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2016.6.29 セレクト給食さて、この「セレクト給食」は、給食センターが「セレクトってよくない?」という軽い考えで実施しているのではありません。 文科省が掲げる「学校における食育の推進・学校給食の充実」を図るためにまとめられた「食に関する指導の手引−第1次改訂版−(平成22年3月)」に、「セレクト給食」を読み取ることができます。 この手引きの「第4章 学校給食を生きた教材として活用した食育の推進」というところには、「学校給食の役割」から始まり、「給食指導の在り方」「安全・衛生について」「準備から片付けまでの進め方」「箸の持ち方・食べ方などのマナー」など、給食の「A to Z」が触れられているのです。これは、読み応えがあります(約270頁)(!)。 そして、その中に「学校給食の献立の充実」という項目があり、以下のような7つの教育的配慮について記されています。 ① 栄養バランスのとれた魅力あるおいしい給食であること ② 十分な衛生管理のもと安全・安心な給食であること ③ 教科等と関連した献立作成となること ④ 選択できる献立の工夫を行うこと ⑤ 個に応じた献立の工夫を行うこと ⑥ 地場産物や郷土食等を活用した献立の工夫を行うこと ⑦ 国際理解のための献立の工夫をおこなうこと 思い当たるところがいくつかありますね。「あいちの日」のような「地産地消」、先日の宮城県の「郷土料理」、今日の韓国料理のような「諸外国の献立」などが登場するのは、⑥〜⑦に根拠があったのですね。 同様に「セレクト給食」の文言は、「④ 選択できる献立の工夫を行うこと」に登場します。「豊かな食環境の中にいる児童生徒が健康によい食べ方をしようとする自己管理能力や、体に必要な食品を選ぶ力を身につける場となる」という理由からです。 どうりで「たかが給食」ではなく、様々なことを学ぶ機会が設定されている日本の給食は、世界からも注目されるはずです。 これからも感謝して、いただきたいですね。 (※参考となる「手引」はこちら↓) ■食に関する指導の手引−第1次改訂版−(平成22年3月) 第4章 学校給食を生きた教材として活用した食育の推進 |
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