最新更新日:2024/06/17 | |
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【校長日記】 布袋中学校合唱コンクールへ行ってきました −4−4組「モンスーンの少女」 大島ミチルの隠れた名曲と聞いていたのですが、実際には初めて聴きました。 曲も、伴奏も難しい曲ですね。 それにしてもハーモニーがよく、曲の細部にわたって練られ、共通理解されています。 指揮も工夫され、ダイナミクスもはっきりわかります。 よく濁りがちな弱音部もはっきりと聴き取れます。 声もよく溶け、フレーズの処理もうまい。 ffもよく出ています。 何より、気持ちが入っていますね。 ぐいぐい引き込まれていきました。 中学校1年生のクラス合唱としては最高峰ではないでしょうか! 2組「OMUNIBUS STAR 光年の旅」 男声、女声ともよく溶けています。 ダイナミクスもよくわかります。 ハーモニーもきれいで、とてもレベルの高い合唱です。 ただ6組と同じようにクールビューティー。 表現がやや大人しいのかな。 「ラーララッ」はどうしても力むので丁寧に処理したいですね。 6学級とも頑張りましたね。 見事でした! 1年生の皆さん、先生方、ありがとうございました。 【校長日記】 布袋中学校合唱コンクールへ行ってきました −3−5組「カリブ 夢の旅」 小さめに入り盛り上げる意図がよくわかりました。 クレッシェンドが丁寧に作ってあります。 そうなのです。 演奏は建築と同じ。設計なのです。 この曲は、いわゆるサビは1回しかありません。AABBの形です。 どう設計するのか? だとすると、B「キャプテン・キッド」をAといかに差をつけるのか。 実は、もっと差をつけてもよかったと思いました。 前半はレガート、後半はリズムを強調するとはっきりしましたね。 でも、全体によくまとまっていました。 すばらしい合唱でした。 6組「輝くために」 5組と同じように、入りを抑えて盛り上げていく意図がわかります。 男声がとてもそろっており、なおかつ女声はきれいに響いています。 ハーモニーもよく、フレーズの終わりの処理も上手です。 声もよく溶けています。 ただ、表現が大人しい気がしました。 クールビューティーですね。 サビの部分はもっと主張してもよかったと思いました。 前半はp・レガートに、後半はf・リズムを強調して、対比効果が出ると完ぺきな合唱になります。 それにしても耳の良いメンバーです。 完成度の高い美しい合唱でした。 【校長日記】 布袋中学校合唱コンクールへ行ってきました −2−前回書き忘れましたが、すばらしいのは環境です。 音楽をやっているものにとって、どこで演奏したというのはとても重要です。 これは合唱でも同じ。 大ホールのステージで歌うことが大切なのです。 二度とない子もいると思います。 それだけでもすばらしい! 3組「遠い日の歌」 合唱コンクールでは定番の曲で、パッヘルベル『カノン』をカバーしています。 「ルルル」「ランララ」をどう聴かせるかがポイントです。 他のクラスもそうでしたが、スピーチがすばらしい! 入退場や聴く態度も満点です。よく育っています。 3組さんはさすがにトップバッターで緊張したのでしょう。 1番はやや硬い感じがしました。 しかし音程はばっちりです。 男声のメロディのフレーズがやや重いのも緊張のせいでしょう。 指揮はとても上手です。 音楽は会場の空気で響きが変わります。 序盤はどうしても冷えて響きにくくなります。 しかしその中でよく頑張りました。 最後のハーモニーは完ぺきでした。 実に見事なハーモニーでした。 1組「COSMOS」 私の好きな曲です。 1組のメンバーも緊張していたのでしょう。 男声の声が今一つ溶けていません。 個人の声が聞こえるのです。 これまで何回か合唱の審査をしましたが、私の中でのポイントを荒っぽく言えば・・・ 1 声が溶けているか 2 強弱、緩急がついているか この2つでした。(荒っぽすぎてごめんなさい!) これだけでもいろいろ含みます。ハーモニーは前者、表現力は後者です。 特に前者は、個人の声が目立ったはいけません。合唱は一人が頑張っても成立しないのです。だから合唱なのです。 1組も歌うにしたがってよくなってきました。 女声はもともと溶けていたのですが、男声も溶けてきました。 全体のパワーも出てきました。 あっという間に感じた合唱でした。 【校長日記】 布袋中学校合唱コンクールへ行ってきました −1−昨年は、3年生の感想を紹介しました。 今年は1年生をすべて見せていただきました。 1年生の3分の2は布袋小学校の卒業生です。6年生の時から合唱は上手だったので期待して聴きました。 あくまでも私見ですが、今日の感想をまとめてみます。 私の前任校の岩倉南部中学校も合唱がとても上手な学校でした。 どちらも知る金森校長先生は「3年生はどちらもうまいが、下級生は布袋中の方が上手かもしれない」とおっしゃっていました。 ただ、中学生は男子の変声期があり、1・2年生は難しい時期なのですがどうでしょうか。 また、1年生の曲は、3年生に比べて曲が短く単純で、聴かせどころが少ないのがかえって難しくしています。 始めに学年合唱「夏の日の贈り物」です。 声出しから時間がたったのでしょうか、「山はー」などで、まだ声が出しきれていません。 ただ、言葉を丁寧に扱っています。 男声も上がりきらないのですが、ただ、低音で下がらないのは、さすがに鍛えられています。 指揮者も表情豊かです。 2番になり、1番より声が出てきました。 女声も伸びてきました。 「山の贈りもの」の「の」は、フレーズの処理が難しい音型です。 ここをもっと丁寧に歌えるとなおよかったですね。 さあ、いよいよ学級発表です。 続きます。 【校長日記】東海地方にはなぜからくり人形が多いのか?今回登録される全国33の祭りのうち、1/3の11件が東海3県に集中しています。 しかも、これらの多くはからくり人形が載っているのです。 なぜ東海地区に山・鉾やからくり人形が多いのでしょうか? 犬山祭を例に説明します。 犬山祭は、針綱神社の祭礼です。 1635年(寛永12年)犬山城主・成瀬隼人公の奨励で始まったといわれますが、当時は車山(やま)のない、小規模なものでした。 18世紀中頃までにどの町にもできたといわれていますので、おそらく1730年に第七代尾張藩主となった徳川宗春の積極経済の影響が考えられます。 それもそのはず。成瀬家は、尾張藩の御附家老だからです。 当時の江戸徳川の将軍は、第8代将軍・吉宗です。 かれは、享保の改革とよばれる緊縮財政政策を採り、多くのぜいたくを禁止しました。 これに対して(反抗して?)、宗春は開放政策を行い、祭なども奨励したのです。 そのため、働き場を失った多くのからくり人形師などが尾張周辺に集まってきたのです。さらに、全国から商店の支店や興行師も集まってきました。名古屋が芸所として発展したのもこれが理由です。 尾張周辺も、美濃には尾張藩領、飛騨は天領、三河は旗本領が多く、娯楽禁止の規制が緩やかで、広まっていきました。 さらにこの地域は、ヒノキや漆などの産地で経済的に余裕があり、山車などの材料も豊富です。 吉宗の享保の改革に見られるように、米の生産を増やすだけでは武士の禄が相対的に減る一方です。加えて質素倹約は、経済が停滞します。 楽市楽座を始めた信長に憧れて尾張に入った宗春は、その吉宗の改革に反旗を掲げて、積極財政政策を打ち出したのです。宗春は、吉宗以上に先見の明のある政治家だったと思います。 なかでも、からくり人形師などの職人の流入は、その後のものづくり愛知の基礎となりました。 からくり人形で培われた歯車やカム、シャフトなどの技術が機織り機に応用され、 豊田式自動織機と発展し、その後、トヨタ自動車が生まれたのです。 宗春さんはえらい! しかし、吉宗は、その宗春に対して、厳しく対します。 なぜか? また後日・・・・。 画像出典は http://endland.jugem.jp/?eid=61 犬山祭など33の祭り ユネスコ無形文化遺産に登録決定エチオピアで開催されているユネスコの政府間委員会で、日本時間の1日午前2時すぎに決定されたものです。 新たにユネスコの無形文化遺産に登録される「山・鉾・屋台行事」は、犬山祭の車山行事や、高山祭の屋台行事など、山車が登場する全国33の祭りです。 そのうち、1/3の11件が東海3県に集中しています。 なぜ東海地区に多いかは後ほど解説します。 一覧はここ http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000199814.pdf すでに「京都祇園祭の山鉾行事」と茨城県の「日立風流物」の2つは無形文化遺産に登録されていましたが、これに加えて、33の祭りの登録を一括提案したのです。 10月には、ユネスコの評価機関から「すべての住民にアイデンティティや芸術的創造性を与えるものだ」として、登録にふさわしいとする評価を受けていました。 これにより、国内の無形文化遺産は「能楽」「人形浄瑠璃文楽」「歌舞伎」「雅楽」「和紙」「和食」など、合わせて21件となりました。 |
江南市立布袋小学校
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