最新更新日:2024/06/14
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日中は汗をかくようになってきました。水分をこまめにとりながら、学習や運動にしっかりととりくみましょう。

【校長日記】 分散学習の意義

各部屋は、まだにぎやかです。


今日、印象に残った場面があります。

分散学習で、タクシーの運転手による説明をしっかりと聞いていたことです。

そしてもう一つ。

二条城の二の丸御殿内、例の大政奉還の大広間を含めて、部屋の中をあまり見ないで、前の人について歩いていたことです。


後者は、これまで行った修学旅行で何度も感じています。

団体行動では、説明を聞いているのはガイドの近くの人だけで、他は前の人について行くだけなのです。

これは大人でも同じです。

特に、今日の二条城では、物理的に仕方のないことかもしれません。
室内で大声で説明するわけにはいけません。

また、家康や大政奉還は、社会の時間にまだ習っていないことです。

それにしても、もったいない・・・・。


その点、グループでの見学は、充実していました。
確かに、4、5人ならしっかりと聞くことができます。
徐々に人間関係ができてくると、話す方も熱が入り、聞く方も聞かないのは失礼と感じます。


個人的には、中学生なら自分たちで公共交通機関を使って移動し、交代でガイド役が説明すればよいと思っています。

小学生なら、今日の方法(タクシーでの分散学習)が合っていると思いました。

今日タクシーの運転手に尋ねたところ、一番よく話を聞くのは小学生だと言っていました。
そうかもしれません。

とはいえ、明日も大仏殿や平城京歴史館、法隆寺へ行きます。
二条城と違って、社会科の授業で勉強していることです。

団体行動でも、しっかりと話を聞けるようにします。

まもなく消灯です。

本日の修学旅行の中継は、以上で終了します。
明日もよろしくお願いします。



【校長日記】 清水寺にて

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清水寺で班ごとに写真を撮っています。
一段落したので・・・

清水寺には二条城からタクシーで25分。
この間、運転手さんに取材しました。

私「今日は人が多いですよね」
運「明日、葵祭があるので人は多いですね。」
私「車の混み具合は?」
運「タクシーが修学旅行生に取られるので、かえってすいているんですよ。今日も、この程度なら大丈夫です。」
私「修学旅行生の班別を担当して困ったことありますか?」
運「いきなり、運ちゃん、煙草吸っていいかと聞かれたときは驚きました。」
私「高校生?」
運「中学生です。」
私「がつんと叱ってください。」
運「さすがに注意しましたよ。」
私「ありがとうございます。」
 建仁寺近くの花街通りで・・・
運「このあたりは外国人ばかりです。」
私「金閣寺もそうです」
運「個人の客なら別のところを案内します」
私「どこですか?」
運「応仁の乱で焼け残った建物は一つだけなのですよ。
京都の建物は、後はすべて新しいものばかりです。」

さて、唯一焼け残った建物とは? 

まずは調べてみてください。

【校長日記】 「うどん屋」vs「そば屋」vs「ラーメン店」

今日から2日間、修学旅行へ出かけます。明日の奈良での天候がもつことを祈っています。

さて、5月12日の「校長日記」で、 「うどん屋」vs「そば屋」 都道府県別では、どちらが多いのでしょうか?という特集をしました。

大きく言うと、「東のソバ、西のうどん」という傾向がわかりました。

それでは、ついでに、ラーメン店を勝負に加えてみましょう。

うどん屋が28,006軒、そば屋が28,747軒、ラーメン店が全国で34,488軒

ラーメン店の圧勝は予想できますが、それでは問題。 

「うどん屋」vs「そば屋」vs「ラーメン店」で、ラーメン店が一番ではない都道府県はどこ? 愛知県の多い順は?

予想してみてください。

答えはこちら!

【校長日記】 講演「子どもを取り巻く環境と心の健康」−1−

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 昨日、尾張教育研究会に参加しました。
 そこでは、愛知県教育委員会委員 松本 真理子先生の 「子どもを取り巻く環境と心の健康」と題する記念講演がありました。
 松本先生は、名古屋大学・発達心理精神科学教育研究センター教授で、子どもの心理を研究してみえます。

 講演では、ロールシャッハ・テストのお話を伺いました。
 ロールシャッハ・テストは、スイスの精神科医ロールシャッハ氏が開発した性格検査です。
 紙の上にインクを落とし、それを2つに折ってから広げると左右対称の図版ができます。
 この図版を10枚用いてテストを行います。いつでも図版はできるのですが、実際には、ロールシャッハ氏が用いた図版を使って検査をします。

 今朝お見せした、上の図が、最も有名な図版です。

ロールシャッハ・テストは、1921年に使い始めてから現代まで、世界中で同じ図版を用いています。そのため、地域別や時代別の比較が可能なのです。

 それでは、図版を見せてから「〜に見える」と解答する時間を比較してみましょう。

 みなさんは、昔と今の子で、反応時間はどう違うと思いますか?

 答えは、写真下のグラフです。

 反応時間が、半分以下に短縮されています。
 これは、じっくりと考える力が落ちて、ひらめきで答える傾向を示しています。

 現代っ子は、待つことができなくなっているのかも知れません。

 続きは後日・・・

 なお、ここで紹介したスライドは、松本先生ご本人から掲載許可をいただいています。 

【校長日記】 何に見えますか?

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次の質問にお答えください。


上の図を見て何に見えますか?


どれぐらいの時間がかかりましたか?



下の図を見て何に見えますか?


 次の記事で、解説をします。
 
 ※ 画像の出典も次の記事でお知らせします。

【校長日記】第2回 菊池省三先生セミナー in 愛知 −2−

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 昨日に続いて、第2回 菊池省三先生セミナーin愛知 の様子を紹介します。

 印象に残った言葉・場面を列挙してみます。

・卒業式2日前の学級の動画を見ました。子どもたちによる即席記者会見の場面です。
それぞれが、生き生きとして役割を演じています。遊び心たっぷりで、ユーモアが学級の柱になっています。そこには、教師対子供、子供同士の絶対の信頼感がベースにあるのです。
表現は悪いのですが、「バカになれる温かい人間関係」を感じます。
 
・「卒業式の練習後のダンスバトル」の動画では、自分らしさを発揮して活躍できるのは、特別活動、係活動ならではと感じました。
学級には、いろいろな子がいます。外国籍の子、特別支援が必要な子もいます。
菊池先生は、「この子は絶対に自分(担任)よりすごい人間なんだ、と思わないと伸ばすことができない。」と言います。
 そういう意味で、子供を信じているのです。

・4年生までには教室内を歩き回って、整理整頓もできなくなった子がいました。母親も、「小さい頃からはかわいかったが、今はどうすればよいのかわからない。」
 その子が、5年生の中頃からは(多動の)薬も飲まなくなり、今ではいろんな面でリーダーにもなっている。
 どんな子でも、安心する集団の中では生かされるのです。

・朝の「質問タイム」、帰りが「ほめ言葉のシャワー」の動画。
 M君に対して、みんなが批判をしていました。強烈でした。
 しかし、これは厚い信頼感があるからこそできたことです。普通なら、いじめ、学級崩壊です。
 最後は、M君をスタンディングオベーションで終えました。

・ちびまる子ちゃんに出てくる通称・野口さんの変容の動画。
 「かつては私は群れだった。しかし、このクラスになって自分の好きな自分を見つけた。それがまる子ちゃんだった。自分らしく、…」
 12歳の子が自分を俯瞰できるようになっています。
 「人のいいところを見つける。相手軸になる。常に考えることが大切。
 中学生になって、他の小学校からも人が来て、リバウンドしないかと不安だが、それは自分を信じられないから。」
 12歳の発言とは思えません。

・菊池先生はほめ方がうまい。
 話し合いの時、立ち上がる子をむちゃくちゃほめました。「相手に伝えようと思ったんだね。それが思いやりというんだよ。」
 ある子には、ちょうどよい声の大きさだったね。
 ある子には、下半身はどっしりと、上半身はゆったりと。それができていましたね。(態度・姿勢)
 あなたは、一瞬前の人の目を見た。読むのではなく話そうとした。偉いね。
 あなたは「これで終わります」といった。書いていないけど、とっさに考えた。偉いね。
 最後に残った子は何も読まなかった。原稿を見ると場になじまなかった。何も読まなかったことをめちゃほめた。

・(内容 + 声 + 態度)× 思いやり
 非言語の部分をほめてやる。

・1分間スピーチより60秒スピーチの方が締まる。59秒スピーチならなおさら。
 対話力 = 話すこと × 聞くこと
 
・朝の質問タイムでは、聞いてうなずいていれば関係性として○。
 聞いていない子を見る。
 メラビアンの法則 視覚 55%
   内容7%も大事だけど、表情、口調、姿勢
 お互いを大事にしようねという。
 ほめほめ選手権では、プラスのストロークを出しまくる。

・「こそ」の理論
 だからこそ がんばろう 

・価値語の指導も徹底
 1年間 戦略、戦術を持っていないとやっていけない。
 軌道に乗ればできる。それまでは我慢。5月は成果が出ない。だから踏ん張る。

・成長ノートに赤ペン。赤ペンは誉めるためにある。

・全国のどの学校で聞いても、教室であふれさせたい言葉は「ありがとう」しかし、一番使っていない人は担任の先生。
 赤ペンで「ありがとうと」書ける教師になりたい。

・ほめ言葉のシャワー
 気合いを入れたところをほめてくれてありがとう:自己確認。
 気づかなかったところをほめてくれた:自己拡大

・この子は、みんなが姿勢を正すまで待っていました。その強さに、教師が気づくようになることが大事。

・授業のところで、黒板を子供たちに開放する。見える化を図る。教師は、司会から消える。
 そうすると、子供たちも積極的に参画する。ホワイトボード、画用紙を活用するようになる。教室の中で同時に小集団の話し合いが起きる。それがよい。
 話し合いはもっと自由でよい。

・一斉指導のところで、隣の人と相談してごらん。これを普段からやっている。

・対話は人間の総合力。学級力。
 変わるものがなければ、対話ではなく会話。
 1回も発表しない子がいたがどうか?回数ではない。考え続けるかどうかが大切。それを見える化する。

・話し合いが上手な学級は笑顔。言葉がきつくなっても、笑顔。

・考え続ける人間を育てたい。次の授業までに家で調べてくる子を育てたい。

・掲示物は、最初は教師が作るが、最終的には子供がつくる。
 ほめ言葉のシャワーも必要なものは子供がつくる。
 それを許してやる。

・国語には絶対解と納得解がある。
  絶対解:やはり教える
  納得解:ある程度熱のこもった討論をさせる。
      そこで話し合いはおもしろいという経験をさせる。
      それが、絶対解の時に生きる。
 あいつが言ったら終わりだというようにしない。
 全体が仲良くなれば高まる。

・受験は団体戦だという人がいる。
それと同じで、個人戦みたいだけど、集団の質が高まれば、通常の教科の学力も上がる。
 見通しを持ってやっている。

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これだけではよくわからないかもしれません。
ぜひ、第3回に参加してください。

この会では、コミュニケーションゲームの紹介(写真中)や、若手教師の実践発表(写真下)もありました。

個人的には、二人の実践発表に最も感動しました。

主催されたみなさん、お手伝いのみなさん、そして参加されたみなさん、もちろん菊池先生。ありがとうございました。

【校長日記】 「うどん屋」vs「そば屋」どっちが多い?

 昨日の「今日の給食」コーナーで、全国でうどん屋が28,006軒、そば屋が28,747軒と書きました。

 それでは、都道府県別では、どちらが多いのでしょうか? 愛知県は? 

 私は、こうした統計があると、すぐに、白地図に色を塗ってしまいます。

 「そば屋」が多いところを赤色。
 「うどん屋」がおおいところを青色で塗ってみました。

詳細はこちら!

【校長日記】 今日の朝礼は・・・

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今日の朝礼の話を紹介します。

おおよそ、次のような内容でした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

私は、ポカポカ・ワクワクが大好きです。
今日は、ポカポカ大実験。ポカポカ隊、集合! 
「オ〜!」

これから、ポカポカ隊の人に、休み中の出来事をお話ししてもらいます。

一人目の人のお話は、話す人の顔を見ないで、聞いてください。
A「昨日は・・・・       」
ありがとう。

二人目の人のお話は、話す人の顔を見て聞いてください。
B「昨日、・・・・       」
ありがとう。

三人目の人の話は、話す人の目を見て、うなずきながら、聞いてください。
C「昨日、・・・        」
ありがとう。

ここで、感想を聞いてみます。

A「聞いているかどうかわからない不安な気持ちでした。悲しかったです。」

B「聴いてくれていることがわかるので安心でしたが、本当に聞いているのかとも思いました。」

C「聞いてもらっていることがわかるので、安心して話すことができました。」

見ていた人にも聞いてみます。

D「うなずきながら聞くと話しやすいことがわかりました。」

E「これからはうなずきながら聞きたいと思います。」

F「ぼくも、これからは相手を見てうなずきながら聞きたいと思います。」

ポカポカ隊の人ありがとう。ポカポカ隊に拍手!

話を聞くことは思いやりなのです。

相手を大切に思うことが話を聞くことなのです。

以上で終わります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

前回同様、私はできるだけ話さないで、子どもたちに語ってもらいました。

直後の週番の先生の話を聞く姿勢は見事でした。

来週の朝礼が楽しみです。

【校長日記】第2回 菊池省三先生セミナー in 愛知 −1−

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今年1月に続いての第2回 菊池省三先生セミナーin愛知 に参加しました。(写真上)

今回は、犬山国際観光センターフロイデに、全国から130余名が集まりました。

遠くは鳥取、和歌山、大阪、東京、神奈川、三重など。川崎からは大勢のグループで参加していました。
県内も各地から集まってきています。高校の先生も数人いました。
休日にも関わらず、熱心な参加者には頭が下がります。

菊池省三先生は、NHKに取り上げられて以降、特にいろいろなメディアで取り上げられるようになりました。(写真中)
画像出典 http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0716/ 

私の理解では、次のようにまとめることができます。

菊池学級は、教師の価値語とそれに対応する誉め言葉で、子供の自己肯定感と学級への所属感を育て、自立・自律・共同する力を育てていきます。
「ほめ言葉のシャワー」やゲームなどで、温かい人間関係の集団をつくり、その中で自分の意見を堂々と話せる子供達が育っていきます。
係活動でも、子供の創意工夫のできる時間と場を与え、成就感・達成感を育てていきます。
しかも、遊び心をとても大切にしています。

その価値観を表す写真がありました。(写真下)

「6−1 成長診断」として、菊池学級の子が係活動として作ったものです。

質問に答えていくと、個々が、SA・A・B・Cのどの段階かを診断できるというものです。
ここで書かれた質問こそが、菊池先生が日頃から子供たちに言っている「価値語」であり、子供達に染みついているものなのです。

ここに書かれた質問を列挙してみます。

・前向きに生きているか?

・自分は積極的か?

・「されど」を大切にしている。

・可視より不可視を大切にしているか?
  不可視とは「思いやり」「友情」など目に見えないもの

・自由な対話ができる?

・卒業までに「SA」の壁を越えられると思うか?
  「SA」とは集団の中の「スペシャルA」の働きができること

・「自分」を誉められるか?

・コミュニケーション力を果たせているか?

・自分のことが大好きだ!

・魂を込めた誉め言葉ができるか?

・「相手」を誉めることができるか?

・他己中ABになっているか?
  他己中とは、自己中心的の反対という意味です。

・みんな笑顔にできますか?

・「群れ」から「集団」に変えられるか?

・人と向き合えることができるか?

・人を牽制できるか?(だめといえるか?)

・自己開示できているか?

・ゆずり合い、助け合いができるか?

・自分と向き合うことができるか?

・男女関係なくできるか?

・学び合える?

・細部にこだわれるか?

・「D」の言葉から「Y」の言葉にかえられる 
  D(どうせ、でも、だって)、Y(はい、よし、やる)

・当たり前のことが当たり前にできるか?


繰り返しますが、これは子供達が書き並べた言葉なのです。
菊池省三先生の教育観がとてもよく表れています。

明日に続きます。

【校長日記】 新聞の「社説」を複数読みましょう

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私が、この5年間、毎朝行っていることがあります。

朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞、中日(東京)新聞、この6紙の社説を読む
ことです。

「社説」は、単なる新聞記事と違って、新聞社としての考えが端的に表現されています。

ただ、ひとつの新聞だけでは注意が必要です。一定の考えに染まってしまう可能性があるからです。

毎日読み比べをしているから分かることですが、この6社は、考え方が大きく異なります。

例えば、原発、沖縄基地問題などでは、正反対の論が述べられています。
異なる両方の意見を知るから、人はそこで考えることができるのです。

自分の頭で考えることこそが大切なのです。

私(校長)のブログ「あなたも社楽人」では、毎朝、社説のタイトルを紹介していますので、ご覧ください。
5年間のタイトルがすべて載っています。


各社の社説はここから入ることができます。

朝日新聞
 
読売新聞
 
毎日新聞
 
日本経済新聞
 
産経新聞
 
中日新聞

お薦めします。

【校長日記】討論の授業

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今日は、6年2組の討論の授業を参観しました。

討論の訓練にディベート(狭義)があります。
一般に、競技形式で行うために、競技ディベートとも呼ばれます。
その目的は、議論の能力を向上させるためです。

日本人は、日本語の曖昧さもあり、議論が苦手と言われています。
確かに、英語では「Yes」「No」で答えることを、日本語では多彩な表現が可能です。それが、時として、意味不明になることもあるわけです。

現行の学習指導要領から、中学校社会科の公民的な見方・考え方を次のように説明されました。

政治的、経済的な諸事情をとらえる概念的な枠組み。対立を克服して合意を図る。その判断基準としての効率と公正が現代社会をとらえる基本概念。


ここでいう「対立を克服しての合意形成」が、社会で生きていくには必要なのです。

そのためには、物事を分析する能力、状況にあわせて判断する能力、自分の主張を論理的に構成する能力などが必要となります。
さらには、議論をするために必要となる知的能力や意思決定能力も必要です。
そのために行うのが、競技ディベートなのです。あくまでも訓練です。

訓練なので、肯定派・否定派は、あえて個人の意思に関係なく、抽選で決める場合が普通です。
「相手を論破するための競技」ではなく、「対立を克服しての合意形成」の訓練なのです。

今日の授業は、おおよそディベート形式の討論会でした。
お題は「宿題は必要か?」


子どもたちは、「ためになる」「時間がない」「健康が大切」などの視点で意見を出し合っていました。

基本的に、「Yes」「No」の発想だったために、歩み寄ることはなかったのですが、実際の社会では、どちらとも決めかねる問題は多々あります。

相手の意見を尊重しながらも、全体の効率・公正を考えて合意形成をする場面がきっと出てくるでしょう。

そのようなときのために、こうしたトレーニングが役に立てばと思います。

【校長日記】 旧街道が広がる布袋のまち

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 今日のマラソンあいさつ運動(マラソンパトロール)は、曽本〜小折東〜小折西〜小郷を中心に、7.16キロメートル走りました。

 これまでで、おおよその危険箇所を把握しましたが、そのほとんどが旧街道なのです。

 布袋は、ご存じのように、丹羽郡役所が置かれた、旧丹羽郡の中心地。

 布袋を中心に、いくつかの街道が広がっています。
 その特徴は、1 道幅が狭い、2 交通量が多い

 写真上は、小折五叉路から一宮へ抜ける旧街道です。

 写真中は、小折五叉路から丹羽郡役所(布袋中心部)に至る旧街道です。

 このほか、柳街道(岩倉街道)、木曽川街道なども、交通量が多く、歩道がないか、あっても狭くなっています。 

 気をつけたいものです。


 学校へ戻ると、6年生があいさつ運動をしていました。気持ちがいいですね。

【校長日記】 木を植える−阿智の花桃−

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この校長日記で、五条川に桜を植えた社本氏(4月6日)、曼陀羅寺に藤を植えた森氏はじめ奉賛会の話(4月23日)を書きました。
また、木曽の木材を、木曽川を利用して運搬した話(4月11日)もしました。

今日はその関連。

阿智村の花桃です。

昨日、阿智村の花桃を見てきました。
三色(白・ピンク・赤)に咲き分ける花桃は、観賞用の「桃」の木です。

中国原産ですが、その苗木をドイツのミュンヘンから持ち帰った人がいるのです。

その人とは、福澤桃介です。

大河ドラマ「春の波涛」の中心人物で、その波瀾万丈の人生はあまりにも有名です。
慶應義塾在学中に、福沢諭吉に見込まれ、留学を条件に婿養子になります。諭吉は、将来、娘の房と結婚させるつもりでした。

帰国後は、何度か事業で失敗した後、日露戦争後に株で財を成し、成金となります。
その後は、数々の会社を買収、あるいは設立し、実業家の道を歩んでいきます。
Wikipedia には、「主な役職」として、30を越える社長や取締役が挙げられていました。

中でも有名なのが、木曽川の電源開発です。

読書発電所、大井発電所、落合発電所など、多くの水力発電所を建設しました。
これにより、木曽の木材は、水路ではなく、陸路輸送に代わったのです。

タブの建設中、木曽の三留野に滞在した山荘が今も「福沢桃介記念館」として残っています。
桃介が訪れるときは、日本の女優第1号の川上貞奴を必ず同伴して滞在したそうです。
ここに、例の花桃を植えたのが始まりです。
 「福沢桃介記念館」HPhttp://www.town.nagiso.nagano.jp/kankou/midokoro/nagiso/midokoro_43.html 

この花桃が、南木曽を中心に広まり、全国にも広まったのです。

植える人がいて、育てる人がいて、広げた人がいるのです。

こうした背景を知って見ると、また違った見方ができますね。


ちなみに、桃介と貞奴は、名古屋滞在中には東区の「二葉御殿」に2人で滞在していました。今も「文化のみち二葉館」として残っています。
 「文化のみち二葉館」HP http://www.futabakan.jp/ 

【校長日記】 性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について

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文部科学省は、4月30日付けで性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等についてという文書を出しました。

 ここから http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/04/1357468.htm

いずれ、学校にも、県教委・市教委を経由してくるものと思われます。


今、いろいろな自治体で対応が話題になっている 性同一性障害 とはどのようなのもを言うのでしょうか?

性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」では次のように定義しています。

生物学的には性別が明らかであるにもかかわらず、心理的にはそれとは別の性別(以下「他の性別」という。)であるとの持続的な確信をもち、かつ、自己を身体的及び社会的に他の性別に適合させようとする意思を有する者であって、そのことについてその診断を的確に行うために必要な知識及び経験を有する二人以上の医師の一般に認められている医学的知見に基づき行う診断が一致しているもの

ここに見られるように、「二人以上の医師の診断」により認められる障害です。

平成18年には、小2男児を女児として通学していたということが報道されました。
この場合も、診断が出ていました。


以前は「男性3万人に1人、女性10万人の1人」と言われていましたが、北海道文教大の池田官司教授(精神医学)らの研究によると、「約2800人に1人」いるとされています。
 出典 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2100N_R20...


保護者の皆様にも、お子さんが違和感を感じられるということがありましたら、ぜひご相談いただきたいと思います。


小木曽先生の授業

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3,4年生は、5,6年生で始まる英語学習の基礎として、小木曽先生に外国語(英語)を教えていただきます。

今日は4年生の授業でした。

小木曽先生は、ゲームを入れながら楽しく、かつ、聞く場面は聞くということを大切にしながらの授業でした。

【校長日記予告】 江南市縁の7人の戦国武将

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今日は、曼陀羅寺で開催中の江南ふじまつり で、江南市縁の7人の戦国武将行列がありました。

江南市縁(ゆかり)の7人の戦国武将とは、次の人たちです。

浅野長政、生駒親正、生駒利豊、織田信忠、織田信雄、前野長康、蜂須賀家政

明日から7回にわたって一人ずつ紹介していきますので、ぜひ覚えておいてくださいね。


【校長日記】 公立学校臨時教員等研修会

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昨日は、公立学校臨時教員等研修会の講師として、尾張教育事務所で模擬授業をしてきました。

尾張地区(愛日・中島・丹葉)116人の期限付講師・臨時的任用教師のみなさんに、教員としての力量を向上させるための研修会です。

新任教員は、指導教官が付いて指導されます。
しかし、講師の人には、例え大学を出て初めての教壇であっても、始めての担任であっても、指導を受ける機会はほとんどないのです。
昨日は、その貴重な機会の一つなのです。

せっかくですので、講義形式ではなく授業形式とし、児童・生徒の立場になって参加してもらいました。
内容は「教員の服務」「人権教育」ですが、実際に受けてもらうことにより、少しでもテクニックを身につけてもらえればと思ったからです。

その形式とは・・・

全員参加型授業です。


これ分かる人 「はい」(挙手) 「はい、○○さん。」 「・・・・です。」 「はい、正解。よくわかりましたね。」


これは、全員参加型授業ではありません。
分かった人だけで進めていく授業です。
もちろん、発展的な内容になると、このようになることもあります。
しかし、ベースの部分はこれではいけないのです。

ではどうするのか?

常に全員を見える形にして、教師の目で確認をしつつ進めるのです。
例えば・・・

1人で代表の子が本を読むことがあります。
教師は、読んでいる子に気持ちが集中してしまいます。
それでは他の子は?
聞いているのか、聞いていないのかがわかりません。
それではいけないのです。
全員参加型授業では、いっしょにくちびる読みをさせます。
声を出さないで、口を動かして一緒に読ませるのです。

これで、全員が参加しているのかいないのかが目に見えます。
参加していない子がわかれば、支援ができるのです。

このような方法はいろいろとあります。

授業参観の折には、自分のお子さんだけでなく、ぜひとも全員が参加しているかに注目してください。

【校長日記】 樹木医という仕事

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教育はすぐ成果が表れるものではありません。
しかし、もっと成果が出にくいものもあります。

樹木です。
私も庭木の剪定をしますが、どの枝を伸ばすかなど、何年も先を見越して行わなければなりません。

先日、曼陀羅寺の藤の再生の話を書きました。
かつては頭に触れるようになるまで垂れていた九尺藤が、とても短くなり、樹勢の衰えを感じていました。

しかし、平成18年度から平成20年度までの3年間をかけて、樹木医 塚本こなみ氏のご指導により再生工事を行ったのです。

藤の本数を減らし、間隔を空けました。しかし、単純に伐採したのではありません。フラワーパークなどに移植したのです。
根を踏まないように、通路も作りました。土壌も改良しました。
工事が終わって7年目ですが、その成果が年々表れてきています。
しかもまだまだ発展途上で、将来的に枝が伸びるスペースも考えられています。

毎朝、曼陀羅寺を散歩しながら、樹木医という仕事のすばらしさを実感しています。

その塚本このみさん、そして曼陀羅寺の藤が、4月30日のカンブリア宮殿(テレビ愛知)で放送されます。

写真上はその番組予告です。
 引用元 http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

ぜひご覧ください。

写真(中・下)は、今朝5時半頃の曼陀羅寺の藤です。

【校長日記】今日の朝礼は・・・

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今日の朝礼の様子を紹介します。
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私はポカポカ・ワクワクが大好きです。

今日はポカポカ大作戦2!

今からプリントを後ろの人に渡してもらいます。

その1 相手を見ないで何も言わずに渡す(写真上)

その2 相手を見ないで「どうぞ」「ありがとう」といって渡す

その3 相手を見て、「どうぞ」「ありがとう」と軽く会釈をし合って渡す(写真下)

どれが一番ポカポカかな?
というと、元気よく「3番」という声が返ってきました。

そこで「楽しみにしています。」とだけ言って話を終えました。
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学校は、子どもたちにとって社会の縮図です。
社会の常識は学校で教えていかなければなりません。

大人の世界では、親切にされたら「ありがとう」というのは当たり前。
資料をもらうときに「どうぞ」とニコッとして言われると気持ちいいですよね。

子どもでも同じです。
これが日常的にできると、教室の空気は確実に変わります。いじめも起こりません。

そんな学級ばかりの学校づくりを目指します。

【校長日記】 GPSはすごい!

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 GPSとは、グローバル・ポジショニング・システムのことです。

 アメリカ合衆国が軍事用に打ち上げた約30個のGPS衛星のうち、通常3つの衛星なら場所を、4つの衛星なら場所に加えて高さが分かります。
 カーナビやスマホでとても身近ですね。

 私の腕時計にもGPS機能があり、走った距離や高度、ピッチ、速さが分かります。
 上の地図のように、異動したところを地図上に表すこともできるのです。

 地図を見てみましょう。
 スタート・ゴールはいずれも布袋小学校です。

 火曜日は木賀杉に足を伸ばしています。水曜日は、五明から中奈良。木曜日は天王町から北山、南山、小郷。金曜日は曽本、小折東、小折西、小郷です。

 わかりますか?

 みまもりGPSや登山、ゴルフでの位置確認などの利用もされています。

 世の中の進歩はすごいですね・・・。
 ただし、軍事目的から始まったものなのですけど・・・。
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