令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2017.12.21 手書きで伸ばす6つの能力

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タイピングルームを整備し、コンピュータルームとあわせて、タイピングの力を伸ばす計画でいる本校ですが、その反対の「手書き」に関する興味深い記述をみつけました。

業界紙である「教育新聞」の12月14日付号のコラム「円卓」に、東京書芸協会事務局長川原名海氏が、見出しのようなタイトルで寄稿をされていたので、ここにその一部を引用・掲載させていただきます。

(前略)
 「手で文字を書くことの教育的意義」とは何だろうか。
 私は6つの能力を伸ばすことだと考えている。①言語能力 ②空間支配力 ③リズム感 ④指の巧緻性 ⑤美的感覚 ⑥忍耐力と集中力。
 文字を書く上で、「①言語能力」は必須。課題の文字は声に出して読ませてみよう。「②空間支配力」は、文字の典雅を構成し、紙からはみ出ぬようバランスよく収める練習である。文字は形だけで捉えられがちだが、滑らかな運筆とためには「③リズム感」の発達が肝要だ。柔らかい毛筆や、尖った鉛筆の細かな扱いは「④指の巧緻性」を鍛え、線や空間のバランスの説明で「⑤美的感覚」を磨き込む。
 これら一連の能力を同時に高めることは至難の業だ。何かが高まると、他が後退することもある。形は美しいが紙からはみ出たり、正しく書けているが線がよれたり。教わる側も「⑥忍耐と集中力」を必要とする。それだけに、時間はかかっても少しでも上達したときの喜びは、双方とも大きい。
 (中略)「手で文字を書くこと」は、使っていない領域がないほど脳をフル稼働させる行動なのだ。まさに、「手は脳の出先機関」。(後略)

なるほど、です。手書きが得意でない私は、猛省するところです。

筆者は「AI時代に入るからこそ、人間はどんどん手書きをしたほうがいい」と後段に記しています。なぜなら「普段から脳を使っている子供ならソースコードの理解も容易であろう」と。

人としての能力を高める可能性を秘める「手書き」。本校では、タイピング力を伸ばそうと計画していますが、もちろん、「書くこと」も日頃の教育活動で大切にしていきたいと考えています。そして、「6つの能力」を伸ばしていきたいと思います。
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