昨年１２月に当て逃げ事故を起こしたお笑いコンビ、ＮＯＮＳＴＹＬＥの井上裕介さんが不起訴処分となり記者会見を行ってみえました。被害者の方の温かい言葉に裁判官も起訴はできなかったようです。

でも、考えてみれば、立ち止まって確かめれば、ただの事故で過ぎたのです。今頃は、舞台に立っていられたと思います。あの程度の事故なら世間は許すと思うのです。ところが責任を負うことなく立ち去ったばっかりに・・・。

世間が許さないのは、これほどの芸人が相手が怪我をするくらいの事故なのに「ひょっとしたら当たったかもしれないという感覚はありました。でもどこか自分の都合のいいように解釈してしまった」と説明され、逃げたという意識はないと言われたことです。

この言葉撤回してほしかったです。「怖くて逃げました」この言葉が必要だった感じるのです。まだ反省していないととられても仕方がないのではないでしようか。相手の方が本当にいい人すぎです。普通なら、こんなこと説明で言うものなら、誰だって怒ってきます。「こんな事故しておいて気付かなかった？」と。

事故は仕方がない。でも逃げてはいけないのです。責任もって対応しなくてはいけないのです。逃げると罪が発生するのです。今後、事故で逃げる方、増えないでしょうか。偉大な方が起こした事だけに影響も考えなくてはいけません。

この事件で心打ったことは相方の石田明さんの言葉、「井上の人生も僕の人生の一部」
と被害者の方の「謝罪の気持ちは十分伝わった。早く劇場やテレビで漫才している姿を見せてください。それで私のことをまた笑わせてください」という言葉でした。井上さん、この言葉、よくかみしめてください。世間はどう判断しているかはこれからわかることだと思います。