最新更新日:2024/06/19 | |
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2018.3.5 聞く・聴く学校では、どちらの「きく」がいいのか、ということを、次のような例えをしながら、話すことがあります。 「門」と「耳」の漢字からなる「聞く」は、「門の中から、聞こえてくる」という様子を表したものです。すなわち、「聞こうとしなくても聞こえてくる」ということも当てはまらないではありません。 それに対して「耳」に「心」の漢字が使われている「聴く」は、よく「『耳+(プラス)目と心』できく」という例えで用いられることがありますが、本来は異なります。漢字の旁(つくり)の部分は、「十」(「じゅう」や「プラス」)と「四」や「目」ではなく、「直」の漢字の形になる前の「𢛳」が用いられています。この漢字が、「まっすぐな」という意味をもっていることから、「まっすぐ耳を傾けて聴く」という様子を表したものです。 ということで、話をきくときは「聴く」という姿勢できくのがよく、写真のように、話し手の方をまっすぐに向いて「聴く」のです。この方が、集中力も吸収力も高まるでしょう。 写真は朝礼の様子ですが、古北っ子は、そんな姿勢がよく身についていることがわかります。うれしいことです。 これからも、そんな姿勢を大切にしてほしいと思います。 ※意図的の場合でも「聞き耳を立てる」と「聞く」を用いたり、意図的でなくても「音楽が聴こえる」と「聴く」を用いたりします。上記の話は、「字形の意味」を説き、「しっかりとした姿勢で話をききましょう」という講話で用いる例えです。文章の表記上は、前後の文脈にあわせた表記となります。 |
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