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最新更新日:2024/06/15 |
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2017.3.19 そして![]() ![]() そんな中、本日付(3/19)付の中日新聞のコラム「中日春秋」に、卒業式の「呼びかけ」の文が掲載されていました。本校でも「別れの言葉」として行っている、卒業生と在校生による「言葉の掛け合い」です。 以下に引用し、掲載させていただきます。 小学校の卒業式でよく行われる「呼びかけ」。卒業生たちが短い文章を分担し声を出し、ときに声を合わせ、六年間の思い出などを語っていく。「楽しかった!」「修学旅行!」。戦後、どこかの小学校が導入し、全国に広まったと聞く▼卒業式のシーズンがやってくると、同い年の友人は決まって、この「呼びかけ」の思い出を語りたがる。なんでも友人に与えられた呼びかけのせりふは「そして!」のみだったそうだ。「たった三文字の接続詞だよ」。四十年も昔の力不足をいまだに嘆いている▼三月には喜びの色と悲しみの色が混じり合っているようである。卒業や新しい進路に胸を躍らせる若者がいる。その一方、進学、就職などで望んだ通りの道を歩むことがかなわなかった若者がいる。挫折に声を上げて泣く者もいるだろう▼あの友人は気に入らなかった「そして!」を誰よりも大きな声で発し、絶賛されたそうである。何のことはない、自慢話なのだが、担当した「呼びかけ」の言葉が何であったか、思い出せぬ身にはちょっとうらやましい思い出でもある▼考えてみれば、「そして」とは深い言葉かもしれぬ。その接続詞の後には、自分次第で変えられる未来や可能性がある▼挫折し「そして、泣き続けた」と続けるのか。それとも、「そして、立ち上がった」と続けるのか。三月の「痛み」にこの三文字を贈る。 ちなみに、本校の「別れの言葉」は、最短の文字が「春」の2文字です。しかし、トップバッターの言葉であり、立派に切り出してくれました。 また、途中、「もっと」の3文字を一人ずつ繰り返す場面がありましたが、全員で言う「すばらしい学校にしてください」につながる、力強い「もっと」でした。 長さはそれぞれですが、誰一人欠けても成立しないメッセージであり、87名が堂々と、言葉を紡いでくれました(※なお、他に「全員」「○組全員」「男子」などがあり、発する回数は、単純に、一人当たり二桁は超えていることを補足します)。 さて、そんな別れの寂しさと余韻に浸れる6年生の卒業式でしたが、中学校の卒業式からは、文中にあるように「卒業や新しい進路に胸を躍らせる若者がいる。その一方、進学、就職などで望んだ通りの道を歩むことがかなわなかった若者がいる。挫折に声を上げて泣く者もいるだろう」という場にもなってきます。 これからの将来は、様々な困難にも負けるときもあるかもしれませんが、ぜひ、その後に、もう一度立ち上がれる人になってほしいと思います。悔しい思いや、失敗を経験しながら成長する人は、強くなれます。 何年かしてからの古北っ子の活躍を、どこかで聞けることを楽しみにしています。頑張れ、卒業生! |
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