最新更新日:2024/04/28
本日:count up57
昨日:325
総数:2025922
 令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2016.10.31 オノマトペ

画像1 画像1
6年生の体育の授業で、様々な跳び方を実現するためのポイントを「擬態語・擬声語」で表す、という授業が行われています。

例えるなら「ロイター板をドンッと強く踏み切る」「腕はピンッと伸ばす」「膝を体にグッと近づける」などという表現です。

この「ドンッ」「ピンッ」「グッ」などという表現を「オノマトペ」とも言います。
このオノマトペを言い換えるなら、「ドンッ=両足に体重をしっかり乗せて」「ピンッ=肘を曲げずに真っ直ぐに伸ばす」という表現になるでしょうか。回りくどく言わなくても、そのニュアンスが伝わるオノマトペは、非常に便利な「言語」です。

体育の授業では、そんなオノマトペを意識しながら、技の精度を高める授業をしていましたが、児童の感覚の鋭さを感じながら授業を見ていました。

さて、この「オノマトペ」ですが、言語自体は、国語の授業で「習う」わけではなく、「感覚的に身につけていく」といった感じでしょう。但し、6年生の国語の学習指導要領に「表現の工夫に気付いたり、自分の表現に活用したりするように指導する」とあり、使用をしながら、表現を工夫する指導をする必要性を説いています。
本校は、国語の授業ではなく、体育の授業でそんな表現をしているところが「先進的」ですね。

そんな「オノマトペ」ですが、「オノマトペ」について研究している「オノマトペラボ」というサイトに興味深いことが記載されていました。
サイト内の「コラム」を見ると、「日本語の約100語に1語はオノマトペである」とか、「ものの様子や心の動きを音に変換しているのが組織的に発達しているのは日本語である」「古くは『古事記』『日本書紀』『万葉集』にも見つけられる」といった具合です(万葉集には、鼻をすするのを「びしびし」と表しています)。

繊細な感覚をもつ日本人ならではの言語のように思います。
興味がある方は、ぜひ、以下のサイトをご覧になってはいかがでしょうか。オノマトペの奥深さに気付かされることでしょう。

(※以下をクリック↓)
オノマトペラボ

2016.10.30 Bリーグ

画像1 画像1
今日は、小牧パークアリーナで行われた、Bリーグの「名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsシーホース三河」の試合を見に行きました。

「Bリーグ」とは、今年の9月から開幕した、「プロバスケットリーグ」です。
サッカー「Jリーグ」創設時の川渕三郎元チェアマンが、Bリーグ発足に関わる初代チェアマンを務め、Bリーグ誕生に至ったものです。
現在は、B1リーグ18チーム、B2リーグ18チームでスタートし、それぞれ、東・中・西地区に6チームずつ分かれています。プロ野球のように、地区内の試合をメインに進めるも、交流戦のような地区外のクラブとも対戦をします。最終的には、各地区上位2チームプラス2チームの計8チームで行われる、年間チャンピオンを決める「チャンピオンシップ」出場をかけて年間の試合を進めていくのです(※詳しくは、「B.LEAGUE公式ページ」を参照ください)。

開幕戦の東京・代々木第一体育館で行われた試合は、とても華やかな演出で、多くの人が観に行きたくなるようなものでした。さすがに、今日の小牧パークアリーナの試合は、そこまでの演出はありませんでしたが、これまでのNBL(前身の男子バスケットボールのトップリーグ)の試合に比べ、ファンサービスを重視し、楽しく観られるしかけがちりばめられ、初めてバスケットボールを観る人も楽しめるようになっていました。

そんな中、今日は、一緒に観に行った本校職員の佐橋先生が、なんと、イベントの一つである「ハーフタイムチャレンジ」に出場することに!30秒以内に、「フリースロー」「3ポイントシュート」「ハーフラインからのシュート」を決めると、豪華景品がいただけるというものです。
スタッフが観客スタンドに投げる全ボールの中に、たった二つだけ当たりがあり、そのボールをゲットしたのです。

結果は、惜しくも豪華景品はいただけるところまでに、たどりつけませんでしたが、会場は大盛り上がりでした。

周りには、初めてバスケットボールの試合を観る人がいたようですが、ごく自然に盛り上がっていました。帰りがけに「おもしろかったねぇ」と聞こえてきたのが印象的です。小学生もたくさんいました。

「百聞は一見にしかず」です。初めて観ることで、楽しめ、「へぇ」という学びにつながることがあるかもしれません。幼い頃、若い頃に、様々なものを自分の目で見たり、体験したりすることお勧めしますよ。

2016.10.29 長良東小学校訪問

画像1 画像1
今日は、岐阜市にある、岐阜市立長良東小学校の研究発表会に参加してきました。これまで何度もお邪魔していますが、その度に多くの刺激を受けます。

研究主題の「自ら求めみがき合って高まる学習の創造」は、昭和49年の創立以来、引き継がれているもので、不易の部分を大切にし、足下がぶれていないことが分かります。

そんな中、研究要録(研究をまとめた冊子)にある「はじめに」の校長先生の挨拶に、印象的な部分がありました。

 児童に、確かな学力を始め、真に生きる力を身につけるには、教師の力量が大きく影響していると言われています。それは、真に児童の幸せを願い、学び続ける教師がいてこそ達成されるものだと考えています。
 そのためには、教師が、内面からわき出る目的意識を明確にもち、自己研鑽に向かうことが大切であると考えています。つまり、教師が自己課題の中から生まれる自身の教育課題の解決を目的に、力量アップに努めていく姿勢こそが何より大切です。

当たり前と言えば、当たり前ですが、自分はどうだろうか、本校はどうだろうか、と振り返らされました。

本日のこの研究発表会への参加は、公的な出張には当たりません。休日を返上し、身銭を切って参加する「自主的な研鑽」です。しかし、幸い今日は、本校から、7人の職員が参加しており、ありがたく思いました。

今日も、校内で本校職員とすれ違う度に、教師の動きや子どもの動き、環境面について、情報交換をしていました。それだけ、学ぶ部分が多く、本校に取り入れていきたい部分にあふれているのです。

今日の学びを受けて、本校の教育活動につなげていきたいと思います。本校の「教師集団」も「昨日より今日」の姿勢ですね。

2016.10.28 最適解を求める

画像1 画像1
昨日・本日と、「東海・北陸地区技術家庭科研究大会」に参加させていただきました。
「東海・北陸大会」ですから、愛知・三重・岐阜・静岡・福井・石川・富山の7県の関係教員と、その他全国各地からも参加される方がみえる大きな大会です。
研究主題について発表があり、記念講演があり、授業公開があり、その授業を見ての研究協議があり…、と2日間の日程で行われるものです。

今回の大会は、愛知県が開催県ということで、5年前から準備をはじめ、これまで研究を重ねてきました。
その研究主題が「よりよい生活に向けて、最適解を求め続ける生徒の育成」というものです。

加速度的に変化を遂げていく現代社会において、これまで「最適」と思われてきた考えが、これからも最適とは限りません。また、価値観の多様化によって、一人一人が考える「最適」も異なってくることでしょう。
そんな世の中だからこそ、限られた考えに満足することなく、様々な考えに気づき、さらに考えを深めていくことが大切になってきます。
そこで、問題解決学習を通して、よりよい生活に向けて、最適解を求め続ける生徒の育成をめざすというものです。

本日は、稲沢市立大里中学校へ授業を拝見しに行ったのですが、そんな手立てが打たれた授業は、自分の考えと、周りの考えを照らし合わせながら、「最適解」を求め、思考を深めていく姿が印象的でした。

2015年のBenesseによる「好きな教科・活動ランキング」(←クリック)によると、技術・家庭科は、保健体育に次ぐ2番目となっています。しかし、現在の授業時数は、中学1・2年では、毎週、技術1時間・家庭科1時間となっており、中学3年に至っては、隔週で技術1時間・家庭科1時間と、激減しています。お父さん・お母さんの時代は、男女別で行っていた世代から、男女共学で行っていた世代が混在していると思いますが、おそらく、2〜3時間の時数で実施し、毎時間楽しみにしていてくれたことと思います(笑)。

なんと、海外と比較しても最も少ない時数となっています。「最適解」を求める姿を身につけるためにも、時数増を求める声が大きくなることを願うのですが、いかがでしょうか…。

2016.10.27 「話し手」と「聴き手」の関係

画像1 画像1
何回か、本ホームページでもその姿を紹介している「話し手」が「聴き手」を向いて話し、「聴き手」が「話し手」を向いて聴く姿。 

昨日の「ペアによる交流」でも記しましたが、そうすることで、お互いの細かい表情なども読み取れます。リアクションが見えることは、「聴いているよ」というサインが伝わり、話し手も話しやすくなります。
このことを重ねると、安心感が得られ、その学級の互いの人間関係もよくなる傾向にあります。

よって、授業では、そんな「かかわり合い」がしやすいように、写真のように、お互いが向き合った隊形で授業をすることも多くあります。この形であれば、起立をすれば、そのまま「聴き手」の方を向いた状態になり、聴き手も話し手の方を向きやすくなります。

話の聞き方の4段階ということを示したことがありますが、改めて、確認したいと思います。

1 ネガティブ・リスニング・・・話し手の顔を見ないで聞くこと
2 ポジティブ・リスニング・・・とりあえず、話し手の顔を見ながら聞く
3 アクティブ・リスニング・・・うなずいたりしながら、しっかりと聞く
4 パワフル・リスニング・・・・「へぇ、そうなんだぁ」などと、はっきしした反応を示し、自分のこととして、興味をしっかり向けて聞く

多くの児童は、2と3の段階で、話を聴くことができています。今の段階を振り返り、それぞれその上の段階を目指してほしいと思います。

しかしながら、先日の学校訪問では、この点の話題があがり、学級や個人によって、若干の差があることを指摘していただきました。学年が上がり、児童がそれぞれの新しい学級にバラバラになったり、担任が替わったりしても、教師が多くを指導しなくても継続できることが大切です。指摘を真摯に受け止め、共通理解を図っていきたいと思います。

2016.10.26 ペアによる交流

画像1 画像1
「かかわり合い」が教育界のキーワードの一つとして叫ばれて久しくなります。その形態も「ペア」「グループ」「全体」と人数にも差がありますが、基本は「ペア」による交流と考えます。

ペアは1×1であるため、必ず「かかわり合い」が生まれます。「グループ」(今では4人が主流)でも、「全体」でも、関わるのですが、ひょっとすると、意識がそこから離れる瞬間の児童がいないとも限りません。
しかし、ペアであれば、「話し手」と「聴き手」は、必ず「1×1」であり、いわゆる「逃げ場」は、なくなります。そして、同時に全員が「かかわる」ことができます。

ここに、自分の考えと照らし合わせながら相手の考えにじっくり耳を傾け、自分の考えも伝えることができます。
また、相手の目を見ながら話ができ、目の前にいる友達の細かい表情なども読み取れます。リアクションが見え、コミュニケーションの基本があるのです。

こうした関わりから、「学び合い」となり、「高め合い」「深め合い」が生まれます。

授業では「教師一人からの一方通行」な関わりではなく、多様な考えに触れ、共感したり、疑問に感じたりしながら力をつけていきます。
こういうところに、「学校」という、集団で学ぶ空間の良さがありますね。

2016.10.25 ゲストティーチャーから学ぶ

画像1 画像1
今日は、「東京リコーダー協会」より講師にお越しいただき、3年生がリコーダーの学年授業をしました。

初めて対面する講師に、やや緊張感が漂うも、徐々に、そんな張り詰めた雰囲気はなくなり、子ども達は笑顔にあふれ、引き込まれるようにして指導に耳を傾けていました。

というのも、講師の先生の指導が実にすばらしいのです。メリハリがあり、「AをさせたいならBと言え」の言葉掛けは、分かりやすい実技が実施できます。聞いていてストンと落ちるものばかりです。
以下に例を表すと、

・頭のてっぺんから糸で引っ張られるような感じで姿勢をよくする
・二等辺三角形を作る形でリコーダーをかまえる
・小さな音は「ため息」の量でよい
・目の前のシャボン玉を目的の場所まで届かせるイメージで、息の量と長さを保つ
・おいしい料理の匂いを吸い込むように息を吸って
・低い音は、温かい息を「トー」と吹く
・「内緒の声」で、英語の「2(two)」を言いながらタンギング

などなど、例えが絶妙で、とても分かりやすいフレーズばかりです。

本校では、多くの学年で、こうしたゲストティーチャー(外部講師)を度々招聘して授業をしていただきます。中でも、こうした実技を指導していただける講師は、特に、その指導法がシャープで、私たち教員も勉強になります。どの担任も「記録(メモ)に必死」になるほどです。

今日は、子ども達とともに、教師もしっかり学ばせていただいたひとときでした。

2016.10.24 学校訪問

画像1 画像1
今日は、「学校訪問」の日でした。

「学校訪問」は、朝から、愛知県教育委員会や江南市などから多くの指導主事、教育長、教育委員らのお客様がみえて、一日をかけて、本校の教育活動をつぶさに見ていただきます。
「つぶさ」というのは、学校が作成・管理している書帳簿から、校内環境、実際の授業に至るまで、本校全職員の教育実践全般についてです。
そして、一日の最後には、それらを見ていただいた上で、授業や本校の教育実践について具体的な助言や意見、感想などの高評をいただきます。

これは、江南市、犬山市、岩倉市、丹羽郡の3市2町で構成される「丹葉地方教育事務協議会」という組織があり、その事務協議会が行う事務の一つです。
5月中旬から始まる学校訪問は、5・6・10・11月の月・木曜日に、3市2町の46校全ての学校を、協議会のメンバーが訪問するのです。

「普段の様子を見ていただく」のですが、やはり、多くの職員が、朝から緊張感が漂っているのが正直なところです。しかし、そんな緊張感があるからこそ、今日を迎えるまでの日頃の教育実践にも力が入ります。

今日の会の最後の高評では、幸いにも、本校の教育活動について、身に余るお言葉をいただきました。また、加えて、さらによりよい教育実践が展開できるための、今後の方向性などについて、示唆をいただきました。 
真摯に受け止め、明日からの教育活動に生かしていきたいと思います。

2016.10.23 愛される学校づくり研究会

画像1 画像1
今日は、私が所属させていただいている「愛される学校づくり研究会」に参加してきました。
平日は、公的な研究会がありますが、今日のような休日は、私的な研究会です。本研究会は、そんな私的な会であり、尾張・三河の会員のみならず、県を超えて(新潟県、福島県、群馬県からも!)会員が参加し、「愛される学校づくり」のために研鑽を深めます。

これまで、今年の本会のテーマである「カリキュラム・マネジメント」について、

 (1)特色ある学校の作り方・教育課程
 (2)ミドルリーダーの育成
 (3)校務情報を学校経営にどう活かすか 
 (4)地域連携

という4つのグループに別れ、2月18日に行われるフォーラムに向けて、提案内容やその方法について協議を進めてきました。
今日は、そのフォーラムで発表する内容(概要)を全員で共有することで、内容や伝え方は妥当であるかどうか、議論を交わしブラッシュアップする時間となりました。

私は、平成30年度より、本校が位置する北部中学校区が「コミュニティ・スクール」としてスタートすることから、「(4)地域連携」のメンバーに所属しています。今日は、既に「コミュニティ・スクール」に取り組んでいるグループメンバーから、様々な情報を聞くことができました。今後の進め方に大きなヒントをいただけ、大変ありがたかったです。
本研究会は、自主的に研鑽を積もうと集まっている意欲のある会員ばかりです。この研究会では、そうした方々から生の声が聴けるので、本校の学校経営などに大いに参考となり、毎回有意義な時間となっています。

本校・本地区のために、これからも学びを深めて行きたいと思います。

2016.10.22 「あたりまえ」の「ちがい」を知ることの大切さ

画像1 画像1
20日(木)に、LINE株式会社より、講師の先生をお招きし、6年生の各学級で講演をしていただきました。1時間の授業に立ち会いましたが、いいお話をしていただいように思います。

授業は、「子どもに人気のからい料理の『定番』と言えば?」「『夜おそい時間』と言えば、何時から?」という質問から始まり、人それぞれによって、違いがあることを印象づけます。
続いて、「あなたが、クラスの友達から言われて『イヤだな』と感じる言葉は、どれ?」の問いに、「まじめだね」「おとなしいね」「一生懸命だね」「個性的だね」「マイペースだね」という、5つの言葉のカードを順に並べます。すると、多少の差はあるものの、反応は分かれました。

ここで学んだことは「イヤな言葉は人によってちがう。相手の『イヤな言葉』が自分の『イヤな言葉』と同じとは限らない」ということ。特に、「『文字だけ』で伝えると感情が伝わらないので、『誤解』が生じやすい」とのことに、一同納得です。

そんな議論を重ねながら、最後は、「人によって『イヤな言葉』や『イヤなこと』はちがう。特にネットだと、相手の表情・感情がわからないので相手がイヤがっていることに気づきにくい。自分はイヤなことをしているつもりがなくても、もしかすると…」とまとめがなされました。
実際に、周りの考えをカードの並び順などで知ることにより、「え、どうして」と言いつつも、そのことを体感することができたようです。

本校は、6年生の携帯電話の所持率が「6割弱」であるということが分かりました。しかし、ネットにアクセスできるハードは、「iPod touch」「DS」「PSP」と、数多く存在します。上記の課題は誰にでも起こりえることであり、思い当たる節があったようです。

今回の授業では、SNSの経験の有無にかかわらず、リアルな次元で考えることができました。便利なツールである反面、トラブルが起きやすいのも事実です。児童が行うことですが、保護者が「買い与えた」ことを忘れず、特にSNSでは、責任をもって、「あたりまえ」の「ちがい」を考えてつきあうことの指導をしていく必要性を感じました。

6年生は、いい学びをしたように思います。これを機会に、ぜひ、お子様と、SNSの利用の仕方について、話題にしていただければ幸いです。

2016.10.21 跳び箱×タブレットPC

画像1 画像1
現在、6年生では、跳び箱(台上前転)の授業をしています。正しいフォームできちんとできるようにと、ここでもタブレットPCを活用しています。

活用の方法としては、グループでそれぞれ撮影し合い、動画を再生し、何がよくて、何を改善するといいのか、話し合います。

写真のように、みんな頭を寄せ合い、食い入るようにして見ています。
そして、再生も、通常のスピードだけでなく、コマ送りで再生し、必要に応じて一時停止をすることで、手の着地位置、頭の着地位置など、細かな点まで確認ができます。
少し前までは、「目視をして助言をする」というものが一般的でしたが、記憶と主観に頼らざるを得ません。そんな時代から、デジタルカメラに動画撮影機能が搭載された頃より、それらを活用して、「確認・助言する」という授業も見られるようになりました。しかし、多くにコマ送り機能はないため、一連の流れの確認のみとなり、画面も小さいため、個人で見ることになります。

それが、今では、タブレットPCで撮影することで、「記憶」ではなく「記録」となり、大きな画面で、みんなで確認し合うことができるようになったため、一つの動画を見ながら、互いに声を掛け合うことができるようになりました。

今では、児童も操作にすっかり慣れ、ストレス無く使いこなしています。

今年度から、浸透しつつある、タブレットPCを用いた授業。児童の力量向上の一助になれば、と願っています。

2016.10.20 今、北部中学校は…

画像1 画像1
ここ何年かの江南市の小中学校の様子を見ていると、多くの学校の児童・生徒が、これまで以上に様々な力をつけていることを感じます。
中学校では、多くの部活動で入賞を果たし、学力も確実につけている印象をもちます。小学校も2年に一度は、どこかの学校が研究指定校に当たるため、それを機会に、多くの学校が学力を伸ばしている印象をもちます。

そんな中、市内の学校が、ホームページで以下のことをつぶやいていました。

市内の中学校をよく観察しているのです。部の成績、学業のレベル、生徒指導での案件、最近特に注目するのは江南北部中です。何もかも向上しているように感じるのです。今年の夏はサッカー部が県大会まで出場しました。バスケもすごく強くなりました。野球も秋の大会で江南市で優勝しました。秋の大会ではバレー男女が目覚ましい活躍です。駅伝も今までにない成績です。さらに学習成績でも上がっているのです。
どこに要因があるのか、本校、取り入れるところはないか、考えてみます。

…と。これは、北部中学校区の古北小としては、うれしいことです。
このことは、北部中学校の大藪校長先生も、朝礼で、「うれしいこと」として、全校生徒に向け、話をされています。

確かに、北部中学校の勢いを感じているところです。古北っ子が、がんばってくれているのであれば、なお、うれしいことです。

温かい地域・保護者のもとで、ABCを大切にしながら「生きる力」の基礎を固め、学力・体力を伸ばし、児童同士の温かな人間関係も築いていく古北っ子…。そんな古北っ子が中学校で鍛えられれば、さらに伸びていくでしょう。

北部中学校の大藪校長先生は、朝礼で、教育者である東井義雄氏の「本物は続く。続ければ本物になる」という言葉を紹介し、これからをさらに期待してみえました。

そんな北部中校区に住む、古北小の皆さん。今、取り組んでいることは間違いではありません。中学校でも、十二分に力を発揮できるよう、これからも、小学校生活に頑張っていきましょう!

(※関係ホームページは、以下をクリック↓)
■宮田中:小学校と連携を図れば教育効果はすごいものになる!(10/12)
■北部中:北中生の努力が目に見える形で成果となってきました【朝会より】(10/17)
(※写真は、北中HPよりお借りしました)

交通事故0の日

画像1 画像1
今日は、「20日」ということで、交通事故0の日です。
今日は、私も含めて、道路のあちらこちらに、指導員さんが立って、啓発活動をしていました。

ここに来て、交通死亡事故が増えつつある愛知県です。
引き続き、古北小も、「事故0」で、毎日を安全に登下校しましょう。

2016.10.19 男女の座席は市松模様で

画像1 画像1
教室の座席と言えば、一昔前までは、「男子の列」「女子の列」というように、男女を分けて座席の配列をすることが一般的でしたが、本校では、多くの学級で、男女の座席が市松模様になるようにしています。 

市松の配列であると、隣を見たり、ふり返ったりすれば、必ず異性がいます。また、全体で話し合う場合の「コの字」隊形になったり(写真上)、4人グループになっての話し合い隊形になったり(写真下)しても、常に、前後左右は、異性が座る配置となります。一昔前の「男女別の列」では、隊形を変えたときに、同性が隣に並び、集中力を欠くことが起きやすくなりますが、こうすれば、そんなことも少なくなります。また、こうすることで、異性間の多様な考えに触れられ、また、異性間の良好な人間関係を築くことにもつながります。

この「良好な人間関係」は、学級経営や、授業において、大変重要なのです。良好な人間関係は、「学び合い」の基本である、「聴き合い」「尋ね合い」「教え合い」も自然な形ででき、「高め合い」「深め合い」につながります。

市内でも、この隊形の座席配置にする学校・学級が増えてきました。進学先の北部中学校でも、同様です。

学校は、ちょっとした工夫で、学力を高めるための工夫をしています。

2016.10.18 そろばん

画像1 画像1
現在、3・4年生では、算数の授業で「そろばん」を学習します。

私が小学生の頃は、自分も含め、多くの児童がそろばん教室に通っていたため、そろばんの授業も慣れた手つきの児童が多かったように思いますが、現在は、授業を見ていると、そんな児童が随分と減ったように思います。

実は、「そろばん教室」は、昭和61年には、13,000件を超えていたのが、現在では7,000件を切るといった状況にあるようです(総務省事業所統計より)。
しかし、ちょうど当時の「子ども(0〜14歳)の人口」が、昭和50年には、全人口の24.3%だったのに対し、平成27年では12.7%となっています。
ということは、人口が半分に減少したのと同様な傾向で、そろばん教室も約半分に減っているという解釈ができそうです。

「人口減に伴い、教室数が減っただけか…」と、思いがちですが、そうではなく、商工会議所が主催する検定試験の受験者数で比較すると、現在は、そろばんを習う人口が、ピーク時の昭和50年代から比べて「14分の1」になっているのだというのですから驚きです。

学校の算数の授業を見ていて「慣れた手つきの児童」が少なかったのは、やはり、習っている割合そのものが減っていたのです。

そろばんに慣れると、算数の計算をする上で、いくつかのメリットがあるように思います。
「5玉」があるそろばんは、5以上の一ケタの数字を「5」と「○」という組合せのイメージがつけやすくなります。桁数の増減にあわせて、隣の位の玉をはじくことから、繰り上がり・繰り下がりのイメージもつけやすくなります。これらから、補数のイメージがもちやすくなり、計算力がついていくのです。

そろばんを習わない児童が大人になれば、おそらく、その子どもが習う確率は高くはないと思われます。となると、日本のそろばん文化の未来は…?
江戸時代から使われてきた「読み書きそろばん」というフレーズは、将来「読み書き○○」と、他の言葉に変わってしまうかもしれないですね。個人的には、そんな未来が、少し心配になったりするのですが…。

昼休みの運動場

画像1 画像1
昨日は、あいにくの雨でしたが、先週からさわやかな日が続いています。
そんな今日も、昼休みの時間は、外遊びの古北っ子でいっぱいです。

気温も高すぎず、快適に外遊びができます。
この時季は、読書に外遊び…。健全な心身が育めそうですね。

ABCを大切に

画像1 画像1
今日は、久しぶりに雨の日となり、全児童が傘を差しての登校となりました。

東西の脱履を見て回ると、今日は、1年生が、最も「ABC」がしっかりとできていました。

さすがですね。これからも、みんなで整えていきましょう。 

2016.10.17 朝礼校長講話

画像1 画像1
今日は、以下のような講話をしました。

「○○の秋」という言葉があります。この季節は色々なことにピッタリの季節ですが、どんな○○が思いつきますか?(口々に声が聞こえる)

そうですね、スポーツ、食欲、読書がありますね。芸術なんていうのもあります。
今日は、その中でも「読書」について、お話ししたいと思います。

6年生が、4月に「図書館にどれくらい行きますか」という調査を行いました。
すると、次のような結果になりました。
「週に4回以上」「週に1〜3回」「月に1〜3回」を合わせると、愛知県や全国の平均より、多くの人が図書館を利用していることが分かります。
しかし、逆に「ほとんど、または、全く行かない」という人も、愛知県や全国の平均より多いことが分かりました。
読む人も多いけど、読まない人も多い、という二つの特徴があることが分かりました。

それでは、読書をすると、どんないいことがあるのでしょうか。周りの人と話し合ってみてください。
色々ないい点があると思いますが、校長先生は、こんなことを思います。

・たくさんの言葉があります。知らなかった言葉、使わなかった言葉もあるでしょう。そんな言葉も含め、たくさんの言葉を学ぶことができます。
・自分が知らなかった、様々な世界や出来事を知ることができ、たくさんの知識を身につけることができます。
・言葉や知識がたくさん身に付けば、勉強もできるようになるでしょう。
・じっくり読めば、集中力が身に付くようになるでしょう。
・物語からは、様々な気持ちになる場面がたくさんあるでしょう。自分自身の気持ちが豊かになるでしょう。
・そんな気持ちになれば、普段、相手や周りの気持ちも読み取れるようになるでしょう。
・様々な物語などに触れることで、様々な興味や関心が広がっていくことでしょう。

まだまだあるように思いますが、このように、たくさんのいいことがあるように思います。
ホームページに「心に留めておきたい言葉」という名言が毎日紹介されています。
本にまつわる名言もいくつかありました。例を挙げると
・本は心のビタミン
・読書は心豊かな人を作る
・良き書物をよむことは、過去の最も優れた人たちと会話をするようなものである
などです。
昔から、多く人が「読書はいいことだ。ぜひ、読書をするべきだ」と言っているのですね。

ちょうど学校では「もみじ読書週間」が始まります。この機会にたくさんの本に触れてください。
そして、これからも、ぜひ、多くの本を読み、豊かな人生を送ってください。

2016.10.16 東海マーチングコンテスト

画像1 画像1
昨日は、長野市のビッグハットで行われた、東海マーチングコンテストを観に行きました。愛知、三重、岐阜、静岡、長野の5県から代表が集まり、11月20日に大阪城ホールで行われる全国大会の切符をかけたコンテストです。
5県から、高校の部には「14校」(うち愛知が8校)が、中学の部には「11校」(うち愛知が6校)が参加。近隣では、江南高校、木曽川高校、犬山中学校が参加していたため、応援にも熱が入りました。

「パレードコンテスト」は、6分以内の演技に、3つの規定課題(外周パレード行進、Uターン、足踏み32歩)を必ず取り入れ、その演奏やパフォーマンスの精度や質を審査します。

バラエティー番組「笑ってコラえて」で、県内の東邦高校や安城学園高校が取り上げられたことがあるため、ご存じの方も多いと思いますが、見ると、それは「すごい!!」という感想に尽きます。中には、あまりの素晴らしさに感動をして涙する人もいるくらいですから、その感動の度合いもかなりものであることが分かります。

5県の中でも、愛知県は特にレベルが高く、絶対評価で金・銀・銅の三賞に分けられるのですが、高校の部では、金賞6校のうち、5校が愛知県で、中学の部では、金賞4校のうち、3校が愛知県です。近隣の学校では、江南高校、犬山高校は惜しくも銀賞でしたが、木曽川高校は、金賞の中から3校のみに与えられる、全国大会の切符を手にしました。全国大会へは、他に、愛工大名電高校、安城学園高校、名古屋市立植田中学校、名古屋市立平針中学校、愛西市立佐織中学校、と全て愛知県の学校です。
以下に、全国出場を決めた3高校と、地元江南高校、犬山中学校のYoutubeのリンクを掲載します(いずれも愛知県大会のマーチング)。その素晴らしさが伝わると思います。ぜひ、ご覧ください。

昨日は、心に感動の「栄養分」をたくさん蓄えることができました。

古北っ子の中にも、中学卒業後、そんな高校へ進学し、吹奏楽部に入部するかもしれません。興味のある人は、高校の定期演奏会を聴きに行ったり、発表会を聴きに行くのもいいかもしれませんね。「素晴らしいものに触れる」ということは、きっとプラスになりますよ。

(※関係サイトは以下をクリック↓)
吹奏楽コンクール結果|東海マーチングコンテスト
第29回全日本マーチングコンテスト中学校の部
第29回全日本マーチングコンテスト高等学校以上の部

(※Youtubeによる愛知県大会のマーチングはこちら↓※東海大会は録音・録画が禁止されているため、ネット上では見ることができません)
【祝・全国大会出場】第29回愛知県マーチング大会 愛知工業大学名電高校 《ドラゴンの年》
【祝・全国大会出場】第29回愛知県マーチング大会 安城学園高校 《James Bond "007"》
【祝・全国大会出場】第29回愛知県マーチング大会 木曽川高校 《ACT 2016》
第29回愛知県マーチング大会 江南高校 《"LOVE" is our name》
第29回愛知県マーチング大会 犬山中学校 《響け!輝け!犬中サウンド》

2016.10.15 「叱らない」子育て

画像1 画像1
10月10日(月)付の「みやざき中央新聞」に、自戒をこめ(笑)て「やっぱりそうか」と思う記事がありました。 

記事は、ミリオンセラーを記録した「嫌われる勇気」の著書の一人である、哲学者・心理学者の岸見一郎氏が行った講演会の一節です。
「幸せになる子育て」と題したシリーズの「その1」に、「親子の関係をよくする『叱らない』子育て」という旨の講演内容が記載されていたのです。

以下に、その箇所を引用いたします。

 子どもが問題行動を起こしたら親は何をするか。きっと「叱る」という行動に出ると思います。
 ところが叱っているにもかかわらず、子どもは行動を改善しません。毎日毎日、同じように子どもは問題を起こして親は叱ります。
 この時、何度叱っても子どもが行動を改善しないのであれば、それは叱り方の程度が足りないのではなくて、「叱る」という方法そのものを改善したほうがいいと考えてください(中略)
「叱る」という行為には二つの問題点があります。一つは、親と子どもの関係が遠くなってしまうことです。関係が遠くなると、子どもはもっと言うことを聞いてくれません。
 もう一つは、子どもが親の顔色をうかがうようになることです。
 親の顔色を見て行動するかどうかを決めるようになります。自分から何かをしたり、独創的なことをしたりするような子どもにはなりません。
 叱られるか叱られないかで行動するのを決めるのでなくて、自分で自分の行動の適否を判断して行動できる子どもになってほしいです。
 これら二つの問題があるので、親は子どもを叱っても意味がないというわけです。
 では、叱らないのであれば親は何をすればいいのでしょうか。
 息子が2歳の時、ミルクの入ったマグカップをもって歩きながら飲もうとしていました。次の瞬間に何が起こるか予想できますかね。(中略)
 僕は何も言わず見ていると、息子はミルクをこぼしてしまいました。
 この時、僕は叱らずに「どうしたらいいと思う?」と聞きました。息子は「雑巾で拭く」と言って、床を拭き始めました。
 このような時、親が子どもの代わりに雑巾で拭くことがありますが、そうすると子どもは「自分が何をしても親が尻ぬぐいをしてくれる」ということを学んでしまいます。
 そして僕は、同じ失敗を何回も繰り返されては困るので、息子に「次からこぼさないようにするにはどうしたらいいと思う?」と聞きました。
 息子はしばらく考えて「座って飲む」と答えました。僕は「じゃあ、これからは座って飲んでね」と言いました。これで一件落着です。
 この間、全く叱っていませんし、自分の失敗は自分できちんと取れるというわけです。

…と。岸見さんのおっしゃること、よくわかります。同じ子育て経験者として、分かっていてもついつい叱ってきたことが思い起こされます。しかし、この意識はやはり大切ですね。
頭の片隅に起きつつ、子どもに接したいものです。
この「その1」では、「感情的に叱ると、子どもも同じようなことをします」「言葉でお願いすることをやっていけば、子どもたちもやがてまなんでくれるはずです」と結んでいます。
分かっているのですがねぇ…。いやいや、この意識、大切にしていかねば…ですね。
★今までどおり電話での連絡も受け付けています。
  <欠席連絡フォーム>
古北小創立150周年記念事業実行委員会
古北小創立150周年記念HP
古北小創立150周年記念式典
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
学校行事
4/5 入学式準備6年
4/6 入学式
江南市立古知野北小学校
〒483-8025
江南市和田町宮145
TEL:0587-56-2274
FAX:0587-56-2924