令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2016.8.10 プログラミング教育 その2

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前回の「2016.8.3 プログラミング教育 その1」(←クリック)に続き、2020年から施行される新学習指導要領に加えられる学習内容の一つである「プログラミング教育」について、簡単な解説をしたいと思います。

「その1」では、「現段階では『プログラミング言語』を扱う内容になる予定はない」「『プログラミング的思考』を身に付けること、コンピュータの働きを自分の生活に生かそうとする態度を身に付けること」ということを記しました。

では、ここにある「プログラミング的思考」はどんなことをいうのでしょうか。
これからの時代は、これまで以上に「論理的・創造的に思考して課題を発見・解決し、新たな価値を創造する」ことが求められると言われています
(「」内は、文科省「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」より引用)。

例えば「『1+2+3+…+98+99+100』を計算しなさい」という問題などは、プログラミング的な思考が応用できます。この計算を左から順に足していては、大変なことです。しかし、ここで「“1と99”“2と98”“3と97”…“49と51”という組み合わせを作って、“100”になる組み合わせを“49組”作り、これに、組み合わせに属さない“50”“100”を足して“4900+50+100=5050”と導く」となるわけです。

また「コンビニエンスストアで、どんな飲料水を仕入れるか」という課題も同様です。「季節はいつか」「今後の天候は」「客層は」「平日か、週末か」「昨年同時期の売り上げは」などの基礎データに「流行は何か」「近隣の交通事情の変化は」などの要素を加えることで、求められていきます。

このようなことを、小学生が取り組みやすい課題にするのです。
しかし、これらの「論理的思考」を導き出す学習は、これまで全く行っていなかったわけではなく、内容に応じて実施してきました。今後は、多くの教科や場面でそういった考えを用いることができるような課題を設定したり、課題解決を図ったりしようというものです。

さらに、音楽で、ICT機器を活用して音楽を作ったり、図工で、ICT機器を活用して、作品を作ったりすることも「プログラミング的思考」につながると考えられています。

もし、「コーディング」や、ロボットを動かしたりする「プログラミング」を扱うとすれば、学校毎に内容の決定に裁量がある「クラブ活動」「総合的な学習の時間」で行われることは考えられます。しかし、指導者がいないとできません。ということで、それらの内容を小学校で扱うには、限定的になるか、まだ少し先になるかもしれませんね。

今年度中には、新学習指導要領の「答申」が出されます。どうまとめられるのか、また、そこに着目したいと思います。
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