最新更新日:2024/05/26
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 令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2106.11.10 「コミュニティ・スクール」に向けて その1

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本日は、「第1回古知野北小学校学校運営協議会推進委員会」という会合が本校にて行われました。
どんな会合かと言うと、「『コミュニティ・スクール』化に向けた準備委員会」と考えていただけると分かりやすいかと思います。
本校は、平成30年度より「コミュニティ・スクール」となります。それに向けた準備です。

しかし、そもそも「『コミュニティ・スクール』とは何か」と感じてみえる方も多いかと思います。ここでは、Q&A方式で、いくつかの点について、シリーズでお伝えしていきたいと思います。

Q1 コミュニティ・スクールとはなにか
A1 「学校運営協議会」が設置され、「地域とともにある学校」となります。
 具体的には、教育委員会から任命された保護者や地域の皆さんなどが、一定の権限と責任をもって、学校運営の基本方針を承認したり、教育活動について意見を述べたりすることを通じて、学校の様々な課題解決に参画していくことになります。

Q2 コミュニティ・スクールに指定するのはどこが決めるのか
A2 学校を設置する地方公共団体の教育委員会が決定します。本校の場合は、江南市教育委員会となります。

Q3 学校運営協議会は、どのようなことができるのか
A3 江南市は、以下のような主な役割と定めています。
・校長が作成する学校運営の基本方針について、理解・承認をする。
・基本方針を達成するための地域による学校支援の方策について、協議する。
・学校とともに、地域が主体性をもって子どもの育成を図ることのできる活動について、協議をする。
 ちなみに、「学校運営の基本方針の承認」については、「必須」であることが、法律で定められています。その他の役割は、弾力的に定めることができるため、上記のように「江南市は」と前書きをしました。自治体によって、その在り方は様々なようです。

引き続き、考えられる疑問点について、お伝えしていきたいと思います。

2016.11.9 こういうときだからこそ…

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三重県鈴鹿市で、悪天候による野菜価格の高騰により、今後、給食を2日間無くすという判断をしたのは、多くの方がご存じのところかと思います(後に、撤回されました)。

確かに、スーパーへ行くと、その値の高さに驚き、買い物を躊躇するところがあります。葉物であれば、一玉ではなく、半分にカットされたものを購入したり、根菜類や実野菜であれば、数が少ないものを購入したりと、お母様方は、色々考えて購入されていることでしょう。

江南市の給食も、そんな野菜の価格の高騰のあおりを受けているのは例外ではなく、給食センターさんも、随分と頭を悩ませているようです。学校給食法で決められている、必要な栄養素のバランスを維持しつつ、予算内に収めるという大変な努力をされているようです。

そんなときだからこそ、考えたいのが「食のありがたみ」です。日頃、そんなことを気にせずに、様々な食材をごく普通にいただけるのがどれだけありがたいことか、そんなことも考えながらいただきたいものです。

「嫌いだから」「マズイから」という理由で残したり、敬遠したりするのではなく、食べたくても食べられない現状にある今こそ、日頃食べないものにも食べることにチャレンジしたり、好き嫌いを減らす努力をしたりしてほしいところです。

以前にも紹介しましたが、「食」という字は「人を良くする」と書きます。ぜひ、残滓を減らし、食を通して、「人が良くなる」人が増えることを期待しています。

子どもは風の子

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10時現在の名古屋地方の気温は、12.3度。
太陽は顔を覗かせていますが、風が冷たく、寒さを感じます。

しかし、雨さえ降っていなければ、運動場は、元気な古北っ子でいっぱいです。やはり「子どもは風の子」のようです。

2016.11.8 「新聞を読み始めてから…」

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昨日(11/7)付の中日新聞の紙面「学びeye」(まなびあい)に、アイドルグループ「NEWS」のリーダーであり、ニュースキャスターとしても活躍中の小山慶一郎さんが、新聞のよさについて語っている記事が掲載されていました。

特に、記事内の以下の部分が印象的でしたので、引用・掲載させていただきます。

(※前略)
キャスターの仕事をいただいて新聞を読み始めてから、人生が肉厚になりました。一つのニュースから得る情報のアンテナ(感度)が高くなったというか、情報を収める引き出しが多くなりました。ネットニュースは自分で選んで読むからテーマが偏りがちだけど、新聞は知らない分野の記事が嫌でも目に入ります。特に生活面は「野菜が高い」など身近な話題から考えさせる記事が多く、読むと得した気分になります。
 新聞は子どもが身を守ることや世界を広げることにも役立ちます。知っていれば小さいころから読んでいたはず。キャスターを務めたことをきっかけに、あらためて新聞に向き合うことができました。

「新聞を読むことのよさ」については、度々、「校長室から」でもお伝えしているところですが、やはり、ここにも実感されている方がいました。

「新聞はニュースキャスターを務める僕の教科書」と言い切る小山さん。実家で、新聞を購読していたようですが、大学受験対策の機会まで意識して読んだことがなかったようです。そんな小山さんは、「(役に立つことを)知っていれば小さいころから読んでいたはず」と最後に触れています。

現在、「学力学習状況調査」の「児童質問紙」の回答とその考察を本HPで掲載していますが、その中にあった、設問35「地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がありますか」設問37「新聞を読んでいますか」からも、本校の新聞に対する意識の低さが見えています。

新聞を読むことが習慣化すると、様々な面でプラスになることでしょう。高学年になったら、新聞に慣れるためにも、まずは、3面記事やスポーツ欄を初めとした、興味のある読みやすい記事から一歩を踏み出し、徐々に読む記事の分野が広がっていくといいですね。

今日の長放課

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運動場は、ご覧の通り、多くの古北っ子でにぎわっています。

午後から、天気が下り坂なようです。今日は、帰ってから、外遊びができないかもしれないですね。長放課と昼放課に、「遊び貯め(だめ)」をしておかねば、といったところでしょうか(笑)。

2016.11.7 ありがたいメール

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いつも学校にご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。
6年生の保護者の方から、以下のようなメールを頂戴しました。以下にその一部を紹介させていただきます。

(※前略)
 6年生の総合的な学習の時間の授業の件です。
 子供からは、「今日は、佐橋先生のお友達の保育士さんがみえたよ」とか「駒田先生のお友達の美容師さんの授業があったよ」と聞いておりましたが、昨日も「システムエンジニアの方の授業が!」。今回も先生方のお知り合いの方なのか?まだ子供から話を聞いておりませんので分かりませんが、本当に有難いことだなと感じております。
 校長先生のお話しではありませんが、私も子供が小さい頃からスイッチ探しによく出かけています。(上の中学生の子ともなると意思がでてきてしまい、なかなか難しくなってきましたが・・)
 しかし、上の子も含め、なかなか見つけられずにいるところです。(こちらとしては、何か興味があることでも早く見つかればいいなと少し焦っています)
 今回のような授業は、先生方のお知り合いの方ということもあり、まだ遠い将来のことと思う小学生にとっても、とても身近に感じることができるのだろうな〜と感じました。
本当に良い授業だな〜と感じました。
 今回が最後ということで、少し残念ではありますが、良い経験をさせて頂き、ありがとうございました。
 他校もこんな授業を行ってみえるのでしょうか?進化し続ける古北ならではの取り組みなのでしょうか?
(※後略)

実践を評価していただき、大変ありがとうございます。
「キャリア教育」の一環として、学年主任の発案で、今年度、実践をすることができました。

今回は「美容師」「保育士」「システムエンジニア」と、全く職種の違う、3人のゲストティーチャーをお招きしての実践となりました(予定では、「整備士」を加えた4人でしたが、先方の都合により割愛となりました)。

ゲストティーチャーが、教師の知人ということで、児童もゲストティーチャーも、いい意味で、垣根を低くして授業に臨むことができていました。

現在、こうした様々な職種の働く人の話を聴く場は、中学校でこそ設ける学校が多いですが、小学校では、まだまだ少数のようです。

全ての授業で、古北っ子の反応もいいものがありました。私も授業を拝聴し、それぞれの職種について、大変勉強になりました。よって、本実践については、次年度以降も、続けていきたいと考えています。
今後、どういう関係性でゲストティーチャーを依頼するのか、どんな職種で、何人依頼するのか、ということも、検討していきたいと考えています。よいアイデアがあれば、またお聞かせいただければ幸いです。

(※キャリア教育…「一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」と言えます。またの機会に、取り上げたいと思います)

2016.11.6 稲むらの火がもとに

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昨日の11月5日は、「世界津波の日」として第1回目の日となりました。

その経緯や、まつわる話は、様々なメディアに取り上げられていましたが、以下に、昨日(11/5)付の静岡新聞のコラム「大自在」の記事を掲載・引用させていただきます。

▼海岸沿いの平野部に広がる田畑や温室、家々が大津波にあっという間にのみ込まれていく。津波は既に真っ黒な濁流と化していた。すさまじい破壊の様子を伝える上空のテレビ中継から聞こえてくるのはアナウンサーの声だけ▼進行形で淡々と流れる映像に恐怖心が募った覚えがある。その東日本大震災翌日、本欄で「稲むらの火」を取り上げた。江戸時代の安政南海地震(1854年)で、紀伊半島などが大津波に襲われた際、村民を津波から救った実話だ▼紀州広村(現和歌山県広川町)で、海の異変を察知した豪商浜口梧陵は刈り取った稲に火をつけた。村民は高台にある長者の家が大変だ、と一斉に上っていく。村民が高台から海を見下ろすと、一本の線が見え、それは見る間に厚みを増していった。大津波だった▼後年、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は梧陵の実話にヒントを得て「生神様」を著し、欧米で広く読まれたとされる。この作品でハーンは「津波」を「tsunami」の表記で書き、国際的に認知されるきっかけにもなった。今は各国で使われる国際語である▼政府は東日本大震災の教訓を風化させないため安政南海地震にちなみ、11月5日を「津波防災の日」に定めている。国連も昨年、過去に津波の甚大な被害を受けた日本やチリなど142カ国の共同提案を受け、11月5日を「世界津波の日」と定めた▼きょうは記念すべき第1回の世界津波の日。国連によれば1996年以降、津波災害により21カ国で計約25万人が犠牲になった。この脅威を忘れてはなるまい。

日本は古くから、多くの災害を経験してきており、その対応・対策などのノウハウを数多く蓄積しています。それらのノウハウは、海外にも広く影響を与え、「共助」「公助」に優れていることから、「稲むらの火」の話の元となる「安政南海地震」の日を「世界津波の日」としたのです。

災害が起こらないことにこしたことはありませんが、災害がおきやすい国土であることは間違いなく、常に、その準備は必要なところがあります。この地域では津波による被害はほぼないと思いますが、こういう機会に、過去の事実を知ったり、防災について考えてみたりするのもいいかもしれませんね。

なお、サイト「稲むらの火」を見ると、1937年から国語の教科書に採用された話をそのまま読むことができます。まだこのお話をご存じでない方は、ぜひ、ご覧になってはいかがでしょうか。
稲むらの火

世界津波の日パンフレット(外務省)(PDFファイル)

(※画像は、wikipedia「稲むらの火」より引用しました)

2016.11.3 愛知県創造ものづくり教育フェア

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今日は、小牧市立味岡中学校にて行われた「愛知県中学生創造ものづくり教育フェア」に参加しました。
これは、「創造アイデアロボットコンテスト」「あなたのためのおべんとうコンクール」の県大会です。この大会で勝ち上がると、ロボコンの上位複数チームは、「東海・北陸大会」(今年度は石川県が会場)に、「おべんとうコンクール」は、1位が全国大会に出場します。
そんなこともあって、どの中学生も真剣そのものです。

特に、ロボコンを中心に拝見していましたが、夏休み中にお邪魔した練習会の様子を記した記事(2016.8.25 創造アイデアロボットコンテスト)に書いたように、そのアイデアやクオリティ、操作技術など、感心しきりでした。

きっと「トライアンドエラー」を何度も繰り返し、細かな調整や工夫を繰り返し、今日に至っていると思います。運動部と同じように、本大会に向けて、コツコツと努力を重ねてきているのが伝わってくる生徒が多くいました。

特に、30チーム以上が出場する応用部門「The綱引き2」や、40チーム以上が出場する活用部門の「積んで、回して、Pコップ」の準決勝からの戦いは、ワクワクドキドキするような、すごい戦いでした。3位以上で東海・北陸大会が決まるのですが、その質の高い激戦に、試合が終了すると大きな拍手がわき起こるほどでした。「県大会でこのレベルなら、全国はどんな大会に…?」と思いながら、決勝戦を見ました。

以前勤務していた学校で、会場校を担当したことがあるのですが、当時に比べ、競技そのものが難しいルールとなり、ロボットも大きく進化しています。
運動を頑張る生徒がいるように、こういう分野で頑張っている生徒にも、大きなスポットが当たることを願うばかりです。
そして、愛知県代表の生徒さんには、この先の大会の活躍を願うところです。

2016.11.4 PTAバザーについて

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11月19日(土)に開催される「かがやき学芸会」まで、あと2週間になってきました。
その日、同時に「公民館」にて行われるのが「PTAバザー」です。

 
来週から、地区の委員のみなさんが、協力品を回収させていただきます。バザーに賛同し、協力していただける保護者・地域の皆様には、心より、感謝申し上げます。

さて、そのバザーについて、「Q&A」形式で、PTA会長に代わって、数点、確認をさせていただきます。

Q1 バザーで集まった金額は、どうなるのですか。
A1 PTAの「特別会計」として、PTA活動や学校教育に関する活動に使われます。多くの学校で、資源回収やバザーを実施して、そのような財源を確保しています。本校は、資源回収を実施していません。よって、バザーを実施し、財源の確保に努めています。一昨年度ですと、教育後援会の費用とあわせて、各学年で活用できる「国語辞典」を主な購入品に、昨年度ですと、衛生的な環境が整えられるよう、保健関係の備品などを購入しました。

Q2 「1点以上の提供品の協力を」とありますが、協力が難しいのですが。
A2 「出品物がなくて困る」という意見が毎年、聴かれます。PTA活動の一環であるため、「できる限りの協力を」というもので、強制するものではありません。協力できるものが全くなければ仕方がないことだと思います。しかし、その基準を緩くすると、回収品が減ることを懸念して、そのような記述をしています。できる限りで結構ですが、たくさん集めたいところは正直なところです。ぜひ、可能な範囲でご協力ください。
 ただし、名前の入った記念品や、明らかな粗悪品などは、ご遠慮いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

Q3 子どもの劇を見ていると購入することができないのですが。
A3 運営していただいているPTA役員・委員さんの負担をなるべく少なくするため、午前中で終了する日程としています。特に、開始1時間ほどで品薄な状態になることから、演目が初めの3年生以下の低学年は、観劇していると多くの品が売り切れるという事態になります。期待をしていた保護者の方には申し訳なく思います。しかし、4年生以上の高学年は余裕をもって、購入いただけます。きょうだいがみえるご家庭は、必ずしも当てはまることがないところもありますが、「6年間」というスパンで考えたとき、「徐々に購入しやすくなる」ということを踏まえておいていただけると幸いです。

Q4 どうして、このタイミングで実施をするのですか。
A4 週末に開催することで、多くの方に足を運んでいただけるということ。学芸会と同日にすることにより、学校に足を運ぶ回数が減り、お仕事をお休みいただくなどの負担が減るということがあり、学芸会との同日開催とさせていただいています。

以上のことをご確認いただき、今年度も、PTAバザーにご理解・ご協力いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

(※写真は、昨年の様子です)

2016.11.3 高い質を維持するために

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今日は、江南市民文化会館で行われた「吹奏楽祭」に行きました。
尾張地域の高校、中学校など30団体が、11月3日(祝)・5日(土)の2日間に分かれて行われるものです。会場は、本日は、江南市民文化会館、5日は、一宮市尾西市民会館になるので、今日のみになりますが、聴きに行きました。
楽しく聴かせる曲あり、じっくり聴かせる曲あり、と楽しく聴くことができました。

会の最後に、愛知県吹奏楽連盟監事の先生から講評がありましたが、いいお話を聴くことができました。

その内容は、「運動部は、これからの季節は体力作りにあてますが、吹奏楽部は、『音作り』『耳作り』の季節にしてください」というもの。

その「音作り」「耳作り」をする方法として、全国大会常連の千葉県柏市立柏高等学校の練習法を紹介していました(文責・校長)。

「吹奏楽部の質を上げるためには、学年間の音の質の差をなくすことがポイントです。柏高校は、その差をなくすために、先輩と後輩がペアを組み、先輩が出す音と同じ音を出すという練習をします。同じ音を出す『音作り』をするのです。そして、違う音や同じ音が分かる『耳作り』もします。そうして質を高めます。柏高校のすごいところは、高校生が市内の中学校へ行き、同じことをするのです。そうすることで、柏市全体の質が高まるのです」

と。考えてみれば、吹奏楽部に限らず、運動部でも、職場でも、同様なことはされているように思います。しかし、高いレベルにある質に迫らせ、追いつかせるまで徹底できるかどうかに差が生まれるように思いました。

例えば本校の「ABC」で考えてみるとします。ここ3年で「ABCを大切に」することがかなり定着してきました。例えば、そんなことも6年生が5年生に、5年生が4年生に…というようにして、その質を「きちんと」伝えれば、質を維持し、さらに成長・発展するように思うのです。そのためには、高学年には、もちろん学校の最年長として頑張ってもらわなければなりません。

質を高めたら、その高い質を維持するために、確実に伝承していく。古北小や北部中校区でそんなことをしていければ…と、ふと思いました。今日は、いい話を拝聴することができました。

2016.11.2 国語辞典

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様々なものが「電子化」され、それらが一般的なツールになりつつあります。国語辞典などは「電子辞書」として普及しているものの一つですが、すでに、1981年からあるというのですから驚きです(CASIO EX-word)。

特に「電子辞書」は、何百冊という辞書が手のひらサイズに収まり、携帯性に富むというメリットがあります。しかし、一覧性に劣るというデメリットもあります。

しかし、国語辞典は、この「一覧性に富む」という部分に着目したいと思います。ページを開き、検索したい語彙を見つけるも、その前後の言葉をついつい見てしまいます。この「ついつい」がポイントです。このことは、国語辞典でも、漢字辞典でも、英和辞典でも同じでしょう。これによって、獲得できる語彙数が増えるのはいうまでもありません。

また、この一覧性は、語彙の獲得のみならず、語彙のもつ「重要性」の軽重もその瞬間に獲得することができます。検索した言語に掲載された情報量が多い場合は、それだけ重要な語句であることが分かります。

さらに、今では電子辞書でも可能な機種が増えていますが、紙の辞典には、書き込みができたり、付箋が貼れたり、と自分用にカスタマイズができます。そうすることにより、語彙に対する記憶も残りやすくなります。

…とはいうものの、現在の電子辞書は小中高生をターゲットにした製品も多く出され、紙の辞書のメリットを取り込み、さらに、電子ならではの機能(映像、音声、問題などの付加価値)を加えたものが増えています。

個人的には、電子辞書を否定するものではありません。わが家でも、小学生の高学年頃から電子辞書「も」使用しています。しかし、小学校で辞書の引き方を学習するように(※写真は2年生)、発達段階を追って、小学校高学年までは、紙の辞書にしっかり触れてもらい、その後、併用したり、電子辞書にシフトしたりしてはどうか、と思います。

豊かな言語力を獲得するには、多くの本を読んだり、まめに辞書を引いたり、と地道な積み重ねが必要なように思います。すぐ手に取れる位置(リビングなど)にも辞書がある環境にするのもいいかもしれませんね。

2016.11.1 鉛筆

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中日新聞の月曜日の紙面に「学びeye」(まなびあい)という頁があります。教育関係の話題が掲載されているこの頁は、教師としては、毎週、読んでおきたい頁です。

すると、昨日(10/31)付の関係頁に、興味深い記事が掲載されていました。
この日は、メインの記事とは別に、下段に「鉛筆」と題した記事がありました。以下に、その記事を掲載させていただきます。

 学校で使う鉛筆といえばHBが主流だった世代には驚きの数字。文具メーカー「三菱鉛筆」によると、二十年前、生産量の半数を占めたHBが、2014年には2Bに逆転され、2割に減ったという。
 中日こどもウィークリーで、試しに小学生105人を対象にアンケートで尋ねた。85%が「2BかB」と答え、やはりHBは少数派。「きれいに書けるから」「書いた字が読みやすいから」など、こだわりを持って使っていることにも驚く。高学年や中学生になり、シャープペンシルを使う頻度が増えても、芯は2B。書き味重視というわけか。
 「最近の子共は筆圧が弱いから、硬いHBを使いこなせない」という指摘もある。メーカー側に尋ねたものの、真偽は分からなかった。むしろ鉛筆の濃さに関係なく、持ち方や力の加減を習得する方が大切だそうだ。六角形の鉛筆を握って指の腹を刺激する。それが脳の働きにもいいと聞いて、鉛筆を使う頻度がぐんと増えた。

この記事を見て、教室の児童の筆箱を見せてもらうと、確かにHBは少なく、Bが多くありました。低学年で、濃い鉛筆を推奨することもあり、それがスタンダードになっているのかもしれません。
しかし、よくよく考えて見ると、わが家の子ども達も、Bなどの濃いめの鉛筆や、シャープペンの芯を使用してきており、高校生になっても使っています。また、個人的には、昭和の時代からHBよりBを好んで使っていました。HBの「割合」は知りませんでしたが、今や、そんなことになっていたのですね。

大切なのは、最後のくだり。「持ち方や力の加減を習得する方が大切」というところ。小学生のときからきちんとした持ち方を身につけておきたいものです。いくらワープロが普及しても、字を書くことは「0」にはならないでしょう。

ちなみに、三菱鉛筆では、Hi-uniという商品で、22段階の濃さの種類があります(10B〜B、HB、F、H〜10H)。
気になる人は、関連サイト「えんぴつなんでもQ&A(三菱鉛筆株式会社)」をご覧ください。鉛筆にまつわる「へぇ」な情報が盛りだくさんですよ。

ABCを大切に

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クラブの時間の公民館組(ソフトバレーボール、卓球)の古北っ子の靴はご覧の通り。

毎回、きっちり、ばっちり、そろっています。

さすがですね。

ABCを大切に

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今朝は、雨がパラッとした瞬間もあり、傘をもってきた児童もチラホラ…。

しかし、少なくても、1年1組は、きれいに真っ直ぐ立てられていて感心。さすがです。

2016.10.31 オノマトペ

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6年生の体育の授業で、様々な跳び方を実現するためのポイントを「擬態語・擬声語」で表す、という授業が行われています。

例えるなら「ロイター板をドンッと強く踏み切る」「腕はピンッと伸ばす」「膝を体にグッと近づける」などという表現です。

この「ドンッ」「ピンッ」「グッ」などという表現を「オノマトペ」とも言います。
このオノマトペを言い換えるなら、「ドンッ=両足に体重をしっかり乗せて」「ピンッ=肘を曲げずに真っ直ぐに伸ばす」という表現になるでしょうか。回りくどく言わなくても、そのニュアンスが伝わるオノマトペは、非常に便利な「言語」です。

体育の授業では、そんなオノマトペを意識しながら、技の精度を高める授業をしていましたが、児童の感覚の鋭さを感じながら授業を見ていました。

さて、この「オノマトペ」ですが、言語自体は、国語の授業で「習う」わけではなく、「感覚的に身につけていく」といった感じでしょう。但し、6年生の国語の学習指導要領に「表現の工夫に気付いたり、自分の表現に活用したりするように指導する」とあり、使用をしながら、表現を工夫する指導をする必要性を説いています。
本校は、国語の授業ではなく、体育の授業でそんな表現をしているところが「先進的」ですね。

そんな「オノマトペ」ですが、「オノマトペ」について研究している「オノマトペラボ」というサイトに興味深いことが記載されていました。
サイト内の「コラム」を見ると、「日本語の約100語に1語はオノマトペである」とか、「ものの様子や心の動きを音に変換しているのが組織的に発達しているのは日本語である」「古くは『古事記』『日本書紀』『万葉集』にも見つけられる」といった具合です(万葉集には、鼻をすするのを「びしびし」と表しています)。

繊細な感覚をもつ日本人ならではの言語のように思います。
興味がある方は、ぜひ、以下のサイトをご覧になってはいかがでしょうか。オノマトペの奥深さに気付かされることでしょう。

(※以下をクリック↓)
オノマトペラボ

2016.10.30 Bリーグ

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今日は、小牧パークアリーナで行われた、Bリーグの「名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsシーホース三河」の試合を見に行きました。

「Bリーグ」とは、今年の9月から開幕した、「プロバスケットリーグ」です。
サッカー「Jリーグ」創設時の川渕三郎元チェアマンが、Bリーグ発足に関わる初代チェアマンを務め、Bリーグ誕生に至ったものです。
現在は、B1リーグ18チーム、B2リーグ18チームでスタートし、それぞれ、東・中・西地区に6チームずつ分かれています。プロ野球のように、地区内の試合をメインに進めるも、交流戦のような地区外のクラブとも対戦をします。最終的には、各地区上位2チームプラス2チームの計8チームで行われる、年間チャンピオンを決める「チャンピオンシップ」出場をかけて年間の試合を進めていくのです(※詳しくは、「B.LEAGUE公式ページ」を参照ください)。

開幕戦の東京・代々木第一体育館で行われた試合は、とても華やかな演出で、多くの人が観に行きたくなるようなものでした。さすがに、今日の小牧パークアリーナの試合は、そこまでの演出はありませんでしたが、これまでのNBL(前身の男子バスケットボールのトップリーグ)の試合に比べ、ファンサービスを重視し、楽しく観られるしかけがちりばめられ、初めてバスケットボールを観る人も楽しめるようになっていました。

そんな中、今日は、一緒に観に行った本校職員の佐橋先生が、なんと、イベントの一つである「ハーフタイムチャレンジ」に出場することに!30秒以内に、「フリースロー」「3ポイントシュート」「ハーフラインからのシュート」を決めると、豪華景品がいただけるというものです。
スタッフが観客スタンドに投げる全ボールの中に、たった二つだけ当たりがあり、そのボールをゲットしたのです。

結果は、惜しくも豪華景品はいただけるところまでに、たどりつけませんでしたが、会場は大盛り上がりでした。

周りには、初めてバスケットボールの試合を観る人がいたようですが、ごく自然に盛り上がっていました。帰りがけに「おもしろかったねぇ」と聞こえてきたのが印象的です。小学生もたくさんいました。

「百聞は一見にしかず」です。初めて観ることで、楽しめ、「へぇ」という学びにつながることがあるかもしれません。幼い頃、若い頃に、様々なものを自分の目で見たり、体験したりすることお勧めしますよ。

2016.10.29 長良東小学校訪問

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今日は、岐阜市にある、岐阜市立長良東小学校の研究発表会に参加してきました。これまで何度もお邪魔していますが、その度に多くの刺激を受けます。

研究主題の「自ら求めみがき合って高まる学習の創造」は、昭和49年の創立以来、引き継がれているもので、不易の部分を大切にし、足下がぶれていないことが分かります。

そんな中、研究要録(研究をまとめた冊子)にある「はじめに」の校長先生の挨拶に、印象的な部分がありました。

 児童に、確かな学力を始め、真に生きる力を身につけるには、教師の力量が大きく影響していると言われています。それは、真に児童の幸せを願い、学び続ける教師がいてこそ達成されるものだと考えています。
 そのためには、教師が、内面からわき出る目的意識を明確にもち、自己研鑽に向かうことが大切であると考えています。つまり、教師が自己課題の中から生まれる自身の教育課題の解決を目的に、力量アップに努めていく姿勢こそが何より大切です。

当たり前と言えば、当たり前ですが、自分はどうだろうか、本校はどうだろうか、と振り返らされました。

本日のこの研究発表会への参加は、公的な出張には当たりません。休日を返上し、身銭を切って参加する「自主的な研鑽」です。しかし、幸い今日は、本校から、7人の職員が参加しており、ありがたく思いました。

今日も、校内で本校職員とすれ違う度に、教師の動きや子どもの動き、環境面について、情報交換をしていました。それだけ、学ぶ部分が多く、本校に取り入れていきたい部分にあふれているのです。

今日の学びを受けて、本校の教育活動につなげていきたいと思います。本校の「教師集団」も「昨日より今日」の姿勢ですね。

2016.10.28 最適解を求める

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昨日・本日と、「東海・北陸地区技術家庭科研究大会」に参加させていただきました。
「東海・北陸大会」ですから、愛知・三重・岐阜・静岡・福井・石川・富山の7県の関係教員と、その他全国各地からも参加される方がみえる大きな大会です。
研究主題について発表があり、記念講演があり、授業公開があり、その授業を見ての研究協議があり…、と2日間の日程で行われるものです。

今回の大会は、愛知県が開催県ということで、5年前から準備をはじめ、これまで研究を重ねてきました。
その研究主題が「よりよい生活に向けて、最適解を求め続ける生徒の育成」というものです。

加速度的に変化を遂げていく現代社会において、これまで「最適」と思われてきた考えが、これからも最適とは限りません。また、価値観の多様化によって、一人一人が考える「最適」も異なってくることでしょう。
そんな世の中だからこそ、限られた考えに満足することなく、様々な考えに気づき、さらに考えを深めていくことが大切になってきます。
そこで、問題解決学習を通して、よりよい生活に向けて、最適解を求め続ける生徒の育成をめざすというものです。

本日は、稲沢市立大里中学校へ授業を拝見しに行ったのですが、そんな手立てが打たれた授業は、自分の考えと、周りの考えを照らし合わせながら、「最適解」を求め、思考を深めていく姿が印象的でした。

2015年のBenesseによる「好きな教科・活動ランキング」(←クリック)によると、技術・家庭科は、保健体育に次ぐ2番目となっています。しかし、現在の授業時数は、中学1・2年では、毎週、技術1時間・家庭科1時間となっており、中学3年に至っては、隔週で技術1時間・家庭科1時間と、激減しています。お父さん・お母さんの時代は、男女別で行っていた世代から、男女共学で行っていた世代が混在していると思いますが、おそらく、2〜3時間の時数で実施し、毎時間楽しみにしていてくれたことと思います(笑)。

なんと、海外と比較しても最も少ない時数となっています。「最適解」を求める姿を身につけるためにも、時数増を求める声が大きくなることを願うのですが、いかがでしょうか…。

2016.10.27 「話し手」と「聴き手」の関係

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何回か、本ホームページでもその姿を紹介している「話し手」が「聴き手」を向いて話し、「聴き手」が「話し手」を向いて聴く姿。 

昨日の「ペアによる交流」でも記しましたが、そうすることで、お互いの細かい表情なども読み取れます。リアクションが見えることは、「聴いているよ」というサインが伝わり、話し手も話しやすくなります。
このことを重ねると、安心感が得られ、その学級の互いの人間関係もよくなる傾向にあります。

よって、授業では、そんな「かかわり合い」がしやすいように、写真のように、お互いが向き合った隊形で授業をすることも多くあります。この形であれば、起立をすれば、そのまま「聴き手」の方を向いた状態になり、聴き手も話し手の方を向きやすくなります。

話の聞き方の4段階ということを示したことがありますが、改めて、確認したいと思います。

1 ネガティブ・リスニング・・・話し手の顔を見ないで聞くこと
2 ポジティブ・リスニング・・・とりあえず、話し手の顔を見ながら聞く
3 アクティブ・リスニング・・・うなずいたりしながら、しっかりと聞く
4 パワフル・リスニング・・・・「へぇ、そうなんだぁ」などと、はっきしした反応を示し、自分のこととして、興味をしっかり向けて聞く

多くの児童は、2と3の段階で、話を聴くことができています。今の段階を振り返り、それぞれその上の段階を目指してほしいと思います。

しかしながら、先日の学校訪問では、この点の話題があがり、学級や個人によって、若干の差があることを指摘していただきました。学年が上がり、児童がそれぞれの新しい学級にバラバラになったり、担任が替わったりしても、教師が多くを指導しなくても継続できることが大切です。指摘を真摯に受け止め、共通理解を図っていきたいと思います。

2016.10.26 ペアによる交流

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「かかわり合い」が教育界のキーワードの一つとして叫ばれて久しくなります。その形態も「ペア」「グループ」「全体」と人数にも差がありますが、基本は「ペア」による交流と考えます。

ペアは1×1であるため、必ず「かかわり合い」が生まれます。「グループ」(今では4人が主流)でも、「全体」でも、関わるのですが、ひょっとすると、意識がそこから離れる瞬間の児童がいないとも限りません。
しかし、ペアであれば、「話し手」と「聴き手」は、必ず「1×1」であり、いわゆる「逃げ場」は、なくなります。そして、同時に全員が「かかわる」ことができます。

ここに、自分の考えと照らし合わせながら相手の考えにじっくり耳を傾け、自分の考えも伝えることができます。
また、相手の目を見ながら話ができ、目の前にいる友達の細かい表情なども読み取れます。リアクションが見え、コミュニケーションの基本があるのです。

こうした関わりから、「学び合い」となり、「高め合い」「深め合い」が生まれます。

授業では「教師一人からの一方通行」な関わりではなく、多様な考えに触れ、共感したり、疑問に感じたりしながら力をつけていきます。
こういうところに、「学校」という、集団で学ぶ空間の良さがありますね。
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