最新更新日:2024/05/11
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 令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2017.12.7 発表者と聴き手

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2枚の写真は、児童が自分の考えを発表している場面です。
左の写真は、教室後方に立って発表をしていますが、この児童の座席は、赤い四角で囲んだ位置です。その位置から、後方へ移動をし、発表をしています。
こうすることで、発表者は、一部の聴き手に背中を向けることなく、全体を見ながら発表できます。

右の写真は、教室の横から、中心の方を向いて発表している場面です。後方の座席でなければ、このように、最も近い「外側」から、全体を見ながら発表をしています。
写真にはありませんが、前の席であれば、最前列より前に出て、後ろを向いて全体を見ながら発表をしています。

このような、発表する側と多くの聴く側の関係がきちんと成立すると、「発表者と教師のみ」の「1×1」の関係でなくなり、全員が意見にきちんと耳を傾け、全員が授業に参加しやすくなります。

また、発表者は、聴き手が自分の方を向いて聴いてくれているということが分かるため、表情をつかみながら発表ができます。時には「聴いてくれている」ということが、安心感にもつながるでしょう。
そして、聴き手が発表者の方を向くことで、集中して聴けることはもちろん、教師も「聴いているかどうか」ということを把握しやすくなります(もちろん、音声のみで聴いている児童もいますし、顔を向けていても聴いていない児童もまれにいますが…)。

よくある、「挙手 → 指名 → その場で起立 → 教師の方を向いて発表 → 着席」では、「全員」が関わらない場面も生じかねません。

全員が授業に集中して参加するためにも、こうした発表時の「型」は、大切な手立てです。

2017.12.6 鍛える

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運動場では、気温が10℃に満たない中、1年生が元気に、トラックを使った3分間走をしています。寒くなってきたので、こうした運動がしやすくなります。
しかし、中には、これだけの時間を走ることが苦手で、逃げ出したくなる子もいるでしょう。そう思いながら見ていると、多くの児童が、最後まで粘り強く走り切り、頑張ることができています。もう、何回目かの3分間走になるため、子どもたちも徐々に慣れてきたのでしょう。なかなか鍛えられています。
 
本ホームページでも度々登場する、植草学園大学名誉教授・野口芳宏先生は、「鍛える」という言葉をよく使われます。著者のタイトルも「話術を鍛える」「作文で鍛える」「学級づくりで鍛える」「鍛える国語授業」…などなど、そのまま「鍛える」という言葉を用いたものがたくさんあります。子どもたちの力を確実に伸ばそうという、指導者の柱としているものがしっかりと伝わってきます。

この「鍛える」の「鍛」という漢字は、「金属をトントンと上から下へ叩いて質をよくする」という意味があります(漢字源より)。まさに、質をよくするためには、負荷をかけないといけません。

人は、「少し大変だな」と思うくらいのレベルに挑戦すると、その課題をクリアできたときに達成感や充実感を味わい、「また次も頑張ろう」と思えます。まさに、負荷のおかげです。

しかし、簡単なことや、これまでと同じことを続けていては、伸びシロが埋まらず、成長にも時間がかかるでしょう。

野口先生の授業は、「脳に汗をかく」という例えがぴったりなくらい、しっかり頭を働かせられる授業です。負荷をしっかりかけられるのです。

体育の授業では、筋力や心肺機能を鍛え、国語や算数の授業では、脳を鍛える。家庭でも、お手伝いや身の回りのことを自分でしっかりやらせて生活力を鍛える…。

運動場を走る1年生の姿から、大人が子どもを適切に鍛えることの大切さを、ふと考えさせられたのでした。

2017.12.5 一斉起立音読

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国語の授業で、教科書の文章を読むときの読み方は、様々な形があります。指名された児童が代表で読んだり、段落や文章毎に列の順で読んだり、教師が範読したりと、目的に応じて、様々な方法をとります。

写真は、上記の方法とは別の「一斉起立音読」という手法の様子です。
指定された箇所を全員が教科書をもって起立し、それぞれのペースで一斉に読んでいきます。そして、読み終えたら、それぞれ着席をしていきます。
 
この狙いは大きく二つあります。
一つは、立って読むことで、全員が確実に読むことに参加できます。代表の児童だけが読み、それ以外の児童は聴く場合は、集中できない児童が生じる場合があります。しかし、こうすることで全員が参加でき、しかも、立つことで緊張感と集中力が加わります。

もう一つは、読み終わったら座ることで、教師は、誰が読み終わり、誰が読み続けているかを把握することができます。必要に応じて支援がしやすくなります。

授業の大前提に「全員が授業に参加する」というものがあります。
本読みであれば、こうした手法を講じたり、意見を言う場合であれば、ペアで意見交流したりすることで、全員が自分の意見を発表することができます。

教師は、45分の授業をいかに集中させ、いかに全員に参加させるか、様々な工夫を施しながら、授業を進めているのです。

ABCを大切に

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今日は、年末交通安全運動の一環で、学校西の押しボタン信号機のところで、街頭監視活動を実施。

横断歩道を渡り終えると、班長さんが、止まってくれていた車にすかさず一礼。

班長さんの「ABCを大切に」した振る舞いに、きっと、ドライバーも癒やされると思いますよ。

2017.12.4 朝礼校長講話

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今日は、以下のような講話をしました。

12月4日から12月10日は「○○週間」です。さて、○○には、何が入るでしょう(「人権週間!」の声多数)。そうです。みなさん、よく分かっていますね。
ちょうど、どの学年もDVDを見たり、人権に関する話し合いをしたりしたところですね。

ところで「人権」とはなんでしょう。「人は誰でも、大切な存在であり、平等である」という人が誰でももつ権利のことを言います。
男だから、女だから、お年寄りだから、障がいをもった人だから…というように、差別をして、平等でない扱いをしてはいけませんよ、ということです。

これらの「人権」は、当たり前のことなので、いつも意識して行動しなければなりません。しかし、「人権週間」を設けることで、この機会に、改めて確認しましょう、という意味もあります。

では、少し、確認しましょう。みなさんの「友だち同士」で何か問題があったりはしませんか…。
例えば、「いじめ」をしたり、「仲間はずれ」をするようなことがあったり、スマートフォンが普及していますが、「LINEで悪口」を言ったりすることがないですか…。
これらは、さっき言った「平等である」ということと反対の行動になります。

「古北っ子は、やさしいですね」「温かい子が多いですね」という声を保護者や地域からよく聴きます。とてもうれしいことです。しかし、「いじめ」や「なかま外れ」があっては、そんな声と逆な古北っ子になってしまいます。

詩人の金子みすゞさんは、「つもった雪」という、こんな詩を残しています。
(詩の朗読)
金子みすゞさんは、人以外の生き物や、モノの気持ちになった詩をいくつも残していますが、この詩も、たくさん積もった雪の、それぞれの位置で積もった雪の気持ちを表しています。

大切なのは、詩のように「それぞれの気持ちになって考えてみること」です。
いじめられている子、悪口を言われている子の気持ちになって考えてみれば、絶対に、そんなことはできないはずです。

ぜひ、「その人の気持ちを考える」そんな古北っ子であってほしいと思います。

2017.12.3 野口みずき杯お伊勢さんマラソン

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今日は、以下の記事に掲載されているように、三重県伊勢市で行われた「野口みずき杯お伊勢さんマラソン」(ハーフマラソン:21.0975kmに参加しました。今シーズン初レースです。

今回で3回目の出場となりましたが、毎回、天気がよく気持ちよく走ることができます。今回も、雲のないさわやかな青空が広がり、山々の紅葉を見ながら走ることができました。気温も、朝は放射冷却のせいで低かったかと思うのですが、ゴールをする頃(11時過ぎ)には、15度ほどあったように思います。多くのランナーが汗をしっかりかいていました。

さて、大会毎に、コースの特徴がありますが、お伊勢さんマラソンは、以下のような特徴があります。途中のコースの様子をここで紹介します(一番上から、左右一対を一段として解説)。

一段目左:スタートして4kmほどで自動車専用道路に入ります。
一段目右:自動車先勝道路を走るランナー。ウェアがカラフルで見ていてワクワクします。
二段目左:車と同じように「出口」から降りるランナー。
二段目右:ランプに連なるランナーは、これまた見応えがあります。
三段目左:伊勢太鼓があちらこちらで鳴っています。
三段目右:こちらにも…。元気をもらいます。
四段目左:五十鈴川沿いにしばらく走ります。
四段目右:おはらい町横丁を突っ切っていきます。お店からの魚を焼くにおいや、甘いにおいが漂ってきます。
五段目左:内宮の入り口に構える鳥居を左に見ながら国道へ出ます。
五段目右:国道を走り続けると、野口みずきロードへ。ここで野口みずきさんとハイタッチできました^^
六段目左:国道を下り、再び自動車専用道路を走ります。残り約6kmです。
六段目右:箱をあけると、赤福が二つ、かわいらしく並んでいます。

思うように日頃の練習ができていない今シーズンなだけに、期待したタイムはもちろん出ていませんが、逆に、大きなダメージが無く(途中、ふくらはぎがつりそうになったことは何度かありましたが)走り切れたことはよかったです。
おかげで、3月のナゴヤシティマラソン(ハーフ)でタイムが縮められるよう、頑張ろうと思いました。

次のレースは、2週間後の「鈴鹿サーキット」を2週(計10km)走る「鈴鹿シティマラソン」です。古北小の先生何人かで走ります。さてさて誰が走るでしょうか…。当日のお楽しみに!

【中継】野口みずき杯お伊勢さんマラソン

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ゴーーール!
11時過ぎ、無事にゴールしました。残り3kmは、ふくらはぎのプルプルと戦いながらのランでした。

ゴール後は、恒例のフィニッシャーズタオルと、赤福(2個入り)をいただきました。

また、コースの風景は後ほどレポートします^^

野口みずき杯お伊勢さんマラソン 4

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9:10です。野口みずきさんのスターターの合図で、ハーフマラソンの部がスタートです。ハーフの出場ランナーは、約5,600人との発表がありました。

無事にゴールをしたら、また報告します。
今回は(も?)練習不足は否めないため、怪我をしないよう、無理のないペースで完走することが目標です。頑張ります^^

【中継】野口みずき杯お伊勢さんマラソン 3

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逆行でわかりにくいですが、スタート地点には多くのランナーが並んでいます(写真左)。
9時ちょうどに、ハーフマラソンに先立って、5kmの部がスタートしました(写真右)。

【中継】野口みずき杯お伊勢さんマラソン 2

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スタート位置には、伊勢フットボールビレッジがあり、ランナーは、そこでアップをします。
会場からは、旧伊勢戦国時代村のお城も見えます。

【中継】野口みずき杯お伊勢さんマラソン1

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今日は、「野口みずき杯お伊勢さんマラソン」(ハーフマラソン)に来ています。

天気はいいのですが、逆にキリッとした寒さがあり、7時現在、気温は3℃となっています。この後、徐々に気温が上がることを願うところです。

スタートは、9:10です。また、会場の雰囲気をお伝えします^^b

2017.12.2 愛される学校づくり研究会

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今日は、午前中に、私が所属している「愛される学校づくり研究会」の定例会に参加しました。研究会では、会で行っている研究内容を2月に発表するため、本日は、リハーサル(のリハーサル)を実施しました。
どの発表も「新学習指導要領」に関係する勉強になることばかりだと思います。教育関係の皆さんには、2月のフォーラムに、ぜひご注目いただければ、と思います。

さて、その中で、私は「ICT機器の活用と新学習指導要領」について発表するメンバーの一人となっています。
すると、毎回行われるその話し合いの場面が「教員の世界」では、なかなかなじみのないものです。
というのも、そこは「ICT機器」を使いこなす先生方の集まりです。話し合いは、「ペーパーレス」です。それぞれの先生方は、ノートPCや、タブレットPCを開き、クラウドに保存してあるデータをリアルタイムで修正しながら、議論を深め、まとめ、その場でブラッシュアップをしていきます。

ひょっとしたら、これがこれからの教室で学ぶ子供たちの姿ではないかな、と思わせるものです。
しかしながら、すでに、ICT機器を先進的に教育活動に取り入れている学校は、こんなスタイルで学習を進めているとも聞きます。

児童生徒が主体的に学ぶためのツールとして、ICT機器が活用される時代が、すぐすこまで来ているように思います。

生まれたときからインターネットが整備さた、DS世代、スマホ世代の子どもたちです。それらの機器に対する考え方を変えていかなくてはならないのは大人かもしれないなぁ…ということを感じたひとときでした。

2017.12.1 ハードルをよく見ると…

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体育ではハードルを実施している学年があります。
そのハードルですが、よく見ると「写真中央」のように、バーの部分が板状ではなく、「筒状」(クッション材を使用)になっており、なおかつ、中央に「切れ目」が入っているのがお分かりいただけるでしょうか…。
一般的なハードルと異なる、練習用のハードルですが、今年度、新たに何台か購入したものです。お母さん、お父さんの時代にはなかったものですね。
 
このハードルは、上下前後のどの方向からでも、誤ってバーに脚がかかっても、バーが中央から分かれるようになっています。というのも、「写真下」のように「バー」と「バーの根本」がワイヤーでつながっており、自由に「折れ曲がる」のです。折れ曲がった後は、自動で元に戻ります。

ハードルの苦手とする児童の理由の一つに、「バーに脚を引っかけて転ぶ」というものがあります。一度、その経験をすると、その恐怖心から、思い切って跳ぶことができなくなる、という児童が中にはいます。

しかし、この形状のハードルであれば、その恐怖心を払拭でき、意欲的に練習に取り組むことができます。子どものやる気を引き出す一工夫があります。

これまでは、板状のバーが、脚にかかると「外れる」というタイプの練習用ハードルがありました。しかし、一度外れると、再度取り付けなければならず、どうしても手間がかかったり、テンポが悪くなったりすることがありました。しかし、写真のようなタイプであれば、そうしが課題もクリアできるのです。

教材メーカーが、様々な工夫を凝らしたものを開発する姿勢に関心をするところです。「思いを形に」することの大切さを改めて知るように思いました。
私たちが準備する教材も、子どもたちの学ぶ意欲につながるような「ちょっとした工夫」をすることができれば、と思うのでした…。

新体育館は…

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現在、江南市の新しい体育館が建設中ですが、本日建物の覆いを外す作業をしていたため、外観の一部が見られるようになりました。
 
写真は、現在の体育会館大会議室からみたものです。
ガラスがふんだんに使われた現代的な装いを見ることができます。
平成30年5月開館予定です。新しい施設が使える日が楽しみですね。

今日の長放課

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1月に実施の「大なわ大会」に向けて、既に、多くの学級で自主練習が始まっています。
今日の長放課も、運動場のあちらこちらで、練習が行われていました。
かけ声をかけたり、アドバイスを送ったりと、温かい雰囲気で行われていました。
それぞれの学級の目標に向けて、がんばってくださいね p(^-^)q

2017.11.30 学校保健委員会

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昨日は、今年度の第2回となる「学校保健委員会」を開催しました。
今回の学校保健委員会は、児童3・4年生、保護者、教師を対象にしたもので、「もうすぐ10歳になるきみへ! 〜いのちの授業をとおして〜」と題し、NPO法人「エフ・フィールド」より、お二人の講師にお越しいただき、お話をしていただきました。
 
昨日の内容は、すでに、本校HPの対象学年の記事で掲載をしているので、ここでは割愛をさせていただきますが、どれも印象に残るものばかりで、児童にとっても、大人にとっても、有意義なひとときとなりました。

さて、この「学校保健委員会」ですが、法的には、昭和33年に、当時の文部省体育局長の通達に、「学校保健計画に規定すべき事項」として位置付けられています。

その後、昭和47年の保健体育審議会答申では、「学校や地域の実情に応じて、校長、保健主事、養護教諭、体育主任、安全主任、学校給食主任、保健教育担当教員その他の一般教員および学校医、学校歯科医、学校薬剤師などの学校側の代表並びに家庭、保健所、その他地域の保健関係機関などの代表をもって組織するとともに、年間を通じて計画的に開催し、学校内の協力体制はもとより、家庭や地域社会との協力関係を確立して地域保健との密接な連携を図ることが必要である」と提言されています。

さらには、平成20年の中央教育審議会答申では、「学校保健委員会は、学校における健康に関する課題を研究協議し、健康づくりを推進するための組織である。学校保健委員会は、校長、養護教諭・栄養教諭・学校栄養職員などの教職員、学校医、学校歯科医、学校薬剤師、保護者代表、児童生徒、地域の保健関係機関の代表などを主な委員とし、保健主事が中心となって、運営することとされている。」と打ち出されており、現在の形に至っています。

よって、本校でも、その形に則って、「教職員、学校医、保護者、児童」が参加できる形で、「保健主事」が計画をし、実施しているものです。

ゲストを迎えての学校保健委員会は、児童向けに分かりやすい貴重なお話が聞けますし、学校医からは、専門家の見地から、貴重なお話が聞けます。
平日の午後の開催が多くはなりますが、ぜひ、ご都合の付く保護者の方は、今後もお誘い合わせのうえ、参加していただけると幸いです。

(※昨日の「エフ・フィールド」さんのHPはこちら)
NPO法人「エフ・フィールド」

ABCを大切に

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誰もが、手は、机の上に置かずに膝の上に。
こうすることで、手遊びすることなく、授業に集中することができます。

45分間、授業に集中するのは、「ABC」の大前提ですね。
さすが、5年生。いいね!

ABCを大切に

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班旗をくるくる…っと巻いて、班旗立てに毎日立てる作業。

「当たり前」と言えば、そうですが、このちょっとした、当たり前の「ひと手間」が、落ち着いた環境を生み出しますね。

通学班班長・副班長さん、毎日、ありがとうね。

2017.11.29 2020年からは…

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2020年度から、これまでの「外国語活動」から、「英語」となり、正式に、小学校で英語が授業化されるのは、ご存じの方も多いと思います。年間で、3・4年生が35時間、5・6年生が70時間の実施となります。

そこで、文科省は、この本格実施に向けて、段階的に授業時間数を増やすことになっており、2018年度から2年間、3〜6年生の「英語」の時間が15時間ずつ、増えます。
現在、本校では、そのカリキュラム編成に向けて、検討しているところです。

そんな中、11月27日付けの福島県のローカル紙である「福島民友」のコラム「編集日記」に、興味深い記述があったので、引用し、掲載させていただきます。

 取材で米国を訪れた際に口数が極端に少なくなった経験がある。英語に対して苦手意識があったからだ。滞在が長くなると身ぶり手ぶりで何とか会話もでき、英語を身近に感じられるようになった▼英語に苦手意識を持つ生徒の多くは「聞くこと」を不得意にしているという。本県教員がかつて研究論文にまとめた。聞くことが改善されると、積極的に英語の学習に取り組む生徒が増えた。聞くことが英語に親しむ入り口ということだろう▼川俣町の子どもたちはしっかりと聞くことができただろうか。山木屋小が町内の宿泊施設で日本語を禁止した合宿を行った。英語教育の充実に向けた初の試みで5、6年生10人が参加した▼児童は慣れない英語での授業に戸惑う様子も見られた。それでも習いたての英語を使って、米国人講師や同級生らに自らの考えを伝えていた。児童からは「楽しい体験」と好評だったようだ▼小学校の英語は2020年度の完全実施を控えて、18年度から移行措置として「聞く・話す」を中心にした授業が始まる。英語だけで過ごす時間は苦手意識をなくしてくれる。子どもたちが英語に多く触れることができるよう、学校生活全体で工夫を凝らすことが大切だ。

 「日本語禁止合宿」とは、思い切った実践です。しかし、児童からは「楽しい体験」だったという感想が得られたというのはポイントのように思います。ハードルが高くなっても、楽しく学べる術があるということを教えてくれているように思うのです。
 
2020年スタートの小学校の英語の授業では「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」が行われます。確かに、ややハードルが上がるのは事実です。しかし、ぜひ、楽しく学んでほしいと思うとともに、そんな授業が展開できるよう、私たちも研鑽を積んでいきたいと思います。 
 
【11月27日付編集日記】福島民友新聞社みんゆうNet

2017.11.28 授業アイデアを練る

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今夏導入されたタブレットPCとそれにまつわる環境には、様々な機能が搭載されています。現在、活用はしているものの、まだまだ始めたばかりで、「知らない機能を知る」ことも多々あります。特に、児童一人一台で活用することも可能となり、力をつける手立てであったり、学び合う手立てであったりと、様々な授業アイデアがまだまだ出せそうです。
 
そんな中、昨日は、4年生の授業で、タブレットPCを一人一台もち、意見の交流を目的とした活用法について、その操作方法の習得を学習している場面がありました。
写真は、そのワンシーンです。以下のようなことを行っています。

・写真左上:グループを指定します。今回は、周辺の座席で4人1グループとして、番号を割り当てます。
・写真右上:一人一台で、記述を行います。本字は「古北小のいいところ」というテーマで記述しています。
・写真左下:グループ内の記述が画面左横に一人ずつスライドになって表示されます。
・写真右下:何も記述されていないスライドを用意しておき、そこに、自分の意見をドラッグして移動し、ひとまとめにしています(※今回は、誰が書いたか分かりやすいように、グループ内で色分けをして記述をしています)。

考え方としては、「紙や付箋に、自分の意見を書いて、それをグループ内で一つのシートにまとめる」といったスタイルです。

今回は、操作方法を習得するために、近くの座席の4人グループで行っているため、実際には、タブレットPCを使うことはあまり必要ないように思います。

しかし、この機能を用いて、離れている座席の児童で考えを共有する形にすると、ICT機器を活用する環境が生きていきます。
例えば、「賛成」を「グループ1」に、「反対」を「グループ2」に、「どちらとも言えない」を「グループ3」と、自分の立場をはっきりさせた上で、書き込みをすれば、そのグループの意見が並びます。書いたその場でリアルタイムに意見が並んでいく様子は、瞬時に、その意見を読み取ることができます。
その上で、「賛成」「反対」「どちらとも言えない」の立場で議論することが可能になります。

また、他には、一つの図に離れた座席の児童どうしが、書き込みをすることも可能になります。

写真左上にある「画面合体」の機能を用いれば、多くの情報を大きく並べることも可能になります。

こうした授業アイデアを考えるのは、教員にとって「楽しい」ところでもあります。子どもたちの力を高めるべく、有効な活用方法を共有し、授業に活かしていきたいと考えています。
★今までどおり電話での連絡も受け付けています。
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