音楽に乗った華麗なアクション。　観客をワクワクさせる。

　　「それにしてもユタ、もうみんなの名前覚えちまったのか！？」

　　「友だちの契りだ！」「じゃあ乾杯だ！」　

座敷わらしの登場にあわせて、奏でられる歌。　
「コンガ」や「スレイベル」が、不思議な世界をつくり上げる。

「早く友だちができるといいな。勇太の「ユ」の字は勇気の「勇」だ！」

　　　「そういえば、今日、不思議なことあったんだ
　　　　ぼくがもうダメかと思うと、みんなが転んだり・・・」

「それは、きっと座敷わらしだ！」　「座敷わらし？」　　

「おい！待てよ！」
「逃がさねえよ！ユタちゃん！」　

　　「ねぇ、どうしよう。あれ、完全にいじめだよ」
　　「でも、そんなこと言ったら私たちもいじめられるよ」

　　最初から緊迫した場面に。その迫真の演技に、観客が引き込まれる。

５年生　「ユタと不思議な仲間たち」

転校生の名前は、水島勇太。　
勇太の「ユウ」は、
「勇気」の「ユウ」。

でもなぜかみんなからは
「ユタ」と呼ばれています。

あっ、ユタが来た。

そういえば、この村、
出るらしいよ。
えっ！？何がって？
これだよ、これ・・・。

　　〜♪　アリババ　イリババ　ウリーバババ
　　　　　　　エリババ　オリババ　アイーウエオ
　　　　　　　　　アイウエオリババ　どろぼうを
　　　　　　　　　　　アイウエオリババ　つかまえた　

「おーい、ここまでおいで、アップップー」

　　岩に入ったところで…。　

「ようし、今だ！　とじよー、ごま！」

「わあい、やった！　どろぼうたちをとじこめたぞ！」

「お助け下さい　どうか命ばかりは・・・」
「ええい、ダメだダメだ！　それ、やっつけてしまえ！」

　　「おーい、どろぼうたち。金をとったのは、ぼくだぼくだ」

　　「ちがうちがう、こっちだ」　

「おかしら、あいつはなんだってあんなに足が速いんですか」

「アイウエオリババさん　ありがとう」　
　　
　その横でカシムとその奥さん。ほらほら、なんだかこそこそと・・・。

　　　　「ひらけー・・・ごま！」
　
　　　　「ようし、荷物を入れろ！」「おう！」

「おや　アリババさん、イリババさん・・・　
　みんなそろってどこへ行くの？」
　
　　　　　　　　　「あっちに山へたきぎとりに
　　　　　　　　　　みんなでこれから出かけるところなの」

「えっ大丈夫かしら
　あの辺は、こわい盗賊がでるんだって」

２年　「アイウエオリババ」
　
　　　　「むかし　むかし　ペルシャの国のお話です・・・」

〜♪　ぼくたち　わたしたち　いちねんせいみんな　てをとりあって
　　　なかまをしんじて　まえをむき　さあ　でかけよう　　

　　
　
　
　
　
「あっ、
　キジバトが青い鳥になっている！
　
　青い鳥だ！青い鳥だ！
　こんなところに！」

「はやくおいで！ミチル！」青い鳥はここにいるよ！
　何千、何万といるよ！」
　
「これはおじいちゃんに、これはおばあちゃんに、これは…、あっ！」

かわいそうに、青い鳥はみんな死んでしまいました。
夢の扉の青い鳥は、やっぱり夢の扉の中でしか生きられないのでした。

　　
　
「おおチルチルとミチルじゃないか
　こんなに大きくなって
　…あいたかったよ」
　
　
「だれかが　思い出してくれるたびに
　こうして
　生き返ることができるんだよ」

１年　「あおいとり」　
　
〜♪　ふたりの　きょうだい　チルチルとミチル　てをとりあって
　　　ふしぎなみどりの　ぼうしをかぶり　さあ　でかけよう

フィナーレ「未知という名の船に乗り」

　　　　　　「心に鍵はかからない
　　　　　　　いつでもいっぱい開いておけば
　　　　　　　はるか銀河の彼方から
　　　　　　　未知という名の船が着く」　

いつまでも、冒険者のような心をもつことの大切さを教えてくれた。

「ガンバ、おまえ、これからどうする」　
「ガンバ、君は冒険者になったのだ。旅をすみかとする仲間にな」

「なあ、ガンバ、一緒に冒険に出ようぜ。行こうぜ、広い世界へ」
「よし、分かった。おれたちは冒険者なんだ！」