみならず注目するところは、「ファール数が少ない」ということ。これまでの試合で、最もファール数が少ないのが「なでしこ」。前回の優勝したW杯でも、最もファールや警告数が少ないチームとして、「フェアプレー賞」を受賞しているチームならでは、です。

サッカー男子の国際試合を見ていると、足がかかっていないのに倒れこんだり、時間稼ぎのために転んだまま立ち上がらなかったり、といった場面が見られ、残念に思うこともしばしばありますが(それもサッカーの一つと言われはしますが…)、なでしこはそういうことはなく、微妙な判定にも抗議することなく、すぐに切り替えてプレーをします。

このなでしこのプレースタイルは、日本サッカー協会が掲げる「フェアで強い日本を目指す」という目標に合致しています。
日本の国民性にマッチした目標に大いに賛同します。こうした精神が、サッカー以外にも広がることを願うばかりです。もちろん古北っ子にも・・・。

決勝戦は、日本時間で7月6日午前8時から。ぜひ、フェアプレーで、頂点をめざしてほしいですね。 

(※写真は、決勝戦会場のBCプレイス・スタジアム wikipediaより引用)

2015.7.3 タブレットPCを購入しました

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先日、本校は、タブレットPC(iPad Air)を「計6台」購入しました

たったの「6台」ですが、この数には、意味があります。

 ・各学年1台ずつ配当できる。
 ・特別支援学級1学級当たりの児童数が6人である。
 ・1学級でグループ活動をしたとき、6班で活用できる。


というものです。
国は、2020年に1人1台のタブレットを導入しようと計画をしています。
おそらく、そのタイミングで、私たちが使用を始めようとしても、急な話で、とても対応できないと思います。そこで、まず、教師が触り、すでに国の指定を受けるなどして先進的な実践を重ねている学校の「入り口」的な部分を参考にして取り入れていこうとするものです。
今月から夏休みにかけて機器に触れて慣れ、同時に授業での活用方法を練り、2学期からの実践につなげていきたいと考えています。

教師1台では、今までの「ノートパソコン」が「タブレット」に変わったに過ぎないと思います。しかし、教育用に特化した「アプリ」の数は既にノートパソコンをしのぎます。「タブレットでなければならない」というわけではないですが、それらを教科や場面に応じて活用することで、その良さや手軽さが分かり、活用の幅も広がるというものです。そして、ゆくゆくは、「タブレットならでは」という実践ができればと考えます。

先日関連する記事を掲載しましたが(参照:2015.6.20 学びの一日、私が所属する自主研究会でも、その研究を図っているところです。何か、ヒントが得られれば、それらの実践も図っていければ、と考えています。
2学期には、本HPにて、活用例を紹介できれば、と考えています。

(※左の二つの小箱は、ディスプレイに行事する際の「中継所」の働きをする「Apple TV」です)

ABCを大切に

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縦にまっすぐ並び、柄の向きがそろった傘たち。「そろう」と気持ちがいいですね。

2015.7.2 古北校区は、大人も「ABC」

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昨日は、PTA社会見学を実施し、参加させていただきました。 
行き先は、洋菓子メーカー「モンテール」の工場見学と、ランチビュッフェがメインで、帰途には、産直市場「湯ノ花市場」を経由するプラン。
募集から2日間という短期間で、定員を満たした企画とあって、会員のお母様方は、出発時はあいにくの雨模様にもかかわらず、ニコニコ笑顔でテンション高めでした。

工場見学では、こだわりの製作工程と、品質管理などについて、社員の方に丁寧なお話をいただきました。特に、「食品加工」という仕事が、どれだけ細やかで様々な面に注意をする必要がある仕事か、ということが、作業をしている方々からしっかり伝わってきました。
すると、「こんなに静かにきちんと聞いていただけるお客様は初めてです」と社員の方がポツリ。後ろの方のお母様が「だって、『ABC』だもん」と言われたのは、印象的でした(笑)。

そして、いただいた試食の後、あるいはランチの後に、常に、椅子が机に収まっているか、最終点検をされる複数のお母様方の姿に、またもや「ABC」を発見。大人なので「当たり前」といえば、当たり前かも知れませんが、細やかな心配りに「さすが、古北っ子のお母様方だ」と思いました。

こうしたお母様方に育てられた古北っ子だからこそ、「自然とABCを身に付けることができるんだなぁ」と思いました。
地域にも確実に見られる「ABC」。さすが古北校区です。

2015.7.2 プールにもAED

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この7月から、市内小中学校のプールに、AEDが設置されました。
今までは、市内の小中学校には、校内に1つのAEDしかなかったため(写真左:廊下に設置してあるAED)、学校によっては、校舎とプールの位置関係を考慮し、プールの時間になると、万が一に備え、プールまで持参する学校がありました。

すると、運動場や校舎で有事が発生した場合、逆にプールから運ばなければならない、という事態も考えられ、一刻を争う場面で、不安に感じるところもありました。

しかし、この7月から、プール実施の期間のみにはなりますが、「プール専用のAED」が市の判断で、配布されることになりました。

万が一のことは起きてはほしくないですが、今後は、そんなときでも、短時間で対応できるようになります。

しかし、もう少し手に入れやすい価格にならないだろうか・・・と思う、機器です。そうすれば、もっと、普及も進むのでしょうが・・・。
今後は、日本の技術革新等によるコストカットを期待したいところです。

※AED・・・「自動体外式除細動器」(Automated External Defibrillatorの略称)。
心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器。

2015.7.1 プールは複数の指導・監督者で

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プールの授業では、複数の指導者が必要となります。 
もちろん、万が一の事故の際には、命にかかわるところがあるため、安全面で、多くの目で確認することが大切であり、複数の指導者が必要となります。しかし、それだけが「複数の指導者が必要」ということではありません。

特に、中学年の指導からは、具体的な泳法の指導となります。しかし、その差は学年が上がるにつれて開いていきます。
そんなとき、複数の指導者がいると、それぞれの泳力にあった内容で指導ができ、ステップアップが図れます(写真は3グループ化)。
例えて言うなら、「クロール」と「平泳ぎ」で分かれたり、そのひとつ手前の基礎動作のグループに分かれたりするのです。

そのため、水泳の授業は、学年合同体育となり、複数の指導者を確保します。

なお、夏休みのプール開放は、多くの児童で賑わいます。
そこで、PTA役員・委員さんに監督の協力を仰ぐだけでなく、「監督ボランティアさん」も募集します(※7月に文書配布予定)。
子どもたちが、安全に安心して楽しくプールに入ることができるよう、保護者の皆様の協力もいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。 

ABCを大切に

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激しい雨となった今朝の登校。
しかし、傘を差した集団は、きちんと一列になって登校です。
「安全第一」が守られた「ABC」ですね。

ABCを大切に

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写真は、職員室前で、まさに「黙々」と雑巾がけをし、「黙掃」に取り組む6年生。

高学年の4〜6年生のフロアを回ってみても、道具の音、物を動かす音しか聞こえてきません。さすがです。

2015.6.30 うるう秒

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明日の出来事です。
日本時間の7月1日午前9時の直前に「1秒」が挿入されます。
日本時間8時59分59秒、8時59分60秒、そして9時00分00秒と続きます。
「1秒」の「うるう秒」というものが挿入されるのです。この「1秒」は、世界同時に挿入されます。

ということは、ロンドンでは、6月30日23時59分60秒がカウントされ、ニューヨークでは、6月30日18時59分60秒がカウントされるという現象が起きるのです。

地球の1日の長さは一定ではなく、常に、0.9秒以内の誤差により、時計は維持されています。しかし、潮流による海水と海底の摩擦、エルニーニョ現象などの影響、地球内部のマントルの動きなど様々な影響が合わさり、地球の自転が不規則に変化していることから、実際の時間と、地球の自転に1秒を超える時が生じます。このズレを調整するために導入されるのが「うるう秒」です。

しかし、コンピュータで動くものが多い現代の世の中では、コンピュータにとって、理解しづらい「うるう秒」が発生することは大きなストレスになります。場合によって、大きなトラブルにもなりかねないと言います。

よって、「うるう秒を無くしてしまえ」という声があがっています。もし無くしてしまうと、何千年後には朝と夜の時間がおかしなことになっているかもしれません。しかし、そんな先のことは、どんな世の中になっているか、わかりません。「時間」の基準さえも、ひょっとして変わっているかも…。

そんな中、以下のようなコラムが中国新聞「天風録」(6/28付)にあったので、引用・掲載させていただきます。



「世間胸算用」で知られる井原西鶴は、今でいう興行師もしていたらしい。17世紀の大阪で盛大な句会を催して、一昼夜に詠む数を競った。1000、1600…と記録を伸ばし、ついに2万3500句に達したと伝えられる▲計算すると4秒足らずで1句となる。にわかに信じがたい数字だが、人々の度肝を抜く速さだったろう。たった1秒でも無駄にしない集中力こそが、言の葉をほとばしらせる鍵だったか▲一秒一秒の重みを感じられる日となるかも知れない。7月1日は、うるう秒が入る日。午前9時ちょうどの直前は「8時59分60秒」となる。門外漢には分かりづらいが要は世界標準時のずれを直す必要があるらしい▲その1秒の挿入で、度肝を抜かれることもあり得る。3年前の前回は海外で航空機の発着が遅れた。わずかな時のずれをコンピュータが処理できなかったという。同じ轍(てつ)を踏むまいと世界中のエンジニアが気をもむ▲秒速を競ったのは遊びの世界。江戸の世は、お天道様の動きや鐘の音を合図に緩やかに暮らしてきた。今はわずか1秒に追われ、何かと振り回される時代に…。かの西鶴なら、その1秒の間にどんな句をひねり出すことだろう。



わずか「1秒」ではありますが、ちょっぴり得をする今年。
この機会に、時間について、少し考えてみるのもいいかもしれませんね。

詳しくはこちら↓
国立天文台HP:「うるう秒」ってなに?
国立天文台HP:1日の長さは変化しているの?

ABCを大切に

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朝の登校のワンシーン。

車が通らない裏道でも、きちんと白線の内側を整然と歩いていきます。

事故を防ぐ習慣づけとなる「ABC」ですね。

2015.6.29 大人が率先して…

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学校に届けていただいている月刊誌「プチ紳士からの手紙」(写真)というものがあります。
これは、編集長兼執筆者である志賀内泰弘さんが発行しているもので、配付希望をする学校(現在、全国で392校)に無料で配られているものです。 

毎号、「いい話」が満載で、楽しみにしながら、拝読しています。ちょうど、最新の「101号(27年7月号)」に印象に残る寄稿が掲載されていたので、引用・転載させていただきます。



  「お願いします」
         京都市嵯峨野小学校3年4組田村克志先生からの報告

 金曜日の午後、3年生の「眼科検診」があった。教室で子どもたちには、いつものようにあいさつをするように言っておいた。一番目の子が「お願いします」とあいつさをして校医さんの前に立った。校医さんも「お願いします」と返された。今までは「はい」というのは聞いたことがあるが、「お願いします」には感動した。あいさつをした子どもたちに敬意を払っておられるように思った。30人の子どもが言うと、30回「お願いします」と返される。子ども達も「お願いします」「ありがとうございました」という気持ちのあいさつができていた。以前の耳鼻科健診のときより、どの子もしっかり聞こえるように言えていた。保健簿にチェックをしている僕も気持ちが良かった。3年生の終わりまでに、何かをしてもったら、小さなことでも、当たり前のことにも感謝の心を持たせたい。買い物をしたり、乗り物に乗ったり、外で食事をしたり、親のしていることを子どもは見ている。大人が率先して模範を示そう。子どもたちは将来の日本を背負っていくのだから。



最後のくだりの「親のしていることを子どもは見ている。大人が率先して範を示そう。子どもたちは将来の日本を背負っていくのだから」は、まさにその通りと思いました。
挨拶をしっかりするお父さん、お母さんであれば、きっとそのお子さんも挨拶ができることでしょうし、順番を守る、信号を守る、などルールが遵守できている家庭は、お子さんも遵守するでしょう。

外国人が見て「すばらしい」と驚く、日本人の立ち居振る舞いは、こうした行動が代々引き継がれてきたからだと思います。大人の立ち居振る舞いに、気をつけたいものです。

ABCを大切に

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2年生の置き傘は、他学年と違って、廊下にある傘立てに集められていますが、ご覧の通り。

確実に、「傘立てのABC」の輪が広がっています。

いいね!

2015.6.28 アリスのままで

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今日は、映画「アリスのままで」を見てきました。主演のアリスを演じた女優「ジュリアン・ムーア」がアカデミー賞主演女優賞を受賞した映画です。

映画は、「若年性アルツハイマー病」を扱った物語。渡辺謙さん主演の映画「明日の記憶」、韓国映画の「私の頭の中の消しゴム」も同様なテーマで、どちらも考えさせられる作品だったため、「アリス…」も、ぜひ、見たいと思っていた映画でした。「あらすじ」は以下の通りです。

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50歳のアリスは、まさに人生の充実期を迎えていた。高名な言語学者として敬われ、ニューヨークのコロンビア大学の教授として、学生たちから絶大な人気を集めていた。夫のジョンは変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナと医学院生の長男のトムにも何の不満もなかった。唯一の心配は、ロサンゼルスで女優を目指す次女のリディアだけだ。ところが、そんなアリスにまさかの運命が降りかかる。物忘れが頻繁に起こるようになって診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病だと宣告されたのだ。その日からアリスの避けられない運命との闘いが始まる──。(※公式ページより)

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自分の中に、「忘れてしまいたい記憶」もありますが、改めて「記憶が残っていること」のありがたさを感じる作品でした。そして、何気なく、家族と会話ができることの良さやありがたみを感じる自分がいました。

また、この映画は、ジュリアン・ムーアがアカデミー主演女優賞を獲得してからわずか20日足らずのところで、リチャード・グラッツァー監督(共同監督の一人)が筋萎縮性側索硬化症(ALS)により、亡くなったというのは衝撃的でした。
映画化プロジェクトをスタートさせる直前に診断され、1日たりとも撮影を休むことはなかったとのことですが、撮影終盤には言葉を発することも難しくなり、特注のiPadを使って、右足の親指でタップしながら“会話”をしていたというから驚きです。登場人物の細やかな心情を描ききれたのは、そんな状態だったからだと言う評論家もいます。

特別なことがなくとも、生きていられることのありがたさを、映画のストーリーと共に、監督の生い立ちからも改めて感じた、今回の映画でした。

2015.6.27 西尾張体操大会に参加して

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今日は、本校が会場(江南市民体育会館)担当校となっている、西尾張中学校新体操大会に、大会部長として、終日参加していました。

多くの種目において、この地域は、3市2町(江南・犬山・岩倉・大口・扶桑)で地区大会を行い、その上位に入賞すると、西尾張大会に出場します。
しかしこの地区では、体操、バドミントン、相撲など、エントリー選手が少ない種目については、地区大会を省き、西尾張大会から実施します。
「西尾張大会」は、体操とバドミントンが皮切りとなって、本日より開催されます。

この大会の上位入賞を果たすと、県大会出場が決まります。そして、その先は、東海大会、全国大会と続きます。
3年生にとっては、中学校生活の集大成を発揮する場です。様々な思いがこみ上げてくる、夏の大会です。

さて、運動に親しみ、技術や能力を高めていくことは、一生の間でも、この10代で経験する部活動やクラブ活動だったという人は多いことでしょう。この経験が、後の人生のバックボーンになっているという人も少なくないかと思います。
この「部活動」のスタイルは、世界的にも珍しく、競技力の向上も図りますが、人間形成を主眼に置いたところが大きな特徴となっています。
中学校学習指導要領には、部活動について、「学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり」と触れられています。
私自身、中学校現場で、バスケットボールの指導に携わってきましたが、「よき選手である前に、よき中学生であれ」ということをよく言ってきたものです。

余談ですが、日本では、20もの種目で中学校体育大会が行われます(参照:全国中学校体育大会)。この辺りではなじみの少ない、ウインタースポーツもあります。

今日は、大会ですから、勝ち負けや、順位が出てしまいます。しかし、選手の皆さんには、順位よりもこれまでの過程を振り返っていただき、今後につながるものになることを願うところです。報われない努力はあるかもしれませんが、無駄になる努力はありません。ぜひ、夢に向かって、チャレンジし続けてほしいと思います。

なお、準備・片付けに、選手自らが積極的に動く姿を見て、とても感心をしました(写真)。さすが、自分を律して練習に励む選手の皆さんばかりです。
今日は、演技以外にも、さわやかな中学生の姿をたくさん見ることができました。
選手の皆さん、お疲れ様でした。これからの頑張りも、陰ながら応援しています!
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