最新更新日:2024/09/26 | |
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半夏生(はんげしょう)■夏至から数えて11日目。 ■梅雨の末期で,半夏(烏柄杓<カラスビシャク>)という毒草が生える多湿で不順な頃とされています。農家の人達はこの日までに田植えを済ませ,どんなに気候不順な年でもこの後は田植えをしないという習慣がありました。 ■地方によっては,ハンゲという妖怪が徘徊するという言い伝えがあり,この時期に農作業をしないようにという戒めになっているようです。 ■半夏生までに田植えを済ませた農家では,この日の天候で稲作のできを占います。 ※ 烏柄杓(カラスビシャク)は毒草ですが,生薬としても用いられています。半夏生は,この植物にちなんで名付けられたとされています。 ■香川では田植えや麦刈りの労をねぎらい,うどんをふるまうならわしがあったそうです。 ■関西では,タコを食べる習慣があります。 田に植えた苗が,タコの足のようにしっかりと根付くようにとの願いを込めたもののようです。 ■この時季は,注意することがいっぱい。 半夏生の頃には,天から毒気が降るとか,地面が陰毒を含んで毒草が生えるなどという言い伝えがあり,この時季に筍・わらびなどを食べることや種を撒くことを忌む風習があったそうです。井戸にも蓋をしたそうです。 2019年の夏至は,6月22日夏至の日は一年で最も昼が長い日一年でもっとも太陽が高く上がる日です。 世界では夏至の日にお祭をして楽しんだり、最も太陽が長く照り付けることから、重要な日と考えてきました。日本でも、地域によって夏至は重要な日と考え夏至の日の日の出を拝むというところもあります。 ■夏至は二十四節気の一つ 夏至は日本では二十四節気という暦の上で24の季節に分けたものの一つです。 二十四節気は約15日間の節気が24あって成り立つもので、「夏至はいつか」というと、夏至の節に入る日(夏至の日)の6月22日頃,夏至の節気の6月22日頃〜約15日間,この2つを意味します。 農耕が生活と密着していた頃の日本では、二十四節気は農耕の指標としてとても重要で、夏至の日に風が吹けば五穀豊穣と言われています。 ちなみに夏至は二十四節気の中でも特に重要な日の二至と呼ばれます。 夏至がいつになるかは太陽の位置で決まる夏至の日がいつになるかは毎年変わります。 いつになるかを決定する要因は太陽の位置です。 「夏至の日は太陽黄経が90°になるとき」を計算して算出されるのですが、これが私たちの目に見える自然現象としては次のように現れます。 (北半球の場合)太陽の南中高度が最も高くなる→太陽の上がった時の角度が最も大きい太陽が一年で最も北側から登って北側に沈む→太陽が最も長く地上を照らすこのように太陽の動きが他の日と違うことから、古代の人々は様々な意味をそこに見出していたようです。 |
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