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2016.6.20 「舵をとれ!」ミッション その22つ目は、大人の姿から学ぶ「キャリア教育」をテーマにした回答です。 ■2 こんな素敵な大人の行動に出会いました! ・道を聞いたら、とても優しく教えてくれた(タクシーの運転手、お店の人、道行く人、警備員さん等)。(多数) 〜お店の人編〜 ・値段が分からないときに笑顔で教えてくれた。 ・買い物をしたら、優しく「ありがとう」と言ってくれた。 ・落とし物(シャープペン・お金)したときに拾ってくれた。 ・私たちにお茶とおかしを出してくれた。 ・京都のよいところを教えてくれた。 ・味について丁寧に説明してくれた。 ・買い物をすると、商品を素早くとても丁寧に包み、待たせないようにしていた。 ・みんなにわかりやすいように「次、買う人いませんか」「レシートいりますか」「試食しませんか」などと言っていた。 ・「おおきにー」「気をつけてねー」お笑顔で言ってくれた。 ・「すいません」と挨拶したら、すぐに返事をしてくれた。 ・小さな袋をたくさん持っていたら、大きな袋に移し替えてくれた。 〜バスガイドさん編〜 ・説明がわかりやすくてためになった。 ・やさしくておもしろくていろいろなことをしていてすごいと思った。 ・外国人に道を教えていた。 ・いけないことをしたときに「ダメ」と言ってくれた。 ・バスでシートベルトがうまくできなかったときに、さっと手伝ってくれて「さすが」と思った。 〜その他〜 ・バスガイドさんとカメラマンさんの笑顔がすごかった。 ・砂利を丁寧にならしてくくれている人がいて、歩きやすかった。 ・撮影スポットで、「写真を撮りましょうか」と聞いている人がいた。 ・神部先生がお寺の柄杓をきれいにそろえていました。 ・増田先生が怪我をしたときに手当の手伝いをしていた。 ・いろいろ質問したら、丁寧に説明してくれた人がいた。 ・写真を撮っていると、その目の前を知らずに通ってしまった人が「ごめんね」と言ってくれた。 ・人とぶつかったときに、若い女性がすぐに「すみません。大丈夫ですか」と言ってくれた。びっくりしたけど、気持ちがとてもよかった。「セトモノ」という詩を思い出した。 東大寺周辺や知恩院〜清水寺の班別行動では、初めての場所に道に迷った班も多かったようです。そんな時、多くの大人が親切に道を教えてくれたようで、よかったですね。中には、「近道を教えてくれた」なんていう班もあったようです。 お店の人の接客はさすがですね。外国人が驚くはずです。 また、ガイドさんの「プロフェッショナルさ」は身近だっただけに、よく分かったようですね。 さらに、写真を撮っていたときに「ごめんね」と言ってくれた人や、ぶつかったときに、「すみません。大丈夫ですか」と言ってくれた人は、とても素敵な大人ですね。「子ども扱い」をせず、一人の人として接してくれる人は、きっと、普段から素敵な振る舞いをされている人なのだと思います。そして、「セトモノ」の詩、私たちも心がけたいですね。 「素敵な大人の振る舞い」を見て、ぜひ皆さんも、そんな素敵な大人になれるよう、今から、その「基礎作り」をしていきましょうね。 2016.6.19 「舵をとれ!」ミッション その1■こんな「ABCを大切に」した行動をしました! ・笑顔で挨拶ができた(ホテルの人、お店の人、道行く人。(多数) ・バスの運転手さんやガイドさんに「お願いします」「ありがとうございました」が言えた。(多数) ・時間を見て行動ができた。5分前行動ができた。(多数) ・しおりを見て行動ができた。 ・整理整頓(靴・部屋・荷物・スリッパなど)がしっかりできた。(多数) ・停まってくれた車に挨拶ができた。 ・お店の人に「おいしかったです」と言えた。 ・「ありがとう」の気持ちを手紙に書いて、お礼の気持ちを伝えることができた。 ・京都の班別行動で、買い物をする度に「ありがとうございます」が言えた。 ・ゴミを持ち帰った ・バスにゴミが落ちていたのを拾った。バスの前の席の下にゴミが落ちていないかチェックできた ・部屋の中で静かにできた。 ・写真を撮っている人の前でしゃがみながら通った。 ・見学しやすい場所を譲ってあげた 「さすが古北っ子」と思ったのは、様々な場所(訪問先、ホテル、お店、バス等)で、あいさつがきちんとできている人が多かったということ。特に、「おはようございます」「こんにちは」だけでなく、「お願いします」「ありがとう」という言葉があふれていたのもいいですね。中には、「頭を下げながらできた」「心を込めて言った」という表現も書かれており、「うん。それは大切なことだ」と思いました。そして「外国人観光客にも『Hello!』と挨拶できた」なんてのもありました。世界に羽ばたいていけそうですね(笑)。 また、時間の意識や、整理整頓やごみ拾いなど、学校での「ABC」の延長のような場面もたくさん見られました。いいですね。 なお、個人的にいいな、と思ったのは、下からの3つの回答。「部屋の中で静にできた」「写真を撮っている人の前でしゃがみながら通った」「見学しやすい場所を譲ってあげた」というのは、周りが見えているということ、周りを考えた行動ができているということだからです。こんなことが自然にできる古北っ子がさらに増えるといいな、と思いました! 「ミッションその1」は、見事、クリアですね! 2016.6.18 マジックでコミュニケーションまずは、家庭でできる、家族のコミュニケーションを図るための「お土産マジック」を披露していただきました。誰もができるマジックでありながら、そのタネ明かしは驚きがあり、感心するところです。 また、最後の15分間は、歓声と拍手に包まれるマジックショーを披露していただきました。観客を巻き込んでのマジックは、笑いにあふれ、楽しいショーとなりました。 そして、その間には、マジックとの出会いから現代に至るまでをお話しいただきました。幼稚園のときに、先生が演じるマジックを見て心に残ると、中学生より、マジックを習得し始め、現在まで50年続いているといいます。 ちょっとした幼少の頃の出会いが、その後の人生に大きく影響を及ぼしたことに、幼い頃出会いや刺激の大切さを感じました。 また、日本国内の大会はもちろん、世界大会に出演された先生。並大抵のことではないと思いますが、まさに「好き」であったことがそうさせたと言います。また、夢や目標があるから、頑張ることができたという先生は、しっかりした所作を身につけるために、日本舞踊なども習われたと言います。物事を極めるための努力の大切さも、改めて確認することができました。 今日は、河合勝先生より、大変貴重な機会を与えていただきました。ありがとうございました。 きっと、今日は、古北校区の多くの家庭で、お父さん・お母さんがプチマジシャンとなって、華麗なマジックを子ども達に披露し、盛り上がっていることでしょう。 そして、そんなマジックに刺激を受け、将来、この古北小からマジシャンが登場するかもしれませんね。 参加していただいた保護者の皆様、本日は、ありがとうございました。 2016.6.17 イチロー選手を頑張らせたこと小学生の頃には、毎日のコツコツした練習に対して「あいつ、プロ野球選手になるのか」と笑われたと言います。 また、2001年に、大リーグへ移った時は「首位打者になってみたい」という目標に対して、周りは笑ったと言います。 しかし、それらを見返すように、目標を達成し、記録を打ち立ててきイチロー選手。その原点は、以下の小学校の卒業文集に見ることができます。 僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。 そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには練習が必要です。僕は三歳の時から練習を始めています。三歳から七歳までは半年くらいやっていましたが、三年生の時から今までは三百六十五日中、三百六十日は、激しい練習をやっています。 だから一週間中で友達と遊べる時間は五、六時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。そして、その球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズが夢です。ドラフト入団で契約金は、一億円以上が目標です。僕が自信のあるのは投手か打撃です。 去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。そしてほとんどの選手を、見てきましたが自分が大会ナンバ−ワン選手と確信でき、打撃では県大会四試合のうちホ−ムランを3本打ちました。そして全体を通じた打率は五割八分三厘でした。このように自分でも納得のいく成績でした。そして、僕たちは一年間負け知らずで野球ができました。だからこの調子でこれからもがんばります。 そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って、応援してもらうのも夢の一つです。 とにかく一番大きな夢は、野球選手になることです。 鈴木一朗 強い思いが現実にさせるのですね。有言実行するところはさすがです。 そして「常に人に笑われてきた悔しい歴史が、僕の中にあるので。これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろん、あります」と語るイチロー選手。口で言うのは簡単ですが、作文のように「やってしまうのではないか」と思わせるところがイチロー選手です。 大リーグだけで、4,257安打を達成してほしいということは、多くの人の願いだと思いますが、おそらく、本人が一番強く思っている目標であることでしょう。これからの活躍に期待し、応援し続けたいと思います。 ぜひ、古北っ子の皆さんも、もし悔しいことがあったら、イチロー選手のように、そのことを見返すような強い気持ちをもってほしいと思います。 (※写真は、パドレス戦の9回、右翼線に二塁打を放つマーリンズのイチロー選手。6月16日中日新聞(CHUNICHI Web)より引用) ABCを大切にみんなで、こうしてきちんと使ってくれるのは嬉しいですね。 明るい元気な声が…しかし、プールからは、明るい元気な声が聞こえてきます。 楽しみながら、水と戯れていました。 2016.6.15 「特別な教科道徳」に向けて「特別な教科 道徳」は、平成27年4月1日から移行措置として、その一部又は全部を実施することが可能となっていますが、平成30年4月1日には全面実施することとしています。 そのねらいとして「小学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編」(平成27年7月)のP2には、以下のように記されています。 「多様な価値観の,時に対立がある場合を含めて,誠実にそれらの価値に向き合い,道徳としての問題を考え続ける姿勢こそ道徳教育で養うべき基本的資質である」との答申を踏まえ,発達の段階に応じ,答えが一つではない道徳的な課題を一人一人の児童が自分自身の問題と捉え,向き合う「考える道徳」,「議論する道徳」へと転換を図るものである。 「答えが一つでない道徳的な課題」というところがポイントです。立場や角度を変えれば、様々な考えがあり、時には、どの考えにも納得させられる場合があります。 そんな課題を、お互いに聞いたり、話したりすることで、「考える」「議論する」道徳の授業にしていこうというものです。 したがって、授業では、話し合いの場面が何度かありますが、この話し合いこそが、お互いの考えを深める中心的な学習活動となります。「指導要領解説」(P81)には、 話合いは,児童相互の考えを深める中心的な学習活動であり,道徳科においても重要な役割を果たす。考えを出し合う,まとめる,比較するなどの目的に応じて効果的に話合いが行われるよう工夫する。座席の配置を工夫したり,討議形式で進めたり,ペアでの対話やグループによる話合いを取り入れたりするなどの工夫も望まれる。 とあります。話し合いは「重要な役割を果たす」のです。ちょうど、写真は、そんな話し合いの5年生のワンシーンですが、活発な話し合いがされています。 「○○さんと同じで…」「□□さんにもう少しつけたして…」「◇◇さんの考えもわかるけど…」というように、先に出た発言を、自分の発言と照らし合わせて、つなげながら発言をしています。 さらに、上記の解説にあるように、話し合いがしやすいように、座席の配置も工夫されています。 今後も、「特別な教科道徳」の全面実施に向けて、このような目的を意識しながら、それぞれの考えを認め合える授業にしていきたいと考えます。 ABCを大切に全体で「福祉」について、分かれて「手話」「点字」について学びますが、全体会では、司会をノー原稿で進めているのを見てビックリ。 レベルの高い「ABC」を見て、4年生の力の高さに感心しました。すばらしいですね。 2016.6.15 古北のプールの歴史 その2今日は、建設が始まったところから完成までの様子です。 (※文章は、昭和55年度古知野北小学校PTAが作成・発行した「古北のあゆみ」をもとに、校長が編集したものを掲載しています) 一週間かけて、基礎となる「グリ石」を運び終えると、底の基礎造りが続きます。 しかし、戦中の物資不足の時代の建設は、現代では、想像もつかないほど困難なものでした。鉄は国に供出していたため、全く使えず、鉄筋の代りに「竹」を使い、プールの底の基礎には、木曽川から護岸用の「蛇籠」(河川工事の護岸に使用する砕石を詰め込んだかご)を借りて使うといった苦肉の策も用いられたのです。 炎天下の中、石の運搬が行われ、コンクリートが敷かれ、ようやく完成したのは、7月19日の地鎮祭から2か月後の9月はじめとなりました。 しかし、完成後には、水の問題がありました。高等科2年(現在の中学2年に相当)の男子が4人一組で、15分交代で井戸水をくんで水を満たすのですが、4日かけて、ようやく9割ほどになるといった状況だったそうです。 そんな状況から、再度、津田覚重氏が寄付をされ、井戸小屋を作ると同時に、モーターを備えつけ、8時間で水が入るようになったのです。 しかし、現在と異なり、衛生状況を保つために、3日に一度は水の入れ替えが必要であり、プールに入る日中は入れ替えができず、作業は徹夜となりました。さらに、モーターを連続運転すると焼き付いてしまうため、モーターを止めては冷やし、そしてくむという作業が行われ、くみ終わると朝になるという状況でした。 こうした管理上の苦労もありましたが、名古屋以北の小学校では唯一のプールであり、完成以後は、泳力が上達し、どの学校にもひけをとらず、古北校(当時は古知野北尋常高等小学校))の自慢の一つになったということです。 以来、昭和55年の新しいプールの建設までの40年間、古北校の施設として活用されたのでした。 ※写真は、プール完成時の様子です(「古北のあゆみ」より)。 (※新プール(現在のプール)の建設についても、後日、お伝えします) 修学旅行から明けて…教室に様子を覗きに行くと、みんな元気な様子でした。 また、今日から、次のステップに向けて、がんばっていきましょう! 2016.6.14 世界遺産しかし、「姫路城」「原爆ドーム」「厳島神社」という、ピンポイントで登録されているのは、意外と少なく、「〇〇群」「□□(地域)の…」といった、複数の施設をまとめて登録している箇所も多くあります。 昨日・本日と訪れた、奈良・京都で「世界遺産」として登録されているところは、まさに、「法隆寺」以外、その「複数の施設をまとめて登録」というものになります。 では、訪れた先で「世界遺産」として登録されていたのは、どんなところでしょうか。実況中継内の記事にも、何度か、その施設を紹介してきましたが、改めて、ここで振り返りたいと思います。 ■法隆寺地域の仏像建造物(1993年登録) ・法隆寺 ■古都奈良の文化財(1998年登録 8資産) ・東大寺 ・春日大社 ■古都京都の文化財(1994年登録 17資産) ・鹿苑寺(金閣寺)、清水寺、平等院 となります(ただし、春日大社は、班別行動の一つの見学先であるため、全児童が見学するものではありません)。こうしてみると、見学先のほとんどが「世界遺産」ですね。 しかし、この「世界遺産」も、世界を見てみると、登録を抹消されたり、抹消候補になるも、なんとか回避したりしたというところがいくつかあります。(参考:抹消された世界遺産〈Wikipedia〉) 「ユネスコ」は、「その遺産が教えてくれる歴史や文化の大切さを教育やコミュニティを通じて次の世代である子どもたちに伝えていくことも重要です」と謳っています(参照:日本ユネスコ協会連盟活動内容)。 よって、すばらしい施設や自然を見学し、その価値について学ぶことで、私たちは、その保全方法について協力したり、考えたりしなければなりませんね。ちょうど、今回の修学旅行で、1組のガイドさんも「今回見たことを、大人になったときに、また引き継いでいけるといいですね」と言われていました。 国内には、多くの世界遺産があります。ぜひ、家族で訪れたり、大人になったら、自分たちで訪れたりしてはいかがでしょうか。 ※「参照」と書かれた、水色の文字は、クリックするとリンク先のHPが閲覧できます。 2016.6.13 修学旅行の行き先は?
本校は、本日・明日と修学旅行につき、奈良・京都を訪れています。しかし、少し前まで、江南市内の小学校でも、伊勢志摩方面がポピュラーだった時代がありました。
また、社会人になると、全国各地の出身の人と交流をするようになりますが、そんな中で、「修学旅行は、どこへ行った?」などと話題になると、結構、様々であったりすることが分かります。 ちょうど、「ベネッセ 教育情報サイト」内にある、「96.9%が『楽しんだ』小学生の修学旅行 行き先は近隣エリアが多い傾向」の見出しの記事には、修学旅行の行き先についての調査結果が出ており、下記のようなグラフを見ることができます。 それによると、地域によって、それぞれであることが分かります。 しかし、多くが近隣の地域であることがわかります。 ちょうど今日も、江南市の小学校が京都・奈良に訪れるように、兵庫県の小学校が、京都・奈良を訪れていました。 また、北海道・九州は、「北海道内・九州内」が非常に多くを占めていることが、グラフから分かります。 逆に、名古屋地方を訪れる北陸や近畿地方の小学校もあり、やや驚きます。というのもいったいどこへ…?調べてみると、「明治村、犬山城、リトルワールド、トヨタ自動車工場見学、産業技術記念館、木曽川・長良川鵜飼」などなどです。「なるほど〜」ですね。 もし、家族のどなたかが、この地方の出身でなければ、「修学旅行は、どこへ行った?」ということを聞くと、盛り上がるかもしれませんね。 ※図は、「ベネッセ 教育情報サイト」より引用しました。関連ページはこちら↓ ■ベネッセ教育情報サイト 96.9%が「楽しんだ」小学生の修学旅行 行き先は近隣エリアが多い傾向 2016.6.12 古北のプールの歴史 その1大きな特徴では、以下のことがあげられるでしょう。 ・「ひまわり」「家庭科室」「図工室」の教室がある校舎がない。 ・プールの北側に体育館がない。 ・古北山がない。 ・現在、ブランコや藤棚があるところに、プールらしきものがある。 といったところでしょうか。その他にもいくつかありますが、ちょうど10日(金)に、今年度のプール開きもあったところです。ここでは、写真の一番下にある、現在のブランコや藤棚に当たる場所の「プールらしきもの」について、その歴史を数回に分けて、お伝えしていきましょう。おじいさん、おばあさんはもちろんですが、お父さん、お母さんの中には、記憶にある方もみえるかもしれませんね。 (※文章は、昭和55年度古知野北小学校PTAが作成・発行した「古北のあゆみ」をもとに、校長が編集したものを掲載しています) 昭和15年以前は、名古屋市より北の小学校には、プールがない時代で、多くの学校が、近くを流れる小川などを使って水泳の授業をしていたのだそうです。 しかし、決してきれいではない小川で泳ぐことを嫌がる児童も少なくなかったそうです。 特に、南北に長い校区を持つ本校は、般若地区の児童は木曽川で遊ぶことが多かったため、南の方の地区の児童とは、泳力に差があったと言います。 そんな中、当時の先生(奥村久男先生・S32〜35に校長先生を務める)が「プールの必要性」を各方面に説いて回ったところ、勝佐の津田覚重氏が、寄付を申し出られ、建設が始まりました。 しかし、材料等で資金を使用すると、作業をする人夫賃はなくなってしまったため、先生や児童で作業を行うことにしました。 まず、基礎となる「グリ石」(底に並べる石)を下般若の石原寿郎氏の山からいただくことになったのですが、戦時中の当時は、リヤカーなどもないため、まさに人海戦術で運んだのだそうです。30cm前後の石は、決して軽くなく、ケガなども多かったそうです。そんな石を一週間かけて、運搬したのでした。 そして、いよいよ基礎作りが始まります…。 (※続きは、修学旅行後にお伝えします) 2016.6.11 教師力アップセミナー今日の講座は、元筑波大学附属小学校教諭で、現在は大学で教鞭をとってみえる、白石範孝先生。人気のある先生だけに、会場は超満員です。 「論理的に思考する『考える』国語の授業 〜問題解決学習をめざして〜」という演題のもと、国語を「論理的」に考え、説くことの必要性を分かりやすく語っていただきました。 特に、「アクティブラーニング」の必要性が叫ばれる中、基礎基本の定義、言語活動などの土台の大切さを説かれ、頭をアクティブにすることが必要との言葉に納得。「様々な用語の習得・活用」「方法の習得・活用」「原理・原則の習得・活用」という三つの力について、漢字の書き順や、文章の並べ替えなどの他に、「モチモチの木」「いろいろなふね」などの教材をもとに、分かりやすく説いていただきました。 経験年数の浅い教員には、特に「目から鱗」の話が多かったと思います。論理的なことを分かりやすくお話をしていただけたので、多くの参加者がうなずいたり「あー」という声を漏らしたりしながら聞いていました。タイムリーな教材の話もあり、「もっと早く聞いておけば」という声も聞こえてきたほどです。 本会には、私も10年以上前から、可能な限り参加していますが、年々参加者が増えているのを実感しています。中には、2時間のセミナーのために、高速道路で、三河方面から駆けつけたり、関東・関西から参加される人もいます。また、部活を抱える中学校の先生も都合をつけて参加されています。講師陣が「日本の教育界を代表する」と言っても過言ではないほど、素晴らしいのです。 大口中学校という近くで行われているところがポイントです。実は、この地区の先生方は恵まれているのですね。 2016.6.10 時の記念日そんなタイミングに、昨日(6/9)付の中日新聞のコラム「中日春秋」は、興味深い文章でした。 ぜひ、一読いただき、「時間」について、子ども自身や家族で考えてみたいものです。 この十五年間で、値段が三分の一になったものがある。いくらデフレの世とはいえ、大変な値下がりだ。それは何か▼時間である。時計大手のシチズンホールディングスが、小学四〜六年の四百人を対象にした時間をめぐる意識調査で「もし時間をお金で買えるとしたら、一時間をいくらで買うか」を尋ねた。二〇〇一年の平均額は千二百九十四円だったのが、今年は四百九円。大変な急落だ▼では、もし一時間自由に使える時間があったら何に使うのか。三分の一の子どもが「ゲームをする」と答え、「友だちと遊ぶ」を大きく上回った▼ただ、おもしろいのは、「あなたにとって無駄な時間は」との質問に「ゲーム」と答えている子も、三分の一を超えていることだ。ゲームはおもしろいし、もっとやりたいけど、無駄なこととも思う。そんな葛藤を抱える子が多いのだろうか▼心理学者の故河合隼雄さんは『子どもの「時間」体験』と題した随筆で、葛藤と対決していくことこそが、子どもの時間に「厚み」をもたらすと書いた。テレビは見たいが、勉強はどうするか。その葛藤に、親がどう言うかではなく、自分自身で向き合っていく。それが大切なのだと▼能率ばかりを押し付けられ、自分で自分の時間をどう使うかを思い悩む余裕もない。時間の価格急落には、そんな背景があるのかもしれぬ。あすは「時の記念日」だ。 「時は金なり」ということわざがあります。「時間はお金と同様に貴重であり、大切に使わなければならない」という意味の戒めですが、「貴重な時間」がそんな安くなってしまっては「貴重な」「大切な」ものとして扱われるのか、心配なところです。 しかし、「まだまだ見捨てたものじゃないな」と思わせるのは、「おもしろいし、もっとやりたいけど、無駄なこととも思う」と、ゲームについて語っているくだりです。そんなゲームとどうつきあっていくか。きちんと時間をコントロールしながらつきあうことができれば、きっと、その他の様々なことも、考えて行動できるように思います。 無駄に時間を過ごしていないか。古北っ子の皆さんや、そのご家族で、この時期に考えてみてはいかがでしょうか。 2016.6.9 要請訪問これは、この丹葉地区(江南・犬山・岩倉・扶桑・大口の「3市2町」)で委嘱された「教科指導員」という立場の先生にお越しいただき、教科・領域にかかわる専門的な指導を仰ぎ、私たちの力量向上につなげるものです。 教科指導員は、「国語・社会・数学(算数)・理科・生活・音楽・美術(図工)・技術・家庭・保健体育・英語・総合的な学習・学級活動・道徳・特別支援教育・外国語活動」というように、小中学校の16教科・領域を網羅し、計24人が委嘱されています(1教科で複数人が委嘱される教科もあり)。 今年度、本校の馬場久明教諭は、「美術(図工)」の教科指導員(3年目)ですし、私自身も、過去に「技術」で3年間務めたことがあります。 さて、本校は、今年度、昨日の国語と、2学期の算数とあわせて「要請訪問」を2回実施し、教科指導員のご指導をいただきます。 昨日は、教科指導員の先生からの具体的な指導はもちろんのこと、5年1組の児童がアクティブに授業に臨む井戸先生の授業そのものからも、どの職員も大いに刺激を受け、勉強になったと思います。 そういう意味でも、私たち教員にとって、非常にありがたい機会となるのです。 私たち教員の力量向上のための授業研究は、年に約20回行いますが、校内の教職員だけで実施するのではなく、このような形でも力量向上に努めていきます。 これも、全て「子ども達のため」です。 今日は、教員が力量向上を図るための一つの手立てについて、紹介をさせていただきました。 (※写真の中段・下段は、本校職員による授業後の協議会です) 2016.6.8 歯の健康指導ちょうど昨日、1年生が「6歳臼歯の磨き方」等について、明日、4年生が「歯肉炎」等について、話を聞き、正しいブラッシング指導を行います(行いました)。 毎回、この指導会を実施すると、自分の歯の汚れに驚き、「きちんと磨かねば」という気持ちが高まり、児童にとって、いい機会となっています。 ところで、2015年度の「学校保健統計調査結果の概要」による「う歯の状況」の推移を見ると、上図のようになっています。 上は「むし歯(う歯)の者の割合の推移」ですが、昭和40〜50年代をピークに、幼・小・中・高ともに、確実に減少傾向にあります。 また、下の「中学校に於けるむし歯(う歯)の被患率等の推移」を見ると、「むし歯のある者の割合」(ピンクの折れ線グラフ)は、昭和60年で、「10人に9人」だったのが、現在では、「5人に2人」まで減少しています。また、むし歯の数も、昭和60年では、「一人5本弱」だったのが、現在では、「1本以下」にまで減少しています。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの時代とは、随分異なっているように思います。ご存じでしたでしょうか…。 戦後、食糧が豊富になるにつれ、むし歯が増え、さらに、西洋化も伴い昭和40〜50年代はピークになります。この辺りから、治療環境が整備され、予防技術や予防啓発活動が浸透し、保護者の意識も変化してきたことから、子どものう歯の被患率が年々減ってきたものと思われます。 しかし、決して「0」ではないところがポイントです。一度むし歯になってしまうと、自然治癒は望めません。予防にしっかり努めさせたいところです。 また、年齢が上がるにつれ、「歯周病」が増えていきます。20歳代では約7割にもなると言われています(日本生活習慣予防協会)。虫歯予防と同時に、10代から、歯周病予防にも努め、ぜひ、「8020」を達成してほしいと思います。 ※画像は、以下のPDFファイルから引用しました↓ ■学校保健統計調査結果の概要 ABCを大切に停まっていただいた車に一礼する通学班長の姿もまた、さわやかですね。 2016.6.7 タブレットPCによる学習支援本校でも、学習意欲を高めたり、学習内容の定着を図ったりするために、かがやき(特別支援学級)さんの授業で、必要に応じて、ICT機器の一つである「タブレットPC」の活用をしています。 例えば、漢字の学習を一例にすると、正しい書き順を確認するアプリで、学習した漢字の書き順を確かめることができます。また、別のアプリでは、書き順の通りになぞりながら、トメ、ハネ、はらいが確認できます。 これらを踏まえて、ホワイトボードのアプリを用いて、テンポ良く何度も書いては消し…を繰り返しながら学習ができます。 こうした活用により、時には、苦手な部分を繰り返し学習するなど、習熟度にあった学習を進めることができます。幸い、かがやきさんの規模であれば、一人一台の配付も可能であり、それぞれのテンポで進められます。 できるようになれば、学習意欲が高まり、次のステップに取り組みやすくなるなど、学力向上の一助を果たしています。 こうした意味で、「じっくり」学習するには、一人一台が有効のように思います。 今後も、こうした有効に活用できる方法やアプリについて、研究していきたいと考えています。また、これらの実践を、多くの児童の支援に生かしていきたいと考えます。 ざあざあ?ばらばら?ちょうど、降り方も段階的に変化していき、最初は「『ぽつぽつ』してきた」という子と、「『ぱらぱら』してきた」と二通りの表現が。 しばらくして、写真のように強く降り出すと「これは『ざあざあ』だ」「いや、これはまだ『ばらばら』だ」と話題になっているようでした。 ぽつぽつ:まばらに雨が降る様子。 ぱらぱら:軽い音を立てて雨が降る様子。 ばらばら:大きい粒で雨が降る様子。 ざあざあ:勢いよく大粒の雨が降る様子。 雨音がしだしたら「ぱらぱら」で、この写真の時点では「ザーッ」と音を立てていたので、まさに「ざあざあ」ではないかと思います。皆さんの感性はいかに? タイムリーな降り方を見せてくれた雨でしたね。 |
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