最新更新日:2024/09/20 | |
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お月見・9月14日が満月「中秋の名月」とは,太陰太陽暦(注1)の8月15日の夜に見える月のことを指します。中秋の名月は農業の行事と結びつき,「芋名月」と呼ばれることもあります。中秋の名月をめでる習慣は,平安時代に中国から伝わったと言われています。 今年は9月13日が中秋の名月,翌日の9月14日が満月と,中秋の名月と満月の日付が1日ずれています。 太陰太陽暦では,新月(朔)の瞬間を含む日が,その月の朔日(ついたち)になります。今年は8月30日(新月の瞬間は19時37分)が太陰太陽暦の8月1日,9月13日が太陰太陽暦の8月15日となります。一方,天文学的な意味での満月(望)は,地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間の月のことを指します。今回は,9月14日13時33分に満月となります。 今年のように,中秋の名月と満月の日付がずれることは,しばしば起こります。また中秋の名月の翌日,9月14日は,満月が今年最も小さく見える日です。 今年の中秋の名月は,比較的遠くて小さい月ということになるわけですが,大きさや明るさの違いは,眺めていてもなかなかわかりません。同じ条件で写真に撮るとやっとわかる程度です。晴れていれば,今年もいつもと変わらず,美しい中秋の名月を楽しむことができるでしょう。 (注1)明治5年まで日本で使われていた暦。月の満ち欠けをもとに1カ月の日付が決められていました。 |
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