令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2016.3.28 震災6〜9年問題

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高校野球では岩手県立釜石高校が1回戦を突破し、プロ野球では、東北楽天イーグルスが昨年度日本一のソフトバンクホークスに、1勝1分1敗のタイで開幕をスタート。東北地方の野球好きには、嬉しいニュースが続きました。

そんな中、3月25日(金)付の岩手日報のコラム「風土計」に、興味深いコラムが掲載されていたので、引用し、掲載させていただきます。

震災5年に際し、復興の遅れや人口流出などさまざまな問題が報じられる中、被災地住民の間でささやかれていた問題がある。「震災6〜9年問題」だ▼3月11日前後は、全国からマスコミが被災地を訪れ盛んに報道していた。それから2週間、報道はめっきり減少。ある遺族は寂しそうに「次は10年目に大挙して来るんじゃないの」と話していた▼被災地では5年間、報道をどう見つめてきたのか。各地の被災者に「報道量の推移」を線で描いてもらった。線は震災直後から急に上がる。だが避難所から仮設、恒久住宅へと状況が変化するにつれて、線は下がっていく▼報道量の増減は、被災者の心理的経過と似ている。発災直後の「茫然(ぼうぜん)自失期」を経て、精神的に高揚し連帯感が強まる「ハネムーン期」が報道量のピーク。その後に心が落ち込む「幻滅期」が、報道量の減少する時期だ▼似ているだけではなく、報道の減少が被災者の見捨てられ感を強め、幻滅に拍車を掛けているのではと不安になる。「6〜9年」の風化にあらがう上で、被災地からの発信こそ重要。そのことを体現しているのが躍動する釜石高ナインだ▼選抜高校野球大会1回戦をチーム一丸で突破し、きょう25日は滋賀学園戦。逆境を乗り越え夢に向かう姿の素晴らしさを、全国に見せつけてほしい。

釜石高校は1回戦の小豆島高校に2×1で勝ったものの、残念ながら、2回戦の滋賀学園に、1×9で敗れてしまいました。
勝ち上がれば、「震災を乗り越え活躍する釜石ナイン」という見出しで、引き続き掲載されたであろう関係記事。しかし、敗退によって、一気にメディアへの取り上げは減りそうです。今後「健闘した釜石ナイン」という記事で、いくつか見ることができるかもしれませんが、少なくなるのは否めないでしょう。
敗れてしまっても、がんばっている東北地方の高校球児は、たくさんいます。さらには、高校球児でなくても、がんばっている人はたくさんいるはずです。

ぜひ、そんながんばっている人たちにエールを送るとともに、私たち自身が、高校野球にかかわらず、被災地に対する関心をもち続けたいところです。そして「震災6〜9年問題」とならないようできるといいですね。

※写真は、「【かまなび】釜石市観光物産協会公式サイト」より引用しました。
 紫色が、釜石高校硬式野球部のカラーです。
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