最新更新日:2024/05/01
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 令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2017.11.19 発達障害について理解を深める

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毎週日曜日に中日新聞に折り込まれる「中日サンデー版」。今日(11/19付)の「世界と日本 大図解シリーズ」のテーマは「発達障害」。

この「発達障害」ですが、「最近、増えている」ということを耳にすることがあります(実際、統計的なデータは増えています)が、「『発達障害』と診断される人が増えた」と解釈する方が一般的なように思います。脳や遺伝子についての研究も進み、診断基準が明確になったところが理由の一つでしょう。しかも、マイナス面があれば、そうした診断がされるため、プラス面がたくさんあっても、診断名が付きます。関心が高くなった現在は、積極的に専門家に診断を仰ぐ人も増え、その症状との「つきあい方」も広く知られるようになりました。
よって、本人もマイナス面を上手にコントロールしたり(あるいはプラス面がマイナス面をカバーしたり)、周りが適切にサポートしたりしながら、暮らす人は多くいます。そんな症状ですから、逆にプラス面を活かし、活躍している著名人は、古くから世界各国にいます。

さて、そんな中、今号の「サンデー版」には、小説「いま、会いにゆきます」が大ベストセラーになった作家の市川拓司さんのコメントが掲載されていました。市川さんは、「ASD(自閉症スペクトラム)」「ADHD(注意欠如・多動症)」であることを公表しており、紙面では、どんな世の中であるべきか、を説いています。

印象的な言葉が、自分のことを「選択的発達者」と呼んでいること。市川さんは、「語学のレベル」が卓越しているためです。これに対し、他の多くの人を「平均的発達者」と呼んでいます。誰もが優れていたり、発達していたりするところがあるので「障がい者」ではなく、「発達者」と呼んでいることが読み取れます。
また、この「発達者」も、市川さんのような人がマジョリティー(多数)となれば、「平均的発達者」が「選択的発達者」になりうるというのです。何を基準にするかで、とらえ方が変わるということに、「なるほど」と思いました。

世の中が理解を深めることで、互いが生活しやすい環境になると思います。今号の「サンデー版」には、症状の「主な分類」のみならず、「関わり方のポイント」が掲載されており、参考になることが書かれています。中日新聞を購読されている方は、ぜひ、今号を一読されることをおすすめします。

2017.11.18 学芸会を終えて

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本日は、公私ともにお忙しい中、また、足下の悪い中、多くのご来賓・地域・保護者のみなさまに、本校学芸会にお越しいただき、ありがとうございました。

運動会が終わり、程なくしてから、学芸会の練習が始まりました。授業の合間を縫っての準備や練習は、質を追求するには、なかなか厳しいところがありましたが、どの学年も、全力で、先生方も古北っ子も練習に取り組み、本日を迎えることができました。
今日は、どの学年も、その学年らしいパフォーマンスを発揮してくれました。

会場を後にされる多くの方より「よかったですよ」と言っていただけるのが、何よりもうれしく思いました。先生方や、古北っ子に頭が下がるばかりです。

さて、劇作家である、レッシング(ドイツ 1729〜1781)「自分の経験は、どんなに小さくても、百万の他人のした経験よりも価値のある財産である」と言っています。

まさに、今回の学芸会の練習を通して、表現が得意な子も、そうでない子も、自分が表現することで、その経験はきっとプラスになると思いますし、みんなで一つのものを創り上げ、大きく温かい拍手をいただくという経験は、何よりも大きな財産になると思います。

また、楽しいこと、うれしいことばかりでなく、つらいこと、いやなことなど、様々なこともあったかと思います。しかし、成功体験だけでなく、失敗や挫折などを経験しながら人は「成長」という「財産」を蓄えていくと思います。

ご家庭では、今日の学芸会に至るまでの、全ての経験を受け止めていただいて、次のステップにつなげていただければ幸いです。きっと、今回の学芸会を通して、数々の財産を得たはずです。

今日のコミュニティ・スクールの「イメージ動画」にも「人は、人を浴びて育つ」「共育」などのメッセージが盛り込まれていました。
今後の、学校と家庭と地域と手を取り合いながら、様々な経験を通して、古北っ子のさらなる成長を願いたいと思います。

引き続き、本校の教育活動に、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

2017.11.17 明日は「かがやき学芸会」

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いよいよ、明日は「かがやき学芸会」本番となりました。運動会が終了してから、約一ヶ月半にわたって、コツコツと練習を重ねてきました。その成果を保護者・地域の方にご覧いただくときがやってきました。

さて、様々な教育活動について、その意味や方法等について記述がなされている「学習指導要領」には、「学芸会」について、「特別活動」というくくりの中で、「児童が各教科などにおける日ごろの学習の成果を総合的に発展させ,発表し合い,互いに鑑賞する行事」という位置づけで記されています。

そこには、実施上の留意点として、以下のようなことが記されています。

・言語力の育成の観点から,学芸会などで異年齢の児童が一堂に会して,互いに発表し合う活動を効果的に実施することが望ましい。
・児童の発表意欲を尊重し,自主的な活動を十分に認め,できるだけ自主的に運営できるよう配慮する。そのためには,児童会活動などの組織を必要に応じて活用するような運営が望ましい。

本校の学芸会は、上記のように、全学年が発表を鑑賞し合い、児童会によるアナウンスや開会行事のパフォーマンスがあります。また、学年があがるにつれて、照明や音響など、裏方もあわせて、ほぼ進行の全てを自らの手で運営していきます。
まさに、上記のような条件を満たしながらの実施となります。

また、以下のような留意点もあります。

・地域を理解し,郷土への愛着を深める観点から,地域の伝統や文化に触れる機会を積極的に設定するよう配慮する。

これは、午後の最初に行う「和田の丸八太鼓」が該当します。古北っ子の仲間の頑張りを見てほしいと思います。

運動会同様、「高め合い」ながら、練習に励んできた古北っ子です。明日は、ぜひ、時間の許す限り、そんな姿をご参観いただければ幸いです。

2017.11.16 記録をしながら…

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「それでは、自分の考えを書きましょう」という指示があると、児童の鉛筆が動き出します。自分の考えをあらかじめまとめさせることで、その後の発言がしやすくなることから、よくある場面です。

すると、この場面で、教師は、以下の大きく3つのタイプに分けられます。

① 教卓前に立ち、児童が書いている様子を前から全体的にとらえる
② 机間を回りながら、児童の記述内容を目視で確認する
③ 机間を回りながら、児童の記述内容を記録する

写真は「③」ですが、記録と言っても、文章を書くのではなく、座席表などが描かれたシートに、あらかじめ決めている記号や番号、4色ペンによる色分けなどで、簡単にサッとつけていきます(「①」は、本校にはない、「横着」なタイプの教師です)。

こうすることで、教師が児童の考えを把握することができ、その後の授業展開を組み立てることができます。
というのも、挙手による指名・発言だけでなく、教師からの意図的な指名・発言を加えることがしやすくなるからです。

もう少し考えを深めたいとき、考えの幅を広げたい・絞りたいとき、対立した考えを求めたいとき…と、手元に記録があれば、そんな授業展開がしやすくなります。

もちろん、目視で確認しながら記憶して指名する…、ということも可能ですが、「記憶より記録」することで、確実な授業展開ができるでしょう。

意図した授業をすることで、思考を広げたり深めたり、焦点化したりできます。簡単な記録をしながら、授業を展開する…。教師が心がけたいテクニックの一つです。

ABCを大切に

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傘立て、移動後の教室、トイレのスリッパ…。

今日も、様々なところで、「ABCを大切に」しているシーンを見ることができます。

「A:当たり前」を「B:ばかにしない」で、「C:ちゃんとやる」ことは、簡単なようで、難しいかもしれません、しかし、それを続けることで、本物になります。

ぜひ、続けていきましょう^^

2017.11.14 タイピング・ルーム

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本館3階の「学習室」を、この度、「第2コンピュータルーム」にもなる「タイピング・ルーム」に模様替えしました。

というのも、今夏、教職員のコンピュータ(ノートパソコン)の一部入れ替えがあったので、リース切れとなり、引き取られた古いPC「40台」を本校に譲渡してもらい、新たにセッティングしたものです。

写真左のように、一般教室のため、電源をとる関係上、大きなグループを5つ作りました。そのグループで、ノートパソコンを机上に載せると写真右のようになります。

この教室を作った目的は以下の通りです。

・「タイピングソフト」を用いた、ローマ字入力の学習(ローマ字の学習)
・「ワープロソフト」を用いた文字入力・日本語変換の学習
・必要に応じて、作文等、コンピュータを用いた文字入力の作業の実施

「習うより慣れろ」で、実際に操作することで、ローマ字入力や、日本語変換のスキルアップができるものと考えます。

2020年から完全実施となる新しい学習指導要領には、ICT機器の整備について説く文言や、日常的に活用することを説く文言を見ることができます。
それを受けて、江南市は、担任へのタブレットPCの配付と、コンピュータルームのPCを「2in1」にすることで、コンピュータルームでも、画面を外してタブレットPCとして教室でも活用できる環境を整備しました。

ということで、今後、家庭のみならず、学校でもPCに触れる機会が増えることを見据え、3年生以上の古北っ子には、少しでもスムーズに活用できるようにするためのスキルを身につけてもらうことを目指そうと考えたのです。

現在行っている、業前のiPadによる基礎学習習得のように、3学期から、業前の時間などを活用し、学級がローテーションしながら使用していきたいと考えています。
実際に、稼働を始めたら、また、お伝えしていきたいと思います。

2017.11.14 学芸会下見

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昨日、本日と、学芸会の下見を行いました。残り3〜4日となり、実際には完成した形ですが、残りの数日を残したタイミングで、「四役」(校長・教頭・教務・校務)が見ることで、客観的なアドバイスを受け、修正を図るものです。
 
どの学年も、運動会が終わってからの練習となりましたが、そんな短期間でここまで準備ができ、演じることができるということが、まず「素晴らしい」の一言に尽きます。
「がんばるぞ」と思いながら、練習に取り組む児童の意識の高さはもちろんのこと、そんな心情にさせるような、学年の先生方の手立ても「素晴らしい」と思います。

しかし、本番当日までさらに高みをめざすものであり、残りの3〜4日で、さらに、修正を図り、本番を迎える予定でいます。

だいぶ仕上がっていますが、声量や、移動時の注意など、個別であったり、細かな部分の修正を求めたりすることが、まだいくつかあります。しかし、それも、本番のギリギリまで「高める」ためのものであり、どの学年もさらにより良くするための追究を怠っていません。今後の仕上がりがさらに期待できるようで、古北っ子や先生方の頑張りに、頭が下がる思いです。

また、話を聞くと、どの学年も、学年内や学級内の練習で、児童同士が指摘をしあい、よりいいものを創ろうとしているとのこと。まさに、2学期の合言葉の「高めよう・高めあおう」を実践してくれているようで、うれしく思います。

いよいよ、4日後には本番です。ギリギリまで、高みをめざしている古北っ子を、褒め、称え、ご家庭でのエールをお願いいたします。

2017.11.13 機会を活かす

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先週末の金曜日(10日)は、愛知県総合教育センターにて、研修会の講師を務めさせていただきました。

テーマは、「学校組織マネジメント」。10月末につくばでの中央研修で学んだことを、早速、伝達する研修会です。

さて、そんな研修ですが、「せっかくの機会」と思い、プレゼン方法を「PowerPoint」ではない別のソフトで作成したものを見てもらいながら進めてみることにしました。
お父さん、お母さんの中には、既に、職場などでご覧になっていたり、TEDなどで使用されているのをご覧になったりしている方もみえるかと思いますが、教育業界では、まだ一般的ではないソフトで、「Prezi」というものです。
「PowerPoint」と異なるのは、全体が大きなシート一枚に構成され、その所々にフォーカスしながら、キーワードや図・写真などの説明を加えていくものです。
なかなか、ここでは説明するのが難しいのですが、順序立てながら直感的に作成できるところは優れたもので、タブレットやスマートフォンからも操作できるところが、便利なところです。

「習うより慣れろ」とはよく言ったもので、毎日触っていると、徐々に操作も理解が進みます。この機会がなければ、「このソフトを使用しよう」と、思わなかったかもしれません。

「マザー・テレサ」の言葉に「学ぶチャンスを逃さないようにしましょう」というものがあります。
まさに、機会を逃さず、今回の研修で新しいことに取り組んでみようとしてみたことがよかったです。結果的に、自分にとってプラスとなる、いい機会となりました。

ということで、古北っ子も、「学ぶチャンス」を逃さず、成長していってほしいと思います。

(関係サイトはこちら↓)
Prezi

(※写真は、研修内の演習時のワンシーンです)

2017.11.12 教師力アップセミナー

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今日は、午前に、大口中学校を会場に開催されている「教師力アップセミナー」に参加。

今日の講座は、岩手県奥州市立常盤小学校副校長である佐藤正寿先生。2年前にも、登壇していますが(参照:「2016.1.9 教師力アップセミナー」←クリック)、その前にも度々登壇しており、人気の準レギュラー講師に、会場は多くの参加者にあふれていました。

今日は「アクティブな社会科授業づくり 〜社会科好きの子どもを育てるためのコツ〜」と題し、「1 アクティブな社会科授業づくりの基礎・基本」「2 模擬授業『戦争と人々の暮らし』」「3 教師こそアクティブラーナーに」という3部構成で展開。
「アクティブ・ラーニング」という言葉が、一時期流行ったため、「アクティブ」と聞くと、そのイメージがありますが、佐藤先生の唱える「アクティブ」は、「『脳』がアクティブになる」ということ。「なぜ?」「どうして?」「解決したい!」と思わせ、脳が活発に思考を重ねることを指します。

第1部の「アクティブな社会科授業づくりの基礎・基本」では、そのための手立てとなる基礎・基本を、大きく6つに分けて紹介していただき、児童・生徒になった感覚でその手立ての効果を体感しました。

第2部の「模擬授業『戦争と人々の暮らし』」では、戦争当時の「暮らし」と「報道の状況という2つの視点について考えました。「情報の状況」については、現在の「メディア・シテラシー」に通じるところもあり、いい学びができました。

第3部の「教師こそアクティブラーナーに」では、ドイツのディースターヴェーグ氏の「進みつつある教師のみ、人を教える権利あり」という言葉を紹介されると、今春、大学院修士課程を修了した報告をされ、驚きました。すると、さらに現在博士課程で学びを深めているというのですから、またまた驚きです。「学び続けることの大切さ」について、身をもって説いていただきました。

特に、若い先生方にはたくさんの学びがあったように思いますが、私もたくさん学ぶことができました。まだまだ「学習の秋」にふさわしい時季ですね。

2017.11.11 今日の記念日

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2017.11.11 今日は何の記念日?
 
今日は、四方山話を一つ…。
今日「11月11日」は、「○○の日」という記念日が、一年で最も多い日の一つになっています。
なぜ、多いのでしょうか。

 ・数字の1は真っ直ぐで、その形を活かしたものがたくさんある
 ・ぞろ目なので覚えてもらいやすい数字である
 ・漢数字の十一を「圭」「+−」「士」に見立てることができる

なんだそうです(引用:日本記念日協会HPより)。
さらに、「いち」という読みだけでなく「ワン」「い」などと読むことができるのも、多くなる理由の一つでしょうね。

では、ここで、数ある11月11日の記念日から、なぜ、これが、11月11日なのか、考えてみましょう(引用:日本記念日協会HP)。

 Q1 イオン液体の日
 Q2 ベースの日
 Q3 サムライの日
 Q4 チンアナゴの日
 Q5 鏡の日
 Q6 サッカーの日
 Q7 おりがみの日
 Q8 鮭の日

「なるほど〜」ですね。ちなみに、写真は、「チンアナゴ」です。確かに、「1」の形のようですね。

なお、一年間では、10月10日、8月8日も、多くの「○○の日」があるようです。調べてみると、「へぇ〜」というものがあるかもしれませんね。

(※参考サイトは以下をクリック↓)
日本記念日協会
こたえは、ここをクリックしてね

2017.11.10 わが家のお手伝い成功&失敗談 その3

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これまで、「その1」「その2」(←クリックすると、記事が見られます)で、子どもたちが感じる「お手伝いをして、よかったなと思ったことや、嫌だった・悲しかったこと」や、「お手伝いの極意 六箇条」について掲載させていただきました。

今回は、そんな「お手伝い」がなぜ大切なのかを説いてくれている、「家のことは生きること」というスローガンを掲げている(株)家事塾代表辰巳渚さんの記述の一部を引用・掲載させていただきます(※記述は「子とともに ゆう&ゆう11月号」に掲載されていたものです)

(前略)
●身のまわりのことは暮らしから学ぶ
 いうまでもなく、自立の第一歩は身のまわりのことから始まります。掃除、片づけ、身だしなみ、食べること。それらは忙しく働く中年期も、人生最後の日々にも、人として「わたしはしっかり生きている」と自信をもてる礎(いしずえ)となります。そういう身の回りのことは、不思議なことに頭で覚えるだけでは、できるようにならないのです。ちょうど歯磨きのように、毎日繰り返すうちに、あるとき、無意識に手と体と頭が動くようになる。それには十年、二十年の積み重ねが必要です。
 だから、日々の暮らしでいちばん身近にいる親が、一緒にやりながら手から手へと、家を出ていく日まで教え続ける「お手伝い」が大切なのではないでしょうか。
(中略)
●親からのはたらきかけ
 とはいえ、忙しい日々の中でお手伝いが大事とは思っていても、自分がやったほうが早くて確実、と思うかもしれません。思春期にもなれば、頼んでも「えー」「今、無理」と、不服そうな顔を見るだけでがっかりもしますね。
 まずは、親が家事そのものを「つまらない作業」と思わず、「生きる力なんだ」と考えましょう。そして、「しつけ」や「教育」と思うと大変なので、手を借りたいと思った時に声をかけましょう。
 「今、手が離せないから、おみそを溶いてくれる?」「お母さんが買い物に行っている間に、お風呂を入れておいてね」。そして、小さな役割を一つ、作りましょう。「寝る前にリビングのカーテンを閉める」だけでもいいのです。そして、毎日のことであっても「ありがとう」を忘れずに。

私自身も親として、なるほど…と思いながら、拝読しました。

手をかけたくても、やがてかけられなくなります。であるならば、今のうちに、手をかけ、気をかけ、「手伝い」を通して、「生きている礎」を育むことができるといいのでしょうね。勉強になりました。

2017.11.9 全員参加

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学校の授業の「大原則」に「全員参加」というものがあります。
「発問に対して思考しない」「教師や級友の話を聞かない」「協働学習に参加しない」などということがあっては、授業に参加しないことになってしまいます。
そうではなく、全員が人の話を聞き、正解・不正解に関わらず思考し、グループ等による協働学習に積極的に関わり、授業に参加してほしいのです。
 
もちろん、そんな行動や態度を引き出せるような、「課題の設定」というものはありますが、もっと単純に、児童の考えを明確にさせるというものがあります。

写真は、道徳の授業ですが、左の写真は、赤白帽子を被り分けることで、自分の立場をはっきりさせています。
また、右の写真は、考えの「ポジション」(考えの位置を示す目盛りの位置)に自分の位置を示す(全員がネームプレートを黒板に貼り付ける)ことで、意思表示させてます。
どちらも、自分の考えを明確にすることで、授業に参加できています。

植草学園大学名誉教授・野口芳宏先生が必ず、授業で実践する「〇か×か」「理由を書きなさい」という指示は、その後の指名につながり、いい加減な思考はできない状況を作ります。児童が緊張感をもち、より授業に集中できる態度となります。

発問に対して「分かる人?」と挙手をさせ、指名し、答えさせる…。これでは、30〜40人も児童がいれば、中には、思考を遮断し「お客さん状態」になってしまうこともあるかもしれません。
そうならないような、上記のように立場をはっきりさせるということは大切なことです。

「どう思う?」に続き「なぜそう思う」ということがきちんとできる児童は、思考力がつき、自分なりの判断基準がしっかりもてるようになると思います。
私たち教員が大切にしたい、手立てや手法の一つです。

2017.11.8 運命好転十二条

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本校の合言葉は「ABCを大切に」。「A:当たり前のことを B:バカにしないで C:ちゃんとやる」の略ですが、大人に向けての「生きる基礎」を作るために、古北っ子には、様々な「ABC」を身につけてもらうだけでなく、さらに、その習慣を継続してくれています。

そんな中、「大人の『ABC』は、なんだろう」と、ふと思ったとき、「これだ」と思ったのが、作家である小林正観氏の「運命好転十二条」です。これこそ、大人の「ABC」ではないとかと思いました。

こんな「ABC」を大切にしていると、人生も好転しそうな気がします。以下に、引用させていただきます。

1.さわやかであること
 お金や勝ち負けにこだわらずに、美しく生きる人を神様は応援する
2.幸せを口にすること
 「私ほど幸せな人はいない」と言い続ける人は幸せになる
3.素直であること
 「だって」や「でも」と切り返さず、黙って受け入れる生き方
4.誠実であること
 示された善意や好意を受け入れ、それに応える人間関係
5.掃除をすること
 神様はきれい好き。居場所がないとすぐに出て行ってしまう
6.笑うこと
 魂が穢れ。迷い、問題を抱えているときこそ、笑ってしまおう
7.感謝すること
 「ありがとう」の言葉が、全てを味方にし、人生を楽にする
8.人に喜ばれること
 人間には「喜ばれると嬉しい」という特別な本能がある
9.言葉を愛すること
 「ありがとう」といえば「ありがとう」と言いたくなる現象が降ってくる
10.おまかせすること
 自分の思いを持たない。自分で自分の人生を勝手に決めこまない
11.投げかけること
 投げかけたものが返ってくる。投げかけないものは返ってこない
12.食生活
 お金があるかないかで生活スタイルを変えずに、普通のものを普通に食べる

当たり前のことばかりとは思いますが、正直なところ、軟弱な私には「簡単そうで簡単でない」というのが私の思いです。しかし、少しでも「当たり前」となるよう、心がけたいと思うのでした。

古北っ子も、成長するにつれて、こんなことを心がけてくれれば、きっと運命は好転し、素敵な人になるように思います。

久しぶりの雨の日は…

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ここ10日間ほどは、いい天気が続いていましたが、久しぶりの雨の日となった今日、長放課の図書館やレインボールームをのぞくと、たくさんの古北っ子でにぎわっていました。

図書館では、本を読む子に借りる子、レインボールームでは、先生とお話をする子やけん玉などで遊ぶ子など、思い思いに、20分間の休み時間を過ごしていました。

今日は、室内で走ったり、暴れたりせず、静かに過ごしてほしいと思います。

2017.11.4 わが家のお手伝い成功&失敗談 その2

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「子とともに ゆう&ゆう11月号」の特集は「わが家のお手伝い成功&失敗談」というもの。

前日の「その1」(←クリック)では、子どもたちが感じる「お手伝いをして、よかったなと思ったことや、嫌だった・悲しかったことは何ですか」について、引用・掲載させていただきました。
すると、特に、「嫌だった・悲しかったこと」に、親として、「はっ」とさせられることが…。

今日は、そうならないような、「お手伝いの極意 六箇条」について、以下に引用・掲載させていただきます。

〜お手伝いの極意 六箇条〜
一、ときには一緒に、できるだけ楽しく!
 親も一緒にやったり、コミュニケーションを取ったりすることが大切。ゲーム感覚でやってみてもよいですね。

二、感謝の言葉を忘れずに!
 子どもがお手伝いをしたあとは、必ず「助かったよ」「ありがとう」などの言葉をかけましょう。家族の役に立ったという達成感や、自分でできたという自身につながります。

三、タイミングが大事!
 つい「早くやって」「今すぐやって」と言ってしまいがち。気持ちはわかりますが、子どの様子を見て頼みましょう。また、子どもが「やりたい」と思ったときがチャンスです。

四、やり直し、命令口調はNG!
 「やり方が違う」「もって丁寧にやって」と思うこともあるでしょう。しかし、子どもは一生懸命です。どんなに結果が悪くても、頭ごなしに叱ったりやり直しをさせたりするのは禁物。子どもの「がんばった」という思いを大切にしてください。

五、内容は子どもに合わせて、わかりやすく!
 「自分でできた」と自信をもたせるために、最後までやり抜ける内容にすることも大事です。段階的に、やり方を教えたり見本を示したりしながら、徐々に任せていきましょう。

六、家族全員でお手伝いの分担を!
 「なんで自分だけ…」という思いをもたせないように、家族で分担しましょう。家族の一員としてのきずなも深まると思います。仕事が決まっていれば、先を見通した行動も取りやすいですね。

ということで、お手伝いをしてもらうには「自己肯定感」「自校有用感」をもたせることが大事なようです。
以上の六箇条を意識して、子どもたちの「お手伝い力」が高まることを願っています。

また後日、「お手伝いは子どもの生きる力を育む」と題して、お手伝いの大切さを説いていただいた(株)家事塾代表辰巳渚さんの記述の一部を紹介したいと思います…。

2017.11.6 朝礼校長プチ講話

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今日は、表彰伝達、全校合唱練習がメインだったため、校長講話はありませんでした。
しかし、地域より、うれしいお話をうかがったので、「プチ講話」として、表彰伝達後に、以下のような短いお話をしました。

 最近、古知野北小学校区へ、大阪から引っ越してきたおばあさんがみえます。
 その方が、こんなことを言っていました。
 「家の周りを歩いていたら、近くを通った、古知野北小学校の児童が、元気に『こんにちは−!』と挨拶をしてくれました。大阪では、そういうことがなかったので、とても感心をし、とれもうれしく思います」
 とのことでした。
 朝、校長先生が学校の門に立ってあいさつをしています。すると、ちょっと元気のない古北っ子もいて、心配していましたが、「元気にあいさつをしてくれた」という地域の方のお話を聞いて、うれしく思うとともに、「やっぱり古北っ子だな」と、うれしく思いました。
 ぜひ、これからも、学校の中、外にかかわらず、元気なあいさつをかわしてほしいと思います。

上述したように、寒くなってきて、最近、やや元気がない子が増えたかな、と思っていたところだったので、うれしいお話でした。

以前、扶桑町に住んでみえる先生から、「江森辺りをランニングしていると、見ず知らずの子が『こんにちは!』と挨拶をしてくれて感心をした」というお話をうかがったこともあります。

寒くなってきましたが、心が温まる、そんな雰囲気の輪が広がることを期待したいと思います。
ご家庭でも、もちろん、挨拶の大切さは説いていただいていることと思いますが、今一度、「こういうことがあったんだってね。あなたもしているかしら?」といった、ご指導をいただければ幸いです。

2017.11.5 津波防災の日

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今日、11月5日は、「津波防災の日」であり、「世界津波の日」でもあります。
これは、1854年11月5日に和歌山県で起きた大津波の際、村人が自らの収穫した稲むらに火をつけながら村民に危険を知らせると、いち早く避難させ、多くの命を救ったという逸話「稲むらの火」に由来しています。
 
そんな今日は、福島県のローカル紙である、福島民報のコラム「あぶくま抄」に関連したことが書かれていました。

 その日、南相馬市鹿島区はよく晴れていた。強い風にあおられ、舞い上がった砂ぼこりで辺りはかすんでいた。2011(平成23)年3月中旬。震災の発生から1週間ほどが過ぎていた。
 砂ぼこりの向こうに人影が浮かんだ。跡形もなくなった家の前に母親と幼い子ども2人の姿があった。どれほどの時間が流れただろう。ただ立ち尽くす。母親は胸の前で手を組み、うなだれていた。幼い子どもたちは状況をのみ込めていないのか。不思議そうな顔で母親を見上げている。
 「あれは波ではありません。黒々として、何というか、地球の重さ全体がのし掛かってくるような感じで…」。母親はとつとつと声を絞り出した。針金のようにぐにゃりと曲がった太い鉄骨、かさぶたがはがれたようにめくれ上がった道路のアスファルト。人知を超えた自然の猛威は恐ろしく、憎々しかった。
 きょう、制定から7度目となる「津波防災の日」を迎える。復興の歩みは力強さを増し、県内沿岸部の被害の爪痕も次第に癒えつつある。自然への畏怖心、あらがえない無念さとともに備えの大切さも胸に刻む。犠牲となった人々に思いを寄せ、「精いっぱい生きる」と誓う日でもある。

東日本大震災の後に、釜石市に立てられた石碑には、地元の子どもたちの言葉が刻まれていますが、中には「100回逃げて、100回来なくても 101回目も必ず逃げて!」という、印象に残る言葉があります。自らの命を守るのに「大丈夫だろう」は、ないことを経験した人は語っています。後世に伝え続け、風化させてはいけないことです。

私たちが住む江南市には、大地震が発生したとしても、津波による直接的な被害は大きくないことが予想されています。しかし、この地方にも、いつ大きな地震が発生するか分かりません。この機会に、家族などで、防災について考えてみるのもいいことでしょう。

なお、サイト「稲むらの火」を見ると、1937年から国語の教科書に採用された話をそのまま読むことができます。まだこのお話をご存じでない方は、ぜひ、ご覧になってはいかがでしょうか(※以下をクリック↓)。
稲むらの火

(※上記のコラムは以下をクリック↓)
あせない思い(11月5日)|福島民報(コラムあぶくま抄)

2017.11.4 横田教育文化事業弁論大会

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今日は、江南市民文化会館で、「横田教育文化事業弁論大会」が行われました。
市内の中学校3年生の各校代表2名の計12名と、高等学校2・3年生の各校代表2名の計8名が、「将来の夢」を発表しました。

弁論大会ですから、ただ話すだけではなく、時には身振り手振りを加えたり、抑揚をつけたりしながら、誰もが表情豊かにスピーチをします。
そして、聴衆の印象に残るような、短いセンテンスでテンポよくスピーチしたり、「どんな話が始まるのか…」と、想像力をかき立てるようなスピーチの入り方をしたりし、素晴らしいスピーチばかりでした。

そして、各々に、様々な将来の夢をスピーチしてくれましたが、誰もが、これまでの経験から将来の夢が見つかったり、徐々に固まったりすることがよく分かりました。
中には、苦しかった経験である「ピンチ」を、将来の夢という「チャンス」に変えている生徒もいました。

結果、中学生の部では、北部中学校の生徒が、建築家になる夢を語り、昨年に引き続き、北中生が「最優秀賞」を受賞しました。

どれも素晴らしいスピーチは、審査も難航したようです。コンテストなので、順位付がされましたが、今後、順位に関わらず、それぞれの夢が叶うことを願うばかりです。

また、中学生と高校生のスピーチの間には、民謡の全国大会で優勝した、布袋小学校の6年生児童による民謡と、審査の間に、古知野高校吹奏楽部による演奏も楽しむことができました。
すばらしいスピーチに触れ、音楽の文化に触れ、学びの多い、秋の一日となりました。

高学年であれば、大いに勉強になる機会かと思います。来年以降、保護者の方と共に、参観されてはいかがでしょうか。
ちなみに、市内の中学校、高校に進学するのであれば、必ず各学校で作文を書き、その中から選ばれた2名がスピーチをする流れです。作文をするときの参考にもなりますよ。

2017.11.3 わが家のお手伝い成功&失敗談 その1

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「子とともに ゆう&ゆう11月号」の特集は「わが家のお手伝い成功&失敗談」というもの。

これから年末が近づくにつれて、ネコの手も借りたくなるくらい忙しくなるかもしれません。そんな中、我が子に「お手伝いの習慣」がついていると、随分助かるものです。
しかし、小学生がするお手伝いと言っても「靴の整頓」「ポストから新聞をとってくる」などの簡単なものから、「植物・ペットの世話」「お風呂掃除」まで、幅があるようです。
おそらく、簡単なことから始め、段階的にステップアップしているところもあるでしょう。

では、実際に、お手伝いをする子どもたちは、どんなことを感じているのでしょうか。誌面に掲載されていた「お手伝いをして、よかったなと思ったことや、嫌だった・悲しかったことは何ですか」について、以下に引用・掲載させていただきます。

★してよかったと思ったこと
・ 毎日、花の水やりをして、成長するのを見ていって、花が咲くのがとても楽しみだった。きれいに咲いた時は、とてもうれしかった。(小5)
・ 晩ご飯の手伝いをしていて、今では一人で作れるものも増えた。上手にできるようになってうれしいし、「ありがとう」と言ってもらえると、やってよかったなと思う。(小5)
・ 自分で何でもできるようになるのがうれしい。そのことで、親が喜んでくれたり褒めてくれたりした。(小5)
・ やってみて、家事などの大変さが実感できた。親のありがたさがわかり、よかった。(中2)
・ 自分からすすんでしたことに親が気づいてくれて、「ありがとう」と言ってもらえると、やってよかったと思う。(中2)
・ 親に全部やってもらわずに、自分でしていると実感できるのがとてもよかった。自分のやったことが家族のためになって、少しでも役に立てていることがうれしい。(中2)
▲嫌だった・悲しかったこと
・ やりたかったけど、上手にできなかった。お母さんを困らせてしまい、悲しかった。(小5)
・ お手伝いをしたのにやり方が違うと言われて、初めから全部やり直しさせられた。遊ぶ時間がなくなってしまった。(小5)
・ せっかくやったのに、気づいてもらえなかった時は嫌だった。(小5)
・ 頼まれたからやったのに、やり直されたことがあった。自分ではちゃんとやったつもりだったのに…。(中2)
・ テスト勉強中に手伝えと言ってきた。宿題などで忙しいのに、自分の時間が削られるのが嫌だ。(中2)

特に、「嫌だった・悲しかったこと」は、親として「はっ」とさせられたところはなかったでしょうか。気持ちよくお手伝いをしてもらうには、ポイントがあるようです。
そのポイントは、また、明日以降に…。 

2017.11.2 授業研究

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「教育公務員特例法」という法律の「19条1項」には「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない」という文言があります。
よって、この拠り所から、教師は、常に積極的に校内外で研鑽を積む必要があり、研修会に足を運んだり、校内で授業研究を実施したりし、「研究と修養」、すなわち「研修」にあたります。

今日も、二つの学級で、校内の授業研究が行われました。1年生の国語と、4年生の道徳です。

45分間の授業を参観し、「授業スキル」「児童への支援策」など、様々な視点で授業を見て、議論することもできますが、本校では、特に「教師の出場」や「評価方法」について、焦点を絞って、参観します。

授業は、児童の活動や発言に対して「なぜ」「どうして」とその根拠を引き出すことで、学びが深まり、広がります。時にはゆさぶりをかけて、さらに熟考させます。また、児童の考えを焦点化させるための教師の声かけが必要であれば、そこに迫るシャープな発問や声かけも必要になってきます。
そうした、「教師の出場」は、その授業の学習課題に迫れるかどうかにもかかってくるため、大切なポイントになってきます。

また、求めていた力がどこまでつけることができたか、客観的に児童の力を評価することが大切になってきます。その結果から、授業の流れや様々な手立ての有効性も見えてきますし、その後の指導の方向性も場合によって変わってくることもあります。

10/18に紹介した「教育研究会」の制度といい、今日紹介した「授業研究」といい、日本の教員は、力量向上のために様々な手立てを講じています。だから、地域に大きな差違がなく、一定水準で一律の指導ができるのですね。
本校の授業研究は、1月まで、計画的に進められていきます。
★今までどおり電話での連絡も受け付けています。
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