令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2018.1.8 働き方改革

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日本の学校の先生は、「世界で最も忙しい」という調査結果が出ています。同時に、一部の企業のいわゆる「ブラック化」が叫ばれるようになり、社会全体が「働き方改革」をテーマにするようになりました。

そんなタイミングにも関わらず、学校現場は「新学習指導要領」が2020年から完全実施することになり、次年度からその移行期間ということで、またまた取り組まねばならないことが増えそうです。本当に、学校現場の働き方改革が進むのかどうか、不安になってきます。

…と言っていても、なんとかしなければなりません。心身共に健康な先生方がいて、心身共に健康な児童・生徒が育まれるはずだからです。
そこで、働き方改革につながるヒントを見つけるための二冊の本を読みました。

一冊は、定期購読しているPRESIDENTの最新号(2018.1.29号)のテーマが「24時間の使い方」だったため、いつもよりじっくり読むことに。毎年同じような「タイムマネジメント」をテーマにした号が発行されますが、今回は、読み方に少し力が入ります。

そして、もう一冊は、千葉大学教育学部附属小学校で勤務している松尾英明先生が書かれた「『捨てる』仕事術」です。ちなみに、松尾先生は、メールマガジン配信サービス「まぐまぐ!」で教育部門の大賞を2014〜2016年まで3年連続で獲得している30代の「できる先生」です。私もメルマガの読者ですが、勉強になることが多く書かれています。

読了すると、PRESIDENT内に書かれている会社勤めの1日のサイクルと、学校では少し事情が異なるので、取り入れられない部分はありましたが、先日紹介した本「凡事徹底」とあわせて「共通項」が見えてきました。それは「時間に制限を作る」というもの。

「何を今さら」と言われそうですが、学校は、恥ずかしながら仕事の時間に「何分間で」あるいは「何時まで」といった、「リミッター」や「デッドライン」が甘めな先生が少なくありません。

「あの先生は、あんなに早く帰っているのに、授業も生徒指導もすごい!どうしてだろう」と思う先生がどの学校にもいます。そうした先生は、やはり「リミッター」や「デッドライン」がしっかりしています。
そして、そんな先生は、プライベートの時間が増えるので、多趣味だったり、自己投資していたり…と来ます。すると、児童生徒も「色々な話が聞けて面白い」となります。まさに好循環です。

今後、古北っ子が、そうした元気な先生方に指導してもらえるよう、改善を図っていきたいと思います。
そのためには、家庭の協力も必要となってきます。その当たりは、また今後記載します。

2018.1.7 大人になったらなりたいもの

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第一生命が5日に、子どもたちの「大人になったらなりたいもの」アンケートの結果を発表しました。新聞などにも掲載されていたので、既にご存じの方も多いかと思います。

男の子の1位が「学者・博士」になったというのは、個人的にうれしく思います。理科の授業の充実や、日本人のノーベル賞受賞が相次いだことをその理由として挙げていますが、世界の中で、日本の論文の引用数が減っているとのことで、世界で活躍できる「学者・博士」が増えてくれることを期待したいと思います。

ところが、マッカーサー財団デジタルメディア&ラーニング・コンペティション共同ディレクターのキャシー・N・ダビッドソン氏は、「今の子供たちの65%がまだ存在していない職業につくだろう」と予想しています。

最近の新しい職業と言えば、「ユーチューバー」などがすぐに思いつきますが、そうした、コンピュータを活用したり、管理したりする職業が増えることが考えられます。

特に、AIが発達し、「シンギュラリティ」(技術的特異点:AIの発達により、人間文明に大きな変化を起こすという仮説)に達すると、どうなるか、なかなか予測が困難になってきます。そのタイミングは「2030年〜2045年」と言われています。ちょうど、今の古北っ子が大人になるタイミングです。

現在、日本にある職業は、労働省によると、約28,000あるそうです。
アンケートの「大人になったらなりたいもの」は、イメージしやすい職業に限られています。世の中には、子どもたちが知らない職種がまだまだたくさんあります。そういう意味でも、様々な職業について、知っておく必要があると思います。

学校ではそうした学習をする「キャリア教育」という指導を行っていますが、ぜひ、家庭でも、お父さん・お母さんの仕事をはじめ、「働くこと」や「職業」について話題にしていただければ幸いです。

(※関連サイトはこちら↓)
大人になったらなりたいもの|キャンペーン情報|第一生命保険株式会社

2018.1.6 凡事徹底

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本校の合言葉として定着している「ABCを大切に」という言葉。古北っ子なら誰もが知っている「A:当たり前のことを B:バカにしないで C:ちゃんとやる」の略ですが、最近では、こうした言葉を「凡事徹底」という言葉にするなどし、多くの学校や企業などで用いられています。

そんな中、そのままの「凡事徹底」という言葉がタイトルとなっている本が出版されています。最近、新聞の下の広告欄に度々載っていたため、冬休み中に購入。すると、教師として、親として頷けるところが多く、一気に読めました。

そして、「奥付」(おくづけ:巻末の発行日、著者などが書いてあるページ)を見てみると、初版は「9月」とあるではないですか。リアル書店にもよく足を運んでいるにもかかわらず、なぜ、このタイトルが目に飛び込んでこなかったのか、大いに反省。もっと、早く読みたかった一冊です。

というのも、本は、Jリーガーで、日本代表でもあった巻誠一郎選手など、多くのJリーガーを輩出した、熊本県立大津高校サッカー部の名将平岡和徳先生(現・熊本県宇城市教育長)について語られた本だったからです。

「心・技・体はかけ算。技術があっても心がゼロなら、かけ算するとゼロ」など、平岡先生の多くの理論や、「大津高校サッカー部の目指すところ」というチームの「規則」「細則」などは、多くの教育者なら頷くところだと思います。

こうした指導者にならないといけないなぁ、と自省するところでした。

若い先生方は、読書の時間をなかなかもてないようですが、特に、そんな若い先生方にお勧めしたい一冊です。「ABCを大切に」を指導する古北小の先生なら、特に、ですね(笑)。

2018.1.5 三日坊主

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「一年の計は元旦にあり」ということで、新年の朝、「今年は、こんな自分でありたい」という目標を立てた人も多いのではないでしょうか。
 
そんな中、ニュース番組で、初詣に来た人に取材をし「今年はどんな目標を?」と尋ね、答えてもらうというコーナーがありました。様々な回答がありましたが、ほとんどの人が、それぞれに抱いているものがあることがよく伝わってきました。

全国各紙の新聞のコラムでも、年始のタイミングということもあり、「夢」「目標」などにまつわる文章がいくつか見られました。中でも、福島県のローカル紙である福島民友新聞の1月4日付発行に掲載されていたコラム「編集日記」に以下のような記述があったので、引用・掲載させていただきます。

 英会話、ジョギング、ダイエット…。新年に入り、今年1年の誓いを立てた人も多いはず。しかし「三日坊主」ということわざもあるように、目標を達成するのはなかなか難しい ▼三日坊主に陥りやすい人には共通点があるという。脳科学者の茂木健一郎さんは共通点として、ゴール設定、いまやるべきことの明確化、報酬の用意―の三つがなされていないことを挙げている(「やり抜く脳の鍛え方」学研プラス) ▼それでは目標をなし遂げるためにはどうすればいいか。例えばダイエットでは、減量後の体重を定めた上で、その行程を細分化し、運動の目標を決めると良いのだという。成功体験を積み重ねることで脳が日々の行動を習慣化するそうだ ▼その上で、ただ前に進めるだけでなく、多様性を探ることが「やり抜く脳の筋力」を活性化させると茂木さん。思考力や行動力、それを支える幅広い経験と知識を身に付ければ三日坊主を卒業できるという ▼きょうは官公庁や多くの企業で仕事始めとなり、いよいよ新しい年が本格的に稼働する。プライベートも仕事もしっかりと目標を定めて、ゴールまでの道筋と段取りをはっきりさせて実行に移し、花も実もある1年にしていきたい。

個人的には、脳科学者の茂木さんが言う設定すると良い3つの内の一つである「報酬」があると、がんばれそうな気がします(笑)。

前述のニュース番組内では、コメンテーターが、「具体的な目標を設定することが大切」という旨のコメントをしていました。例えば、「ダイエット」であるなら、「夜遅い時間は炭水化物をとらない」といった、具体的な目標を設けることで、達成しやすくなるのだそうです。茂木さんの理論と通じるところがあるようです。

しかし、やはり達成するには「やり抜く脳の筋力」を活性化させることが大切だということで、私も三日坊主に陥らないよう、「幅広い経験と知識」が身につけられるようにしながら、今年も頑張りたいと思いました。

ちなみに、本HP内のカテゴリ「心に留めておきたい言葉」は、この冬休み、「目標達成のため」に関する言葉が並んでいます。皆様には、そんな言葉も支えになれば、とも思います。

(参考サイトはこちら↓)
【1月4日付編集日記】三日坊主:編集日記:福島民有新聞社 みんゆうNet

2018.1.4 昆虫すごいぜ!

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俳優であり、歌舞伎役者であり香川照之さんが「カマキリ先生」となって、毎回、熱く昆虫について語る、これまでNHKEテレで放送されてきた「香川照之の昆虫すごいぜ!」。

2016年10月に初めて放送されると、以後、単発でこれまで4回放送されていまが、毎回、その豊富な知識に驚きながら、香川さんの語りや行動などに、つい笑いながら楽しく見ることができる楽しい番組です。
ちょうど、この正月に、「特別編 カマキリ先生☆マレーシアへ行く」が放送。またまた楽しく見ることができました。「#昆虫すごいぜ」でtwitterでも多くつぶやかれるなど、ネット上でもザワザワしたようです。

ちょうど小学3・4年生の理科では「昆虫」について学習します。そんな4年以下の小学生には、ぜひ、見てほしい番組です。新しい発見から、昆虫熱が高まってくる子がいるような気がします。

ちなみにNHKでは、何度か再放送されていますが、現在、サイト「NHK for School」内にある「昆虫すごいぜ!」で、過去4回分の放送を、丸々動画で見ることができます(各30分 一部放送と異なる部分も有)。見たことがない古北っ子やそのお父さん、お母さんで、興味がある方はご覧になるといいと思います。
なお、そのサイト内にある「ものすごい図鑑」という360度縦横無尽に昆虫を見ることができるページもすごいです。

個人的に、次回がとても楽しみな番組ですが、どうしても、日本では温かい季節でないと昆虫も多くありません。今回の「マレーシアへ行く」は、そんな昆虫の少なくなる冬の時期に入るタイミングで、南国に行ってのロケとなっています。次回の放送は、来年の夏から秋にかけて、となるでしょうか。それまで楽しみに待ちたいと思います。

ちなみに、香川さんが、この度、「十二支」ならず「十二虫」を考案しているのですが(番組では放送されず、サイト内の動画で視聴する構成)、それによると、「戌年」ならず「セミ年」なのだそうですよ。理由を知りたい人は、サイトをご覧ください^^

(関係サイトはこちら↓)
香川照之の昆虫すごいぜ!
ものすごい図鑑

(※画像は、「香川照之の昆虫すごいぜ!」トップページを引用しています)

2018.1.3 正月に関するものの数え方

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お正月も3日目。初詣をし、親戚への挨拶を終え、サッカー天皇杯、箱根駅伝などが終わり、「お正月がもう終わろうとしている…」と感じているのは、私だけでしょうか。時間が経つのは本当に早いものです。

さて、今日は、そんなお正月に関する四方山話を一つ。
「正月に関するものの数え方」について、知らないことが多かったので、調べてみました。みなさんは、どれほどご存じでしょうか…。
(※答は一例です。他にも数え方がある場合があり、これが全てではありません)

 ・しめ縄
 ・門松
 ・お守り
 ・着物
 ・お年玉
 ・神様
 ・神社
 ・鏡餅
 ・切り分けた餅
 ・焼き餅
 ・丸餅
 ・一回分でついた「餅つき」の餅

お正月のものは、特別なものであることが多く、私たちにとっては「複数」である必要がないものも多いため、初めて知るものもあり、「へぇ」と思いました。
また、餅は、形状によって、様々な数え方があります。「そうそう」と、改めてそう思いました。

さて、みなさん、どれだけご存じでしたか?

(※参考サイトはこちら↓)
数え方単位辞典
もののかぞえかた
みんなの知識ちょっと便利帳 ものの数え方・助数詞
こたえは、ここをクリックしてね

2018.1.2 AIの力

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英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授は、「人間が行う仕事の約半分が機械に奪われる」と衝撃的な予測をしているのは、ご存じの方も多いと思います。

そんな中、昨日は、新聞5紙を購入し、自宅に届く中日新聞とあわせて6紙を読み比べました(写真上)。すると、別紙で「AI」にまつわる特集を組んでいる新聞社が3紙あり(写真下:日経、毎日、読売)、時代のポイントを抑えている3紙を興味深く読みました。

古北っ子の約10年後、2030頃には、随分とAI化が進み、今後、「約半分が機会に奪われる」というオズボーン准教授の研究がどこまで当たるかどうかは分かりませんが、記事を読んでいると、確かに、無くなる可能性が高い職業が多いことを実感しました。

12月28日は、「三井住友海上の営業職が、事務の9割をAIが代替する」という衝撃的なニュースがありました。「全社ベースで見た業務量を2割減らす」とのことです。

こんなニュースを見ると、古北っ子の将来はどうなるか少し心配になってきます。果たして、きちんと職に就けるかと。
読売新聞は「2030年、ホワイトカラーの仕事の半分程度がAIに置き換わる可能性が高い」と記載した上で、気をつけたいこととして「中学校では計算や暗記中心の学習で、いずれもAIが強い能力となる。読解力や、常識・倫理観に基づいた判断といった、AIが不得手な分野を伸ばす教育も大切になる」と記載しています。

「予測困難な世の中」と言われる世界に入ろうとしています。単純な知識から判断して乗り切るのでなく、情報を総合的・複合的に判断したり、創造的な仕事をしたりすることが必要になってくるようです。
そのためには、様々な経験をしたり、多くの考えに触れたりすることが必要な世の中になりそうです。

古北っ子には、今後、ぜひ、受動的な行動ではなく、能動的に、積極的に自分が関わっていく行動をしてほしいと思います。「コンピュータにはできない仕事」ができるような力を身につけて欲しいと思います。2030年は、次の「戌年」です。すぐやってきそうですね…。

2018.1.1 あけましておめでとうございます

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改めまして、あけましておめでとうございます。
昨年は、保護者・地域の皆様に、格別のご支援・ご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。 

本年も、昨年に引き続き、職員一同、「児童が通いたい学校、保護者が通わせたい学校、地域が支えたい学校、職員が勤めたい学校」をめざし、学校づくりに努めていく所存です。
保護者・地域の皆様におかれましては、本年も、昨年同様、本校の教育活動に変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

さて、12月30日(土)に、19:00からNHKBS1で放送された「激白!田中将大2017戦いの真実」を見ました。
2017年シーズンと言えば、メジャーリーグ4年目の田中選手にとって、厳しくもあり、しかし存在感を発揮したシーズンでもあったと思います(13勝12敗 防御率4.74)。

ご存じの方もみえると思いますが、ヤンキースタジアムでは、田中選手の登場曲に、「ももいろクローバーZ」の曲「何時だって挑戦者」が流れます。
シーズンを振り返り、番組内の田中選手の言葉を聞いていると、まさに、この曲の歌詞そのもののように思いました。

「気持ち真っすぐに 何時だって挑戦者」
「もしも今が逆行でも逆風でも 頭だけじゃない 身体で読み取るんだ」
「最強の挑戦は マイナスやゼロから始められる」
「光が射すような 挑戦というボールを 投げ続ける」

調子が出なかった4月から、シーズン途中に軌道修正をし、ワールドシリーズあと一歩までチームを牽引した田中選手の対応力や、最後まで自分を信じて高みを目指す姿にただただ感心しながら、番組を観ていました。

番組を見終わると、田中選手のがんばっていた姿や、この「ももくろ」の歌詞から、「新年もがんばらねば」という気持ちになっていた自分がいました。

古北っ子のみなさんは、何か今年の目標を決めたでしょうか。
「漢字をたくさん覚えよう」「そろばん○級とろう」「毎日犬の散歩しよう」…など、身近なことでいいので、目標を達成することで、その後の自信につながり、さらに成長できると思います。

今年も、古北っ子にとって、それぞれの目標が達成でき、充実した一年になることを願っています。さあ、新年がスタートです^^

(※「何時だって挑戦者」の歌詞、番組関連サイトはこちら↓)
何時だって挑戦者-ももいろクローバーZ-歌詞&動画視聴:歌ネット動画プラス
激白!田中将大2017戦いの真実(1月5日(金)22:00よりNHKBS1にて再放送)

2017.12.31 よいお年をお迎えください

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2017年も、残り数時間となりました。
皆様にとって、今年は、どんな一年だったでしょうか。
 
今年の古知野北小学校は、命を大切にする保健教育の実践を積み重ねたり、次年度からスタートする「コミュニティ・スクール」に向けての準備に取り組んだり、タブレットPCの導入に伴い、それらの機器の活用を促進したりしてきました。
また、日々の授業実践はもちろん、安全・安心して通えるような指導や、様々な場面において「ABCを大切に」するなどの人間力を高める指導にも継続して取り組んできました。

おかげをもちまして、479人の古北っ子が、命に関わるような事故や病気に遭うことなく、無事に新年を迎えられそうであり、とてもうれしく思います。

また、今年も、多くの皆様に、こうして本校ホームページをご覧いただき、ありがとうございました。今日の更新をもって、2017年も「365日」の記事作成を達成することができました。

保護者・地域の皆様におかれましては、本年も大変お世話になりました。
新年も変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。

それでは、皆様、よいお年をお迎えください。

2017.12.30 駅伝ガールズ

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駅伝シーズン真っ直中です。先週の高校駅伝や、今日の富士山女子駅伝もしっかり見てしまいました。年が明ければ、実業団駅伝、箱根駅伝、都道府県対抗駅伝…、とまだまだ気になるレースがたくさん続きます。
「1+1+1+1+1=5」にならず、「6」になったり「7」になったりするところは、絆を大切にする日本人向きな競技ですね。

そんな中、最近、角川つばさ文庫から「駅伝ガールズ」という本が出版されました。
「角川つばさ文庫」と言えば、小学生から読めるライトノベルです。本屋でおじさんが手にするには勇気がいる装丁ですが、広島県立世羅高校女子陸上部が2015年に全国高校駅伝大会で優勝したときの実話とあっては、読まずにはいられません。そこで、ネットでポチッとしたところです。

物語は、優勝に至るまでのメンバー一人一人や部内のドラマがつづられていますが、なかなか読み応えがあります。実話はならではのリアリティがあります。

また、世羅高校陸上部監督の岩本先生の言葉は、ぜひ、子どもたちに聞かせたいものがいくつもありました。
「すべてのベースは日常生活にある」
「速い選手ではなく強い選手になれ」
「タイムが速くても、サボったり楽をしたりする子はのびません。強い子はしんどい練習から逃げんのです。言われたことだけやっている子も強くはなれん。人に言われてやっているうちは本物じゃないけぇね」
…などなど、教育者として大人として共感できる言葉がいくつもありました。

あっという間に読了しました。ぜひ、小中学生の子どもたちには読んでほしい一冊ですが、先生や保護者が読んでも全く大丈夫な一冊です。現在、Amazonでは、「角川つばさ文庫」内ランキングで、最も売れているようです。おすすめです^^

(※関連サイトはこちら↓)
角川つばさ文庫/駅伝ガールズ

2017.12.29 ボードゲームで鍛えられる力

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2018年で、日本発売50周年を迎えるという「人生ゲーム」。個人的には「おぉー、そうだったのか!」と驚きを隠せないところですが、古北っ子のお父さん・お母さんの世代では、幼少期をテレビゲームが普及する前か後で過ごしたかで、反応も異なるかもしれませんね。

特に、この年末年始の時季は、家族や親戚が集まると、みんなでこたつに入ってボードゲームかトランプで遊ぶ…というのは、昭和のワンシーンだったように思います。

昔は、こうしたアナログな「ボードゲーム」(将棋、オセロ、トランプなども含む)が室内遊びの定番でした。
そんな中、プレジデントFamily2018冬号」には、「頭がよくなるボードゲーム18」として、特集が組まれています。

というのも、プレジデント社が取材する頭がいい子どもたちの家庭では、デジタルゲーム全盛の時代にあって、アナログなボードゲームにハマっていたということをよく聞くのだそうです。

記事中には、ボードゲームで鍛えられる、「3つの力」が紹介されていたので、ここに引用させていただきます。

論理力が育まれる
 論理力とは、筋道を立てて考えること。ルール通りにプレイしたり、状況を整理し分析したり、目指すべきゴールから逆算したり、楽しみながらいつの間にか「論理」脳が育ちます。

協働力が育まれる
 ボードゲームの良さは、みんなでワイワイ遊べるところ。対戦するだけでなくアドバイスし合ったり、強い人に負けないためにプレイヤー同士が手を組むなど協力する場面も少なくありません。

EQが育まれる
 EQは心の知能指数。ボードゲームを楽しく遊ぶには、自分の感情をコントロールする力が求められます。大戦中はポーカーフェースしたり、積極的に嘘をついたり。心理戦も醍醐味です。

家族や人とふれあう機会が多い年末年始。現在は、テレビゲームも大勢で遊べるようになりましたが、あえての「アナログ」なボードゲームもいかがでしょうか。

(※関連サイトはこちら↓)
最新号|雑誌『プレジデントファミリー』の公式サイト(プレジデント社)

2017.12.28 視力検査の星

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タブレットやスマホが普及し、一昔前の「テレビの見過ぎ」で増えると言われた「視力低下」が、さらに増える時代となりました。

そんな中、12月25日(月)付の「宮崎日日新聞」のコラム「くろしお」に興味深い内容が書かれていたので、ここに引用・掲載させていただきます。

 大昔のアラビアなどでは夜空の星が兵士の視力検査に用いられたという。良いか悪いかの目安になったのは北斗七星のひとつミザールにくっついたように見えるアルコルだ。
 「微(かす)かなもの」を意味するアラビア語に星の名が由来するという(異説あり)。小学生のときから眼鏡のお世話になっている筆者の裸眼ではアルコルはおろか明るいミザールでさえそれと指し示すことは難しい。古代の視力検査では不合格になること確実である。
 現代日本の子どもたちの視力が低下している。裸眼「1・0未満」の小、中学生の割合が過去最悪となったことが文部科学省の2017年度学校保健統計調査(速報値)で分かった。小学校は3年連続、中学校では4年連続で低下した。
 中年以上なら子どもの頃、テレビは離れて見なさいと口酸っぱく注意された経験があるだろう。昔テレビ、今スマホが視力悪化の原因と疑われている。文科省は結果を受け、「スマートフォン等の普及で画面を近くで見る機会が増えた影響も考えられる」と警告する。
 大昔では兵士になれず、たぶん船乗りも近視では採用されなかっただろう。そんなに昔ではなくても月へ行ったアポロ計画の宇宙飛行士に近視の人はひとりもいなかったはずだが、このほど宇宙へ飛び立った金井宣茂さんは眼鏡の人だ。
 眼鏡をかけていても宇宙に滞在できる時代になったことを実感する。近視は昔ほど職業選択の障壁にならなくなった。さりとてお金もかかり、うっとうしい眼鏡の類である。原因を突きとめ対策を立て、守ってやりたい子どもたちの目だ。

コラムの結びには、眼鏡をかけて宇宙に飛び立った金井さんを例にし、「近視は昔ほど職業選択の障壁にならなくなった」とありますが、かけっぱないではない私でも、眼鏡が必要な場面がある以上、やはり不便さを感じることがあります。

また、コストもかかります。格安でない一般的な眼鏡であれば、20年で20万円前後かかると言われ、コンタクトレンズであれば、20年で50万円前後かかると言われます。5人家族の我が家は、5人とも眼鏡を持っているという現状。これはトホホ…です。

そんなことを考えると、やはり眼鏡をかけないで済むのであれば、そうであった方がいいように思います。

おそらく、冬休みに入り、テレビ、ゲーム、PC、スマホ…とディスプレイに触れる時間が増えているのではないでしょうか。
目と被写体の距離が近すぎると、ピント調整をするために、どうしても余分な負荷が目にかかってしまい、視力が低下されると言われています。
古北っ子は大丈夫でしょうか…。

この冬休み、視力低下にならないような生活を心がけてくださいね。

(引用元のサイトはこちら↓)
視力検査の星-Miyanichi e-press

2017.12.27 あー冬休み 2017ver.

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恒例になっている、本ホームページでの、全国の長期休業中の期間を比較する「あー冬休み」の2017年バージョンを、今回も紹介したいと思います。

今年度の、主な地域の冬休みの期間について、確認してみましょう。
主な自治体を比べてみると…。
(※右端のカッコ内の日数は、2017年夏休みの日数)

北海道(札幌市)12月23日(土)〜1月17日(水) 26日間(26日間)
秋田県(秋田市)12月26日(火)〜1月14日(日) 20日間(34日間)
宮城県(仙台市)12月23日(土)〜1月 8日(月) 17日間(35日間)
新潟県(新潟市)12月23日(土)〜1月10日(水) 19日間(38日間)
山梨県(甲府市)12月27日(水)〜1月 8日(月) 13日間(39日間)
岐阜県(岐阜市)12月27日(水)〜1月 8日(月) 13日間(42日間)
愛知県(江南市)12月23日(土)〜1月 8日(月) 17日間(42日間)
三重県(伊勢市)12月23日(土)〜1月 8日(月) 17日間(42日間)
沖縄県(那覇市)12月26日(火)〜1月 4日(木) 10日間(38日間)
※県内・自治体内でも異なるところがあります

予想通り、さすが、北海道は全国で最も長いですね。そして、沖縄県は全国で最も短いという…。しかし、東北地方で、差があるのは興味深いところですね。雪が降りやすい日本海側とそうでない太平洋側で異なるのでしょう。新潟県も少し休みが長いのは、日本海側であるということを考えると、説明がつきますものね。

そして、お隣の、岐阜は、愛知より短い13日間でした。ようやく、今日から冬休みです。うーむ、近くの自治体にもかかわらず、短いのですね。

ところで、冬休みの日数と夏休みの日数を足してみると、北海道52日、愛知59日、沖縄48日と、その差が見えてきます。春休みは、全国的に大きな差がないことを考慮すると、意外にも、沖縄県が最も少なく、愛知県は最も多いのでした。

まとまった、休みの期間は、様々なことにチャレンジできる期間でもあります。古北っ子の皆さんには、有効に冬休みを過ごしてもらい、成長した姿で、3学期を迎えられるといいですね。それでは、よい冬休みを!

ABCを大切に

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金管クラブの冬休み特別練習に集まった古北っ子たち。

音楽室を訪れると、外靴は、ご覧のように、音楽室前にきちんと並べられていました。

この心がけなら、演奏もきっと上手になりそうです。いいね^^

2017.12.26 江南市教師力向上セミナーを受講して

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今日は、夏、冬、春と、長期休業中の期間に行われている「江南市教師力向上セミナー」が開催され、私も参加しました。
今回は、午前に「英語指導」が、午後に「プログラミング教育」が行われ、本校の先生方も数名が参加しました。

午前中の英語指導は、英語の絵本の読み方や、歌の歌い方の指導法について、また、3・4年生から時間数が増える英語活動に対応するための、アルファベットや簡単な英単語の学習方法、クラスルームイングリッシュなどについて学びました。
まだまだ英語の指導が得意ではない先生方がいる中、そんな先生方でも楽しく学びやすい研修でした。
声に出したり体を動かしたりし、様々な歌やゲームを体感して学ぶ研修は、まさに参加した者だけが得られる楽しさと学びです。

また、午後からのプログラミング教育は、「なぜプログラミング教育が必要なのか」という導入から、実際に、「ビジュアルプログラム」(直感的にフローチャートなどをドラッグしながら作っていくプログラミング)の「Scratch」を使った「制御」のプログラムを作成しました。
「コーディング」(アルファベットでできた「コード」を入力するプログラミング)ではないため、タブレット上でタッチペンを使いながら、簡単にプログラミングができます。
すると、横断歩道の信号機が完成。「開始」の指令をすると、「青が数秒点灯した後、数回点滅し、赤に変わる」というプログラムが完成しました。その後は、時間の許す限り、音を付けたり、押しボタン信号にしたりと、時間を忘れて集中するほどの面白さを味わいながら誰もが取り組んでいました。
こちらも、参加した者だけが得られる楽しさと学びです。

今日は、以上の研修を体感することで、2020年から完全実施の新学習指導要領で学ぶ内容が、現在と比べて、どんなことを大切にしなければならないかが分かるものでした。
いい学びとなりました。やはり、「百聞は一“験”にしかず」です。体験することの大切さをここでも、感じました。

古北っ子のみなさん、みんなが力をつけられるよう、先生たちは、こうして勉強していますよ^^

(※写真には、古北小の先生が5人写っています。どれで誰だか分かるかな?)

2017.12.25 プログラミング教育

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23日(土)の午後に、名駅のオフィスビルの一室で行われた、「愛知・技術教育を語る会」に、本校の教頭先生と共に参加しました。
これは、技術科教育やプログラミング教育などに関する議題の実践発表を聴いたり、ディスカッションしたりする自主研修会で、教師、企業、大学の関係者が30人以上集まって開催されたものです。
 
中でも、今回は、プログラミング教育に関する提案が、一宮市の先生と、春日井市の先生からあわせて二つあり、興味深く拝聴しました。

「プログラミング教育」と言えば、2020年から完全実施となる小学校の新学習指導要領にも加えられたものです。これまで扱ったことがない、初めての内容となるため、現段階では、多くの教師が戸惑いながら、模索しているのが現状です。

一宮市の先生の発表では、小学校での実践を紹介していただきました。主な内容は、一宮市の各小中学校が導入している、ソフトバンク社の人型ロボット「Pepper」を使った実践です。
なかなか高価なものであるため、簡単に真似できる実践ではありません。しかし、「見てください、この表情」と言われて紹介された写真は、児童が、目を大きく開いてキラキラと輝かせ、本当に生き生きとした表情でした。そんな表情にさせる魅力が、「Pepper」にはあるようです。
実際に、ソフトバンク社のPepperに関するサイトを開き、家庭や企業で活用している動画を見ると、確かに、様々な可能性を秘めているように思いました。親しみやすい人型ロボットでもあり、うらやましく思いながら拝聴していました。

また、春日井市の先生の発表では、中学校での実践を紹介していただきました。小学校から、高校への橋渡しとなる中学校で、どのような実践がよいのかということを試行錯誤しながら実践しているのがよく分かりました。特に、小学校より一歩進んだ内容であり、「STEM」(ステム:「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Mathematics(数学)」の頭文字)を意識した内容になっています。ご自身は「得意分野ではない」と言われていましたが、それでも「子どもたちのために」と研究を重ねているところは、敬服するところでした。

本校にも、タブレットPCが導入され、「コード入力」(アルファベットをカタカタと入力する命令法)ではなく、「ビジュアルプログラミング」(フローチャートなどをドラッグしながら作っていく命令法)が簡単にできる「Scratch」というソフトが入っています。明日(26日)、そのソフトを使った研修会に本校から2名、参加する予定です。

今後、どのようなものを本校のプログラミング教育とするか、北部中、草井小と連携を図りながら、検討を進めていきたいと思います。

(※関連サイトはこちら↓)
ロボット|ソフトバンク
スクラッチをはじめよう|ワイワイプログラミング|NHK for School

2017.12.24 中部報道展

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昨日は、名駅近くで、プログラミング教育などの研究発表会があったので、その研究会に参加したのですが、その前に、名鉄百貨店で20日(水)〜25日(月)の期間に開催している「中部報道展」を見に行きました。

これは、2017年の出来事を、新聞報道写真約150点と、テレビニュースのダイジェスト約50本にまとめた展示会です

写真は、全国20の新聞社や報道機関からの選りすぐりのものが並びます。
決定的な瞬間を切り取った数々の写真を見ながら、「こんなことがあったなぁ」と、この一年を振り返るとともに、プロの撮影テクニックの素晴らしさに感嘆していました。

この地方の写真がメインですが、さらにそれらの写真の中には、曼陀羅寺の「藤まつり」のきれいな藤の花の写真や、犬山中学校の伝統行事である、木曽川での机・椅子洗いの写真など、より身近な写真がありました。近隣のニュースにちょっとうれしく思いました。

また、「スポーツ」のコーナーには、ドラゴンズの新人王を獲った京田選手、2000本安打を達成した荒木選手の写真など、ドラゴンズの写真計5枚の他に、今年の話題の各競技の選手の写真が約30枚並んでいました。

期間が短いため、見られるのは、明日(25日)までとなっています。会場内の写真撮影はNGなので、ここで雰囲気を紹介できないのが残念ですが、クリスマスということで、もし、名駅に行かれる用事があれば、無料で見ることができるので、立ち寄られてはいかがでしょうか。

ちなみに、栄の松坂屋では、「朝日新聞報道写真展2017」が、29日(金)まで開催されており、こちらは写真OKです。都合がつけば、行きたいと思っています。こちらも入場は無料です。

こういう企画を見ると、年末感が増してきますね。
今年もあと1週間に。時間の流れを年々速く感じるようになりました(笑)。

(※関連サイトはこちら↓)
写真とテレビで見る2017年中部報道展
朝日新聞報道写真展2017開催中(松坂屋ブログ)

2017.12.23 誓い

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中日新聞夕刊に掲載されているコラム「紙つぶて」は、月曜日から土曜日まで6人の執筆者がいますが、木曜日の執筆者は岸田ひろ実さん。岸田さんは、大変な人生を歩まれてきた人ですが、そんな木村さんだからこそ、12月21日(木)付のコラムには、とても説得力のある文章が掲載されていたので、ここに引用・掲載させていただきます。

 亡き夫が教えてくれたこと、それは、時間は有限だということです。
 私は夫に「ありがとう」や「ごめんね」をよく伝えていた方だと思っていました。しかし夫を亡くして、本当にちゃんと伝えられていたのだろうかと振り返ることがしばしばあります。意地を張ったり、適当に流したり、素直な気持ちというのは意外と伝えられなかったように思います。
 後悔へと変わっても、夫はもういません。今から伝えることはできないのです。夫が病に倒れる直前、「パパなんか大嫌い、死んじゃえ」と本心とは違う言葉を投げつけてしまった娘は、今でも自分を責め続けています。
 人生にはどうしようもない後悔がつきもの。しかし、大切な人に大切な気持ちを伝えなかったという後悔は、自分の中でいくらでも減らすことができます。「ありがとう」の感謝の気持ち。「ごめんなさい」というおわびの気持ち。さりげないこの二つの言葉だけは、先延ばしにしたり、照れて隠したりすることなく、思い立ったその場ですぐに伝えようと私は誓いました。
 「いってらっしゃい」と見送った背中にもう会えないこともあるのです。あんな後悔は二度としたくありません。夫の教えを忘れずに、私は誓いを実行し、子どもたちに伝えていきたいと思います。

いつ大きな事故がおこるかわからないような特殊な仕事をされているお父さんなどをもつ家族は、たとえ家庭内でケンカをすることがあっても、必ず、翌日には仲直りをし、笑顔で「いってらっしゃい」と言う、ということを聞いたことがあります。
まさに、「『いってらっしゃい』と見送った背中にもう会えない」ことがあっては、ケンカしたままで死別しなければならないからです。

そんなことを考えると、「ありがとう」「ごめんなさい」は、どれだけ言っても言い過ぎることがないような言葉のように思います。
文中にあるように、「思い立ったその場ですぐに伝える」。心がけたい習慣だと思いました。
 
古北っ子のみなさんも、素直に「ありがとう」「ごめんなさい」が言える人であってほしいと思います。

(※岸田さんのプロフィールはこちら↓)
岸田ひろ実 プロフィール(株式会社ミライロ ホームページ内)

2017.12.22 2学期終業式式辞

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今日の2学期終業式式辞では、以下のような話をしました。

早いもので、2学期最終日となりました。1年の中でも、特に行事が多い2学期ですが、何があったか覚えていますか…。
9月には運動会、10月には6年生の陸上運動記録会、そして全学年が秋の遠足に出かけました。11月にはかがやき学芸会が、そして12月は、3学期の「大なわ大会」に向けての練習が始まりました。その他にも、ここには挙げていませんが、それぞれの学年で様々な行事や、活動がありましたね。

では、2学期の合言葉は何だったでしょうか。そうですね。「全力児童」「高めよう・高め合おう」でした。
校長先生がうれしかったのは、さっき振り返った行事に、誰もが全力で取り組み、そして、自分を高め、友だちと一緒に高め合いながら、よりよいものにしていったということです。
そんなみなさんの取組は、地域や保護者の方から、「がんばってますね」「すばらしかったです」というお褒めの言葉もたくさんいただきました。さすが古北っ子です。

さて、さっきの振り返りの中には入っていませんでしたが、11月29日に学校保健委員会という会がありました。3・4年生のみなさんが参加し、いのちについて考えるお話を聴いたり、聴診器で心臓の音を聞いたりしました。

その会で、105歳までお医者さんとして活躍された日野原重明さんのメッセージが紹介されました。日野原さんは「時間」について、こんなことを言ってみえました。「自分のためだけでなく、人のためにも使ってみて」と。

明日から、いよいよ冬休みです。日野原さんが言われた「人のために時間を使う」ということをどんな場面でするといいでしょうか…。
年末に何をしますか…。そうですね、大掃除。大掃除のように、進んでお手伝いをしてください。

中には、「えー、掃除か…」「大変だなぁ」と思う人もいるかもしれません。しかし、お手伝いをすると、「こんな力がつく」「こんな心がもてるようになる」というように、いいことがたくさんあるようです。
どんな力がついたり、心がもてるようになったりすると思いますか?隣同士で話をしてみましょう。

6年○組の○○さん、どうですか?(「人を思いやる心だと思います」の回答)すばらしいですね、拍手!
5年○組の○○さん、どうですか?(「人のために行動する力だと思います」の回答)いいですね、拍手!

では、お手伝いをすると、どんな力がつくのでしょうか。確認してみましょう。
まず、「やるぞ!」という「集中力」がつきます。そして、積極的に行動できる「行動力」がつきます。「こうして、ああして、この順でしよう」という「段取力」がつきます。我慢する「忍耐力」がつきます。そして、これまでいろいろなことをしてもらったことに気づき「感謝の心」がもてるようになります。
このように、たくさんの力がつくと、さらに、人にやさしくなったり、勉強ができるようになったりするようで、いいことがたくさんありそうです。

ぜひ、この冬休み中は、「お手伝いをする」、そして「家族の時間を大切にする」、さらに、お正月になったら「新年の目標を立てる」ことをしてほしいと思います。

そして、充実した17日を過ごしてください。1月9日に、また元気よく登校してくださいね。

以上で、2学期の式辞とします。

2017.12.21 手書きで伸ばす6つの能力

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タイピングルームを整備し、コンピュータルームとあわせて、タイピングの力を伸ばす計画でいる本校ですが、その反対の「手書き」に関する興味深い記述をみつけました。

業界紙である「教育新聞」の12月14日付号のコラム「円卓」に、東京書芸協会事務局長川原名海氏が、見出しのようなタイトルで寄稿をされていたので、ここにその一部を引用・掲載させていただきます。

(前略)
 「手で文字を書くことの教育的意義」とは何だろうか。
 私は6つの能力を伸ばすことだと考えている。①言語能力 ②空間支配力 ③リズム感 ④指の巧緻性 ⑤美的感覚 ⑥忍耐力と集中力。
 文字を書く上で、「①言語能力」は必須。課題の文字は声に出して読ませてみよう。「②空間支配力」は、文字の典雅を構成し、紙からはみ出ぬようバランスよく収める練習である。文字は形だけで捉えられがちだが、滑らかな運筆とためには「③リズム感」の発達が肝要だ。柔らかい毛筆や、尖った鉛筆の細かな扱いは「④指の巧緻性」を鍛え、線や空間のバランスの説明で「⑤美的感覚」を磨き込む。
 これら一連の能力を同時に高めることは至難の業だ。何かが高まると、他が後退することもある。形は美しいが紙からはみ出たり、正しく書けているが線がよれたり。教わる側も「⑥忍耐と集中力」を必要とする。それだけに、時間はかかっても少しでも上達したときの喜びは、双方とも大きい。
 (中略)「手で文字を書くこと」は、使っていない領域がないほど脳をフル稼働させる行動なのだ。まさに、「手は脳の出先機関」。(後略)

なるほど、です。手書きが得意でない私は、猛省するところです。

筆者は「AI時代に入るからこそ、人間はどんどん手書きをしたほうがいい」と後段に記しています。なぜなら「普段から脳を使っている子供ならソースコードの理解も容易であろう」と。

人としての能力を高める可能性を秘める「手書き」。本校では、タイピング力を伸ばそうと計画していますが、もちろん、「書くこと」も日頃の教育活動で大切にしていきたいと考えています。そして、「6つの能力」を伸ばしていきたいと思います。
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