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2017.11.9 全員参加「発問に対して思考しない」「教師や級友の話を聞かない」「協働学習に参加しない」などということがあっては、授業に参加しないことになってしまいます。 そうではなく、全員が人の話を聞き、正解・不正解に関わらず思考し、グループ等による協働学習に積極的に関わり、授業に参加してほしいのです。 もちろん、そんな行動や態度を引き出せるような、「課題の設定」というものはありますが、もっと単純に、児童の考えを明確にさせるというものがあります。 写真は、道徳の授業ですが、左の写真は、赤白帽子を被り分けることで、自分の立場をはっきりさせています。 また、右の写真は、考えの「ポジション」(考えの位置を示す目盛りの位置)に自分の位置を示す(全員がネームプレートを黒板に貼り付ける)ことで、意思表示させてます。 どちらも、自分の考えを明確にすることで、授業に参加できています。 植草学園大学名誉教授・野口芳宏先生が必ず、授業で実践する「〇か×か」「理由を書きなさい」という指示は、その後の指名につながり、いい加減な思考はできない状況を作ります。児童が緊張感をもち、より授業に集中できる態度となります。 発問に対して「分かる人?」と挙手をさせ、指名し、答えさせる…。これでは、30〜40人も児童がいれば、中には、思考を遮断し「お客さん状態」になってしまうこともあるかもしれません。 そうならないような、上記のように立場をはっきりさせるということは大切なことです。 「どう思う?」に続き「なぜそう思う」ということがきちんとできる児童は、思考力がつき、自分なりの判断基準がしっかりもてるようになると思います。 私たち教員が大切にしたい、手立てや手法の一つです。 |
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