最新更新日:2024/06/19
本日:count up81
昨日:491
総数:2050636
 令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2015.3.5 北部中学校卒業式に思う

画像1 画像1
今日は、県内の公立中学校の卒業式の日です。私も北部中学校よりお招きをいただき、参列させていただきました。

厳粛な中にも、温かさが漂う、とてもいい式が挙行されました。

2年生代表生徒による送辞に続き、在校生の合唱「この地球のどこかで」がいい詩でした。「歩いて行く道はきっと違うけれど 同じ空見上げているから この地球のどこかで」のサビの部分は、これから旅立つ卒業生とつながりを感じさせるもので、まさに「みすまるの心」にぴったりだと思いました。

また、卒業生代表の答辞は、飾り気のない自然な、仲間への感謝、家族への感謝の言葉が並べられ、同じ親として、そして、中学生を指導したことがある者として、胸が熱くなるものでした。答辞の途中、代表生徒の思いがあふれ、思わず声が震える瞬間は、多くの卒業生が目頭を押さえていました。そんな姿を見て、私もグッとくるものがありました。

式後の、卒業生による記念合唱「河口」は、難しい歌ですが、壮大な筑後川と自分たちのこれまでの歩みを重ねる、すばらしい歌声でした。

北部中学校の卒業式がとてもいい雰囲気で行えるのも、保護者、地域の支えなくしては成り立たちません。と同時に、小学校も、この日をイメージして指導をしないと成り立たないと考えます。

中1ギャップに代表されるような、中学校へ入学した途端に不登校になったり、それまで穏やかだった子が荒れたりするのを、これまでたくさん見聞きしてきました。
十人十色な個性が集まる公教育において、その違いを認め合い、協力し合い、良好な人間関係が築けるような下地作りを小学校のうちにしなければなりません。また、発展する学習内容についていけるような基礎学力も定着させておかなければなりません。さらに言うなら、数々の困難に打ち勝つ強い心や、やることが増えるためセルフコントロールも培っておかなければなりません。
このように、小学校は、「15の春」をきちんと迎えられるようにイメージして指導に当たる必要があるのです。

今日は、いい式に参列でき、心が温かくなりました、保護者の皆様、北部中学校の先生方のご指導に敬意を表します。保護者の皆様、北部中学校の先生方、お疲れ様でした。

2015.3.4 真似る

画像1 画像1
「学ぶ」は、「まねぶ(学ぶ)」と同源で、「まねる(真似る)」とも同じ語源です。
「まね → まねぶ → まなぶ」なのか、「まね → まなぶ・まねぶ」なのか、諸説がありますが、いずれにしても、「学ぶ」ことは、まず「真似る」ことから、ということになります。

そんな中、先日の6年生の掃除の様子もそうですが(参照:「縦拭き」、次に「横拭き」)、2年生でも、先日の朝礼で紹介した「永平寺中学校」の掃除の仕方を「真似て」いました。

1階から階段を上がって、2階に行くと2年生のフロアです。階段を上がるにつれ、静けさが伝わってきます。朝礼でも「低学年でも特に2年生が…」と言いましたが(参照:2015.2.23 朝礼校長講話)、その時より、さらに静かになっています。永平寺中の動画に刺激を受けたのが伝わってきます。
2年生は、低学年ながらしゃべらないで掃除をすることを意識して取り組めています。担任に聞くと「自分たちで『ピカピカタイム』と名付けて、取り組んでいます」とのこと。とても感心します。

廊下掃除の子を見ると、「縦拭きの後の、横拭き」の姿に出くわしました(写真)。6年生同様に、まさに「まねぶ」姿です。一連の作業の取り組み方がはっきりしていると、集中でき、無駄な会話は必要なくなります。何しろ、「やらされている感」がなくて、気持ちがいい姿です。「真似る」ことで「学んで」います。

イエローハット創始者の鍵山秀三郎氏は「いまだかつて、倒産した企業で、きれいに整然と掃除が行き届いていた会社はありません」と言っています。逆に言えば「掃除が行き届いていれば倒産しない」ことになります。これは「学力が伸びない、落ち着かない学校で、きれいに整然と掃除が行き届いていた学校はありません」と言い換えることができると、ふと思いました。

「掃除が静かに集中してできる学校」。4月に比べ、明らかによくなってきています。

2015.3.3 得意・不得意な教科

画像1 画像1
3月2日付の「日本教育新聞」に、「数字が語る日本の教育」というコラムで見出しのような記事があったので内容を以下に紹介させていただきます。

教科の得意・不得意は多かれ少なかれ、誰にでもあるように思いますが、これを発達段階や性別で調べてみると、ある傾向が見えるようです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−

 性差を見ると、言語や芸術教科では女子の得意率が高い。理数や体育では、男子の方が高くなっている。(中略)さらに、学年が上がるにつれて、理数教科の得意率の男女差が拡大することが気にかかる。
 (中略)理数嗜好の性差は生物学的次元の話ではあるまい。
 国際的に見ると、その性差がほとんどない国もある。よって、表のデータは、「生物学的性差」ではなく、「社会的性差」の問題としてみるべきであろう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

まだまだ日本では、「リケジョ」のような、理系を専攻する女性をあたかも特別な存在のように扱う傾向があります。そういった社会的な雰囲気も、「女子は文系」「男子は理系」のように分けてしまい、イメージから得意・不得意を生み出している可能性も否定はできないと思います。

「ジェンダー・フリー」(社会的性差がない)な社会を作るためには、「男だから…」「女は…」という例えは、今の時代にはそぐわないですね。気をつけたいところです。

整える

画像1 画像1
体育の授業で、運動場へ出るような急いでいる場面でも、

合言葉の「トン・ツー・ピタ」で、

しっかり揃っています。 いいね! 

2015.3.2 失敗したときに「よかったな」と言える発想

画像1 画像1
2月23日付「みやざき中央新聞」に、オリンピックにも出場されたことがある、元日本代表競泳選手の千葉すずさんの「私が水泳から教わったこと」と題した講演内容が掲載されていました。その中に、印象に残った部分があったので紹介させていただきます。

千葉さんは、水泳のことばかりを考えて生活する毎日を続けていたのですが、大学進学時にアメリカ留学を決めると、考え方の違いにカルチャーショックを受けたと言います。
それは「『オン』と『オフ』がはっきりしている」ということ。日本では4〜5時間練習していたのが、アメリカでは1時間30分に。そして練習が終わると、それぞれの「オフの時間」を楽しむのだそうです。タイムが伸びないと「気分転換して旅行にでも行ってきたら」とまで言うのです。
そんな千葉さんは驚いて、そのアメリカのコーチに「今、練習休んだら致命的では」と言うと、「そんな発想だから負けるんだよ」と返されます。

アメリカでは、大きな失敗をしても「よかったな、今で。本番だったら、取り返しがつかないけど、今だったら勉強になる。練習ではいくらでも失敗していい。本番に備えられるようにしておけ」と言うのです。

日本では、段階を踏み、日頃から失敗しないようにステップを踏むのに対し、海外では「失敗をする練習をする」んだとか。そうしておけば、もし本番でしっぱいするようなことがあっても臨機応変に対応できるのでしょう。そこが、日本の選手と海外の選手のメンタルの強さの違いではないかと感じたのだそうです。

なるほど、と思いました。
教育現場の様々な指導場面でも、失敗という負のイメージを背負わせないよう、練習でさえ大きな失敗をしないようにする雰囲気があります。同様に、子育ても、失敗しないように、先回りをして安全に運転ができるようレールを敷くような雰囲気を感じます。

個人的に思うのは、さまざまな経験をすることで、総合的な判断力が身に付いていくのでは、ということ。成功体験だけでは総合的な判断をするには、経験値が足りないでしょう。取り返しのつく内容であったり、そんなタイミングであったりすれば、失敗するのも「あり」だと思います。どうでしょうか・・・。

千葉さんのシリーズは、まだ第1回と始まったばかり。今後の内容が楽しみです。

2015.3.1 次世代classフォーラム2015 1st

画像1 画像1
昨日は、午後から名駅近くのオフィスビルで行われた「次世代classフォーラム2015 1st」という会に参加してきました。

国の計画では、2020年に、タブレットPCが一人一台配布される予定になっているのは、過日、本HPでもふれたところですが(参照:2015.1.23 電子黒板の活用を図るために)、それを見越して、本校も、早ければ次年度に複数台のタブレットを導入し、活用ができないか検討をしています。

そこで、主にタブレットPC(主にiPad)の活用をいくつか提案・紹介してくれる本フォーラムに参加し、どんな可能性があるのか、学んできたのです。

フォーラムでは、東京都の「広尾学園」、京都の「同志社中学校」、自治体をあげて取り組んでいる「菊川市教育委員会」の3団体の実践例を聞き、また、企業からはハード・ソフトの両面の設定の提案を聞きました。

中でも広尾学園の実践例は、ため息が出るばかり。BYOD(Bring your own device:個人所有デバイスの活用)により、学びのスタイルを大幅に変えた授業は、iPadのみならず、「Mac book」や「kindle」などの複数のデバイスを学科や目的に応じて使い分けるものです。調べ学習はもちろん、それらのデータを共有するなどして、互いの力を高め合う活用の仕方をしています。「探求型の授業」の究極なモデルを見ることができました。それはまさに「できないことをできる」ための活用でした。

「このレベルは、ちょっと厳しいぞ」と思っていると、菊川市教育委員会の実践例はシンプルなものでした。「ミラーリング」という、手元の画像を大写しするという従来のICT機器の活用と同じ方法から、「1人1台ではカニ料理になってしまうので、鍋料理のように1グループ1台で」の例えのように、協同的な学習をするためのツールとして使用するというものです。ホワイトボードの代わりに活用し書き込んだり、テンポ良く瞬時にディスプレイに表示したり、配信された一つの資料をもとに検討をしたりするなど、手の届く実践方法です。「これなら」と思いました。

フォーラムでは、いくつかの刺激を受けました。いくつかの便利なアプリも知ることができました。何より、タブレットを活用している時の動画からは、生き生きとした子どもたちの表情にあふれ、集中し、能動的に授業に取り組んでいる様子がよく分かりました。今後、ぜひ古北っ子の学びが深まる活用方法を考えていきたいと思います。
★今までどおり電話での連絡も受け付けています。
  <欠席連絡フォーム>
古北小創立150周年記念事業実行委員会
古北小創立150周年記念HP
古北小創立150周年記念式典
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
学校行事
3/6 卒業生を送る会
3/9 通学班集会
3/10 あいさつの日
委員会(最終)
PTA活動
3/9 常任・学級委員会(10:00〜)
地域行事
3/5 北部中学校卒業式
江南市立古知野北小学校
〒483-8025
江南市和田町宮145
TEL:0587-56-2274
FAX:0587-56-2924