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2016.6.3 具体的にそんな中、観察のポイントとなるのが、「おさかなみにいく」の合言葉。 「大きさ、音」「さわったかんじ」「形、数」「長さ」「見たこと」「におい」「色」「くわしく、くらべる」の8つの視点の頭文字を並べると「おさかなみにいく」となります。 「観察しましょう」とだけ言われても、何を観察すればいいのかわかりません。 そんなとき、この視点があると、ポイントが明確になり、具体的な観察ができるようになります。しかも、低学年から高学年まで、どの学年でも有効な合言葉です。 コミュニケーションをする上で、相手に伝わりやすくするためには、「具体的」なことを話すことが大切です。「○○みたい」「□□cm」という、イメージしやすいひと言を添えることで、相手に伝わり、会話が深まります。このことは、様々な場面で当てはめることができるでしょう。 ご家庭でも、会話を交わすとき、そんな具体的なひとことを引き出せるよう、大人が会話をリードすると、コミュニケーション力がつくと思います。 「今日の試合どうだった?」に対して「やばかった」ではなく、「この前戦った○○より、スピードがあって、手ごわかった」としたり「みんな日焼けがすごくて、練習をしっかりやっている感じがした。前半は大きくリードしていたけど、後半は詰め寄られて危なかった」としたりしたいものです。 会話が、単語や簡単なフレーズで終わってしまい、語彙力の不足も叫ばれる昨今。古北っ子には、「おさかなみにいく」のような具体的なことが自然に伝えられるコミュニケーション力をつけてほしいと願っています。 おいしかったですよ!すると、校長室に児童がやってきて、「先生、どうぞ召し上がってください」とふるまってくれました。 手作りドレッシングは、「和風ドレッシング」。ニンジン、キャベツ、ブロッコリーにピッタリの味でした。 とてもおいしかったですよ!ごちそうさまでした! (^o^)b 2016.6.2 新・図書館活用術 その2昨日に引き続き、誌面に掲載されていた、耳よりな情報を紹介させていただきます。 「本に触れてもらうためにどうすればよいか」というのは、悩ましいところです。 そんな問いのヒントになるような「子どもを本好きにするアイディア」が掲載されていました。お子さんが、自然に本に触れられるように、保護者の方も様々な工夫をしているようです(以下、ゆう&ゆう6月号より引用)。 ●小さい頃から本を読むこと。図書館へ行き、読み聞かせや紙芝居などの会に参加しました。本も月1回好きなものを買って、読書への関心を高めています(小4保護者) ●自分が図書館で本を借りるときに、様々なジャンルの本を一緒に借りてきて、リビングの目立つところに置いておく(小4保護者)。 ●大人が読ませたい本と子どもが興味をもつ本は違うので、強制せず、何の本でも子どもが読みたいものから読ませるとよいと思います。手軽にいろんな本を手に取れるので、図書館は便利です(小4保護者)。 ●どんな本を読ませればいいかわからないときでも、司書の方に相談するとよいですよ。お勧めの本や季節の本を紹介してあるので選びやすいです(小4保護者)。 ●図書館には魅力のある本が多いので、本に触れる「入り口」になります。蔵書を参考に、子どもが思わず読みたくなるような本をまずはそろえます(小4保護者)。 ●いろいろな図書館や本屋さんへ連れて行っています。また、人気のある本などを調べて、子どもがよむかもしれないと思う本を借りてきます。気になったら読み始めるかもしれないとおもっています(中2保護者)。 なかなか忙しい家庭が多いと思いますし、本地区から「江南図書館」は、少し距離があるため、足を運ぶのも簡単ではないかもしれません。しかし、まずは、一度足を運んでみることで、様々な発見があるように思います。 特に、夏休みなどは、比較的自由な時間があると思います。自分の世界を広げたり、読書感想文の本を探したりするのにも有効に活用できそうです。 ぜひ、ご家族で、足を運ばれてはいかがでしょうか。 ABCを大切にしかし、靴は、ご覧の通り脱ぎっぱなしにしていかないところがさすがです。 こういう自然な「ABC」はうれしいワンシーンですね。 アオギリの下でおかげで、体育の授業も、ご覧のように、木陰で学習ができます。 流れた汗に、心地よい風が吹いてきます。 2016.6.1 新・図書館活用術 その1公立図書館の良さや魅力、その利用法、活用術、子どもを本好きにするアイディアなどが掲載されています。 アンケートによると、4人に3人以上(75%以上)の子ども達が「本を読むのは好き」(「好き」「まあまあ好き」の合計)と答えています。特に小学校の図書館へ通う率は、「週に数回」「月に数回」をあわせると、こちらも、4人に3人以上(75%以上)の子ども達が当てはまっています。しかし、公立図書館に通う率は、小4男女で、月に1回以上が40%前後と、学校図書館より利用率が低いことが分かります。 そんな中、学校の図書館と比べ、公立図書館の良さを以下のように小中学生が言っています(以下、ゆう&ゆう6月号より引用)。 ●学校よりもたくさんの本があって、種類ごとに分けてあるので見つけやすい(小4女子) ●パソコンで借りたい本を探すことができる(小4男子) ●大人用、子ども用に本が分けられていて選びやすい(小4女子) ●静かで、勉強がしやすい環境が整っている(中2男子) ●きれいで、机・椅子が多いから読むスペースが広くて、落ち着いて本が読める(中2女子) また、図書館によって異なりますが、意外と知られていない、利用法や魅力、エピソードについても、「保護者にきいた ここが図書館の魅力です」という形でまとめられていました。(以下、ゆう&ゆう6月号より引用)。 ★魅力1★ 多彩なサービス! ●蔵書がない本は、他の図書館から借りて対応してもらえる(小4保護者) ●雑誌やDVDなどが借りられる(小4保護者) ●「お話会」があり、子どもが小さい頃はよく出かけた(小4保護者) ●本が貸し出し中のとき、ネットで予約ができ、届くとメールでお知らせしてくれる。貸し出しの延長もネットでできる。(小4保護者) ●新聞などのバックナンバーが読める(中2保護者) ★魅力2★ 手軽に世界を広げられる! ●いろいろなジャンルの本を読んでみるきっかけになる(小4保護者) ●シリーズ物の本はなかなか全部買えないので、借りて読んで、お気に入りの本だけを買う(小4保護者) ●課題図書を購入せずに読むことができる(小4保護者) ●昔、流行(はや)った曲を聴きたいと思ったとき、図書館で借りられることもある(中2保護者) ●旅行前に、複数の旅行ガイドブックを借りて情報集めができる(中2保護者) ★魅力3★ 親子のコミュニケーションにも! ●子どもがどんな本に興味をもっているかがよくわかった(小4保護者) ●自分が子どもの時に読んだ本を一緒に読めたこと(小4保護者) ●ソファーがあって座りやすかったので、並んでお互いに興味をもった本について話し合いました(小4保護者) ●公共の場でのマナーを、教えなくても肌で感じてもらえる(中2保護者) ●親が薦めたい本と子どもが選ぶ本は違うので、本人に自由に選ばせるチャンスになる。子どもも図書館に行くことで、本を読む気分に変わります(中2保護者) <font color="navy">●一緒に行ったとき、子どもが選んで借りた本はおもしろそうな本も多く、わたし自身も本選びの参考になりました(中2保護者) いかがですか。他にも「なるほど」と思う、関連情報がありました。明日、引き続き、それらの情報を掲載いたします。 2016.5.31 「コウノドリ」のモデルとなった産科医しかし、漫画「コウノドリ」もそうですが、昨晩のプロフェッショナルを見ていると、「赤ちゃんが誕生する」ということは、まさに「奇跡」であることを感じさせます。 その奇跡がつながって、こうして自分の命があるということを考えると、「命を大切にしなければ…」「命を大切にすることを伝えていかねば…」と、改めて思わされます。 特に、産科医は、判断や処置を誤ると、「二つの命」を失いかねません。そんなプレッシャーの中で、産科医だけでなく、状況に応じて備える脳外科医やその他の科の医師たち。荻田さんをはじめとする医師のチームワークがまた印象的でした。 番組最後の、「プロフェッショナルとは…」の問いに対して、「いつでもどこでも誰とでも、どういう状況でも自分の納得できるパフォーマンスができるように、シミュレーションをしたり、勉強したり、そういう努力を惜しまない人がプロフェッショナルだと思います」と語る荻田さん。まさに、納得の言葉です。教師にも当てはめることのできる言葉だと思います。 背筋がシャキッと伸びそうな、昨晩のプロフェッショナルでした。 ※関係HPはこちら↓ ■プロフェッショナル仕事の流儀 (※写真はイメージです) ABCを大切に引っかけたり、取り出しにくかったりすることがありませんね。 こうしたちょっとした気遣いがうれしい「ABC」。 これからもよろしくね! ABCを大切に&昨年より今年さらにこの後、音楽が流れ、チャイムが鳴りますが、音楽が流れる頃には、その多くの古北っ子が脱履場を通過しようというタイミングです。 先を見越して行動する姿勢。この「進化版ABC」も、すっかり定着したようです。 2016.5.30 朝礼校長講話今日の朝礼の前半は、「小学生の最近5年間の交通事故数」という、昨年もこの時期に見た資料をもう一度見直してみましょう。 4月から3月までの、全国の小学生が交通事故に遭った数を学年別に表示しています。 最初は6年生です。大きな変化はないですが、事故がありますね。 次に5年生です。6年生より少し多いようです。 次に4年生です。もっと多くなりました。6年生の2倍ほどあります。 次に3年生です。もっと増えました。そして、なんだかグラフのでこぼこが大きくなってきました。どこが一番多いですか?(「5月〜!」と口々に言う)そうですね。ちょうどこの時期ですね。 ということは、2年生、1年生はどうでしょう。予想できますか。こんな感じです(多くの「えー!」という声でどよめく)。 このグラフから分かることを二つ確認します。 1つ目は、学年が下がるにつれて、事故の件数はどんどん増えているということです。低学年の皆さん、ぜひ気をつけてください。もちろん、高学年も0ではありませんから、気をつけるひつようはありますよ。 2つ目は、5・6月が最も事故が多いということです。ちょうど今です。新しい友だちが増え、遊びに行く範囲が広くなったり、慣れない道で事故に遭ったりすることがあるようです。 では後半は、全日本交通安全協会というところが主催する「交通安全年間スローガン」というコンテストで、入賞した小学生の作品を見て、安全について振り返ってみましょう。 (※以下について、児童が復唱し、簡単に解説を加えました) ・しんごうが あおでもよくみる みぎひだり ・気を付けよう 知らない道より 慣れた道 ・わたろうか いそぐ気持ちに ブレーキを ・とおまわり それでもわたるよ おうだんほどう 気をつけてほしいことは、 ・飛び出しをしない ・横断歩道をわたる ・ヘルメットをかぶる ということです。特に、最近ヘルメットをかぶらずに自転車に乗っている古北っ子を見ました。大変危険です。きちんとヘルメットをかぶりましょう。 合い言葉は「事故0古北」です。 今年度の一年間も、「事故0」で終えられるように生活しましょう。 2016.5.29 火星を見ようこれは、2年2ヶ月ごとに起きる「天文ショー」で、距離は「小接近」「中接近」「大接近」の3段階に分けられますが、今回の「7,528万km」は、「中接近」に当たります。 ちなみに、今回の接近では、火星の少し左下には、「さそり座」の1等星である「アンタレス」が見え、火星の少し左(アンタレスの左上)には、土星も見えるという、明るい星が三つ並びます。天気が晴れるといいですね。 なお、この2年2ヶ月後の2018年7月31日には、5,795万kmの距離に近づく「大接近」となるのだとか。今回と比べて、どんな明るさになるのか、楽しみです。 この、火星が地球に最接近することに関する情報は、ホームページ「AstroArts【特集】火星を見よう(2016年5月31日 地球最接近)」で見ることができます。「当日の見え方」「火星の模様について」「2年2ヶ月ごとに接近する理由」などの情報が掲載されています。興味のある人は、サイトを覗いてみるといいでしょう。 さらに、今晩19時30分過ぎから、「国際宇宙ステーション」(日本の実験棟名は「きぼう」)を見ることができます。天気予報が「曇」のため、ちょっと期待が薄いのですが、19:34〜19:40の6分間、「南西13度→東南東77度→北東11度」(角度は、地平線からの角度)という動きを見せます。明るい光が、飛行機より速く動いていくのですぐ分かります。天気が良ければ、こちらも見てみてはいかがでしょうか。 ※関係HPはこちらをクリック↓ ■AstroArts【特集】火星を見よう(2016年5月31日 地球最接近) ■「きぼう」を見よう(名古屋) (※画像は、5月29日付中日新聞より引用しました) 2016.5.28 熊本は今…その後も度重なる予震が続き、不安な夜を毎日過ごしていると言います。 すると、少し前になりますが、熊本日日新聞の5月23日付コラム「新生面」には、地震発生から1ヶ月以上が経った現在の熊本の様子について、以下のように記されていたので引用します。 詩人の谷川俊太郎さんに、「子どもは眠る」という作品がある。冒頭を引いてみる。<父親が眠るその同じ夜を/小さな息子も眠っている/象形文字のように腕をひろげ/寝息もたてず深く眠っている>▼何の不安もなく、健やかに眠る子どもの様子が浮かんでくる。眠りは子どもの成長に欠かせぬものだ。子どもだけでなく大人も、睡眠不足になったり、眠りの質が悪かったりすると、体や心に変調を来す▼熊本地震の発生から40日ほどが過ぎたが、余震はいまだにやまない。それも、まるで狙ったかのように深夜や未明に来る、と感じている方は多いのではないか。ぐっすり眠っているのに余震で目覚め、身構えたことも数知れない。中には全然気づかなかったという“剛の者”もいるようだが▼先月14日以降、震度1以上の地震は1500回を突破。昨年1年間に全国で観測された有感地震の8割を、1カ月余りで超えてしまった。2度の震度7もそうだが、熊本地震は異例ずくめだ▼余震はさまざまな悪影響を与えているだろう。睡眠不足からか、何となくささくれた雰囲気が漂っているような。荒っぽい運転のドライバーも増えた気がする。何より、今も避難所や車中で暮らす被災者の不安を増幅しているのは間違いあるまい▼谷川さんには「朝のリレー」という広く知られた詩もある。<この地球では/いつもどこかで朝がはじまっている/ぼくらは朝をリレーするのだ>。こんな希望に満ちた朝を迎えることができる日を、待ち望むばかりだ。 「震度1以上の地震は1500回を突破。昨年1年間に全国で観測された有感地震の8割を、1カ月余りで超えてしまった」というところに想像を絶し、驚くばかりです。 何も気にせずに、朝を迎えることができている、私たち。熊本で今なお地震におびえる様子は、想像ができないことでしょう。コラムの結びのように、地震の心配をしなくても済む、希望に満ちた朝を迎えられる日が、一日も早くくることを願うばかりです。 同時に、私たちは、夜中に大地震が襲ったときに対応できるかどうか、備えを見直す必要が大切でしょう。避難グッズは用意がしてあるか。また、それらはすぐに持ち出したり、使用したりできるような場所に備えてあるか…。 家屋の完全倒壊は少ないとみられる江南市ですが、ライフラインの寸暖によって避難を余儀なくされる恐れがあるかもしれません。「備えあれば憂いなし」ですね。 (※写真は阿蘇山) 2016.5.27 新聞記事ワークシート学力学習状況調査の「B問題」のように、「非テキスト(グラフ・表・写真など)」と関連づけて資料を読みとったり、自分の言葉で表現したりすることは、今後、ますます大切になってくると考えられます。 そこで、今年度は、高学年において、継続して実施をするこを確認し、計画的に実施しています。 今日は、ちょうど「オバマ大統領広島訪問へ」という記事を使って、6年生が学習をしていました。実にタイムリーです。 これは読売新聞社が作成しているもので、記事と、その記事に関する簡単な設問及び回答記入欄を1枚のワークシートにまとめた教材です。 教科ごとにジャンル分けされ、「○○の理由を3つあげましょう」「〔 〕に当てはまる語句は何ですか」「10字で抜き取りなさい」「感じたことを書きましょう」など、記事を通して様々な形で問題が設けてあります。 このワークシートに取り組むことで、こんな効果が期待できると考えます。 1 ワークシートを通じて自然に新聞記事に親しめる。 2 教科書では学べない時事的な話題を知る機会となる。 3 多くの語彙に触れることができる。 4 考える力につながる。 5 書く力につながる。 6 非テキスト(グラフ・表・写真など)を含めた資料を読みとる、読解力につながる。 新聞離れが叫ばれている昨今。新聞記事に触れる意義は大きいと思います。また、自由記述の内容などは、お互いに見たり聞いたりすることで多様な考えに触れることができるでしょう。ぜひ、この機会を通して、様々な力をつけてほしいと思います。 ご家庭でも、新聞を購読されていましたら、一緒に読んでみるのもいいかもしれませんね。もちろん、番組欄以外で(笑)。 ABCを大切にでも、3秒もあれば、「トン、ツー、ピタッ」っと かかとの位置を下駄箱にそろえることができます。 いい意味の「慣れ」でいきたいですね。ABCを大切にしましょう。 2015.5.26 自由な隊形で話し合いをしてごらん「グループで話し合いをします。話し合いの隊形は自分たちがしやすい形でいいです」と指示をすると、多くが机を並べた「話し合い隊形」にするのですが、一つの班だけ、机を取っ払い、椅子だけにし、ひざをつきあわせるようにして「話し合い隊形」を作ったのです。ワークシートには、きちんと下敷きを挟んでメモが取れる準備をしています。「話し合いをする気満々」です。 この隊形で話し合えば、相手との距離が近くなり、声が聴き取りやすく、コミュニケーションがとりやすくなります。特に、机がないことで「垣根」がなくなる効果もあります。さらに、集中力を要する児童にとって、隣のグループとの距離もとれるなど、様々なメリットがあります。最近では、ビジネスシーンでも、用いられる手法です。 2年生と言えば、つい2か月前まで1年生です。机を「田の字」や「ミニコの字」に配置しても、問題はありません。経験から言えば、その形をつくるのが自然だと思います。しかし、机を取っ払った班は、直感的に「その方が、話がしやすい」と思ったのでしょう。その感覚に感心をしました。 これからも、「自分たちが勉強するためにどうするといいか」が考えられる古北っ子が増えることを期待したいと思います。 2016.5.24 学校でのユニバーサルデザイン学校での「ユニバーサルデザイン」は、配慮が必要な児童にとって「なくては不便」なものであり、それ以外の児童にとっても「あると便利」なものです。 分かりやすいところで一例を挙げると、「整理整頓」があります。「きちんと片付けなさいよ」と言っても、何をどこに片付ければいいか、配慮が必要な子にとっては、わかりにくいところがあります。そんなとき「見える形で提示」することで、誰もが、分かりやすくなります。 給食のコンテナの整頓、雑巾の掛け方など、様々なところで「整理整頓された状態」の写真が掲示され、この通りにそろえていきます。これこそ「ABC」をバッチリにするための基盤にもなっています。 さらに細かいところでは、かがやきさんの学級では、机や椅子の位置を床に印付けするように、雑巾がけには、棒に目印が付けてあります。これで、縦横をそろえて掛けることができます。そして、「洗濯ばさみ」と「ぞうきん」には、同じ「使用場所」が書かれているため、紛失したり、バラバラになったりすることなく、そろって留めることができます。 5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)がしっかりできている企業では、よく見られる光景ですが、こうした細かな「ユニバーサルデザイン」が、落ち着いた学校環境や学校生活を生み出していきます。 担任をはじめとした先生方の創意工夫に頭が下がるばかりです。 2016.5.24 アレルギー対応研修会------------------------------------ ・アレルギーの仕組み、症状と診断 ・アレルギー症状への対応 ・エピペンの仕組みと使い方(エピペントレーナーで実習) ・食物アレルギーと社会 ・アレルギー緊急時対応マニュアルの活用 ・エピペン(本物)で実習 ・質疑応答 ------------------------------------ 本校は、アレルギーをもつ児童の割合が他校より高い傾向にあるため、本年度より、「食物アレルギー対応委員会」を設置しました。本校の養護教諭が「その対応の一つに」と、精力的に対策を進めてくれ、昨日のように、講師を招聘し、「食物アレルギー」に対する知識や「その対応」をより深めるための研修会を行うことができました。 おかげで、あいち小児保健医療総合センターの先生の講話は、非常に分かりやすく、有意義な研修とすることができました。ケーススタディなども実施され、「どのようなときに、どのような判断をするとよいか」ということを具体的に学ぶことができ、これまで以上に対応時の動きがクリアになりました。 一歩間違えると、命に関わることにもつながりかねない、現在のアレルギー症状。原因は、はっきりしないものの、年々、アレルギー症状をもつ人口が先進国を中心に「増えている」というのですから驚きです。今後、ますます、その知識をしっかり整理しておく必要がありそうです。 幸い、該当児童以外にも、アレルギーに対する子ども達の意識は高く、周囲が気をつけたり、気遣ったりする姿を見ることができます。それぞれの個性をきちんと受け入れ、接することができる級友らの姿勢をとてもうれしく思います。「温かい子が多いなぁ」と、ここでも古北っ子の良さを見ることができます。 今後も、職員のみならず、児童と共に、安心して過ごせる学校づくりに努めていきます。 2016.5.23 自治的な力というのも、写真上のように、ある生活委員は、ただ「◎、○、△」の記号をつけるだけでなく、「なぜ“○”なのか」という理由を書いています。「ぞうきんの下がそろっていなかった」とあれば、次からは、端を揃えるようになります。おかげで、そのクラスは、次の日も、その次の日も、「すごくきれいだった」というひとことが添えられて「◎」がつけられていました。 教師が指示をしたわけではありません。生活委員として、「よりよくするためには」ということを考えた末での実践だったのでしょう。うれしく思いました。 また、写真下は、学級内の係が行っている壁新聞の一部です。この日は「そうじのニュース」として、「そうじのちゃんとやるほうほう」が書かれています。中でも「(ぞうきんのやりかた)」には「ほすときははしとはしをそろえる」と書かれています。2年生(!)が、自分たちで考えてここまで書くのですから、たいしたものです。こちらもうれしく思いました。 どちらも、「自治的な力」が育っている様子が伝わってきます。教師から言われたことをするだけでなく、このように自ら考えて実践できる力を育んでいければ、と思います。 これからも、様々な場面でそんな姿が見られることを期待したいと思います。 2016.5.22 県高校総体選手権大会各地区で上位入賞を果たした選手が出場する県大会。この大会で上位入賞を果たすと、東海大会出場が決まります。「インターハイ(全国高校総体)」まで、あと一歩のところまで迫れるのです。 トラック競技の多くの種目で、選手がスタート地点に立ち名前がコールされると、オーロラビジョンに、名前とともに選手の顔が大きく映し出されます。国際大会や全日本選手権のようです。笑顔で手を振って応える選手、やや緊張した面もちで手を挙げて礼をする選手など、その表情まで伝わってきます。 名前のコールがあると、スタンドに陣取っている選手が所属する学校から、大きな選手名のコールがあります。選手はもちろんのこと、応援する側も全力です。 観戦している人から、「あー、こっちが緊張してきたぁ」とつぶやく声が聞こえてきます。よくわかる心境です(笑)。 特に、トラック競技では「On your mark」で会場全体が静まると、スタート合図とともに歓声がわき起こります。そして、好記録が出ると競技場全体がどよめき、接戦には大歓声で競技場が包まれます。陸上競技ならではのとてもいい雰囲気です。 中でも、大会最終競技となる1600mリレー決勝は、大会のメインイベントです。スタンドには、地区毎に高校生が集まります。その地区から出場している高校を地区全体で応援するのですから、温かい光景です。特に、写真最下段のように、「西三河」とオール西三河の学校で人文字を作る団結力には感動しました(尾張は整然と固まって陣取り、大きな声援を送っていましたよ)。しかも、男子のレースは、ゴール直前まで大接戦という展開になり、会場のボルテージは、この最高潮となりました。 今日の暑い日と同様、選手も観客もとても熱い一日となりました。 何年後か、元古北っ子が、ここで走り、跳び、投げる人が登場することでしょう。そんな日が、楽しみです。 昨年より今年おかげで、どの学級もこれまで以上にきれいにそろっていて感心しました。 これをきかっけに、ABCもさらに「パワーアップ☺」しましたね。 「チェック週間」がなくても、このレベルが維持できるといいですね☝ |
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