最新更新日:2024/06/19 | |
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紫陽花(アジサイ)アジサイは「藍色が集まったもの」という意味の「あづさい(集真藍)」から名付けられたと言われます。また英名のハイドランジア(Hydrangea)は、ギリシア語の「水の器」が語源です。 ■アジサイの豆知識 アジサイの原産地は日本ですが、梅雨の頃によく見る丸いアジサイは、ヨーロッパで品種改良されたセイヨウアジサイです。 実は、アジサイの花びらに見える部分は萼(ガク)で、中央の丸い粒々が本来の花。 アジサイの咲き方には大きく2種類あり、中央の花を囲むように咲く「額咲き」と、ブーケのように丸く咲く「手まり咲き」があります。 ■アジサイの色の変化 アジサイは土壌の性質や、花咲いてからの日数で色に変化があるのが特徴です。 アジサイの花にはアントシアニンという色素が含まれており、それに土から吸収されたアルミニウムが加わることで青みを帯びます。 土壌が酸性の場合、アルミニウムが溶けて吸収されやすくアジサイは青みの花をつけます。 逆にアルカリ性の土壌で育ったアジサイは赤みの花をつけます。 そのため、酸性の強い日本の土壌では青〜青紫のアジサイが多く、アルカリ性の強いヨーロッパの土壌ではピンク〜赤紫のアジサイが多く見られます。 またアジサイは、咲き始めは葉の色に近いクリーム色ですが、日数とともに、水色→青→青紫→赤紫(ピンク)と花の色が変わります。 ■青〜青紫色のアジサイの花言葉 花言葉は「冷淡、無情、高慢、辛抱強い愛情、あなたは美しいが冷淡だ」 日本でよく見かける青みのアジサイ。梅雨の頃の長い雨にも耐え忍ぶ、美しい姿をイメージさせる花言葉です。 ■ピンク〜赤紫色のアジサイの花言葉 花言葉は「元気な女性」 赤みのアジサイはヨーロッパでよく見られます。暖色の元気なイメージと、ヨーロッパの快適な気候をイメージさせる花言葉ですね。 ■白色のアジサイの花言葉 花言葉は「寛容」 白くて大きなアジサイは、広くて優しい心をもっています。 ■ガクアジサイの花言葉(原種は青) 花言葉は「謙虚」 日本にもともと合ったアジサイの原種は青色のガクアジサイです。セイヨウアジサイのようなボリュームや華やかさはありませんが、和の佇まいに合う「謙虚」さはピッタリの花言葉かもしれませんね。 ■結婚式でのアジサイの使い方 アジサイは「移り気」という花言葉を持つため、以前は結婚式では避けられることの多い花でした。 しかし6〜7月に咲くアジサイはジューン・ブライドにピッタリ!丸くてかわいくボリュームも出せるアジサイはブーケとの相性もよく、最近の結婚式ではアジサイを使った演出を見かけることも多くなりました。 アジサイには、小さな花の集まりから「家族団欒・家族の結びつき」というプラスイメージの花言葉もあります。 花言葉のマイナスなイメージを気にされる方もいらっしゃるので、結婚式にアジサイを使うときは一言、司会の方からプラスな花言葉やアジサイを選んだ理由を添えてもらうといいかもしれません。 ■アンティークな「秋色アジサイ」 アジサイが咲くのは夏前の梅雨の季節ですが、そのまま秋まで花を切らずにおいておくと、渋みのある色合いに変わっていきます。 最近はこのレトロでアンティークな雰囲気の秋色アジサイが人気で、花屋さんでも見かけるようになりました。 |
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