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最新更新日:2024/06/23 |
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重陽の節句![]() ![]() 旧暦では菊が咲く季節であることから「菊の節句」とも呼ばれています。 古くから、奇数は縁起の良い「陽数」、偶数は縁起の悪い「陰数」と考えられていました。そこで、その奇数が連なる日をお祝いしたのが「五節句(1/7、3/3、5/5、7/7、9/9)の始まりです。 しかし、奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、お祝いと共に、厄払いもされました。特に、「九」は一桁の数のうち最大の「陽」であり、陽が重なると書いて「重陽の節句」と定められるも、特に負担の大きい節句と考えられていました。 が、後に、やはり陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、不老長寿や繁栄を願う行事をするようになりました。 なお、「菊の節句」というのは、他の節句と同様に植物の名前を冠して呼ばれるものです(1/7…七草の節句、3/3…桃の節句、5/5…菖蒲の節句、7/7…笹の節句)。 菊は古来より薬草としても用いられ、「延寿の力」があるとされてきました。そこで、前夜に、菊に綿をかぶせ、9日に露で湿ったその綿で体を拭いて長寿を祈ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わし、菊に関する歌合わせや菊を鑑賞する宴が催されていたりしたそうです。 今では、五節句の中で、最もマイナーな節句になってしまいましたが、昔は、最もパワーのあった節句だったようです。 |
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