令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2015.1.13 学び合いは「聴き合い」で

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「学び合い」は、他者の考えを聴き、学ぶところがありますが、「教えてあげる」のは「学び合い」ではありません。
教師が「できた人は教えてあげて」「困っている子に教えてあげましょう」と指示してはいけないのです。

「教え合い」は、時には「大きなお世話」になり、自分の意志に反して教えられていたのでは、吸収率が違います。一方的に教えてくるのは「お節介」の何ものでもありません。ひょっとしたら「できる子」と「できない子」のレッテルを貼りかねません。
自分なりに考えてみる、でもここから先がわからない・・・。そんなときに「ここからどうすればいい?」と、自ら能動的に「聴く」ことで、吸収率が高まります。自分の考えの線引きができていて、そこまでが正しいのか間違っているのかを確認しつつ、次のステップのヒントを得て、自分で再確認をする・・・。「教えてあげる」より「わからないから教えて」と聴くこと(聴けること)の方が大切であり、力がつくのです。

また、自分の意志に反して「教えてもらう」ことばかりしていては、それが当たり前となり、能動的に動くことができなくなります。ともすれば、教えてもらわなくなれば「どうして教えてくれないのだ」とおかしなことになってしまいます。

よく(?)ある、家庭での「どうして聴かないの」という親から子への問いに対して「聴いても怒られるし・・・」ということがあっては「聴けない子」になってしまいます。家庭では、聴かれたら、ぜひ「それはね・・・」と寄り添いたいものです。そこから得られる安心感が家庭にあったり、学級にあったりすれば「聴ける子」になります。

よって、学校では、一人学習の場面で「先生!」と聴く子がいれば、「周りに聴いてごらん?」とし、友達同士の関わりを作り、「聴き合う」ことをさせるのです(もちろん、教師の出る場面もありますが)。

大人でも、職場で「これは、どういうこと?」と聴かなければやっていけません。チームで一つのプロジェクトを創り上げるときなどは、互いの考えを聴き合い共有していきます。そんな「聴き合う」ことができる力をつけ、そんな雰囲気を学校のみならず、家庭や地域でも大切にしたいものです。

2015.1.12 一宮タワーパークマラソン

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今日は、一宮市光明寺公園球技場をスタート・ゴール地点とした、一宮タワーパークマラソン(10km)に参加しました。

朝、8時前に会場につくと、グランドにはうっすらと昨夜の雪が積もり、時折、雪がちらつくなど寒い朝に(写真上)。「天気は大丈夫か?」と思っていると、9時には、ご覧のように晴れ、日差しも降り注ぎ、スタンドには、大勢の参加者が集まってきました(写真中)。

競技は、1.5km、3kmのジョギングの部と、3km、5km、10kmのマラソンの部があり、合計で7,000人を超えるエントリーに。中でも参加する10kmの部は、最も多い2,722人がエントリー。光明寺公園一帯のジョギングコースを使用するため、公道と異なってコースとしては狭く、随分と長い列になってのレースです。

目標タイムを達成するために、常に時計を見ながらペース調整。結果的には、目標タイムを2秒上回るタイム(49分58秒)でフィニッシュ。危ない、危ない…(汗)。

今日は、フル&ハーフマラソンなどである、沿道での「ハイタッチ集団」はいないため、黙々と走りました。そんな中、ラスト2kmと1km付近の「和太鼓」による応援は、苦しいところを奮い立たせてくれました。

江南市内の中学校(宮田中、古知野中)の生徒もたくさん参加。また、ランナーとしてエントリーしていた宮田中や岩倉中の先生とも会うことができ、健闘を称え合いました。

ラッキーだったのは、参加者の特別抽選で、高校生の部で参加していた娘が「お米(コシヒカリ5kg)」と「ボックスティッシュ」を当てたこと(笑)。目標タイムも切り(かろうじて)、お土産もいただき、気持ちよく、会場を後にしたのでした。

2015.1.11 特撮博物館

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今日は午前中、朝一番に、名古屋市科学館で行われている「特撮博物館」に我が息子と行きました。幼少をウルトラマンやゴジラなどの特撮を見ながら育ってきた者としては、「必ず見なければ!」と思っていた企画展です(笑)。

11月1日から開催されていた企画も、明日の12日が最終日となり、滑り込みセーフです。そんなタイミングなので「観覧者は多いだろうな」と思い、開館30分前に着くと、やはり長蛇の列が。科学館ですので、プラネタリウムをメインに訪れている人も多くいましたが、すごい数の人でした。おかげで、10分程早い開館となり入館することができました。

今のように、デジタルで全てを作り出すことができるわけではないため、思い描いたものを全て形にして自らの手で作成し、撮影をしていた昭和の「特撮」(特殊撮影)。会場には、捨てられずに残った、1960年代以降の日本映画やテレビ番組等の特撮に使われた数々の縮小模型などが、数多く展示されていました。

中でも「巨神兵東京に現る」のショートムービーは、少し前に見たことがあったのですが、今回の企画展で改めて見ると、全て特撮でつくり上げられていたということを知り、そのクオリティの高さに驚くばかりでした。メイキング映像や、さらにそれとは別に作成のからくりを公開する映像から、その工夫や緻密さに感心するばかりでした。現在では、消えつつある技術を今一度再現し、とことんまでリアリティを追求する姿勢は、まさに「職人魂」。「元気なおじさんパワー」を見たようにも思いました。

会場は、親子連れが多くいましたが、お父さん・お母さんたちが、「これはね・・・」と言いながら、時には「熱く」子どもたちに解説する姿がなんともほほえましいものでした(我が家もそうですが・笑)。親子で共に語りあえる場になっているのが、親世代としてはうれしいものでした。そして、アナログの創意工夫溢れる素晴らしさは、デジタル世代に新鮮に伝わったと同時に、やはり日本の「ものづくりの素晴らしさ」が伝わったに違いないでしょう。

昭和の記憶がよみがえる、懐かしく、楽しい企画展でした。

頭が良くなるナゾナゾ解答

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昨日のナゾナゾはいかがでしたか?

以下に解答を掲載します。
解けなかったナゾナゾも、解答を見ると「あぁー、なるほど!」と納得ですね。
勉強になります( ̄□ ̄;)。 
こたえは、ここをクリックしてね

2015.1.10 頭が良くなるナゾナゾ

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今日は、東大・京大のクイズ研究会が作ったという「頭がよくなるナゾナゾ」を出題します。さてさて、何問解けるかな?(プレジデントFamilyプレジデントムック「小学生からの知育大百科」)

===東大生編初級===
■1 「アイウエオ…」と始まるカタカナには、およそ30日の間で小さくなってしまうものがあります。そのカタカナとは?
■2 どんなことをするにもお金は必要ですが、アメリカで火を灯すのに必要なのは何ドル?
■3 線を2本だけ書き加えて、正しい計算式にしてください。ただし「=」を「≠」としてはいけません。4+4+4+4=888

===京大生編初級===
■4 ある規則に従って、言葉が並んでいます。□に入る言葉は何?
 ぽん、ほん、ぼん、ほん、ほん、□、‥‥
■5 ある約束に従って、数字が決められています。□に入る数はいくつ?
 かながわ=4 しまね=3 みえ=1 とちぎ=□
■6 きに鳥が5羽とまっています。次にある人がやってきて、銃で1羽仕留めました。このとき、木に残った鳥は何羽?
■7 太郎くんがあるマラソン大会に出場しました。一生懸命に走り続け、なんとかゴール直前に4位の人を抜くことができました。しかし、表彰台には太郎くんの姿はありません。なぜ?

===東大生編上級===
■8 消防署でアンケートをとりました。「あなたが一番好きな惑星は?」。さて見事トップになった惑星は何?
■9 八百屋で見つけると、みんなが怖い顔になってしまう野菜って何?
■10 「かえる」ことはあっても「いく」ことはなく、「わる」ことはあっても「たす」ことはなく、「かける」ことはあっても「ひく」ことのないものは何?

数問しか、解けませんでした(汗)。柔らかい頭が必要なようです(笑)。
「答え」は、明日掲載します!

2015.1.9 勉強中のスマホは・・・

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本日(1/9)付の中日新聞に、「勉強中のスマホ→成績低下の恐れ 高校生4割使用」の見出しで記事が掲載されていました。

記事のリード文は以下の通りです。 

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高校生の役4割が、勉強中もメールや無料通信アプリ「LINE(ライン)」をしていることが、ベネッセ教育総合研究所の調査で分かった。中学生でも四分の一に上り、成績が低い生徒ほど割合が多かった。すぐ返信しなければという意識などが背景にあるとみられ、ストレスを感じる生徒も多かった。

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調査は2014年2〜3月、全国の中学1〜3年生計3,203人、高校1〜2年生計6,265人が対象。記事には「中学生ではゲーム機や携帯音楽プレーヤーでやりとりする割合も高く、平均では平日に高校生が86分、中学生が72分を応答に費やしていた」とありました。

度々話題になる中高生のスマホに関する実態ですが、既に活用している小学生や、「中学入学時を機に」と考えている家庭も、無縁ではない話題のように思います。

「便利」なはずのツールが、「ストレス」「不安」につながったり、「成績低下」などの現実的な影響を及ぼすようであっては、なんのためのツールなのか分からなくなってしまいます。

社会や大人がどれだけ言っても、最終的に判断するのは子ども達であることを考えると、子ども達の自律性をどう育てるのかが大きなポイントになってくるように思います。
「自分で起きる」「整理整頓ができる」「時間を上手に使う」などの「セルフコントロール力」を幼いうちから、身につけさせたいものです。

ぜひ、記事をご覧いただき、家庭でも話題にしていただけると幸いです。

2015.1.8 やはり生き生きとした子どもの姿が一番?

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本校ホームページも、おかげをもちまして、昨年1年間「365日更新」を続けることができました。
特に、今年度は、多くの職員で記事数を作成すると同時に、学校から伝えたいこと、知っていただけるといいことを意図的に数多く発信してきました。
おかげで、4月1日〜12月31日の1日平均アクセス数は、ちょうど「450件」と、昨年度に比べ、大変多くの方にアクセスをいただくことができました。ありがとうございました。

特に、この冬休み期間中に感じたことは、「子どもたちの生き生きとした姿が、アクセス数を伸ばすのだなあ」ということ。 

ちょうど、2学期終業式の12月22日は、「400件」と400オーバーしたのを最後に、冬休み中は、大晦日に向けて、きれいに(!?)減っていき、ついに大晦日には、今年度最低アクセス数の「192件」という記録(!?)も達成。その後年が明けると、またきれいに増えていき、3学期始業式の1月7日には「431件」と、久しぶりの400オーバーを達成。その日の子どもたちの姿をリアルタイムに伝えられた日に限って「400オーバー」となりました。

おかげで今年度は、メールなどでも、その感想をいただくようになりました。ご両親のみならず、祖父母の方からも反応がいただけるのを、大変嬉しく思います。まさに「発信なくして受信なし」であることを実感しています。

3学期も、昨日からスタートしました。今学期も、多くの職員で、子ども達の姿を可能な範囲でお伝えしていきます。引き続き、本校ホームページをご覧いただきますよう、お願いいたします。

(※グラフの色・・・薄水色:土曜日、桃色:日曜日・祝日、水色:冬休み) 

2015.1.7 3学期始業式式辞

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「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。
「一年の計画は元旦に立てるといいですよ」という意味です。
ちなみに「元旦」は、元日の朝のことです。
「旦」の字を見ると、地平線から「日」が昇っているのが分かりますね。
ということは、一年の目標は、一月一日の朝に立てるといいということです。
目標を立てた人はいますか?どんなことでもいいです。「病気にかからない」「欠席をしない」「成績をあげる」「ピアノの上達をめざす」・・・。ぜひ、まだの人は、早めに計画を立てましょう。

さて、2学期の「全力児童」に次いで、3学期の「合い言葉」です。
3学期は「整える」を合い言葉にします。

では、何を整えるのでしょうか。一つ目です。「環境」を整えましょう。
「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があります。水鳥が水面から飛び立ったとき、水面がきれいなままだったことから、「立ち去るときは、汚さず去る」というたとえです。
3月で終わる3学期は、ぜひ、汚さず去れるよう、環境を整えましょう。
具体的には、「静かに掃除をがんばる」「整理整頓をしっかりする」です。

そしてもう一つは、「心」を整えましょう。
あと1学期でそれぞれが進学・進級します。次に進む準備はできていますか。
ぜひ、リーダーシップがあったり、思いやりがあったりする、一つ上の学年ができていることができるよう、心を整えましょう。
そして、「早寝早起き朝ご飯」や「時間を守る」といった、生活のリズムを整えられるよう、心を整えましょう。

3学期の「合い言葉」は「整える」です。
6年生の登校日は「51日」、その他の学年は「53日」と、1年間で最も短い学期です。
「環境」と「心」をしっかり整えて、気持ちよく卒業式・修了式を迎えましょう。
以上で、3学期始業式の式辞とします。

2015.1.6 江南市教育研究会研究発表会

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江南市の先生方の冬休みの最終日は、毎年、市民文化会館で行われるこの研究発表会に参加します。

研究発表会は、市内小中学校15校及び、学校事務部、栄養教諭学校栄養職員の計17の、昨年度から今年度にかけての研究実践が、口頭と紙上で発表されるものです。

「他校はどんな実践をしているのか」という学びから、小学校の先生であれば「中学校ではどんなことをしているのか」、「学校事務や給食センターは、どんな形で学校と関わっているのか」、などという、知らなかったことに対しての学びが得られ、江南市の先生方の資質向上につながります。

また、発表にはプレゼンテーションソフトを用いたスライドショーを見ながらの発表になりますが、個人的には、そのスライドショーにも着目します。口頭説明に加えて「分かりやすいスライド」「印象に残るスライド」とはどんなものか、という視点で着目し、視聴覚機器の活用法についても学べるからです。

今日は、小学校4校・中学校1校・栄養教諭学校栄養職員の6つの口頭発表と、10の紙上発表がありました。各教科の授業の研究実践のみならず、厚生病院にある「院内学級」について、図書館の活用法、日本語適応指導教室のあり方、キャリア教育、生徒会活動、食育など、多岐にわたる実践が報告され、様々な角度から学ぶことができました。

冬休み最終日に学んだことを、明日から始まる3学期(及びそれ以降)の教育活動に生かしていければ、と思います。

また明日から、元気な子ども達の声が校内に響きます。保護者・地域の皆様、3学期もよろしくお願いいたします。

2015.1.5 卒業証書は世界遺産!?

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「国連教育科学文化機関(ユネスコ)」は、日本時間の昨年11月27日に、昨年の「和食」に続いて「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」を無形文化遺産に登録しました。
登録対象は、国の重要無形文化財に指定されている「細川紙(埼玉県小川町、東秩父村)」「本美濃紙(岐阜県美濃市)」「石州半紙(島根県浜田市)」の三紙です。

中でもそのうちの一つである「美濃和紙」は、本校とも関わりのあるものです。
それも、6年生が秋の遠足時に、美濃を訪れ、「卒業証書」として、紙漉をして作製したものだからです。
地元「美濃市」の小中学校では、児童・生徒自らが作製するのが伝統となっていますが、本校も伝統になっています。

10月の遠足時に紙漉をして作製し、できあがった「和紙」を印刷会社に文面や校章などを印刷してもらい、完成したものが年末に届いたばかりです。

後は名入れ等をして、割印を押すと完成です(名入れや押印で失敗ができないため、あらかじめ校印・職員の二つの印についても印刷をさせていただいています)。
こうして、見てみると、大変厳かな雰囲気が漂うものです。

ある意味「世界遺産」(!)の「卒業証書」を手にする卒業式は、3月20日(金)。
6年生の3学期の登校日は、「51日」。
3学期が始まると、すぐにその日がやってきてしまいそうです。

2015.1.4 世界の果ての通学路

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4月〜5月にかけて放映されていた映画が、早くもテレビに登場。昨日、放送されていた「世界の果ての通学路」は、考えさせられる映画でした。

映画は、4人の子どもを追った構成になっていますが、どの「通学路」も、日本で暮らす者には分からない過酷なものでした。
4人の環境は以下のようになっています。

・妹を連れて、象やキリン、シマウマといった野生動物が出没するサバンナを避けるようにして、小走りで15kmの道なき道を2時間かけて学校に通うケニアの少年。
・アンデス山脈の人里離れた牧場から、5歳年下の妹と一頭の馬に乗って、石ころだらけの崩れかけた道や変わりやすい山の天候を心配しながら、18kmの道のりを1時間30分かけて通うアルゼンチンの少年。
・毎週月曜日の朝、夜明けに起床して、友達と3人で22kmの道を歩き続け、全寮制の学校へ登校し、金曜日の夕方また歩いて家に帰る生活を続けるモロッコの少女(右写真)。
・未熟児に生まれ、足に障害があり、歩行不能であるため、ふたりの弟が押す急ごしらえのオンボロ車椅子に乗り通学。片道4kmの道のりを、ゴムタイヤが外れるなどのトラブルを超えながら、1時間15分もかけて学校へ通うインドの少年。

困難な道のりにもかかわらず、「学べることの楽しさ」「友達に会えることの楽しさ」を目的に、ひたすら歩き続けます。そして、誰もが「パイロット」「医者」「獣医」などの明確な将来像をもって、勉強に励む姿があります。

そして、親が「無事に学校に着くように」と祈る姿や、道中に安全を祈願する神棚があったり、学校に到着すると先生が「無事に集まってよかった」と言ったりするシーンは、以下に危険を伴う通学であり、安全に通うことを切実に願っているかが伝わってくるものでした。

私たちのように、短時間で安全に通えることが、いかに幸せなことか、改めて実感させられるものでした。
中般若の古北っ子は、30分以上かけて通い、確かに大変な通学路ですが、これからも安全に気をつけて、頑張って通いましょうね。夏の暑い時、冬の寒い時、そんな時には、世界の子どもたちを思い浮かべてみると、ちょっと頑張れるかもしれませんね。

■世界の果ての通学路
 http://www.sekai-tsugakuro.com/

※画像は、公式HPから引用しました。

2015.1.3 箱根駅伝

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昨日の早朝から、目が離せなかった「箱根駅伝」。
今年は、青山学院大学が、「10時間49分27秒」という大記録で初優勝しました。この記録がどれほど大記録なのか。歴代のコースは異なりますが、91回の歴史の中で、優勝校が11時間を切った大会は、これまで3回しかありませんでした。2011年87回大会で早稲田大学が「10時間59分51秒」と、ついに11時間を切ったとき、「大記録が生まれた」と言われていたのですが、その次の年の88回大会で、東洋大学が「10時間51分36秒」と、「大記録」を一気に8分以上も縮めるタイムを出し、その記録をさらに2分以上も縮める記録となったのです(実際は、5・6区でコースが長くなっていますが、全距離を再計測した結果、若干短くなっています)。

実は、青山学院大学は4年生エースの一人である川崎友輝選手の出場がかないませんでした。しかし、「一人3秒縮めれば、その分を埋められます」と出場選手たちが決意すると、次々と快走。終わってみれば、10選手のうち、区間新1人を含む、区間賞5人、区間2位3人、という圧倒的な強さで優勝したのです。「一人3秒・・・」という駅伝ならではの作戦が、力を最大限に発揮させたのです。

この考えは、「その一秒を削り出せ」のスローガンを掲げる東洋大学と同じです。
先に記述した、2011年大会は、実は、早稲田大学に21秒差という、大会史上「もっとも僅差」で準優勝に甘んじた東洋大学だったのです。そこで、「1区間2秒縮めれば、優勝できたはずだ」と酒井監督。そこから「1秒を削り出せ」を合い言葉に、1秒にこだわった練習を積み重ねた結果、翌年2012年には、前年の大会新記録を8分も上回る、圧倒的な記録を打ち出す強さで優勝し、世間を驚かせたのです。

勉強も、運動も、なんでもそうですが、「積み重ね」は大きな結果をもたらすものだとつくづく思います。

古北っ子のみなさんも「漢字を一つでも多く覚える」「一つでも多くのゴミ拾いをする」など、学校生活でも応用できそうに思います。

今年も多くの感動と元気をもらった箱根駅伝でした。

■箱根駅伝公式webサイト
 http://www.hakone-ekiden.jp/

2015.1.2 終わらない夏ボクたちの延長50回

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大晦日に放映された「終わらない夏ボクたちの延長50回」は、心温まる番組でした。
この夏の出来事である、延長50回を戦った「全国高校軟式野球の準決勝 中京(岐阜)対崇徳(広島)」の一戦は、多くの人の記憶に残る出来事だと思います。
一部には、50回もピッチャーを連投させたことに批判もありますが、その是非は当事者の考えが尊重されるものであることを改めて確認させられました。

スポーツは筋書きのないドラマです。「死闘」という言葉がふさわしい試合。勝っても負けても、これほど残酷なことはないと思っていたのですが、両チームのメンバーが試合後に強い絆で結ばれるのが印象的でした。
決勝戦は崇徳のメンバーが懸命に中京の応援をし、再対決を望んだ国体で、その願いが叶わなかった中、準決勝で敗れた中京が、決勝に進んだ崇徳を応援する姿は、「スポーツの良さ」を見たように思いました。
そして、引退後に、崇徳のメンバーが中京高校を訪れるシーンは、一生涯の友を得たようなシーンでした。

全身全霊で戦ったもの同士が味わえるものをうらやましくも思いました。そして、何事も、「一生懸命」に取り組むことは、得るものが多いことを再確認できました。
これからの両校ナインの活躍を大いに期待したいと思いました。

古北っ子の皆さん、「一生懸命」は大切ですよ。そういう意味で、2学期のテーマの「全力児童」は、多くの古北っ子にとって、得るものが多かったと思います。
ぜひ今年も、「全力」で頑張ろう!

■hicbc.com:CBCテレビ「終わらない夏 僕たちの延長50回」
 http://hicbc.com/tv/owaranai_natsu/
■学校法人崇徳学園:軟式野球部歴史に残る激戦
http://www.sotoku.ed.jp/nanshiki.html

2015.1.1 テレビを見るなら

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年末年始はテレビを見る時間も多くなることと思います。バラエティー番組などで大いに笑ってくつろぐのもいいですが、番組表を見ると、興味深い番組がいくつかあることに気付きます。リアルタイムで見るのもよし、録画して見るのもよし。あえて見るなら、心や知識に潤いを与えてくれるものを見てはいかがでしょうか。
以下は、正月三が日に、見よう(録ろう)と思っている番組一覧です。あくまでも個人的な趣味なので参考までに(笑)。

■1日
・16:45〜 NHKスペシャル カラーでよみがえる東京 −不死鳥都市の100年−(NHK総合)
・17:00〜 アスリートの魂「一歩ずつ王者へ 体操 白井健三」(NHKBS1)
・18:00〜 アスリートの魂「世界一へのトス バレーボール 宮下遥」(同)
・21:00〜 戦後70年 ニッポンの肖像 プロローグ 私たちはどう生きてきたか(NHK総合)
・23:00〜 天才アスリート世界への階段〜みらいのつくりかた新春SP〜(テレビ愛知)

■2日
・16:00〜 お願い!編集長 ピタゴラスイッチ(NHKEテレ)
・18:05〜 MISSION〜若田光一船長に迫る!400人の質問〜(NHK総合)
・23:10〜 大人のピタゴラスイッチ 〜数ピタ!たのしい数学〜(NHKEテレ)
・25:15〜 ホットスポット 最後の楽園season2 第1回 謎の類人猿の王国〜東アフリカ大地溝帯〜(NHK総合)

■3日
・17:30〜 ドキュメンタリー映画「世界の果ての通学路」(NHKEテレ)
・19:30〜 ネクストワールド 私たちの未来 第1回 未来はどこまで予測できるのか(NHK総合)

ちなみに、この多くはリアルタイムで見るわけではありません。
全てを録画予約してあるので、時間があるときに順に見ていきたいと思います。
リアルタイムで見たいものは(見るであろうものは)「箱根駅伝」ですね!

2015.1.1 あけましておめでとうございます

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新年、あけましておめでとうございます。
昨年は、保護者・地域の皆様におかれましては、格別のご支援・ご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。

本年も、職員一同、「児童が通いたい学校、保護者が通わせたい学校、地域が支えたい学校、職員が勤めたい学校」をめざし、学校づくりに努めていく所存です。
保護者・地域の皆様におかれましては、本年も、昨年同様、本校の教育活動にかわらぬご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

さて、先の記事の「一年の計は春にあり 一月の計は朔(ついたち)にあり 一日の計は鶏鳴にあり」の「一年の計は春にあり」の部分をもう少し掘り下げると、この言葉を書いた毛利元就は「世の愚か者どもは、恵方を拝んで、とそを飲み、長寿・子孫繁栄を祝って浮かれているが、元旦はそんな暢気なものではなく、年の初めに一年の事をじっくり考える。それが本当の祝いというものである。」と言っています。

ということで、古北っ子もぜひ「一年の計は元旦にあり」で、何か目標をもってみてほしいと思います。
「学校を休まない」「本を○冊借りる」「縄跳びの新しい技ができるようになる」「習い事で力を伸ばす」なんでもいいです。
一年の初めに「今年は、これをがんばるぞ!」という目標をもつことで、生活にハリが出てきます。
長期目標でも、短期目標でもいいです。途中で挫けても、気にせず、「休憩」くらいにとらえて、再チャレンジすればいいと思います。

未年だけに、「メ〜」一杯頑張らなくても、「メ〜メ〜(銘々:それぞれ)」のペースで頑張ればいいです(笑)。
ぜひ、この機会に、保護者の皆様から、目標を聴いていただき、その目標に対する頑張りにエールを送ってください!

2014.12.31 よいお年をお迎えください

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毎年、年末になると、「時の流れの速さ」を感ぜずにはいられません。
年をとればとる程、その感覚が強くなるように思います。
この現象は、「ジャネーの法則」という心理学用語で確立されています。
「生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢の逆数に反比例する」ということです。つまり、「10歳の1年は、その人生の“10分の1”(10%)だが、50歳の1年は、その人生の“50分の1”(2%)である」ということです。

さて、皆様にとって、今年一年間は、どのような一年間だったでしょうか。
今年の古知野北小学校は、昨年までの研究指定校の実績を継続・発展すべく、日々の教育実践を積み重ねてきました。
特に4月からは、ICT機器の整備を図り、学習環境の充実化を進めてきました。
また、地域・保護者への積極的な情報開示ということで、ホームページの充実を図り、週刊のメールマガジンの配信を開始しました。
さらに、よりよい教育活動の実践のために、オンラインによる小刻みな評価を実施し、多くの声に耳を傾け、今後の改善策を見つけることに努めてきました。
おかげをもちまして、地域・保護者との距離が今まで以上に近くなったように思います。

そして、470人の古北っ子が、命に関わるような出来事もなく、今日を迎えることができました。

今年も、多くの皆様に、こうして本校ホームページをご覧いただき、ありがとうございました。今日の更新をもって、2014年も365日の記事作成を達成することができました。

保護者・地域の皆様におかれましては、本年も大変お世話になりました。
来年も変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。
それでは、皆様、よいお年をお迎えください。

2014.12.30 「知っている」と「知る」ということ

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今日は、午前中に映画「インターステラー」を見てきました。今冬は、「フューリー」に続き二本目です。
個人的には、どちらの映画も「面白かった」と思いました(実際は、そんな単純な一言でまとめられませんが・笑)。

映画を見ていつも思うのは、ストーリーに関連した知識を「どれだけ知っているか」で、随分と面白さが変わるように思います。
「歴史」「地理」「経済」「文化」「科学」「組織」「スポーツ」・・・など、そのジャンルは広く、また基礎的なことから発展的なものと、幅も広くなりますが、一つでも多くのことを知っているということが、より楽しめることにつながるように思います。
どれだけ「知っている」ことがあるかがポイントになると思うのです。

逆に、映画を見て、「知ること」も多くあります。「忠実に再現」「本物を使用」とあれば、実際に見ることができないものを、スクリーンを通して知ることができます。また、ノンフィクションだったり、ドキュメントだったりすれば、そのまま学びの場となります。
映画を通して「知る」ことができるのも、ポイントだと思うのです。

自分の場合は、映画を見ると、必ず帰ってから、ネットで「おさらい」をします。完成までの流れや、制作秘話、撮影箇所、登場俳優、興行収入、評価などです。すると、「そうだったのか」と知ることができたり、レビューなどからは、本当に詳しい人の評価も知ることができ、「なるほど」と思ったりすることもしばしばあります。そうすることで、また新しい「知識」を得ることができます。

「知っている」から楽しめ、「知る」からさらに楽しめる。
映画に限ったことではありませんが、古北っ子には、ぜひそんな姿勢が身につく人になってほしいと思います。

2014.12.29 大人が集う正月には

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少し前ですが、以下の記事が中日新聞(12/19付)県内版にあるコラム「ペーパーナイフ」に掲載されていたので紹介します。

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全国の若者が職人技を競う「技能五輪全国大会」が今月1日まで、名古屋市内で開かれていた。旋盤などものづくりを支える技術から、洋菓子製造やレストランサービスに至るまで、さまざまな41職種で1,200人が技能を披露した。
 注目すべきは大会の成績だ。県内からは229人が出場し、金賞、銀賞、銅賞、敢闘賞を獲得したのは115人に上る。半数以上が優秀な結果を残した。さかのぼって調べてみると、その年の大会で最も活躍した都道府県に贈られる「最優秀技能選手団賞」は、県選手団が今年を含め、10年連続で獲得していた。
 なぜ強いのか。選手の所属を見れば、自動車関連企業をはじめ、誰もが知るものづくり企業が名を連ねていた。大会では次世代を担う若い技術者たちが、現場で磨いた腕を発揮した。県選手団の強さもこれで合点がいった。
 金賞を取った選手は来年8月、ブラジルで開かれる技能五輪国際大会に出場する。過去大会では多くの日本人選手が入賞している。来年の大会も技術立国・日本の力、県のものづくりの力を世界に示してくれるにちがいない。

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お正月は、親戚の方が集まり、多くの大人が子どもたちと接する機会があります。日頃、じっくり話ができない大人と話をするチャンスでもあります。
愛知に住む方がみえれば、ものづくりに関わる方もみえると思います。そんな方がみえたら、上記のような、その素晴らしさを子どもたちに伝えてもらえると嬉しく思います。

また、ものづくりに限らずとも、ぜひ、それぞれの仕事や進路について、その素晴らしさや苦労なども伝えていただくと、将来を考える一助になると思います。

昔は、日頃から多くの大人と接し、様々な話を聴く中で、「大人とは」「仕事とは」ということを徐々にイメージできたのが、最近では、そういう機会が少なくなりました。
ぜひ、このお正月やお盆などの大人が集う場で、子供の成長につながる話をしていただければ、と思います。

2014.12.28 たかが歯ブラシ?

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正しい歯磨きを行うことで、丈夫な歯を維持できますが、歯ブラシが痛んでいると、効果が低下します。

「教育新聞」(12/18付)に「たかが歯ブラシされど歯ブラシ」というタイトルで掲載されていた、日本大学歯学部医療人間科学教室教授の尾崎哲則医学博士の記事によると、「1日3回歯磨きを適切に行うと、およそ4週間で歯ブラシは交換の時期になる」とのこと。これには驚きました。そんなペースで歯ブラシを交換していなかったからです(但し「適切に」行っているかどうかが重要ですが・笑)。 

博士によると、歯ブラシの毛の「しなり」が大切で、使っているうちに、目に見えない小さなひびが生じ、「しなり」が低下していくとのこと。
「肉眼的にいうならば、新品の歯ブラシの毛は透明ですが、使っているうちに白くなっていきます。これは、目に見えない小さなひび割れが増え、透明感が失われたためにおきます。歯ブラシの毛が疲労し劣化している証拠です」
とあり、「なるほど。確かに、使っているうちに白くなっている」と思いました。

「後ろから見て、柄より毛先が広がっていたら交換」というのを基準にする人が多いと思いますが、それは、すでにかなり痛んだ歯ブラシであり、歯ブラシの能力を発揮できないようです。

記事にはその他に、毛の太さや長さ、素材などについても細かく解説がなされていました。「たかが歯ブラシ」ではないようです。

年末で、様々なものを片付け、新年に向けて新しいものと交換することもあると思いますが、歯ブラシも交換すると、気持ちよく新年がスタートできるかもしれませんね。

2014.12.27 「我慢して立派な選手に」

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今季までメジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースで活躍したイチロー選手。
そのイチロー選手が、23日にあった「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の表彰式で、語った以下の言葉が印象的でした。

「今年の僕が何か言えるとすれば、それは我慢ということではないかと思いました。大人になると、自分の思いだけでは進めない。我慢して、自分を抑える。前に進むにはこれしか方法はない」

「アメリカでの14年が終わって、ラテン系の選手は主張が強く、自分を出す人が多いと感じた。でもグラウンドではできないことの方が多い。それより、自分をグッと秘めて、やるときはすごいという日本人的スタンスの方がカッコいいと思う」

先発を外れる試合が増加した今季を振り返り、「我慢」の大切さを語ったものだと思います。しかし、日頃から、自分の調子をベストな状態に保つためには、あらゆる事に対して「我慢」をしているイチロー選手ならでは、の言葉とも思いました。イチロー選手の日常の全てを表しているようにも思うのです。

表彰式を終えた選手が「自分には我慢が足りない」と言っていたのが、また印象的です。217チームの頂点に立った、優勝したチームのキャプテンがそう言うのです。イチロー選手は、

「217という数は高校野球で言うと一番多い県でも190前後。200以上のチームが集まるのはとても珍しいし、そのうちの3チームに残ったということはとんでもないことをしたということ。これを誇りに思い、自信にして野球人生を歩んでいってほしい」

というのですから、その結果の素晴らしさはイチロー選手も認めるところです。そんな結果を残した小学生の選手がそう言ったのです。

人は色々な欲求をもっています。小学生で言えば「もっとテレビ・ネットゲームで遊びたい」「もっと遅くまで寝ていたい」「もっとお菓子を食べたい」などといったところでしょうか・・・。
それらに対して、古北っ子のみなさんは、どれくらい「我慢」ができているかな。
「できてないなぁ」と思った古北っ子は、新しい年を迎えたら、そんなことに気をつけてみるといいかもしれませんね。

(写真は、「web Sportiva」より引用)
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