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2016.12.25 彼らはクリスマスだと知っているのだろうかそんな中、群馬県の地方紙である12月24日付の上毛新聞に以下のようなコラム「三山春秋」があったので引用させていただきます。 ▼〈彼らはクリスマスだと知っているのだろうか〉。1984年、エチオピアの飢餓を受けたチャリティーソング「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」にある。英国などのミュージシャンによる「バンド・エイド」が歌った▼雨も降らず、川も流れず、植物も育たない。1年で最高のプレゼントは生き延びることという地にあって、クリスマスは本当に来るのだろうかと問い掛け、〈食糧を世界に〉と訴える▼後にノーベル平和賞候補に挙がったボブ・ゲルドフさんの提唱に集まったのはU2のボノさん、元ポリスのスティングさんら。トップスターぞろいでクリスマスにぴったりの華やかさだが、紡ぐ歌詞は重い▼支援の動きは85年、マイケル・ジャクソンさんらの「USA・フォー・アフリカ」で米国にも波及した。2曲の発表から30年以上が経過した今も、飢餓のようにショッキングな形で顕在化していない例も含め、食糧に苦しむ人がいる(後略) 上記のチャリティーソング「Do They Know it’s Christmas?」は、今から約30年前の曲ですが、大ヒットし、世界に大きなインパクトを与えたのを覚えています。しかし、そんな曲のことは忘れてしまっていました。このコラムを読んで、「はっ」とさせられました。 先進国が、昨日・今日とクリスマスを楽しんでいる中、世界には、そんなことさえも忘れてしまうような、厳しく苦しい生活を送っている人々がいるのです。私たちはそんなことをつい忘れがちです。 すると、上毛新聞の25日の記事に、「給食「残す」前橋で4割 高崎では残飯処理費が年2600万円」の見出しで、ニュースが掲載されていました。こちらも大きな問題です。しかも「好き嫌いや苦手」「おいしくない」という理由で残す児童生徒が、「55%」もいるというのですから、そんな状況を厳しい生活を送っている人が知ったら、なんと思うでしょうか。 折に触れ、こうした暮らしができていることが当たり前でないことや、感謝する必要があることを、大人は子どもたちに伝える必要がありそうですね。 ■2016/12/24【三山春秋】(上毛新聞) ■給食「残す」前橋で4割 高崎では残飯処理費が年2600万円(2016/12/25上毛新聞) |
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