令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2017.8.15 72年後の卒業式

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今日、8月15日は「終戦の日」。終戦から72年が経ち、戦争を経験した方は年々、歳を重ね、その数も、残念ながら減りつつあります。「決して忘れてはならない」と、この時期には、様々な催しやテレビの特集番組が組まれたりします。

そんな中、昨日(8月14日)付の沖縄県のローカル紙である「琉球新報」のコラム「金口木舌」には、戦争にまつわる文が掲載されていたので、引用させていただきます。 

 沖縄戦で卒業式ができなかった東江国民学校(名護町=当時)の元高等科生徒たちが、同級生に集まるよう呼び掛けている。1931〜32年生まれの「昭和6年生」に10月、卒業証書が授与されることになったからだ▼45年3月。高等科1年生だった。岸本清さんは86歳の今もはっきり覚えている。「一つ上の先輩の卒業式会場をつくっていたら突然、空襲警報が鳴った。下級生を家まで送り、自分たちも避難小屋に隠れた」▼当時の学校生活について「東江小学校創立百周年記念誌」(83年発刊)は記す。「登校から下校するまで戦時下の各種訓練が実施された」「児童も食料増産の戦列に加わり学校園や校庭も耕地に」▼「勉強よりも壕を掘ったり、学校の畑を耕したりする方が多かった」と岸本さん。45年4月の米軍本島上陸後は、山中での避難生活が始まり、学校どころではなくなった▼戦後72年。東江小創立記念式典で卒業証書を受け取ることになった。だが、元生徒たちの思いは複雑だ。「うれしいやら、寂しいやら」。既に亡くなった級友たちの顔が胸に浮かぶ▼思い出を尋ねると、渡具知正子さん(85)は少し考えて話した。「思い出と言っても戦争のことばかり。若い人たちに同じ苦労をさせたくない」。同級生たちの消息を追う姿に、まだ終わらない沖縄の「戦後」がある。

「まだ終わらない『戦後』がある」という結びが印象的です。戦争に関わったご自身やその家族、知人にとっては「まだ終わっていない」のです。

「終戦の日」(8月15日)、「広島・長崎原爆投下の日」(8月6日・9日)、「沖縄県慰霊の日」(6月23日)、「真珠湾攻撃の日」(12月8日)などは、戦争に関する「忘れてはならない日」と言われています。

今もなお、世界のどこかで戦争が起きています。同じように、自身・家族・知人らは、何を思っているのでしょうか…。1日も早く、同じ過ちを繰り返さない世界が訪れることを願うばかりです。

(※関係記事はこちら↓)
<金口木舌>72年後の卒業式-琉球新報
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