最新更新日:2024/09/19 | |
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【校長日記】 吹奏楽コンクール ホール練習それが、吹奏楽コンクール です。 入場料が発生し、プロが審査する、独特の世界です。 今週行われる西尾張支部大会、8月6,7日の愛知県大会、さらには、東海大会、全国大会と続くのは運動部と同じです。 私も、平成2年から10年まで布袋中で、平成15年・16年を大口中・大口北部中で指揮者として出場してきました。 運動部と違い、指導者=プレーヤーというところが違います。 指揮者のミスが、そのまま審査に大きく影響するからです。 例えば、1秒でも規定の時間を超えたら失格です。 それは、当然ですが、指揮者の振り方で決まるのです。 愛知県は、5つの支部に分かれています。 その一つ、西尾張支部長として、今日、明日のホール練習会に顔を出します。 写真は今日の様子です。 ホール練習は、すべての学校ができるわけではありません。 ローテーションで、3年に1回ぐらいできれば御の字なのです。 私は、記憶している範囲内では、一度しかやったことがありません。 今の方が恵まれているのです。 ホールでの練習は必要なの? 当然です。 ホールは楽器です。 その響きは、実際にやってみないとわからないのです。 事前に響きを確認できるのは、とてもありがたいことです。 プロは? 必ずします。ゲネプロと呼んでいます。 本番前にチェックするのです。 何をチェックするの? ひとつは、パーカッション(打楽器)の音量です。 これは、ホールによって癖があり、やってみないとわかりません。 今年のコンクール会場では、打楽器が聞こえすぎる傾向にあります。 次に、ステージの配置です。 ぎゅっと中央に固めるのか、全体に分散させるかはそのバンドの特性によります。 一般には広げた方がホールに響くのですが、実際にホールで演奏すると、周囲の音が聞こえにくいのです。 突然では子どもが不安になります。 だから固める学校もあるのです。 そして残響です。 演奏は、残響までが音楽です。 その長さは、ホールによって全く異なります。 残響が長いと、いわゆるお風呂で歌うように響いて聞こえます。 しかし、メリハリは甘くなり、キレがなくなります。 残響が長いホールでは、短い音はより短めに演奏するのです。 また、お客さんが少ないと残響が多くなります。 たいてい、それまでの経験と、事前にホールで音を聞いて判断するのですが、抽選の都合で出演順1番ということもあります。 コンクールの1番は、お客さんが少なく、空気が冷えており、音程が低めに出ることがあります。 これが、4つ目のポイント。 気温と音楽をどうコントロールするのか。 これは、事前の音出しが影響します。 B編成とA編成1日目が7/24(金)から始まります。 運動部に勝るとも劣らない勝負の世界を、ぜひご堪能ください。 【校長日記】 岩倉市食育シンポジウム第一部は講演会で、2006 年にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介され、大きな反響をよんだ実在のリンゴ農家・木村秋則氏と、木村氏を全面的に支援し、リンゴスープを考案した山崎 隆シェフの対談でした。 木村秋則氏は、映画「奇跡のリンゴ」のモデルとしてあまりにも有名です。 えっ?!知らない?! 簡単に説明します。 「奇跡のリンゴ」は、不可能と言われたりんごの無農薬栽培に取り組み続けた木村秋則氏の実話を映画化したもので、阿部サダヲと菅野美穂が夫婦役を演じました。 青森県中津軽郡で生まれ育った秋則は、もともとものづくり大好き人間でしたが、りんご農家の娘・美栄子とお見合い結婚して婿入りし、りんご作りに携わるようになります。 しかし、リンゴ栽培の過程での十数回にわたる農薬散布が美栄子の体を蝕みました。 そこで、秋則は絶対不可能と言われていた「りんごの無農薬栽培」に挑むのです。 10年にわたり挑戦を続けましたが、りんごは実らず、周囲からは変人扱い、家族は貧困に陥りましたが、ある日、果実を実らせた1本の樹を見つけたのです・・・。 続きは、実際に見てくださいね。 この2人の講演と、2人を交えた農業・食育・給食関係者によるパネルディスカッションから、印象に残った言葉を紹介します。 ただし、あくまでも私(校長)の個人的な理解ですので、間違っていたらご指摘ください。 ・ 硝酸態窒素を作るのが、地球温暖化の最大の要因。世界中の農家が使って、環境を壊している。 ・ 山崎シェフは、リンゴスープに5年かけた。初めは木村さんにおいしくないと言われたが、リンゴ以外の余分な物を引いていったおいしくなった。 ・ シックハウスでなにも食べられない少女が、木村さんのリンゴは食べることができた。 ・ 死因はかつては脳卒中だったが、今はガンが。その原因は、食品添加物のため。 ・ トウモロコシは畑を荒らした狸の親子を逃がした。狸用にトウモロコシを置いておいたら、それ以後被害がなくなった。 ・ バナナ以外のほとんどの果樹で無農薬栽培に成功した。今、バナナに取り組んでいる。 今後も、肥料、農薬、除草剤を使わない農業を広めていきたい。 ・ 将来は「人間を維持できますか」という時代がきっとくる。食物を買う人、加工する人も考えなければならない。 ・ 食は、人が良いと書く。 ・ 温暖化の影響があるのか、農産物は将来は違う味・形になるかもしれない。昼夜の温度差が減少している事が影響している。 ・ スナック菓子は身体によくない。表示をよく見てほしい。 ・ 弱い立場の人にこそ、良いものを食べさせてあげたい。 ・ 食育の基本は、良いものをよく噛んで感謝の気持ちで日々の食をすること。食べるものは大事。よいものを食べることで、人の性格も変わる。 ・ 食べるということは命をつなぐこと。そのために、知らなければいけないことに気づいてもらうことも大切だ。 ・ 基本は地産地消。産直センターで声を聞くと、会話をして楽しく帰る。顔が見えて安心しているようだ。今後は、六条麦を目玉にしたい。 ・ 家庭で一緒に食事する機会を大切にしてほしい。今、モーニングサービスに行くと、みんな違う雑誌を読んでいる。心の通いが基本。 ・ 食は生きること。食育を通して、子供たちに伝えたい。 ・ 味覚は10歳までに育つ。好き嫌いの原因は、食わず嫌いが多い。色、見た目で食べない。給食では、いろんな食材に出会うことを大切にしている。 ・ 日常生活の中に食育がある。家族の毎日の食生活が食育につながる。 まだまだありますが、このあたりで・・・。 古知野北小学校HPには、別の視点で書かれています。 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=2310018 お二人のHPです。 木村興農社【木村秋則オフィシャルホームページ】 http://www.akinorikimura.net/ シェフ山崎 http://www.r-yamazaki.com/?mode=f8 【校長日記】 江戸時代の「石(こく)」の意味は?−3−「1石」とは、容積の単位であり、一般には米の容積(180リットル=2.5俵)ということが分かりましたね。 また、米1石の重さが、150kgであることもわかりました。 今日は面積です。 【 面 積 】 江戸時代前半までは、1日に食べる3合が収穫できる面積を1坪(畳2畳分 1間×1間 約3.3平方メートル)としていました。 さらに、1年間で食べる米(1000合=1石)が収穫できる広さを1反としました。 約1000平方メートルです。 上の布袋小学校の地図のオレンジ色の部分が、1反の広さです。 現代では、1坪で4倍の12合ほど収穫でき、1反(300坪)では4石の米(10俵分)を収穫できるそうです。 ある有機栽培農家では、だいたい1反で8俵ぐらいだと聞きました。 場所や製法、米の種類によっても違うようです。 広さの単位までが「米」を元にしていたのです。 驚きですね。 【校長日記】 色丹島訪問記 −3−今日は海の日。「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことが趣旨だそうです。 それにふさわしい話題です。 色丹島訪問前に、納沙布岬で、北方館・望郷の家 を見学しました。 ラッキーなことに、この時期にはめずらしく、水晶島などの歯舞群島が肉眼ではっきりと見えました。 望遠鏡では、ロシア警備隊の監視所や貝殻島灯台もきれいに見えました。 現実に目にすると、近さがわかります。 納沙布岬は、気温14度。 初冬の服装の人もいました。 地理の授業で教える「やませ」の真っ最中です。身をもって体験しました。 この館長・小田島さんがすごい人でした。 いろいろな細かい数字が、全て頭に入っているのです。何を質問しても即答です。 印象に残ったのは次の話です。 今のところ、北方四島へ渡る方法は3つしかありません。 何だと思いますか? 一つは、北方四島の墓参り です。1964年に第1回が行われ、1975年までに8回行われました。10年間の中断を経て、1986年に再開されました。 二つ目は、元島民と家族が訪れる自由訪問 です。1998年(平成10年)11月、モスクワでの日露首脳会談後のモスクワ宣言で、元島民とその家族による北方四島への自由訪問が合意されました。 そして、あと一つ。今回の北方四島交流事業 です。 この3つが、日露政府間で特例として認められた3つの枠組みなのです。 そこで利用される船が、えとぴりか。 このあと乗船します。 あれ?ロシア本土にビザで入国し、回ればいいのでは? それはだめです。 それは、北方四島はロシア領土といっているようなものです。 この北方四島交流事業が、いかに貴重な機会かがわかります。 まだまだ「近くて遠い国」なのです。 大切にしなければと思います。 いよいよ乗船します。 【校長日記】 色丹島訪問記 −2−事前学習会として、北海道立北方四島交流センター「ニホロ」 へ行きました。 「ニホロ」とは、「日本・北海道・ロシア」の頭文字を並べたものです。 とても立派な施設で、北方領土問題についての世論を盛り上げるとともに、ロシア国民との交流促進を図る拠点施設でもあります。 日露、北海道に関わる多くの展示がされています。 展望室からは、国後島や知床半島を望むことができます。 挨拶等の行事の後には、講話「元島民が語る北方領土」がありました。 講師は、、元色丹島島民の中田 勇氏のお話でした。 ソ連軍が侵攻してきたときのお話にはリアリティを感じました。「もう、時間は残されていないのです」と、北方四島返還に対する熱い思いを聞かせていただきました。 そしてその後がロシア語講義。 現地での交流のためです。 ギリシアも字がベースにあり、英語と発音が違い(yが「ウ」、cが「エス」、xが「ハ」)、見たことのない文字も多く、頭の中が混乱しています。 ロシア特有のジャスチャー、「一杯やろう」「友好」「おなか一杯」などを覚えました。 明日は北方館を紹介します。 【校長日記】 江戸時代の「石(こく)」の意味は?−2−
昨日の続きです。
「1石」とは、容積の単位であり、一般には米の容積(180リットル=2.5俵)ということが分かりましたね。 今日は重さです。 【 重 さ 】 尺貫法における質量(重さ)の単位は次のようになります。 1貫 = 100両 = 1000匁 = 3.75kg 1両 = 10匁 = 37.5g 1匁 = 10分 = 3.75g 1分 = 10厘 = 375mg 1厘 = 10毛 = 37.5mg 1斤 = (16/100)貫 = 600g これを米に当てはめてみます。 米1合=4両(150g) 米1貫=100両=25合(3.75kg) 米1石=1000合=400貫=150kg(米俵2つ半) ちなみに、現代人は年間400合のお米を消費します。400合=60kg これは米俵ちょうど1俵分の重さです。 消費量が減っているのです。 【校長日記】 色丹島訪問記 −1−夏季休業中を利用して、その様子をお知らせします。 北方領土問題について、少しでも関心を持っていただければと思います。 中部空港から、千歳、中標津と飛行機を乗り継ぎ、バスで根室へ向かいました。 根室の町は、北方領土返還運動を街中で感じます。 道路や建物の至る所に「返せ!北方領土」の文字を見ることが出来ます。 返還運動の横断幕がみられ、新聞でも大きく取り上げられていました。 江南とは、全く違う空気です。 千島会館では、北方領土関係の資料が展示されています。 千島から引き上げてきた人の遺品からも、その口惜しさが伝わってきました。 明日も、根室での事前学習会の様子をお知らせします。 【校長日記】 江戸時代の「石(こく)」の意味は?−1−
夏季休業中は、毎日、社会科に関する話題をお届けします。
お役に立てるかどうかわかりませんが、おつきあいいただければ幸いです。 「生駒氏1500石」といいます。 しかし、「江戸時代の何万石の石の意味がよく分かりません。」 生徒からよくもらった質問です。そうですよね。 私もよく分かりませんでした。 なぜなら、「石(こく)」はいろいろな使われ方をするからです。 しかし、「石」を知ることは、日本を知ることにつながります。 ここで、改めて「石」について考えてみたいと思います。 「石」の前に、当時の単位がどのようにして決まったかについて知る必要があります。 井沢元彦氏の『逆説の日本史』によれば、次のようになります。 【 容 積 】 今の私たちにはリットルが身近ですが、もともとは合(180ミリリットル)、升(1.8リットル)を使っていました。 ここから「米」が登場するのです。 日本人が1回に食べるお米の量を1合 としたのです。 すなわち、 日本人が1日に食べるお米の量=3合 昔は3食ともお米で、肉体労働。しかもおかずは少ないので、お米の消費は今より多いのです。また、基本的に玄米の量なので、精米すると体積は減ります。 1年で約1000合=100升=10斗=1石。 牛乳パック180本分の容積が1石です。 下の写真が一斗缶。これが10本分が1石なのです。 すなわち、一人の人間が1年間で食べるお米の量が1石なのです。 これは、米俵2.5俵分に相当します。 これは、これからいろいろなことを考える基礎となりますのでよく覚えておいてください。 明日に続きます。 【校長日記】 終業式−校長講話−次のような話をしました。 まず、写真で、入学式に始まる行事や授業、休み時間などの様子を振り返りました。 そして、「心がポカポカする場面、ワクワクする場面を見せてくれてありがとう」とお礼を言いました。 次に、「いくつできているかな?」と自分で5項目をチェックさせました。 1 話は、相手の目を見て聞いている。 2 プリントを渡すときや落としたものを拾ってもらうときなど、「どうぞ」「ありがとう」が言える 3 トイレのスリッパを自分のものだけでなく、他のスリッパも整頓することができる 4 友達に「しずかに」と教えてあげることができる 5 登下校で、横広がりで歩かない。 1から4は、これまでの朝礼で話してきたことばかりです。 5は、最近横広がりが目立つので、今後の重点指導項目として入れました。 「いくつできているか、頭の上で、カメラに向かって指で示してください」 それが、中央の写真です。 写真を見ると、やや自己評価が甘いようです。 「2学期の終業式にも同じことを聞きます。指の数が増えることを期待しています。」 最後に、夏休みの注意は、私からは1点のみに絞りました。これまで、教室で何度も聞いています。 そこで、最も大切なことを印象づけることを考えました。 それが下の写真。「命をたいせつに」 画像は、映画「ライフ いのちをつなぐ物語」からお借りしました。 健康で、有意義な夏休みになることを祈っています。 【校長日記】 こどもの才能は素質と思考の脳科学で伸びる−5−〜教育の難題に脳科学が答える〜の一部を紹介します。 判断力を高め、不登校のこどもを育てない 脳科学から、不登校をどう防ぐのでしょうか。 林先生は、次の5つを説明されました。説明は難しいので、結論だけ並べます。 ○ 同じ遊び・学習をくり返す! ○ 気持ちを込める習慣と会話! ○ 引き算思考 → 足し算思考 ○ 自分でヤッテやる気持ち ○ なるほど!そうだね!おもしろい! 「気持ちを込める」というのは、私が朝礼で「ポカポカ」といっているものと同じです。温かい人間関係です。 また、最後の「なるほど!そうだね!おもしろい!」は「ワクワク」で、知的好奇心を共有しています。 最初の、「同じ遊び・学習をくり返す!」は、先生は何度も言われました。また、後日紹介します。 同じ布団で寝て、同じ時間に起きて、同じ本を読んで、同じ遊びをして・・・、これらがとても脳には大切なのだそうです。 足し算思考は、プラス思考ということでしょう。これはよくわかります。 そして、「自分でヤッテやる」。これは、その気にさせること、そして成功体験させることを指していると思います。 こうしたことを積み重ねれば不登校にはならないと、脳科学で説明できるのです。 【校長日記】 探ってみよう!布袋の歴史 −3−本町北から新町にかけての地図です。 これは、『江南市史 本文編』P586にあるもので、故 岩田泰平氏が作成したものです。 山星酒造は現在もありますので、位置関係はわかります。 大口屋の裏には「布袋座」があります。 これは、写真の「布袋劇場」ではないかと思うのですが、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。 馬車屋、置屋、産婆、蚊帳屋、さしものや、桶屋など、当時が偲ばれます。 【校長日記】 こどもの才能は素質と思考の脳科学で伸びる−4−
日本大学名誉教授・医学博士の林 成之先生の講演、こどもの才能は素質と思考の脳科学で伸びる
〜教育の難題に脳科学が答える〜の一部を紹介します。 いじめ問題を脳の本質(本能)から理解し解決する! 脳の本能は次のようになっています。 ・仲間と一貫性が外れるものは嫌い! ・「嫌い」は本能と心までが機能する! ・違いを認め、相手の脳に入るコミュニケーション力を育てていない! ・自己保存の過剰反応は誰でもする! ・仲間はずれで本能が壊されるの怖い! ・一貫性の本能による正当性と成功体験による自我の本能で、いじめの心が発生! ・神経細胞由来の本能が関わるので自殺の危険性が発生する! のだそうです。 危険条件は次の3つです。 ・仲間はずれ ・無視される ・存在感を否定 そして、先生は、 相手の脳に入る教育をしなさいと言いました。 それは 1 理由を聞いてやる 2 立場を入れ替えて解決策を言わせる 3 複数の解決策を用意 4 本能を切り替える 最後の意味がよくわかりませんでした。 さらに、次の3つを述べられました。 ・友達を尊敬する教育 ・相手の脳に入る会話 ・共通の目標を持たせる 最後には、イジメは人間の考える力を失った恥ずかしい行為であることを教える!とまとめられました。 簡単に言うと、人間は本能的に自己保存の本能があり、そこにイジメのもとがある。それを、他の機能、特に考える力で抑えることでイジメを防ぐのです。 【校長日記】 中日吹奏楽コンクールいわゆる「吹奏楽コンクール」は、2週間後に行われる朝日吹奏楽コンクールがより一般的です。 中日には、課題曲が異なるために、比較的余力がある?力のあるチームが参加します。 昨日は、私が支部長を務める西尾張の他、東尾張、知多から、21校が参加しました。 5曲の課題曲はどれも短いマーチなので、比較して聴くには分かりやすいと言えます。 バンドとしての基礎力、日頃の練習が、如実に表れると感じました。 参加校は、この経験を生かして、2週間後に再び、よい演奏を聴かせてくれることを期待します。 【校長日記】 すてきな父親
江南市巡回指導員 山田昌宏先生に資料をいただきました。
その中に、次の文を見つけました。 原文のまま紹介します。 数十年前、私が初めて親になった頃、ある新聞に投書された女性の記事を読み、「すてきな父親」に出会いました。その投書記事には、次のようなことが書かれていました。 私は、終業式の日が来るのが怖かった。私の心に突き刺さっているとげは、通知表。 私は、3人兄弟姉妹の真ん中。上の姉は成績優秀しかも美人。下の弟は、成績はそれほどでもないが、明るく活発。私はときたら、美人でもなく、成績も悪い。そして運動音痴。だから通知表に書かれていることもパッとしない。 学校で通知表をもらって帰宅すると、姉と弟は、父母に得意げに見せていた。その後、私は暗い気持ちで、父母に通知表をそっと差し出し、うつむいた。怒られると思い、身を縮めた。 次の瞬間、意外な言葉が返ってきた。「よくがんばった。」 私は、自分の耳を疑った。恐る恐る目を開け、父母を見た。すると、父が笑顔で話してくれた。 「○○子はどても良い子だ。お母さんの手伝いを一杯してくれる。おじいさん、おばあさんの面倒も一番よくみる。そんな○○子がお父さんは好きだ。」 私は涙がこぼれた。うれしかった。父の笑顔と優しい言葉に救われた。さっきまでの暗い心が吹き飛んだ。心に鋭く突き刺さっていたとげがとれるような気がした。 私は、やがて結婚し、2児の母となった。今は、父は亡くなっていない。でも、あのときの父をいつも思い出す。今日も笑顔で「おかえりなさい」とわが子を迎えよう。 私は、読んでいて涙が出てきました。 1学期の通知表をお渡しする時期が近づいてきました。 ぜひ、お子様の成長につながる言葉を、生きる支えになる言葉を、プレゼントしてあげてください。 【校長日記】 こどもの才能は素質と思考の脳科学で伸びる−3−
日本大学名誉教授・医学博士の 林 成之先生の講演、こどもの才能は素質と思考の脳科学で伸びる
〜教育の難題に脳科学が答える〜 の一部を紹介します。 脳の仕組みを育む話し方・叱り方・ほめ方を身につけよう! 親や先生は自分を基準に子どもを育ててはイケナイ! 脳科学の理論から説明されると、納得するしかありません。 4つの回路から説明しています。 A10神経群(自己保存の本能) ・ 自分の弱点を言える力をほめる ・ 何事にも興味を持つ会話 ・ お互いに感動する力を養う 自己報酬神経群(自我の本能) ・ 自分で考え・実行を褒める ・ 「マーいいか・だいたい出来た」禁止 ・ 期限付きで最後までやりきる習慣 ・ 一定の学習環境を用意する ・ 一緒に同期発火して共に学ぶ ・ 間違いは目の前で直す ワールプール(思考回路思考の本能) ・ 違いを認める力を褒める ・ 友達を共に学ぶことが宝であることを教える ・ 繰り返し考ええる習慣を大切にする ダイナミック・センターコア 神経細胞群(細胞由来の本能) ・ 相手の脳に入る会話 ・ 子どもを尊敬・先生は味方 ・ 逃げ道を用意して叱る このそれぞれについて、解説していただきました。 【校長日記】 夏の大会開幕!扶桑北中学校では、ソフトボールの試合が行われていました。 水色のユニフォームが宮田中学校、紺と白のユニフォームが犬山中学校です。 3年生にとっては、負ければ終わりです。そして、半分は負けるのです。 これまでがんばってきた成果を出し切り、悔いの残らないようにしてほしいものです。 【校長日記】 吹奏楽部 課題曲講習会学級のメンバーは毎年替わりますが、部活動のメンバーとは3年間つきあいます。 その後の一生の友にもなり得ます。 せっかく入るなら、自分が好きな、やりがいのある部がいいですね。 布袋中学校のHPにも練習や大会の情報が載っています。 今から見ておくといいと思います。 今日は、扶桑町中央公民館で、吹奏楽部の課題曲講習会を行っています。 吹奏楽コンクールには、課題曲と自由曲があり、その課題曲を、プロの音楽家に指導してもらう会です。 さすがに指摘は的確で、しかも、わかりやすく、おもしろく伝えてくれます。 コンクールまであと2週間。これからが正念場です。 【校長日記】 探ってみよう!布袋の歴史 −2−八千代さんの前に駐車場がありますが、そこには布袋郵便局がありました。 写真上がそのイメージです。 写真中が、その南側の明治から大正時代にかけて、写真下が、中日新聞布袋専売所から今年いただいた同じ所の地図です。 本町通り沿いには商店が、中に入ると料亭があります。芸子さんの置屋さんもあります。 当時の賑わいを象徴しています。 こうやって比較すると、ますます興味深いですね。 歴史を感じます。 【校長日記】 学び続ける国語教育界の偉人として、大村はま先生を挙げて、異論のある方はいないでしょう。 昭和63年、私が布袋小学校に赴任して7年目にあたります。 この年、この丹葉地区の講演会に、大村はま先生を招聘しました。 担当したのは私です。 恐る恐る電話をし、用件を伝えると、即OKの返事。ただし、品の良い声で、「錦華小学校で研究会があるのでいらっしゃる?」というお言葉。 その状況から、返事は「はい。」しかあり得ません。 そこで、東京の錦華小学校で行われた「大村はま国語教室研究会」(名前は違うかもしれません)に出かけました。 錦華小学校は、今は統合されてありませんが、名門で知られ、あの夏目漱石の母校です。ドラゴンズの杉下 茂も卒業生です。 当時、大村はま先生は82歳。 その研究会では、はま先生が、毎年一つの単元(教材)の授業プランを提案されます。時には、ある教室を借りて、授業もされており、その様子がビデオで流されることもあります。 すごいのです。発想のスケールが・・・。 一つの宇宙を創っていました。 それから、しばらく毎年参加しましたが、そのパワーはますます盛んになりました。 さすがに、授業場面はなくなりましたが、その分、宇宙が年々広がりを見せるのです。 写真の著書は96歳の時の講演等を集めたものです。 少しだけでも教えを受けたものとして、自分もまだまだ現役を退くわけにはいけません。 昨日は、社会科教師の勉強会である社楽の会を開催しました。第436回目です。 私は、伊能忠敬を中心とした、江戸時代の文化の授業を提案しました。 やはり、教師は授業です。 これからも、他人の資料ではなく、自分が作成した指導案を提案していこうと思いました。 大村はま先生に倣って・・・・。 【校長日記】 こどもの才能は素質と思考の脳科学で伸びる−2−〜教育の難題に脳科学が答える〜の一部を紹介します。 先生は、人間が才能を発揮する原点は、4歳から7歳の間にあると言います。 その時に、10の悪い習慣をやめれば、才能が発揮できるようになるのです。 もう7歳を過ぎた?大丈夫です。今からでも、心がけてみましょう。 1 先生が好きになれない。 → 親は、こどもの前では先生を誉めることです。 2 だいたいできた! → だいたいではいけません。やりきることが大切です。 3 まぁーいいか! → 2と同じで、いい加減な生活になっていきます。 4 途中で違ったことを考える! → 集中することが大切です。 5 否定語(無理、大変、勝てない等)を使う → これは大切!常にプラスに考える。なでしこはこれで強くなった。 6 自分の弱点・欠点が言えない → 自分を知らないということ。 7 人と気持ちのこもった会話が苦手! → 日頃から心がけないとできません。 8 素直に全力投球しない! → 全力投球しましょう。 9 後で! → やるのは今でしょう。後に回さない。 10 言われないとしない! → 自分から動く。自主性が大切です。 これは、7歳どころか、大人でも十分通用します。 あなたは、いくつ当てはまりますか? 後に回さないで、今日からでもこれらの習慣はやめる努力をしてみましょう。 画像は、林先生の著書の一部です。 |
江南市立布袋小学校
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