令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

ABCを大切に

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写真は、職員室前で、まさに「黙々」と雑巾がけをし、「黙掃」に取り組む6年生。

高学年の4〜6年生のフロアを回ってみても、道具の音、物を動かす音しか聞こえてきません。さすがです。

2015.6.30 うるう秒

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明日の出来事です。
日本時間の7月1日午前9時の直前に「1秒」が挿入されます。
日本時間8時59分59秒、8時59分60秒、そして9時00分00秒と続きます。
「1秒」の「うるう秒」というものが挿入されるのです。この「1秒」は、世界同時に挿入されます。

ということは、ロンドンでは、6月30日23時59分60秒がカウントされ、ニューヨークでは、6月30日18時59分60秒がカウントされるという現象が起きるのです。

地球の1日の長さは一定ではなく、常に、0.9秒以内の誤差により、時計は維持されています。しかし、潮流による海水と海底の摩擦、エルニーニョ現象などの影響、地球内部のマントルの動きなど様々な影響が合わさり、地球の自転が不規則に変化していることから、実際の時間と、地球の自転に1秒を超える時が生じます。このズレを調整するために導入されるのが「うるう秒」です。

しかし、コンピュータで動くものが多い現代の世の中では、コンピュータにとって、理解しづらい「うるう秒」が発生することは大きなストレスになります。場合によって、大きなトラブルにもなりかねないと言います。

よって、「うるう秒を無くしてしまえ」という声があがっています。もし無くしてしまうと、何千年後には朝と夜の時間がおかしなことになっているかもしれません。しかし、そんな先のことは、どんな世の中になっているか、わかりません。「時間」の基準さえも、ひょっとして変わっているかも…。

そんな中、以下のようなコラムが中国新聞「天風録」(6/28付)にあったので、引用・掲載させていただきます。



「世間胸算用」で知られる井原西鶴は、今でいう興行師もしていたらしい。17世紀の大阪で盛大な句会を催して、一昼夜に詠む数を競った。1000、1600…と記録を伸ばし、ついに2万3500句に達したと伝えられる▲計算すると4秒足らずで1句となる。にわかに信じがたい数字だが、人々の度肝を抜く速さだったろう。たった1秒でも無駄にしない集中力こそが、言の葉をほとばしらせる鍵だったか▲一秒一秒の重みを感じられる日となるかも知れない。7月1日は、うるう秒が入る日。午前9時ちょうどの直前は「8時59分60秒」となる。門外漢には分かりづらいが要は世界標準時のずれを直す必要があるらしい▲その1秒の挿入で、度肝を抜かれることもあり得る。3年前の前回は海外で航空機の発着が遅れた。わずかな時のずれをコンピュータが処理できなかったという。同じ轍(てつ)を踏むまいと世界中のエンジニアが気をもむ▲秒速を競ったのは遊びの世界。江戸の世は、お天道様の動きや鐘の音を合図に緩やかに暮らしてきた。今はわずか1秒に追われ、何かと振り回される時代に…。かの西鶴なら、その1秒の間にどんな句をひねり出すことだろう。



わずか「1秒」ではありますが、ちょっぴり得をする今年。
この機会に、時間について、少し考えてみるのもいいかもしれませんね。

詳しくはこちら↓
国立天文台HP:「うるう秒」ってなに?
国立天文台HP:1日の長さは変化しているの?

ABCを大切に

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朝の登校のワンシーン。

車が通らない裏道でも、きちんと白線の内側を整然と歩いていきます。

事故を防ぐ習慣づけとなる「ABC」ですね。

2015.6.29 大人が率先して…

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学校に届けていただいている月刊誌「プチ紳士からの手紙」(写真)というものがあります。
これは、編集長兼執筆者である志賀内泰弘さんが発行しているもので、配付希望をする学校(現在、全国で392校)に無料で配られているものです。 

毎号、「いい話」が満載で、楽しみにしながら、拝読しています。ちょうど、最新の「101号(27年7月号)」に印象に残る寄稿が掲載されていたので、引用・転載させていただきます。



  「お願いします」
         京都市嵯峨野小学校3年4組田村克志先生からの報告

 金曜日の午後、3年生の「眼科検診」があった。教室で子どもたちには、いつものようにあいさつをするように言っておいた。一番目の子が「お願いします」とあいつさをして校医さんの前に立った。校医さんも「お願いします」と返された。今までは「はい」というのは聞いたことがあるが、「お願いします」には感動した。あいさつをした子どもたちに敬意を払っておられるように思った。30人の子どもが言うと、30回「お願いします」と返される。子ども達も「お願いします」「ありがとうございました」という気持ちのあいさつができていた。以前の耳鼻科健診のときより、どの子もしっかり聞こえるように言えていた。保健簿にチェックをしている僕も気持ちが良かった。3年生の終わりまでに、何かをしてもったら、小さなことでも、当たり前のことにも感謝の心を持たせたい。買い物をしたり、乗り物に乗ったり、外で食事をしたり、親のしていることを子どもは見ている。大人が率先して模範を示そう。子どもたちは将来の日本を背負っていくのだから。



最後のくだりの「親のしていることを子どもは見ている。大人が率先して範を示そう。子どもたちは将来の日本を背負っていくのだから」は、まさにその通りと思いました。
挨拶をしっかりするお父さん、お母さんであれば、きっとそのお子さんも挨拶ができることでしょうし、順番を守る、信号を守る、などルールが遵守できている家庭は、お子さんも遵守するでしょう。

外国人が見て「すばらしい」と驚く、日本人の立ち居振る舞いは、こうした行動が代々引き継がれてきたからだと思います。大人の立ち居振る舞いに、気をつけたいものです。

ABCを大切に

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2年生の置き傘は、他学年と違って、廊下にある傘立てに集められていますが、ご覧の通り。

確実に、「傘立てのABC」の輪が広がっています。

いいね!

2015.6.28 アリスのままで

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今日は、映画「アリスのままで」を見てきました。主演のアリスを演じた女優「ジュリアン・ムーア」がアカデミー賞主演女優賞を受賞した映画です。

映画は、「若年性アルツハイマー病」を扱った物語。渡辺謙さん主演の映画「明日の記憶」、韓国映画の「私の頭の中の消しゴム」も同様なテーマで、どちらも考えさせられる作品だったため、「アリス…」も、ぜひ、見たいと思っていた映画でした。「あらすじ」は以下の通りです。

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50歳のアリスは、まさに人生の充実期を迎えていた。高名な言語学者として敬われ、ニューヨークのコロンビア大学の教授として、学生たちから絶大な人気を集めていた。夫のジョンは変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナと医学院生の長男のトムにも何の不満もなかった。唯一の心配は、ロサンゼルスで女優を目指す次女のリディアだけだ。ところが、そんなアリスにまさかの運命が降りかかる。物忘れが頻繁に起こるようになって診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病だと宣告されたのだ。その日からアリスの避けられない運命との闘いが始まる──。(※公式ページより)

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自分の中に、「忘れてしまいたい記憶」もありますが、改めて「記憶が残っていること」のありがたさを感じる作品でした。そして、何気なく、家族と会話ができることの良さやありがたみを感じる自分がいました。

また、この映画は、ジュリアン・ムーアがアカデミー主演女優賞を獲得してからわずか20日足らずのところで、リチャード・グラッツァー監督(共同監督の一人)が筋萎縮性側索硬化症(ALS)により、亡くなったというのは衝撃的でした。
映画化プロジェクトをスタートさせる直前に診断され、1日たりとも撮影を休むことはなかったとのことですが、撮影終盤には言葉を発することも難しくなり、特注のiPadを使って、右足の親指でタップしながら“会話”をしていたというから驚きです。登場人物の細やかな心情を描ききれたのは、そんな状態だったからだと言う評論家もいます。

特別なことがなくとも、生きていられることのありがたさを、映画のストーリーと共に、監督の生い立ちからも改めて感じた、今回の映画でした。

2015.6.27 西尾張体操大会に参加して

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今日は、本校が会場(江南市民体育会館)担当校となっている、西尾張中学校新体操大会に、大会部長として、終日参加していました。

多くの種目において、この地域は、3市2町(江南・犬山・岩倉・大口・扶桑)で地区大会を行い、その上位に入賞すると、西尾張大会に出場します。
しかしこの地区では、体操、バドミントン、相撲など、エントリー選手が少ない種目については、地区大会を省き、西尾張大会から実施します。
「西尾張大会」は、体操とバドミントンが皮切りとなって、本日より開催されます。

この大会の上位入賞を果たすと、県大会出場が決まります。そして、その先は、東海大会、全国大会と続きます。
3年生にとっては、中学校生活の集大成を発揮する場です。様々な思いがこみ上げてくる、夏の大会です。

さて、運動に親しみ、技術や能力を高めていくことは、一生の間でも、この10代で経験する部活動やクラブ活動だったという人は多いことでしょう。この経験が、後の人生のバックボーンになっているという人も少なくないかと思います。
この「部活動」のスタイルは、世界的にも珍しく、競技力の向上も図りますが、人間形成を主眼に置いたところが大きな特徴となっています。
中学校学習指導要領には、部活動について、「学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり」と触れられています。
私自身、中学校現場で、バスケットボールの指導に携わってきましたが、「よき選手である前に、よき中学生であれ」ということをよく言ってきたものです。

余談ですが、日本では、20もの種目で中学校体育大会が行われます(参照:全国中学校体育大会)。この辺りではなじみの少ない、ウインタースポーツもあります。

今日は、大会ですから、勝ち負けや、順位が出てしまいます。しかし、選手の皆さんには、順位よりもこれまでの過程を振り返っていただき、今後につながるものになることを願うところです。報われない努力はあるかもしれませんが、無駄になる努力はありません。ぜひ、夢に向かって、チャレンジし続けてほしいと思います。

なお、準備・片付けに、選手自らが積極的に動く姿を見て、とても感心をしました(写真)。さすが、自分を律して練習に励む選手の皆さんばかりです。
今日は、演技以外にも、さわやかな中学生の姿をたくさん見ることができました。
選手の皆さん、お疲れ様でした。これからの頑張りも、陰ながら応援しています!

2015.6.26 時間数とにらめっこ

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1週間の授業時間は、1年生であれば「25時間」、5・6年生であれば「29時間」(含・クラブ、委員会)です。
時間割を見ると、1年生であれば、「6教科(国・算・生・音・図・体)」「道徳」「学級活動」のコマが、6年生であれば、「8教科(国・社・算・理・音・図・家・体)」「道徳」「外国語活動」「総合的な学習」「学級活動」「クラブ・委員会」のコマが、ビッシリと並んでいます。
どの教科も、「学校教育法施行規則」に則り、履修時間数が決まっており、この時間を下回ることは認められません。担任は、計画的に授業を進めていくことが求められます。今であれば、「1学期末は、ここまで終わらせないと・・・」と授業の計画を立て、準備をします。

そして、その間を縫うように行われるのが、各行事の「事前指導・本番・事後指導」です。
現在では、5年生は、7月27日(月)から行われる「自然教室」、全校は、9月26日(土)に行われる「運動会」が大きな行事です。

特に、運動会は、ちょうど「90日」後です。「まだ3ヶ月先ですね」と思いがちですが、そうではありません。この間、登校する日数は、31日しかありません(出校日を除く)。そして、この間には、終業式や始業式があったり、保護者会があったりし、授業時間はさらに削られます。

ということを考えると、運動会まで、すでに残り30日を切っているのです。

よって、すでに各学年では、運動会の準備が進められています。今日も体育館では、体育の時間に、4年生や2年生が「表現運動」の練習を行っていました(写真)。4年生はプールの予定でしたが、雨が降ったため、内容の変更です。逆にありがたかったかもしれません。時間を上手にやりくりして、仕上げていきます。そういう訳で、全校でも、火曜日の業前の時間を活用して、「古北っ子ダンス」などの練習を行っています。

学力や体力を保証し、なおかつ、運動会などの公開行事では少しでもいいものを見ていただこうと、担任は毎日がんばっています。学校は、日々、時間数とにらめっこしながら日々を送っています。

ABCを大切に

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朝から雨の今日。1年生の傘立てを見ると、
きれいに縦に並び、持ち手の向きも見事にそろっていました。

あっぱれ、1年生!

2015.6.25 ありがたいメール

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昨日、プールにやってきた野鳥の話題を掲載しました(参照:涼と水を求めて)。
すると、本校区以外の方から、以下のようなメールを頂戴しました。

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貴校のホームページを楽しみにしています。
最近では,オクラについて理解を深めることができました。
ありがとうございました。
昨年、我が家でも畑でオクラを育ておいしくいただきましたが、原産地では多年草ということを知り勉強になりました。
日本でも多年草だと助かるのですが・・・。
(中略)
ハクセキレイと紹介されていた鳥はどうもセグロセキレイのようです。
ハクセキレイは、ぱっと顔を見た感じ、もっと白い部分が多いのです。写真のセキレイは、どちらかと言えば、顔が黒い。
たぶんセグロセキレイだと思います。
ご確認ください。


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ありがたいことです。本HPをご覧いただいているのがありがたいのはもちろん、大変、細かなところまでご覧いただいています。
ご指摘のあった点ですが、これは、よく間違いやすい点で、私自身気をつけているところです。写真で見る限りでは、その特徴が捉えにくく、迷うところです。
ちなみに、ネット上で調べてみると、「ハクセキレイとセグロセキレイの違い」というページが見つかりました。
そのページを見ると、本校の写真は小さくて見にくいのですが、ハクセキレイかな・・・、と思います。本HPをご覧いただいている方から、他にご意見がありましたら、教えていただければ幸いです。

ちなみに、調べているうちに「まぎらわしい野鳥の見分け方」というサイトも見つけました。
自分が掲載した写真から、新たな知識を獲得できるきっかけとなり、まさに先日記事にした、アウトプットが生んだ効果かな、とも思います(参照:2015.6.17 吸収するために)。

と、同時に、「発信することは慎重を期する」ということを改めて感じたところです。

貴重なメール、ありがとうございました。
今後も、ご意見・ご感想等ありましたら、お聞かせ願えれば、と思います。
(※写真は、今朝、プールにいたハクセキレイです)

ABCを大切に

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水泳の授業をしている1年生の教室。
着替えをしたと思えないような、整った教室です。

「どこで、着替えを・・・」と思って、よく見ると、きちんと着替えのバッグと、上履きが机の下に置かれていました。
あっぱれ!1年生!

余談ですが、先日、お子様のお迎えにみえた保護者が、1年生の脱履の靴を見て、「ビシッとそろっていて、すごいですね」と、言っていただけました。
「1年生ですが、とてもがんばってますよ」とお答えをしましたが、実際の様子をご覧いただくとともに、そのような評価をしていただき、ありがとうございました。
1学期は、「キラキラ古北」を目指して、「ABC率」のさらなるアップを図っています。引き続き、子ども達と共に、がんばります。

2015.6.24 積み上げ型教科

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5年生の算数の授業では、現在、「式と計算」の単元を学習しています。
中でも「小数」の計算をするには、計算しやすい方法を見つけると、早く正確にできるということで、既習事項の整数の計算で用いた「計算のきまり」(写真)について確認する場面があります。

この「計算のきまり」は、数学的に言うと「分配法則」「交換法則」などというものですが、中学校になり、「文字」を扱うようになり、「×」「÷」などの乗除記号が省略されると、これらのきまりは、立式する上で、計算の大切なベースとなってきます。

しかし、中学校の数学の先生が言うには、3項以上の計算順序において、左から順に計算する(括弧内優先、乗除優先という例外を除く)ことについて、理解できていない生徒がいるということです。

「A÷B×C」は、「A/B×C」となり、「AC/B」と表すのが正しいのですが、これを「A÷BC」としてしまい、「A/BC」としてしまうケースがあるのです。
5・6年生の算数でまちがったイメージができあがってしまっている子がいるようです。

「積み上げ型の教科」と言われる算数・数学です。一つ一つの単元で、確実に力をつけていれば、次の学年でもスムーズに「積み上げる」ことができますが、どこかで「つまずき」があると、難しくなってきます。

そういうことから、算数の学習や漢字の学習については、コツコツと身につけていく必要があります。
ご家庭でも、お子様の力の定着度を折に触れて見ていただき、家庭学習のポイントにしていただければ幸いです。

涼と水を求めて

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プールを見に行くと、この時間は使われていない小プール側に、「ハクセキレイ」がやってきました(写真左)。
段差を降り、水面を啄(ついば)もうとするも(写真右)、児童が横を歩いていったため、慌てて飛んでいってしまいました。
ハクセキレイさん、休み時間の誰もいない時なら、静かに水もいただけたかもね(笑)。

2015.6.23 就きたい職業

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「小学生『就きたい職業』の人気順」という記事が、本日(6/23)付の朝日新聞にありました。小1の頃と、卒業時の変化を見るものです。調査したのは、繊維業社の「クラレ」。
「6年間の成長の中で、興味関心が広がった結果」と分析していますが、小学生の職業観は、まだまだ広くないため、この先も様々な方向に変化していくことでしょう。
(画像:クラレHP「小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

そんな中、ビジネス書の「続・働く理由」(ディスカバー・トゥエンティワン発行)に「なるほど」と思う一節があったので、引用させていただきます。



自分の興味について考えるとき、2つのパターンがある。「名詞」で考えるのか、「動詞」で考えるのかである。「名詞」とは、その職業で取り扱うもの、その職業で生み出されるもの、仕事で接するものを意味する。「動詞」とは、具体的な仕事の動きを意味する。
 たとえば、私は本に興味がある。要するに、本が大好きだということだ。これが「名詞」のイメージである。しかし、自分の興味を知ろうとするとき、「名詞」で考えているだけではどうしても浅くなってしまう。考えが抽象的になってしまうのだ。
 そこで“本”を目的語にして、動詞をあれこれと考えてみる。本を探す、本を読む、本を書く、本を紹介する、本を整理する、本を販売する、本の装丁をする、本を修繕する−これらが「動詞」のイメージだ。動詞は具体的な行為を表す。同じように本を扱う仕事でも、仕事の内容はまったく違っている。
 自分の興味を「名詞」だけでなく「動詞」で考えてみよう。“働く”という漢字を見てほしい。人が動くと書く。ちなみに、「名詞」は業種に対応し、「動詞」は職種に対応する。



非常に分かりやすいと思いました。「動詞」で考える。いいですね。
昨年度末、6年生を対象に「キャリア教育」に関する授業を行いました(参照:2015.3.16 将来について考える)。そのときの授業では、「サッカー」というだけで、様々な職種があることを例にしました(参照:2015.3.17 サッカーの憂鬱)。
一歩掘り下げて考えると、「自分は何がしたいのか」が見えてくると思います。

物理学者の長岡半太郎はこう言っています。
  「何々になろう」とする者は多いが、「何々をしよう」とする者は少ない
と。小学校では、なかなかそこまでイメージするのは、難しいかもしれませんが、高学年になったら、少し考えてみるのもいいかもしれませんね。

ABCを大切に 〜3秒を人のために〜

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他のスリッパはそろっているのに、どうして、この人だけは、そろえられなかったのかな。よっぽどあわてていたのかな?

でも、3秒だけそろえるための時間を使ってほしかったところです。

心がけてくれるとうれしいです。「3秒を人のために」。

2015.6.22 プールの季節

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梅雨に入るも、「毎日雨が続く…」というわけでもなく、今のところ、子ども達は楽しみにしているプールに入ることができています。

さて、そのプールですが、小学校の体育の授業の位置づけとしては、ひとくくりに「水泳」として扱うのではなく、「水泳系」の領域として、低学年を「水遊び」、中学年を「浮く・泳ぐ運動」、高学年を「水泳」という形で構成しています。学年ごとにねらいが少しずつ異なっているのです。

低学年の1・2年生では、遊びの中で自然に水がかかるようにして水に慣れ、水の中を動くことで、浮力や抵抗などを体感していきます。そして、顔を付けたり、浮いたり、沈んでじゃんけんしたり、もぐったりします。まさに、遊ぶようにして慣れ親しんでいきます。

中学年の3・4年生では、「クロール」や「平泳ぎ」に進んでいく前の段階で、「息つぎ」「ばた足」「かえる足」などの、リズミカルな動きを身につけられるよう初歩的な泳ぎの練習をしていきます。様々な形で浮いたり、もぐったり、壁や底をつかったりして、体全体で浮力や推進力を感じていきます。ここの基礎的な動きができるようになっていかないと、泳ぐ距離が伸びていきません。動きとして質が高まっていかないといけないことから、3、4年生の「浮く・泳ぐ運動」は大切になってきます。

そんな経験を積んで、高学年の5・6年生では、クロールと平泳ぎの具体的な泳法の形を獲得していき、「水泳」の授業となるのです。

お父さん・お母さんの時代と異なり、現代では、プールや海で遊ぶ機会が減ってきていることから、中には、水に抵抗を示す子もいます。しかし焦らず、遊びの要素を加えながら、慣れ親しみ、泳ぐことができる喜びにつなげられればと考えます。
もし、そのようなお子様がみえましたら、親子で一緒にお風呂で顔を付けたり、近隣のプールに出かけるなどして、慣れていただければ幸いです。

楽しく、プールに入れる夏にしたいと思います。よろしくお願いいたします。

ABCを大切に

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業前の「古北っ子集会」が終わり、体育館から退場し、体育館シューズから、教室用バレーシューズに履き替える下駄箱はたくさんの児童であふれていました。
そんな中、ふと見ると、1年生が、他の友だちの分まで、「トン・ツー・ピタ」と、体育館シューズを整える姿があるではないですか。
後で確認してみると、とても整っていましたよ。いいね!

2015.6.21 静岡な一日

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今日は、一日静岡へ。
袋井市にある「エコパスタジアム」で行われている、高校総体の東海地区陸上競技大会の観戦に。
この大会で上位入賞を決めれば、全国大会(インターハイ)出場となります。レベルが高く、中には、全国トップレベルの記録も見られる競技もあり、大記録が達成されると、会場全体が大きな歓声と拍手で包まれます。見応えのある大会に、ワクワクしながら、観戦することができました。

しかし、今日は、あいにくの空模様ということで、運営は大変だったと思います。全国大会の切符がかかった大会で、公正・公平に競技ができるようにと、時折降る激しい雨の中、審判、記録係、準備係などがカッパを着用して運営に当たっていました。中でも、コースの水を吸い上げるために、スポンジの付いたローラーを丁寧にかけるスタッフは、大変な作業だと思いました。ただただ頭が下がるばかりです。
裏方さんを含む多くの人の手によって運営されているということを感じることは大切なことだと思いました。

競技観戦後は、「常葉美術館」へ。この美術館は、菊川市にある「常葉学園中高一貫校」のキャンパス内にある本格的な美術館で、企画展などの他に、高校美術・デザイン科の卒業制作展なども行われるところです。

現在、大ヒット作となった漫画「テルマエロマエ原画展」が開催中。近くに行く機会があれば…と思っていたところ、エコパスタジアムからは30分もかからないことが分かったため、立ち寄ることに。館内には、コミックの原画130点や、古代ローマを知ることができるエッセイなどの資料が並んでいました。
展示会場には、実際に描かれた原画のケント紙がズラリと並び、通しのストーリーとして読むことができます。スクリーントーンや、べた塗りの質感が伝わり、写植(吹き出しに貼られたセリフの文字)を貼ったもそのままです。読んでいるうちに、思わずニヤリとしてしまう自分が…(笑)。家に帰ったら、また読み返したくなりました。

帰りは高速道路浜名湖SAに寄り、静岡土産を購入。静岡な一日は、こうして終わりました。しっかり充電ができ、明日からの仕事に、また頑張れそうです。

2015.6.20 学びの一日

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今日は、午前中に、岐阜大学教育学部附属小学校の研究発表会(中間研究報告)に参加しました。本校からも、私以外に6名の教員が参加しました。
研究テーマが「なかまと共に、新しい価値を創り出す児童の育成 〜協同的な学びに焦点を当てて〜」というもので、「なかまとのかかわり合いを通じて考えを深め、問いに対して、よりよい考えや表現から、新しい考えや表現を創り出す」という児童の姿を願うところにねらいがあります。

学校から参加者に「写真をHP等に掲載しないでください」という案内があったため、ここでは、具体的な様子を写真でしょうかいすることはできませんが、授業は、上記のねらいを達成するための活動がどの授業でも見られました。ホワイトボードや付箋を使って考えを広げたり、深めたりしている場面は、従来からよくありますが、今日、多くの授業で目についたのが、タブレットPCを使っての「協同的な学習」です。

理科の実験結果を写真として記録したり、国語の発表の様子を動画で記録したり、音楽のメロディーづくりや、図工の造形物づくりで、動画や写真で記録・共有したり、家庭科でネットに接続して調べ学習をするなど、子どもたちが積極的に活用する場面をたくさん見ました。また、低学年でも使っている(使いこなしている?)ところに感心しました。

午後からは「愛される学校づくり研究会」に参加したのですが(右上写真)、話し合いのテーマは「タブレット一人1台の時代を見据えた授業のあり方」というものです。
前回の会合(参照:2015.4.19 愛される学校づくり研究会)から、さらに具体的な研究内容を検討するために、三重県松阪市立三雲中学校の実践の話を拝聴しました。三雲中は、平成23年に、総務省の「フューチャースクール推進事業」及び文部科学省の「学びのイノ−ベーション事業」の指定を受け、タブレット端末の生徒ひとり一台等、ICT環境の整備とともに、協働学習を軸にICT機器を利活用した実践と検証を図ってきた学校です。

三雲中の先生からは、タブレットの活用の効果や課題を大変分かりやすく話していただきました。環境さえ整えば(莫大な予算ではありますが)、公立学校でも「こうなるのだ」ということがよく分かりました。そして、話の中には「協同学習」についても、しっかり触れられていました。午前中の研究発表より、踏み込んだ活用をし、それは勉強になりました(※岐大附小は一人1台でないこと、小学校と中学校と違うこと、などベースの大きな違いはあります)。誰もが、その実践内容に興味関心が高かったようで、ここでは割愛しますが、様々な質疑があり、さらに詳しく実践内容を知ることができました。

また、三雲中の実践紹介の中で「教師用タブレットこそ1人1台」という話がありました。まずは、教師が使うことから、慣れ、活用の幅が広がり、授業中の使い処が絞られてくるというものでした。

ちょうど、この6月に、本校もタブレットPCを「まず6台(学年1台)」購入したところです。教師1台には及びませんが、徐々に慣れていきたいと考えています。場合によっては、班1台(計6班)で学級内の活用もできます。

そんなことを見据えて、今日は、午前・午後と「学びの一日」になりました。
活用の様子は、また本HPでお伝えできれば、と思います。

2015.6.19 予防が大切

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6月は、「歯と口の健康週間」(平成24年までは「虫歯予防デー」)があることから、学校でも、歯磨きの仕方を中心に、「虫歯にならないための指導」をする機会があります。
本HPでも紹介したように(参照:1年生☆歯の指導3年生 歯の健康指導)、市の保健センターから歯科衛生士と保健師さんによる指導や、写真のように、担任の指導などをしています。

6月15日付「教育新聞」の「口から語る健康」欄には、以下のような記述がありました。

「歯は一度壊れると自然には戻らない、という大原則や8020達成者の分析から、学童期の歯科保健が極めて重要である再認識されてきました。」

という一節です。このことから言えば、本校の上記の取組や、毎日の給食後の歯磨きなどの取組は、間違っておらず、安心するところです。

事実、現在の12歳児の「う蝕経験者率」(治療済みも含めて虫歯のある児童の率)は、50%を切ろうとしている時代だそうです。お父さん・お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの世代に比べて、確実に、その率は減っています。

学校での指導や、家庭での意識の高まりが、そういった効果を生み出しています。
「虫歯は、病気である」と言う歯科医がいます。だとするならば、「かぜ」や「インフルエンザ」にかからないように、ということと同じように、「病気にならない予防」は大切であると考えます。

「歯の健康」について話題になるこの時期です。ぜひ、家庭でも、そんな話題をしていただき、適切に予防する習慣を身につける機会にしていただければ、と思います。
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